2019年04月16日公開
2019年04月16日更新
イヤリングで耳が痛い!耳たぶが痛くならない対策方法や付け方
イヤリングで耳が痛くならないような対策を紹介します。ピアスに抵抗がある人はイヤリングをします。でも、イヤリングを付けていると耳たぶが痛くなる事があります。耳たぶが痛くなると付けるのが億劫になります。付け方の工夫でイヤリングで耳が痛い悩みを解決しましょう。
目次
イヤリングで耳たぶが痛くなるのはなぜ?
イヤリングはヘアアクセサリーと共に、顔周りを華やかにし、おしゃれコーデには必須のアイテムです。ピアスは、耳たぶに穴を開けるので抵抗がある人もいます。しかし、イヤリングをしたのはいいものの、付けていると耳たぶが痛くなる事があります。
耳たぶが痛くなると、イヤリングを付けるのが嫌になってきたり億劫になってしまいます。そもそも、そんなに強く締めていないのに、なぜイヤリングで耳たぶが痛くなるのでしょうか。
今回は、イヤリングで耳たぶが痛くならないような対策を紹介します。ちょっとした付け方の工夫で、耳が痛い悩みを解決しましょう。痛くならないためのグッズも紹介します。
耳たぶにある神経やつぼについて
耳つぼダイエットを聞いたことがありますか?耳にあるツボを刺激することで、食欲を落とし代謝がアップするので痩せられる仕組みです。効果のほどは分かりませんが、耳つぼを刺激する治療法は古来中国から存在していました。
耳の中央部には副交感神経の繊維が密集しており、耳たぶを含め耳の外側には交感神経の繊維が密集しています。耳たぶを刺激すると交感神経も刺激され手足が冷たくなったり、刺激する箇所によっては温まる場合もあるそうです。
耳つぼダイエットで使われるツボは主に耳の中央にあり、刺激により食欲を整える作用があると言われています。また、耳の中央側は副交感神経が密集しているので、耳かきが気持ち良いと感じるのもこのためです。
イヤリングのデメリットとは?
本当はピアスをしたい女性でも、耳に穴を開けるのは「痛そうで嫌だな」と思いイヤリングにします。ところがイヤリングでも付けると痛みを感じたり、外した後も痛みが続くことがあります。
どうしても素敵な耳元のおしゃれをしたいときは、怖いけどピアスの方がいいかも?とさえ思う人もいます。まずは、イヤリングのデメリットについて紹介していきます。
耳が痛くなる
イヤリングをするデメリットでトップに上がるのは「耳が痛くなる」ことでしょう。耳にも痛覚があり、ピアスなら一瞬で痛みは治まりますが、ずっと刺激を続ける事になるイヤリングでは、痛みを感じやすいのです。
また、痛覚以外にも先ほど説明した交感神経が常に刺激されることにより、血管が収縮して頭が痛くなるなどの症状が出る場合もあるようです。
耳が痛くならないための対策は後程紹介しますが、多くの人がイヤリングで、痛いと思うのはある意味正常な反応ともいえるでしょう。
耳から外れる
イヤリングをするデメリットで次に上がるのは「耳から外れてしまう」ことです。痛いからと言って、緩めに付けていれば、被り物の洋服の着脱のときや、走ったりした際に外れやすくなります。
イヤリングは、安価なものから高価なものまでありますが、お気に入りのイヤリングをなくしてしまってはテンションが下がります。片方だけ落ちた場合も、使えないイヤリングになるので、これもテンションダダ下がりです。
耳から外れないイヤリング、でも痛くないイヤリングが欲しい、というのは、ピアスを開けないで耳のおしゃれを楽しみたい女性の共通の願いです。
イヤリングで耳が痛い理由とは?
ここからは、イヤリングで耳が痛い理由を具体的にお話していきます。イヤリングは付ける場所や、締め付け方の程度でも痛みの度合いが違ってきますが、イヤリングの種類によっても、痛む理由があるのです。
ネジ式イヤリングや、クリップ式のもの、ノンホールのものなど、イヤリングの形ごとに、痛む理由を説明していきましょう。
ネジ式イヤリングが痛い理由
ネジ式イヤリングとは、一番スタンダードなタイプです。留める部分がネジになっており、ネジを回して締め具合を調節できます。ネジ式イヤリングが痛くなりやすいのは、留める部分が狭く圧力がかかりやすいからです。
広い面積で皮膚を押しても痛みは感じにくいですが、狭い面積で押すと痛みは感じやすくなります。その原理と同じことがネジ式イヤリングで起こるというわけです。また、バネクリップ式のネジのイヤリングでも痛みは起こりやすいです。
イヤリングが痛いと思ったら、ネジを緩めればいいのですが、取れやすくなることもありそんなに緩くは付けられないのが現状です。
クリップ式イヤリングが痛い理由
クリップ式イヤリングとは、留め具がクリップのようになっており、バネでパチンと留めるタイプです。ネジ式に比べると、圧迫する面積が大きくなるので、痛みは感じ無さそうです。
しかし、クリップ式イヤリングでも痛い、という場合はバネが強すぎるためでしょう。強い刺激をし続ければ耳たぶの痛みとなり、外した後も耳が痛い結果になります。
ノンホールイヤリングが痛い理由
ノンホールイヤリングとは、ノンホール、つまり穴を開けないイヤリングのことです。「ノンホールピアス」とも言います。
イヤリングの留め具の定番はネジ式ですが、それを変化させたもので、ネジ周囲の耳たぶを囲むU型の金属部分が透明の樹脂で出来ています。
更にネジで耳たぶを留める箇所にも軽くて柔らかい樹脂を使用、ネジ部分はピアスのような小さな粒を付けることでピアスをしているように見えるのが特徴です。通常のネジ式より軽いので痛くなりにくいですが、やはり圧迫する面積が狭いため痛くなるようです。
マグネット式イヤリングが痛い理由
マグネット式イヤリングとは、耳たぶの両側をマグネットで挟み磁石の力で留める形式のイヤリングです。マグネット式は、耳たぶを囲う金属や樹脂が見えないので、本当のピアスのように見えます。
そのため、イヤリングが粋じゃないと感じる女性には人気のイヤリングとなっています。しかし、マグネットの強さによっては痛みが出やすいのが難点です。マグネットの磁力が弱いと外れてしまいますし、耳たぶの厚みによっても装着具合が違ってきます。
マグネット式イヤリングは、何処にでもあるわけではないですが、合うか合わないかがハッキリしてしまうものです。値段はそこそこ(2000円程度)ですが、買うのは躊躇するかもしれません。
パイプ式イヤリングが痛い理由
パイプ式イヤリングとは、金属をスライドさせて留めるタイプのイヤリングです。その側の金属の中に細いパイプが入っており、それがスライドできるようになっています。「キーホルダーなどに使われることのある和っか」というとイメージしやすいかもしれません。
パイプ式イヤリングが痛いのは、留め具が金属なので重みがあることが原因です。また、狭い留め具なのでピンポイントで圧痛を感じやすいのもあるでしょう。
イヤーカフが痛い理由
イヤーカフとは、耳の周りに挟んでつけるタイプのアクセサリーです。小さなピアス風のものもあれば、耳の縁全体を飾るような大きなタイプもあります。
イヤリングは耳たぶ限定の造りになっていますが、イヤーカフは挟めるところならどこでもOKなので、付ける場所を選びません。また、ピアスのように穴を開けなくても良いのもメリットです。
最近話題となっている「イヤーカフ」ですが、やはり挟むバネの強さによっては痛みを感じることがあります。小さなピアスの様なタイプなら軽いので痛みを感じにくいのですが、大きなものは重いのでそれだけ引っ張られる痛みを感じる場合があるようです。
イヤリングで耳が痛い時の対処法
イヤリングのタイプ別に耳が痛い理由を解説しました。メーカー側も耳が痛くならないような作り、イヤリングの着脱のしやすさ、取れにくさなど様々な工夫をしているようですが、なかなかうまくいかないようです。
痛い思いをするぐらいなら、、と諦めてしまう人もいるかもしれませんが、イヤリングでは耳が痛い、でも何どかしておしゃれなイヤリングを付けたいと、と思っている人のためにイヤリングで耳が痛い時の対処法をご紹介します。
耳たぶの真ん中に付いているか確認
まずはじめは、「耳たぶの真ん中に付いているか確認」することです。耳たぶは痛みを感じにくい場所ではありますが、やはり圧迫し続けることで痛くなることはあります。
耳たぶの真ん中は一番耳の厚さが薄くなっています。耳たぶの端っこの方は、少し厚くなっています。厚みのあるところだと、痛みが出やすいですが、真ん中の薄い部分なら強く締めなくても止まりやすい事もあり痛みが出にくいと言われています。
ちなみに耳たぶの真ん中には目の神経が通っていると書かれているサイトもあります。しかし、交感神経や副交感神経叢はあるものの、目と直接かかわる神経は通っていないので、イヤリングでもピアスでも大丈夫です。
真ん中より内側にずらしてみる
イヤリングもピアスも基本は耳たぶの真ん中ですが、それでも痛いと思う場合は、真ん中より内側にずらしてみましょう。
内側というのは、耳の付け根側、顔に近い部分のことです。個人差はありますが、真ん中よりも内側の方が痛くない人もいるようです。痛い箇所は人に寄って違いがあるようです。いろいろな場所で試してみてください。
バネを調節する
イヤリングをする位置を変えても痛い場合は「バネを調整する」ことでも、痛みを抑えることができます。なじ式のものは、U字型の金具の部分が柔らかく曲がるようになっており、それを広げる事でも調整できます。
バネ式のものは、手で簡単に調整できないものもあります。壊してしまいそうで心配な方はお店に持っていってもいいでしょう。
バネが緩すぎる場合も調整することで、ちょうどよくなるため取れやすかった悩みも解消されることもあります。
金具自体を変更する
バネ調整をしても「痛い!」と言う方は、思い切って金具を交換してみましょう。金具の交換は自分でするのは難しいので、購入したアクセサリー屋さんに持ち込みます。
ネジ式、ノンホール式、クリップ式、パイプ式、バネ式、ネジバネ式などいろいろなタイプがあります。痛くなりにくい物を選ぶとよいですが、一番痛くなりやすいのは、ネジバネ式なのだそうです。
逆に痛くなりにくいのは、ノンホールピアス式と言われています。ノンホールピアス式に変更できるかどうかは微妙ですが、お気に入りのイヤリングだから使いたいと言う場合は、お店の方とよく相談してみてください。
イヤリングで耳が痛くならないおすすめアイテム
続いては「イヤリングで耳が痛くならないおすすめアイテム」をご紹介いたします。付ける場所や金具の止め方などで工夫しても痛くならない、とはいかなかった方のために3つアイテムを紹介します。
シリコンカバー
イヤリングで耳が痛くならないおすすめアイテムの一つ目は「シリコンカバー」です。シリコンカバーはアクセサリー屋さんで販売されているものです。
留め具の部分にシリコン製のカバーをかぶせて緩衝材にする目的で使います。シリコンが一つ挟まることでマイルドな圧迫感となり長い間付けていても痛くならないとの口コミもあるようです。
痛くならない他に、シリコンカバーを付けると滑りにくい、外れにくい、金属アレルギーを起こしにくいというメリットもあります。ぜひ試してみてください。
アイプチ
シリコンカバーは留め具の種類によっては装着できないものもあります。その場合はアイプチを使います。アイプチを留め具部分が当たるところに貼ります。
そうすることで、シリコンカバーの代わりになり痛みが減る場合もあります。アイプチとは、二重にするテープのようなものです。
アイメイクをする方は手持ちの物があると思うので、それを活用しようというわけです。アイプチは透明なので目立ちにくいのもメリットです。
両面テープ
アイプチは家にない、アイメイクで使わないのに買うのは勿体ないと思う方は両面テープを張る方法も試してみましょう。
両面テープを耳たぶに事前に張っておきイヤリングを付けます。クッション性のある両面テープを付ければ、痛みを抑えられる効果は高まります。ただし皮膚の弱い人はかぶれる原因となりますので注意をしてください。
イヤリングで耳が痛いのは金属アレルギーの可能性もある
最後に、イヤリングで耳が痛いのは金属アレルギーの可能性もあることもお伝えしておきます。金属アレルギーとはシルバーや金など金属で起こるアレルギー反応で人によって金属の種類が違います。
どの金属でアレルギーを起こしてしまうのかは、医療機関に行って調べなければ分かりませんが、イヤリングで耳が痛くなるのは、アレルギーによるかぶれなどが原因となっていることも確かなようです。
アレルギーのある方は、ピアスもなかなかできにくいですが、直接肌に金属が当たらないようにカバーをかけたり、ノンホール式のものにするなどで対応すれば大丈夫なこともあります。イヤリングをどうしてもつけたい場合は素材を選んで付けましょう。
痛くならないイヤリングの付け方ででおしゃれしよう
イヤリングで耳が痛くならないような付け方や対策を紹介しました。また、イヤリングの種類別、痛みの原因や理由についても解説しました。
ピアスは格好いいですが、代用としてもイヤリングで済めばそれに越したことはないです。痛くならないイヤリングの付け方を知って、耳元のおしゃれを楽しみましょう。