キツネをペット化して飼う飼育方法!ショップでの値段は?

キツネをペットとして飼いたいと思ったことがある人は多いでしょう。しかし、どのように飼えばよいのか分からず、断念してしまった人がほとんどだと思います。そこで、今回はキツネをペットとして飼う方法について、詳しく見ていきましょう。

キツネをペット化して飼う飼育方法!ショップでの値段は?のイメージ

目次

  1. 1キツネをペット化して飼ってみたい!
  2. 2そもそもキツネとは?
  3. 3意外なキツネの鳴き声とは
  4. 4キツネの寿命はどれくらい?
  5. 5キツネの種類を紹介
  6. 6キツネはペットとして飼える?
  7. 7キツネをペットとして飼う方法
  8. 8キツネを飼育する際の注意点
  9. 9かわいいキツネの赤ちゃんを動画で紹介
  10. 10魅力的なキツネを正しい飼い方で飼おう

キツネをペット化して飼ってみたい!

ボリュームのあるしっぽと高貴な雰囲気が特徴的なキツネは、独特の魅力がある動物として昔から人気があります。そんなキツネをペットにしてみたいと思う人は多いでしょう。

しかし、キツネは野生に生きているイメージが強いので、全く飼い方が分からないという人がほとんどだと思います。そこで、今回はキツネの飼い方やキツネのペットショップでの価格などについて、取り上げていきましょう。

キツネをペットとして飼うことに興味がある人は、ぜひしっかり確認してみてください。

そもそもキツネとは?

そもそもキツネとは、どのような動物なのか確認しておきたいと思います。キツネの生態や性格、特徴をきちんと把握しておくことは、キツネをペットとして飼う上で必要不可欠なことです。

キツネをペットとして飼いたい人には、しっかり以下の内容を覚えて置くことをおすすめします。

キツネの性格

キツネは基本的に警戒心が強く賢いとされています。さらに単独行動を好む性格なので、あまり人に慣れない動物ともされているのです。しかし、幼少期から人間が愛情深く関わったり、餌を長い間与え続けたりすると、稀に犬や猫のように懐くこともあります。

また、犬のように群れを作る習性が無いキツネはペットにされても、飼い主をリーダーのようには認識せず、対等な友達のように認識することが多いようです。そのため、犬のようなしつけをすることは難しいとされています。

しかし、信頼関係をしっかり築くことができれば、ある程度のしつけは可能でしょう。

キツネの生態

キツネはイヌ科キツネ属に属する動物です。野生のキツネは日本全国に生息しており、日本の本州や九州地方には「ホンドギツネ」、北海道地域には「キタキツネ」が生息しています。

夜行性で単独で生活する習性があり、雑食です。また、寿命は10年ほどとされていますが、野生の場合は病気や事故などで3~4年ほどで死んでしまうことが多いとされています。また、日本ではキツネは山の守り神として、古くから信仰の対象とされてきました。

キツネの特徴

キツネの見た目には、ゴージャスなしっぽや黄金の毛並みといった特徴があります。犬にも猫にも似ている顔には高貴な雰囲気があり、古くから多くの日本人を魅了してきました。

キツネには狩猟能力が高いという特徴もあり、生後1年ほどで完璧に餌となる鳥獣や昆虫を狩ることができるようになります。

そんなキツネは、エキノコックスという寄生虫を持っていることが多く、キツネの糞尿に素手で触れてしまうと、人間もエキノコックスに寄生される危険性があるのです。エキノコックスは深刻な肝機能障害の原因になります。

ペットショップや牧場などでは寄生虫の駆除剤をキツネに与えているため心配ありませんが、野生のキツネと触れ合う場合は注意が必要です。

意外なキツネの鳴き声とは

キツネの鳴き声と言えば、「コンコン」という鳴き声をイメージする人が多いでしょう。しかし、実際にはキツネは様々な鳴き声を発します。例えば、「キュー」や「キニャー」というような高音の鳴き声を出し、仲間とコミュニケーションを取るのです。

遠くまで響くように、キツネの鳴き声は高めになっており、キツネの鳴き声の高さは5オクターブ分変化すると考えられています。

キツネの寿命はどれくらい?

キツネの寿命は平均で10年ほどとされています。しかし、生息環境によってその寿命の長さは大きく変わり、危険が多い野生の環境では、3~4年で命を落としてしまうキツネが多いようです。

人間にペットとして快適な環境で飼育されているキツネは、15歳まで長生きすることもあります。キツネは特に活発で綺麗好きな動物なので、しっかり定期的に運動させ、こまめにトイレを掃除したり風呂に入れたりすることで、長生きしやすくなるでしょう。

キツネの種類を紹介

キツネには様々な種類があります。キツネの種類によって性格や習性は異なるので、飼う前には必ず見た目だけでなくそれぞれの習性や性格もきちんと把握しておきましょう。

以下では、ペットとして飼うことができるキツネの種類を、いくつか紹介していきたいと思います。

フェネック

日本でペットとして最も多く飼われているキツネであるフェネックは、ピンと立った大きな耳がチャーミングなキツネです。フェネックは元々北アフリカの砂漠エリアに生息していたキツネで、非常に怖がりな性格とされています。

大人になっても30~40cm程度と小さいフェネックは、それほど大きなスペースがなくても飼うことができるでしょう。また、フェネックは夜行性で高音の鳴き声を出すので、住宅街にある家で飼う場合には、夜中の騒音対策に気を遣う必要があります。

アカギツネ

北半球全域で見つかっているアカギツネは、日本以外の国々でも有名なキツネで、数多くのキツネの先祖とされています。犬と猫の丁度中間のような愛らしい顔立ちですが、運動能力に優れており優秀なハンターでもあるのです。

木に登ったり泳いだりすることも可能で、時速50kmで獲物を追いかけることもあります。好奇心が強い性格でもあるので、飼う際には運動できるスペースを十分確保するようにしましょう

また、臆病で繊細な面もあるので、ストレスがなるべく少なくなるように配慮することも重要です。大きさは45~90cmほどで、野生のアカギツネにはオスも子育てを行うという珍しい特徴があります。

キタキツネ

キタキツネは北半球全域に生息しているアカギツネの亜種とされているキツネで、日本では北海道でよく見ることができます。

動物学者である岸田久吉さんが命名したとされており、1978年に公開された映画「キタキツネ物語」のヒットがきっかけとなり、日本でキタキツネの知名度が上がったようです。

耳の裏と足首の体毛が黒く、体長は60~80cmとされています。性格はかなり臆病で、穴を掘ってその穴を巣にする習性があるのです。

そのため、飼う際にはキタキツネが落ち着けるような狭く暗い場所を用意したり、根気強く優しく接したりすることが大切になります。

ギンギツネ

カナダやロシアなどの寒い地域に生息するギンギツネは、シルバーの体毛に覆われたかっこいい見た目のキツネです。アカギツネの亜種で、カナダやロシアではギンギツネを家畜として飼うこともあります。

強靭な心配機能を持っており、高山地帯への生息も確認されているのです。人に家畜化されてきたキツネであるため、性格は比較的大人しく人懐っこいとされています。体長は約60~90cmです。

ホッキョクギツネ

ホッキョクギツネは北極地域に生息するキツネで、濃密な白い毛並みがとても愛らしいキツネです。体長は46~68cmと比較的小さめで、夏毛と冬毛ではかなり見た目が変化するという特徴もあります。

冬には寒さから身を守るために、濃密な白い毛が体を覆うのです。しかし、夏に体毛は全て生え変わり、シャープな見た目になります。

また、凍傷防止のために耳は短く厚くなっており、脚や鼻も短めに進化しています。ホッキョクギツネはかなり警戒心が強い性格であるため、ペットとして飼うことは難しいですが、神秘的な見た目から人気が高いキツネなのです。

キツネはペットとして飼える?

フェネックやアカギツネなどのキツネは、ペットとして飼うことができるのか、しっかり確認しておきたい人もいるでしょう。以下では、キツネの販売価格やなつきやすさに注目していきたいと思います。

キツネの販売価格

キツネは日本では特定動物指定外の動物であるため、飼育の際に特別な手続きを取る必要はありません。基本的にキツネはペットショップやブリーダーから購入します。

平均価格は購入元によって異なり、ペットショップでは約90~100万円、ブリーダーから購入する場合は約60~90万円です。

一番人気のフェネックの販売価格は、平均価格とほぼ同じとされています。鳥獣保護法に抵触しない方法であれば、野生のキツネを捕獲してペットにすることもできるでしょう。

ペットとしてなつく?

キツネはペットとしてなつくかどうか、気になる人も多いと思います。

キツネは犬や猫のように、人間と深く関わってきた動物ではないので、犬や猫のようになつくことは稀でしょう。また、キツネは警戒心が強く単独行動を好むので、飼い主との信頼関係を築くまでにも時間がかかります。

しかし、賢いキツネは愛情深く接し続けてくれた人間に、深くなつくこともあります。なつくまでには時間がかかるかもしれませんが、それだけなついてくれた時には深い情愛を示してくれるでしょう。

キツネをペットとして飼う方法

フェネックやキタキツネなどのキツネを飼うには、正しい飼育方法を学んでおく必要があります。しかし、キツネの飼育方法がどのようなものか、イメージできない人がほとんどでしょう。

そこで、以下ではキツネをペットとして飼う方法を解説していきたいと思います。

飼育に必要なもの

フェネックやアカギツネなどのキツネの飼育に必要なものは、キツネが余裕を持って動ける大きさのケージと餌箱、水箱とトイレ、リードです。

キツネは不潔な環境にストレスを覚えやすいため、こまめにトイレは掃除しましょう。また、運動能力が高いキツネが動き回れるように、ケージを少し大きめにしておくこともストレスを緩和するために重要です。

さらに、キツネはリードを付けて毎日散歩させ、十分運動させるようにしましょう。首元への負担が少ないように、ハーネスタイプのリードを使うことをおすすめします。

キツネの餌

キツネは何を食べるのか、疑問に思った人もいるでしょう。キツネは雑食性の動物で、野生の環境では小型の動物や昆虫、果物などを餌にしています。そのため、餌は市販のキャットフードで問題ありません。

キツネはイヌ科に属する動物ですが、キャットフードに含まれるタウリンを摂取し続けないと欠乏症を起こしてしまいます。そのため、基本的にはキャットフードを食べさせるようにしましょう。

基本的に、犬や猫が食べられるものならば、キツネに与えても構いません。犬や猫にとって危険なネギ類やチョコレートなどは、キツネにも食べさせないように注意しましょう。

キツネを飼育する際の注意点

フェネックやギンギツネなどのキツネの飼育の際には、周囲の人への迷惑防止や安全確保のために、いくつかの点に注意するようにしましょう。以下では、キツネの飼育の際の注意点を紹介していきます。

鳴き声による騒音

キツネは夜行性で、夜になると高音の鳴き声をよく発したり穴を掘ったりする習性があります。その習性をしつけで止めさせることは難しいので、夜中にキツネの発する音が騒音にならないように工夫する必要があるのです。

例えば、壁に防音シートを貼ったり床に衝撃吸収マットを敷いたりして、対策するようにしましょう。ちなみに、キツネは5オクターブもの広い音域の鳴き声を発するとされています。

糞尿の臭い

キツネの糞尿は強烈な悪臭がします。キツネは犬と同じくらいの体臭ですが、その糞尿は犬のものよりも強烈な臭いを放つのです。放置しているとより臭くなるので、糞尿は早めに片付けるようにしましょう。

マーキングする習性のあるキツネは、尿の匂いも強いので、部屋の匂いにも気を配る必要があります。

寄生虫や病気に注意

キツネは元々体にエキノコックスという寄生虫を宿しています。その寄生虫が人間に寄生すると、深刻な肝機能障害を引き起こすのです。そのため、定期的に寄生虫駆除剤を与えたり、糞尿は素手で触らないようにしたりという対策をしっかりしましょう。

また、キツネはペットとしては珍しい動物なので、動物病院で診察を断られてしまうこともあります。そのため、キツネを飼う前に、キツネの診察を受け付けている動物病院を探しておきましょう。

かわいいキツネの赤ちゃんを動画で紹介

フェネックやキタキツネなどの種類があるキツネは、大人でも可愛いですが、赤ちゃんは特に可愛いでしょう。そこで、以下では可愛いキツネの赤ちゃんの動画を紹介したいと思います。

白い赤ちゃんキツネが餌を食べる動画

白い毛並みのキツネの赤ちゃんが、可愛く待てをして餌をもらうこの動画は、癒し効果抜群の動画でしょう。特にムクムクした白い毛並みが愛らしいホッキョクギツネの赤ちゃんが餌を食べるシーンは、なかなか見るチャンスがないため、貴重な映像でもあります。

赤ちゃんキツネが抱っこされている動画

6種類のキツネが約100頭放し飼いにされている宮城蔵王キツネ村では、お客さんはキツネと触れ合えます。中でも、赤ちゃんキツネを抱っこできるサービスは、国内外からのキツネファンを興奮させているのです。

赤ちゃんキツネが抱っこされている様子には、たまらない可愛さがあります。

魅力的なキツネを正しい飼い方で飼おう

今回はキツネをペットとして飼う方法や、飼育の上での注意点などについて、詳しく解説しました。フェネックやアカギツネなど様々な種類があるキツネは、可愛さだけでなく神々しさもある独特の魅力を持った動物です。

そんなキツネを飼いたい人は、ぜひ今回紹介した正しい飼い方や注意点をしっかり確認してから、家族として迎え入れるキツネを選んでみてください。

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