たぬきをペットとして飼う飼育方法!ショップでの値段は?

かわいいたぬきをペットにしたいと思う人もいるかもしれません。今回はたぬきペットとして飼う方法についてまとめていきます。そもそもたぬきペットは許されているのでしょうか。たぬきを飼う時に必要なものや、たぬきを飼う時の注意点も紹介します。

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目次

  1. 1たぬきをペットとして飼ってみたい!
  2. 2そもそもたぬきってどんな動物?
  3. 3たぬきはペットとして飼えるの?
  4. 4ペットとしてたぬきを飼う方法
  5. 5ペットとしてたぬきを飼う際の注意点
  6. 6かわいいたぬきの赤ちゃんを動画で紹介
  7. 7もしも野生のたぬきを発見したら
  8. 8たぬきをペットとして飼うのは注意も必要!

たぬきをペットとして飼ってみたい!

動物園でたぬきをみたことはあるでしょうか。ふわふわとしていて、可愛いという印象を持っている人も多いでしょう。たぬきをペットとして飼ってみたいと思っている人もいるかもしれません。

もふもふとしている毛の感じが、見ているだけでも癒やされるという人も多いでしょう。なんとなく大らかな性格のイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。

今回はたぬきをペットとして飼う飼育方法を紹介します。そもそもたぬきをペットとして飼うことができるのか、ペットとして飼う時の注意点は何なのかをまとめていきます。

そもそもたぬきってどんな動物?

動物園で見るたぬきは可愛いと感じますが、そもそもたぬきってどんな動物なのでしょうか。たぬきについて少し詳しくみていくことにしましょう。あなたの知らないたぬきの真実があるかもしれません。

たぬきの種類

たぬきにはどんな種類があるのでしょうか。たぬきはたぬきじゃないかと言われそうですが、たぬきも犬や猫のように種類があるのです。

たぬきには大きく分けると5つの種類があるそうです。日本にいるたぬきは主にホンドタヌキといわれるものです。北海道にいるのはエゾタヌキと言われます。またロシアのほうにいるのがウスリータヌキで、中国やベトナムにいるのはタイリクタヌキ、朝鮮にいるのがコウライタヌキです。

なんとなく安直な名前がつけられている印象はあります、世界のたぬきと言えば、この5種類ということになります。

たぬきの特徴

それではたぬきとはどんな特徴を持っているのでしょうか。たぬきというとどんな姿を思い浮かべるでしょうか。茶色の体と、目と足が黒っぽいというイメージを持っている人もいるでしょう。

目と足が黒っぽいという点は合っていますが、大人のたぬきは灰色に近い色をしています。茶色のたぬきというのは子供の頃に近い色なのだそうです。

大きさは中型犬くらいの大きさなので、ぱっと見は毛の長い犬のようなイメージです。基本的に夜行性で、雑食なので肉も草も食べて生活をしています。

たぬきの生態

たぬきはたぬき科ではありません。ぱっと見は犬に見えるとかきましたが、生態としてはイヌ科になります。野生動物で山などに住んでいて、小動物や木の実などを食べて生活をしています。

夜行性で夕方から活動をはじめます。警戒心が強くて、性格は臆病です。そのため人前に出てくることはほとんどありません。大きな音が出ているところに近づくようなことは決してありません。

日本猿などは群れで生活をしますが、たぬきは単独行動を好みます。子供を産むためにペアで行動をすることはあるようです。

たぬきの寿命

たぬきは何年くらい生きるものなのでしょうか。野生動物の寿命をみてみると、よくたぬきと間違えられるアライグマは5年程度、リスは7年程度、アナグマは15年ほどなのだそうです。

たぬきに関しては、およそ10年前後なのではないかと言われています。10年前後だと言われるのは野生で育っているたぬきで、動物園にいるようなたぬきは16年くらい生きていたというたぬきもいたようです。

環境や食べるものによっても寿命は変わりますが、だいたい10年くらいは生きると思っていいでしょう。

たぬきはペットとして飼えるの?

それでは本題に入っていきましょう。そもそもたぬきはペットとして飼うことができるのでしょうか。たぬきをペットとして飼うことができるのであれば、どこに行くといいのでしょうか。

結論から書いてしまうと、たぬきをペットとして飼う事はできないようです。どうしてたぬきをペットとして飼うことができないのでしょうか。

鳥獣保護法で禁止されている

残念なことにたぬきをペットとして販売しているところはありません。基本的に、たぬきをペットとして飼うのは鳥獣保護法で禁止されているのです。

あんなに可愛いたぬきですが、鳥獣保護法では有害鳥獣に指定されているのです。有害鳥獣とは人やペット、農作物に害を与えるとされる鳥獣のことです。たぬきは雑食なので、なんでも食べてしまいます。

基本的には野生動物なので、ペットとして飼うには向いていないというのも理由にあるようです。

こんな場合はペットとして飼える

鳥獣保護法で禁止されているので、たぬきをペットとして飼うことはできません。ただし例外もあります。

例えばたぬきが怪我をしていて動けなくなっているのを保護したり、赤ちゃんだけで何日も放置されているのを保護したり、赤ちゃんの傍で親たぬきが死んでしまっているという状態で保護するという場合です。

このままでは個体の生命が危ないという場合に限り、一時的に保護することは許されています。ただし「一時的」です。ペットとして飼うことができるわけではありません。野生動物を飼うのは大変なことです。保護をしたら早めに関係庁に連絡をしたほうがいいでしょう。

ペットとしてなつくのか

たぬきはペットとして飼うことができませんが、もしもペットとして飼うことになったら、はたしてなつくものなのでしょうか。

たぬきはとても警戒心が強く、臆病です。一緒に遊ぼうとしても遊んでくれることはありません。また傍でご飯を食べるということもないでしょう。信頼関係が築けるまでにはかなりの時間がかかります。

また信頼関係を築くことができて、慣れることはあってもなつくことはないと言われています。犬や猫のように、名前を呼んだら答えてくれるということは期待できないようです。

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ペットとしてたぬきを飼う方法

原則としてたぬきをペットとして飼うことはできませんが、一時的にたぬきを飼う事になった時にはどうするといいのでしょうか。一時的であっても、命を預かるのであればしっかりとした準備をする必要もあります。たぬきを飼う方法をみていきましょう。

飼育に必要なもの

まずはたぬきの飼育に最低限必要なものを揃える必要があります。たぬきの飼育に絶対にひつようなのはケージです。臆病なたぬきは、自分の場所がないと落ち着きません。「ここなら誰も近づいてこない」というような場所が必要です。

またたぬきのベッドもあるといいでしょう。犬猫用のベッドで十分です。さらにペットシートでトイレも準備するといいでしょう。たぬきはトイレをしつければ覚えるのだそうです。

他に動物を飼っているという場合は、たぬきはたぬき専用のケージやベッド、トイレを使うようにわけておくのがおすすめです。野生のたぬきの場合は病気を持っていることもあるので注意をしてください。

たぬきの餌

たぬきを飼育する時には餌も必要です。たぬきは雑食ですが、飼育する時には何を食べさせて上げるといいのでしょうか。

基本的にはドックフードをあげるといいようです。値段もお手頃であげやすく食べやすいというメリットがあります。雑食なので、基本的には人間が食べるものをあげても問題ないようです。しかしいずれ山に返すというたぬきなら、あまり人間が食べるものをおぼえさせない方がいい場合もあります。

赤ちゃんたぬきを保護したという場合は、イヌ用のミルクをあげるといいでしょう。量もだいたい子犬と同じくらいの分量をあげるようにしてください。

ペットとしてたぬきを飼う際の注意点

たぬきをペットとして飼うことはできませんが、長期間保護をすることになった場合には、たぬきを飼う時には注意しなくてはいけないこともあります。たぬきを飼う時の注意点とはどういうことなのでしょうか。

臭いが気になることもある

たぬきは野生動物です。野生動物特有の臭いが気になってしまうことがあります。アライグマは水が近くでも平気ですが、たぬきは臆病です。

水やお湯などというものには近づきません。無理にお風呂に入れようとすると暴れたり、人を傷つけてしまう恐れもあります。野生のたぬきの爪は鋭いものです。力一杯引っかかれたら、かなりの傷になります。

信頼関係が築けていれば、布で拭かせてくれることはあるかもしれませんが、その程度では臭いが落ちることはありません。

野生動物ということを認識する

たぬきを実際に見ても、とても可愛い動物です。こんなに可愛い動物が鳥獣保護法では有害鳥獣になっているなんて信じられないと思うかもしれませんが、やっぱり野生動物は野生動物なのです。

慣れることはあってもなつくことはありません。突然凶暴になることもありますし、大丈夫だろうと思って窓を開けた途端に脱兎のごとく逃げていってしまうこともあります。

たぬきは野生動物であるということを忘れないように、保護をする場合は隣近所の人にも迷惑がかからないように気をつけましょう。

病気に注意

たぬきを飼育する時に特に注意をしなければいけないのは、たぬきの病気です。残念ながら、たぬきが病気になっても、普通の動物病院では診ることができないと言われることが多いのです。

たぬきの病気の中には疥癬症(かいせんしょう)というダニが原因の皮膚病があります。ひどいかゆみがあり、かきむしったり、がさがさな肌になってしまったりします。一度感染すると、たぬきの全身に広がってしまいます。そして最悪の場合は死んでしまうこともあるようです。

この疥癬症は人間や犬猫にも感染してしまいます。人間が感染した場合は、全身に赤い発疹ができて痒みに襲われることがあります。死ぬほどのことはないにしても、かなり長い期間痒みに苦しむことになります。

かわいいたぬきの赤ちゃんを動画で紹介

怖い病気を持っているかもしれないたぬきですが、見ているだけならかわいいと思うことができる動物です。かわいいたぬきが特にかわいいのは赤ちゃんの期間ではないでしょうか。かわいいたぬきの赤ちゃんを動画でチェックしましょう。

クマではなくたぬきです

偶然見つけたたぬきの赤ちゃんの動画です。兄弟達に押し出されるように出てきたと思ったら、みんなでまた中に帰って行ってしまうという動画です。お母さんが帰ってきたと思ったのかもしれません。

赤ちゃんたぬきは動画でもわかるように真っ黒です。まるでクマのようにも見えることがわかります。「小クマを保護したと思ったら、たぬきの赤ちゃんだった」というニュースがありましたが、はじめて赤ちゃんたぬきを見た人は子クマと間違えることもあるかもしれません。

子クマは子クマとはいってももっと大きい姿をしています。子犬くらいの大きさなら、赤ちゃんたぬきかもしれません。

白いたぬきもいる

動物園で生まれた赤ちゃんたぬきの動画です。茶色の赤ちゃんたぬきと、珍しい白色の赤ちゃんたぬきが生まれたのだそうです。

人間がミルクをあげているのを一生懸命飲んでいるという動画になります。しかしこの子は、焦ってミルクを飲んでしまうので、途中で咳き込んでしまうようです。たくさんミルクを飲んで大きくなってほしいものです。

最後の数秒、茶色の赤ちゃんたぬきも登場しています。白いたぬきの赤ちゃんも可愛いですが、茶色のたぬきの赤ちゃんもコロコロしていて可愛いです。

番外編!大人になったたぬきも可愛い

赤ちゃんたぬきも可愛いですが、大人に成長したたぬきも可愛いです。東武動物園にいるたぬきの秋の様子です。夏の時期のたぬきの写真も登場しますが、同じたぬきとは思えないくらいにほっそりとしているのに驚いてしまいます。

野生のたぬきは単独行動をしていますが、動物園のたぬきは家族で仲良く暮らしているようです。見ていてほっこりとする動画です。

人懐っこい野生のたぬきもいる

臆病な性格をしているたぬきですが、「たぬき王国」と言われている屋島には人懐っこいたぬきもいるようです。屋島には、たぬきに関するお話がいくつも残っていることでも有名です。

弘法大師が屋島に来た時に、道に迷ってしまったのだそうです。その時に道案内をしてくれたのが太三郎狸というたぬきだったそうです。

昔から愛されてきたたぬきなので、島の人たちも野生のたぬきを見ても驚くことはないのだそうです。

もしも野生のたぬきを発見したら

もしも野生のたぬきを発見したらどうしたらいいのでしょうか。怪我をしていたり、赤ちゃんたぬきだけが放置されているという場合で、最悪の場合は自宅で保護することができます。

しかし先ほども紹介したように、野生のたぬきは病気を持っている場合もあります。家に小さい子供が居る場合や、他のペットを飼っているという場合は不用意に家に連れて帰るのは危険になることもあります。

野生のたぬきを発見して、保護が必要だと感じた場合には、市町村にある環境課や自然保護課に連絡をして指示を仰ぎましょう。怪我をしていてすぐに治療が必要だと感じた時は、動物病院に連絡をして、受け入れてもらえるか確認してから連れて行くようにしてください。

たぬきをペットとして飼うのは注意も必要!

今回はたぬきをペットとして飼う方法を紹介させていただきました。結論としては、たぬきはペットとして飼うことは難しいようです。

とても可愛いたぬきですが、野生動物なのでなつくことはなく、病気になったら診てもらえる病院が少ないという現実があります。動物園で見ているという距離感が一番いいのかもしれません。

もしもたぬきを保護することになった時には十分に注意をして、早く元気になるようにお世話をしてあげましょう。

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