2019年04月17日公開
2019年04月17日更新
50代女性のお手本ファッション!おしゃれなレディースコーデを紹介
50代女性のお手本ファッションを紹介します。年齢と共に似合わなくなるファッションがあります。50代女性に似合う服とはどんな服なのか、おしゃれなコーデについて徹底解説します。「もう年だから」「おばさんみたい」と言わせない50代のお手本女性を目指しましょう。
目次
50代女性におすすめのおしゃれコーデを紹介
若い頃には似合っていたのに、年齢と共に似合わなくなるファッションがあります。年齢だけの問題ではなく時代遅れのお洋服になっている事もあるでしょう。
お洋服は自分の個性でもあり「正解」はありません。したがって、どんなコーデでも自分らしく着こなして堂々としていれば問題はないはずです。でも・・やはり大勢の中で浮いてしまう服、痛いファッションは存在します。
今回は50代女性に似合う服とはどんな服なのか、50代女性のおしゃれコーデについて徹底解説します。「もう年だから」「おばさんみたい」と言わせない、50代のお手本女性を目指しましょう。
50代女性の特徴と体型の変化
コーデの紹介の前に、50代女性の特徴と体型の変化について簡単に説明します。50代女性の最大の特徴は「閉経」があることです。早い人では40代後半から、遅くても50代前半の間に閉経をします。
今まで鬱陶しかった生理がなくなり、どこかスッキリした気分と「女性ではなくなってしまった」喪失感を感じるのもこの時期です。生理がなくても女性であることには変わりないのですが、身体の変化に付いていけない女性もいます。
内臓脂肪が付きやすくなる
女性は女性ホルモンに守られている間は、内臓脂肪が付きにくいアドバンテージがあります。しかし、閉経後はそれがなくなるので、男性と同じ条件となり内臓脂肪が付き始めます。
内臓脂肪はお腹がポッコリする体型だけの問題ではありません。脂質異常症や、動脈硬化、糖尿病、心臓疾患、脳梗塞など生活習慣病の原因にもなります。
今までと同じように、食べたり飲んだりし、運動量もそれほど多くない状態が続くとお腹に脂肪が溜まる結果となります。
筋肉量の減少で基礎代謝が低下する
50代になると、何もしなければ1年に1%づつ筋肉量が減少していきます。筋肉が減少すると基礎代謝量が下がり、ますます体重や体脂肪が増える結果となります。
また、年齢と共に内臓の働きも衰えます。内臓が働く際にもエネルギーが使われますが、それが次第に減少するので基礎代謝の低下を招きます。内臓の老化はどうにもなりませんが、万年食べすぎで胃腸に負担をかけるなどをすれば老化は加速します。
また、炭水化物に偏りたんぱく質をしっかり取れていない食事でも、十分な栄養が補われないので老化が進みます。
肌の衰えを如実に実感する
50代になると、肌の衰えを如実に実感します。女性ホルモンは肌のコラーゲンを保ちハリや艶を保つ働きもしていますが、それがなくなってしまうからです。
また、長年の紫外線や酸化ストレスの蓄積によりシミや皺も目立ち始めるころです。筋肉の衰えでほうれい線も気になるのもこの頃です。顔だけでなく全体的にくすみやたるみが出てきてしまうのです。
50代女性のコーディネートのコツは?
では、50代女性はどんなおしゃれコーディネートにすればいいでしょうか。前述の通り50代女性は体の転換期を迎えます。そのため体型が崩れがちとなり肌のツヤ感も減少していきます。
また、年齢的に親の介護や子供の巣立ちなどプライベートの環境変化に加え、職場での立場の変化などに合いやすくなります。生活環境が大変でおしゃれどころじゃない、と思う女性はいるでしょう。
或いは「もう若くないから・・・」とおしゃれを諦める女性もいるかもしれません。でも、諦めている場合ではありません。「50代女性のコーディネートのコツ」を知れば、忙しい女性でも諦めかけていた女性でも、お手本になるファッションができます。
若造りをしない
50代女性のコーディネートのコツの一つ目は「若作りをしない」ことです。若作りファッションの定義は特にないのですが、見ていて痛々しい感じ、洋服が浮いていて着る人とマッチしていない服と言えるでしょう。
若々しいファッションと、「若作り」のファッションの違いはどこにあるのでしょう。それは周りの人から見て「若く見えるかどうか」です。本人は若く見せているつもりでも、周りから見ると若く見えず痛々しく見えるのが「若作り」です。
自分のカラーや似合いそうなファッションを研究し周りから「若く見られる」のが、若々しいファッションです。実年齢より若く見せてくれる洋服選びをしましょう。
肌を露出しすぎない
50代女性のコーディネートのコツの二つ目は「肌を露出しすぎないこと」です。ヌーディーカラーのストッキングを履いてミニスカートを履く人、場合によっては素足でミニスカートを履いている中年女性がいます。
素足にミニスカートは20代前半までが限度です。それ以降はいくら綺麗な足でも見苦しくなってしまいます。ミニを履く場合は濃いめの色のタイツや、ブーツなどを合わせましょう。ただレジャー施設やリゾートでの短パンなどTPOにあっていれば大丈夫です。
足だけでなく、大きく胸元の開いた服、背中の開いた服なども見苦しく見えてしまう場合があります。夜のパーティードレスなら違和感はありませんが、普段の服装では肌の余計な露出は控えましょう。
生活感を出さない
50代女性のコーディネートのコツの三つ目は「生活感を出さない」ことです。生活感とは、家着の延長のようなコーデをすることです。50代は人生の後半に差し掛かり、会社ではそれなりの立場にいる人が多くなります。経験値が多いのも特徴です。
周りも「大人の女性」「余裕のある女性」「生活習慣がしっかりしている女性」とのイメージで見ます。その時に生活感が出ている服装をしていると「生活に余裕がないのかな」「大人なのにちゃんとした生活が出来ないのかな」と憐憫の目で見られるのです。
コンビニにヨレヨレのスウェット姿でくる若い夫婦がいますが、あれは若いうちが限度です。若い夫婦は生活が苦しく余裕がないと世間も思っているからです。50代女性で生活感のある服で出かけると「いい年齢をした大人なのに」と思われてしまいます。
50代女性のお手本ファッション【春夏編】
ここからは、実際のお手本ファッションをインスタグラムの写真をお借りしてご紹介していきます。自分に似合わないかな、好みでないな、と思っても着用して見ると意外に似合ったり若く見える場合があります。食わず嫌いをやめて挑戦して見てください。
まずはじめは「春夏編」です。春や夏はパステルカラーや寒色系のカラーを選ぶと季節感が出るので、周りにも馴染みやすいでしょう。
トップスには顔映りの良いカラーを選んであげれば、顔のくすみも分かりにくくなりおすすめです。個々に合うカラーは個人の肌の色や髪の毛の色、目の色で変わってきます。似合うカラーを知りたい人は、カラーミー、などのレッスンを受けるのもおすすめです。
ジージャンとピンクスカートでカジュアルコーデ
鮮やかなピンク色のスカートと程よいVラインニットで綺麗なデコルテ魅せをしているファッションです。ジージャンを合わせているので甘くなりすぎず素敵なカジュアルコーデになっています。
パステルカラーのトップスで春めくコーデ
コーラルピンクのニットと、グレーがかったプリーツスカートの組み合わせです。パンプスや鞄をシックで高級感のある色合いにするとフェミニンなコーデになります。
ベージュとシックなスカートで上品に
ベージュのブラウスとシックなブラウンの色合いがマッチした素敵なコーデです。両方茶系だと地味になりがちですが、ふんわり素材や白のバックなどの組み合わせでエレガンスに仕上がっています。
50代女性のお手本ファッション【秋冬編】
50代女性のお手本ファッション、次は「秋冬編」です。よく女性の中で秋冬物に「黒」を好む人がいますが、黒は中年以降の女性にはあまり良い色とは言えません。
地球上で命あるものは、茶色や緑などのアースカラーや、血液の色である赤や健康な頰の色であるピンク色などです。海の青やお花の紫色なども自然の色です。しかし黒だけは唯一命のある色ではありません。
パンツや靴、トップスの一部などにセンス良く黒を取り入れるのは構いませんが、黒の配色が多いものは控えめにしましょう。
同系色の色合わせでシックなコーデ
タレントのRIKACOさんはファッションディレクターもされているセンスの持ち主です。50代女性のファンも多くRIKACOさんのファッションを参考にしている方もいるのではないでしょうか。
インスタのファッションもカジュアルでありながら、シックな色味と大きなホワイトのバックをコーデして、バランスよく仕上がっています。カジュアルを素敵に着こなせる女性は格好いいです。
ロングスカートとベージュコートでスッキリコーデ
おしゃれにこわだりたいけれど、あれこれ悩んでいる時間がない方は、シンプルなベージュのコートが一着あるだけでフェミニンスタイルになります。
ベージュのコートは、スーツなどに合わせて羽織る人が多いですが、インスタの方のように原色のスカートと組み合わせると洗練されたスタイルに早変わりします。スッキリとしたコーデでとても素敵です。
ダウンと白のロングスカートでマニッシュに
シックな色合いのダウンジャケットと真っ白なロングスカートの組み合わせです。全体的にバランスが取れていて、とてもハイセンスなコーデになっています。靴や帽子、小さいポーチなど小物使いにも注目です。
50代女性のお手本ファッション【職場編】
次は「職場でのお手本ファッション」です。先ほど「黒の多用は避けましょう」と言いましたが、黒はビジネススーツとして基本の色になります。職場では地味目の色が無難でしょう。
ただ、会社で着用が勧められている以外では、黒一色のスーツよりもグレーや紺色を取り入れたファッションのほうが顔色を明るく見せるのでおすすめです。
ジャケットとパンツの大人キャリアコーデ
ビジネススーツは黒一色かグレーだけになりやすいですが、オフホワイトのジャケットを組み合わせると、シンプルなビジネス風スタイルになります。鞄やバックも同じ色味で揃えれば、統一感や洗練されたイメージです。
黒のニットとオフグレーのスカートできれいめに
オフィススタイルでは、黒やグレーや白のシンプルなニットが活躍します。インスタのようにオフグレーのスカートと合わせれば定番のオフィスカジュアルになります。
ベージュのパンツと白のニットで柔らかに
オフィスカジュアルは、グレーや黒が定番ですが、ベージュ系のお洋服でもOKです。インスタのようにシンプルな白のニットとベージュのパンツを組み合わせると、柔らかい感じのコーデに仕上がります。
鞄や靴などの小物を上手に組み合わせて、おしゃれをすれば電車の中でもひときわセンスが目立つでしょう。
50代女性のお手本ファッション【カジュアル編】
最後の50代のお手本ファッションは「カジュアル編」です。職場は決まったスーツなどがあり、それを着ていれば済みますが、カジュアルが一番難しいかもしれません。気をつけるのは、生活感を出さないことです。
カジュアルファッションもTPOがあります。お友達とランチに行く服装の「きれいめカジュアル」もあれば、ウオーキングに行くようなスポーティーカジュアル、ちょっとした買い物に行くような「カジュアル」スタイルなど用途に合わせてチョイスしましょう。
ロングカーティガンとレギンスでキャリアカジュアル
黒のインナー7分丈のレギンスとオフホワイトのロングカーディガンの組み合わせです。レギンススタイルは楽ですが、オバサンぽくなりがちです。
しかし、インスタのようにロングカーディガンを合わせて、バックやパンプスをゴールドなどの光る素材にするとキャリア風カジュアルに仕上がります。
ジーンズとブレザーで
ジーンズは50代女性が着ると、おしゃれに見えるかオバサンのように見えてしまうかのどちらかになるようです。スタイルに自信がない方はチュニックなどでお尻を隠す傾向にありますが、チュニックスタイルは一歩間違うとダサく見えてしまいます。
インスタの方のように、ブレザーを組み合わせると「きれいめカジュアル」に早変わりします。鞄などの小物にも気を配りましょう。
パンツに柔らか素材のトップスで大人コーデ
ふんわり素材のブラウスとパンツを組み合わせてシックな大人カジュアルはいかがでしょうか。色味が統一されており茶色のローファーもマッチしています。シンプルでありながらおしゃれに見えるのは全体のバランスが取れているからでしょう。
50代女性ファッションのお手本になる雑誌
ここで、50代女性ファッションのお手本になる雑誌も紹介します。例えば美容院に行くと様々な年齢層に合った雑誌があります。美容院はモード雑誌が多く敷居が高いですが読みやすい雑誌もあります。
50代の雑誌は「今日の夕食は何にする?」とか「健康な体づくり」など生活に密着した雑誌が多いです。しかし、ファッションに関しても取りあげている内容もあるのできっと参考になるでしょう。今回は読みやすい雑誌を二つ紹介します。
eclat(エクラ)
eclat(エクラ)は、40代後半から50代女性のためのファッション誌です。ファッションからグルメな情報まで幅広く掲載されており、読んでいて楽しめる内容となっています。
ファッションに関してはモードなスタイルから、甘めの大人カジュアルまで幅広く扱っているので、いろいろなスタイルを知りたい方には参考になるでしょう。
HERS(ハーズ)
HERS(ハーズ)は光文社が月刊で発行しているファッション誌です。これも40代~50代女性向きとなっています。洗練された大人向けのファッションが掲載されています。アンチエイジングなどのビューティー記事もありファッション以外でも参考になります。
50代から本当のおしゃれができる
50代女性のお手本ファッションを紹介しました。身体の変化や環境の変化が起こる50代はファッションも奥手になりがちです。
しかし、人生の折り返し地点の今、これからが自分のためのおしゃれを楽しめる世代です。いろいろな人のファッションを参考にして、素敵な女性になりましょう。