V系髪型セットの作り方!ショートなどのヴィジュアル系のヘアスタイル

若者を中心にファンの多いジャンルであるV系(ヴィジュアル系)。その奇抜で美しい容姿やヘアスタイルに憧れる人は多いと思います。本記事では、そのV系の髪型を特集します。その髪型の種類、セット方法や、セットに必要なアイテムなどを紹介していきます。

V系髪型セットの作り方!ショートなどのヴィジュアル系のヘアスタイルのイメージ

目次

  1. 1ヴィジュアル系のヘアスタイルに挑戦してみよう!
  2. 2そもそもV系(ヴィジュアル系)とは?
  3. 3V系(ヴィジュアル系)のファッション
  4. 4V系(ヴィジュアル系)のヘアスタイルの特徴
  5. 5V系の髪型の作り方・セット方法
  6. 6女性のヴィジュアル系のヘアスタイル
  7. 7男性のヴィジュアル系のヘアスタイル
  8. 8怖がらずにV系ヘアスタイルに挑戦してみよう

ヴィジュアル系のヘアスタイルに挑戦してみよう!

若者を中心にファンの多いV系、いわゆるヴィジュアル系と呼ばれるジャンル。近年、耳や目にしたことのある方は多いかと思います。

本記事では、そのV系の語源、由来や意味などをはじめ、ファッションや文化、そして特にそのV系の特徴的なヘアスタイルについて詳細に特集していきます。

そもそもV系(ヴィジュアル系)とは?

現在、広い意味で使われるV系(ヴィジュアル系)というジャンル。例えば美形であったり中性的な男性、女性を指して使われることが多いかと思います。

しかし元々は音楽の一形態やそのバンドを指す語でした。具体的には派手なメイクやヘアスタイル、美意識の高い歌詞や音楽性といった共通した特徴を持っています。

例えばX JAPAN、BUCK-TICK、LUNA SEAといったバンドなどは最も代表的な例でしょう。

V系の語源はあの大物ロックバンド

V系の語源は諸説ありますが、X(現X JAPAN)の89年のメジャーデビューアルバムである『BLUE BLOOD』のジャケットにも記される彼らのキャッチコピー「PSYCHEDELIC VIOLENCE CRIME OF VISUAL SHOCK」からという説が有力です。

ちなみにV系という語は、現在クールジャパンの一環としても知られており、海外で評価され単独公演を行うバンドも多数います。そして海外のV系ファンの間では「Visual Kei」も共通言語として知られています。

V系(ヴィジュアル系)のファッション

V系バンドのファンの女性は通称バンギャル、バンギャ、男性の場合にはバンギャ男、ギャ男などと呼ばれます。

彼女および彼らV系ファンのファッションの特徴として、ひいきのバンドメンバーの服装をまねたりすることが知られています。

また、ゴシック・アンド・ロリータ、通称ゴスロリのファッションとは親和性が高く、ゴスロリはバンギャの服装が発祥との説もあります。

代表的なV系ファッションの分類

V系バンドやファンのファッションやサブジャンルについて現在はいくつかのカテゴライズがされています。V系ファンなどの間で浸透しているカテゴライズの呼称について、ここではいくつかその代表的なものを紹介します。

コテヴィ

「コテコテのヴィジュアル系」の略で、さらに略してコテとも呼ばれます。V系ファッションの代表的なものとして知られ、装飾の多いゴージャスな衣装と濃いメイクが特徴です。

オサレ系

「オシャレ系」という語からの派生です。キラキラしたメイクに、カジュアルでカラフルな服装が特徴です。

ソフヴィ

「ソフト・ヴィジュアル系」の略です。オサレ系より普段着に近い印象の色合いの落ち着いた服装で、ナチュラルなメイクが特徴です。

黒系

革製品やエナメルを愛用し、鋲などを身につけた全身黒づくめの服装が特徴です。いわゆるメタルバンドの服装に類似しており、音楽的にも重い音を好むバンド、ファンが多い傾向があります。

コスプレ系

ゲームなど二次元の世界から飛び出してきたかのような、甲冑や着ぐるみ、制服といった服装が特徴的なV系バンドやファンです。

白塗り系

ドーランなどで顔を白く塗り、和服や昭和を思わせる衣装を着ているという特徴があります。海外のブラック・メタルバンドのコープス(死体)・ペイントなどを思わせる印象がありますが、発祥、音楽性に関しては全く異なるものです。

V系(ヴィジュアル系)のヘアスタイルの特徴

V系の髪型の傾向として、前髪が長めの「ウルフ」、「アシメ」といったヘアスタイルが人気のようです。具体的にどういう髪型なのか以下で紹介します。

「ウルフ」とは、上部分を短めにし、髪の下部、襟足にレイヤー(段差)を入れ、長めに軽く仕上げる髪型です。男女問わず人気の髪型です。

「アシメ」とはアシンメトリー(左右非対称)の略で、左右の髪を異なった長さに切った髪型です。面長な顔立ちを引き立ててくれる効果もあり、髪の長さもある程度融通がきくため、人気の髪型です。

V系の髪のシルエット

V系ミュージシャン、ファンの髪型のシルエットとして共通してよく見られる要素を以下に紹介します。

まず、上記した「ウルフ」と「アシメ」といった髪型が挙げられます。そして、「前髪と襟足」、「顔の左右にかかる髪」が長めというのが、V系のよく見られる髪型の人気のシルエットです。

V系の髪色

V系のヘアスタイルで、ひときわ目を引くのがその美しい髪色です。ここでは、そのV系の髪型における人気の髪色を紹介していきます。

ここで紹介する髪色に、上記の髪型のシルエットを組み合わせれば、基本的なV系のヘアスタイルになっているといって間違いはないでしょう。

単色カラー

単色では、赤、青、緑といった原色系の髪色が基本といわれています。その他に紫やピンク、明るい茶や金髪なども、とても目を引くため人気のある髪色です。

メッシュ

基本となる色に加え、一部異なった色を入れるヘアスタイルがメッシュです。組み合わせとしては、赤と黒、赤と緑などが人気のようです。

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V系の髪型の作り方・セット方法

ここでは、V系の特徴的な髪型の中でも基本の「逆毛」「スジ盛り」の作り方と、「ウルフ」をベースとした初心者におすすめのセットの方法を動画をまじえて紹介していきます。

準備するもの

V系の髪型をセットするにあたり、まず準備が必要なものが以下のものです。ワックスとスプレーはハードのものが好ましいです。また髪質に癖のある方はドライヤーやヘアアイロンを用いて髪をまっすぐにすることでセットがしやすくなります。
 

コーム(くし) ヘアブラシ ドライヤー
髪型キープ用のスプレー ハードワックス ヘアピン
ヘアクリップ ヘアゴム  

逆毛・スジ盛りの作り方

では、V系の髪型でとくに特徴的な「逆毛」「スジ盛り」の作り方を紹介していきます。

まず、「逆毛」とは髪の毛が逆立って上を向いた状態の髪型を指します。そして、「スジ盛り」とは、髪の毛が細い束状になっているという髪型です。

どちらも人気の高い髪型ですが、セットが難しいため以下の動画もご参照ください。

「逆毛」のセットから紹介します。まず髪をブロッキングします。ブロッキングとは、髪をブロックで分ける方法です。髪をヘアクリップなどでとめながら、上部から順に逆毛を立てていきます。そして、この際にスプレーで根本を固めることがポイントです。

これを繰り返して髪を立てていきます。顔回りは、逆毛を立てずにサイドから後ろを立てるよう心がけましょう。

次に「スジ盛り」の方法です。「スジ盛り」のセットは「逆毛」の根本をスプレーで固め、髪をつまむように下ろしていくのがコツです。

「逆毛」にセットした髪を割いていくようにし、髪の毛でスジを作ります。これを上から順にしながら、後ろ、横、前髪、頭頂部の順に繰り返し行っていきます。

ただ、「逆毛」も「スジ盛り」も難しい髪型なので、失敗すると髪をいためてしまうため、初めは美容室などでセットしてもらうのがよいかもしれません。

初心者におすすめのセット方法

V系の中でも人気の髪型である前髪が長めの髪型「ウルフ」をベースとした束感を出したセットの仕方をここでは紹介していきます。このセットの方法は上記の「逆毛」「スジ盛り」と比べ、V系初心者にもおすすめです。

まず、「ウルフ」にカットされた髪型をベースに全体的にドライヤーなどを使い髪をまっすぐにし、ワックスを髪全体になじませます。頭頂部は立たせながらサイドと後ろの髪は横に持ってきます。

頭頂部の短い髪の毛をふんわりとワックスで持ち上げ、手ぐしで無造作に毛束を作るのが、この髪型のコツです。

女性のヴィジュアル系のヘアスタイル

ここでは、V系の女性向けヘアスタイルを長さ別に紹介します。男性バンドが現在多いV系ですが、女性メンバーを擁するバンドも増えています。またバンギャと呼ばれる女性ファンも多いため、その髪型は男性とはまた違った進化をとげています。

女性のヴィジュアル系のショートヘア

V系女性のショートヘアの髪型を紹介します。女性V系のショートヘアはボーイッシュな印象を与え、とてもかっこよいです。またベリーショートでパンキッシュな印象を出すのもアリでしょう。

サイド分けアシメ

ショートカットを手ぐしなどでサイドに寄せたV系の髪型です。サイドに寄せた髪を逆毛にし、前髪を横分けにセットするのがコツです。

ツーブロック

ツーブロックとは、上部の髪を残し、下側の髪を刈り上げる髪型です。もともと男性に多い髪型でしたが、昨今では女性やバンギャにも人気の髪型です。前髪をアシメにするなど、アレンジするのもよいでしょう。

女性のヴィジュアル系のミディアムヘア

ショートヘアより長くロングヘアより短い髪型がミディアムヘアです。ショートヘアとは顔の輪郭が隠れる点、長さを生かしたアレンジの幅が広がる点が異なる特徴の髪型です。ショートヘアとロングヘアのいいとこどりともいえるでしょう。

ボブ

女性の髪型の定番ともいえるボブですが、V系でも人気です。職場とカジュアルとで使い分けることができますし、アレンジの幅が広いのが魅力といえるでしょう。例えば前髪を長めに残し、アシメにアレンジするとぐっとV系らしさの出た髪型になります。

ウルフ

V系の定番の髪型であるウルフですが、襟足の長さを調整することで、個性を出すことができます。ミディアムの場合ですと髪を盛るときにちょうどよい長さですし、ロングヘアよりセットしやすいのが利点です。

顔回りを短めにすることで小顔に見えるようにすることもできます。

女性のヴィジュアル系のロングヘア

ロングヘアですと、巻き髪にしたり、メッシュを入れるだけでもV系の雰囲気に近づけることができます。女性ですと普段、例えば仕事の場においてロングヘアで通すこともできるので、男性よりはハードルが低い髪型といえるでしょう。

サイド盛りロングアシメ

サイドの髪の長さをアシメにカットし、片目を隠す髪型です。長めに残した側を逆毛で片目を隠しつつ盛り、もう一方をショートにすることで、特徴的なアシメ感を出すことができます。ゴスロリとの相性も抜群です。

ツインテール

ツインテールとは、長い髪を二つに分け中央、もしくは高い位置でまとめて垂らした、かわいさ重視の髪型です。色を入れて毛先をカールするだけでもV系の髪型になります。こちらもゴスロリとの相性は抜群です。

女性のヴィジュアル系のストレートヘア

ヴィジュアル系女子のストレートヘアについてご紹介させていただきます

前髪ぱっつん

前髪をまっすぐ切り揃えた髪型をぱっつんといいます。他の長さでもぱっつんにすることはできますが、ロングですと後述する姫カットや、縦ロールに巻いてお姫様的なイメージの髪型にすることができます。

姫カット

V系やゴスロリの定番といえる髪型です。黒髪ロングのストレートヘアと前髪ぱっつんという組み合わせで独特で重みのある質感を出すことができます。手入れは大変ですが、サラサラの黒髪のインパクトはこの髪型ならではでしょう。

男性のヴィジュアル系のヘアスタイル

V系バンドの特徴的な髪型に憧れ、一度はまねしてみたいという男性は多いかもしれません。ここでは、そういった男性のために、長さ別に似合う髪型を紹介していきます。

男性ヴィジュアル系のショートヘア

男性のV系髪型の定番の長さです。例えば仕事の関係で髪をのばせない方も多いですし、セットもしやすいのでおすすめです。カットの際に前髪を長く残したり、アシメにしたりアレンジを加えるとぐっとV系の髪型っぽくなります。

スジ盛り

V系の髪型で代表的なスジ盛りは、スジを作る髪束の量で印象が違ってきます。ショートヘアの場合はセットしやすいため定番となっており、初心者にもおすすめです。

サイドモヒカン

髪を分けて、片方をモヒカンにする髪型です。ショートヘアを立たせ、長めにカットした前髪を反対側に持っていく左右非対称スタイルです。基本的に長めの前髪を片方に寄せるたけなのでセットもしやすく、初心者にもおすすめの髪型です。

男性ヴィジュアル系のミディアムヘア

ショートヘアよりも手入れやセットは大変になりますが、よりV系っぽい見た目を目指すならば、おすすめの髪型です。ただし、ショートより長くなることで、清潔感に欠く印象も与えかねないので、工夫が必要になります。

ウルフ

V系の定番の髪型です。髪の長さやアレンジの仕方で印象が大きく変わってきます。例えば襟足を長めに残し、外側にハネさせるなど、ミディアムならではの楽しみもできます。

ツーブロック

髪の上部を残し、下部を刈り上げることで、軽さを出した髪型です。ウルフとは逆で後ろの髪を残さずに、刈り上げることで、清潔感が出ます。セットもしやすく、普段づかいのできる髪型としてもおすすめです。

男性ヴィジュアル系のロングヘア

上級者向けの髪型です。男性ですと、仕事の関係なのでロングヘアにしづらい人が多いかもしれませんし、手入れやセットが大変です。しかし、その長さを生かしたアレンジも多数あるので、非常に魅力的な髪型であるといえます。

ボブ&ロングウルフ

前部分を短めのボブにし、後ろ部分を長いウルフにした髪型です。シルエットがきれいなので、男女問わず人気の髪型で、男性の場合はその長さもともなって、中性的魅力を出せる髪型でしょう。

ハイレイヤーウルフ

ハイレイヤーとは、頭頂部の髪の毛を短くカットして、毛先にいくにしたがって長さを出していくという、レイヤーをさらに強調した髪型です。ウルフで襟足を長くのばすことで独特の雰囲気のある髪型が実現できます。

怖がらずにV系ヘアスタイルに挑戦してみよう

ここまで、V系の魅力的な髪型を特集してきました。しかし憧れていても、やはり初めてだと緊張してしまうものです。今回、自前のセット方法を多く紹介しましたが、初めは美容院などでセットしてもらうのがいいかもしれません。

ここで紹介した髪型はどれも魅力的なものなので、ぜひ一度V系の髪型に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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