パーカーのフードをかぶる人への印象は？ファッションとしてあり？

パーカーは、男女ともに人気のあるファッションです。また、子どもから大人まで幅広い年齢層の方に選ばれていて、年齢、性別問わず愛されているアパレルアイテムです。

パーカーを着用するにあたり、フードをかぶる、かぶらない問題があります。ここ数年、パーカーのフードをかぶる人が増えてきた印象もありますが、実際、フードをかぶるファッションはどのような印象を持たれているのでしょうか。

ここでは、パーカーのフードをかぶる人に対する印象や、かぶる理由、男女別おすすめのファッションについて見ていきます。

まず、パーカーのフードをかぶる人は、周囲の人にどのような印象を持たれているのでしょうか。パーカーをかぶる人の印象について、考えていきます。

かっこいいというポジティブな印象も、近づきがたいというようなネガティブな印象もあるようです。ネガティブな印象はできるだけ払しょくできるようにしていきたいですね。

パーカーをおしゃれに着こなすファッションアイコンとして思い浮かぶのは、エミネムという人も多いのではないでしょうか。彼はアメリカのヒップホップアーティストですが、CDのジャケットなどで、パーカーのフードをかぶる姿が印象的です。

彼のように、堂々とパーカーのフードをかぶる人はクールでおしゃれという印象を持たれています。パーカーというとストリート系のファッションを思い浮かべますが、やはり堂々とファッションを楽しんでいる姿はかっこよく、好印象を持たれるようです。

一方で、フードをかぶる人は「人と関わりたくなさそう」という印象も持たれます。顔が隠れ、ほぼ正面からしか顔が見えないこと、なんとなくうつむきがちになることから、このような印象を持たれるのかもしれません。

特別そういう理由でパーカーのフードをかぶっているわけでない方は、意識して顔を上げてみたり、背筋を伸ばしてみると印象が変わるかもしれません。

さらに、パーカーのフードをかぶる人は、「近づきにくい」という印象も持たれがちなようです。これは「人と関わりたくなさそう」という印象を持たれる理由と近いかもしれません。

目線がどこを向いているのか分からない、あるいは表情が読めない、という印象もあり、近づきがたい印象を与えているのかもしれません。

パーカーのフードをかぶる人の印象は、「クールでかっこいい」というポジティブな印象から「人と関わりたくなさそう」、「近づきにくい」というなんとなくネガティブな印象を与えるようです。

では、なぜフードをかぶる人はどのような理由があってそうしているのでしょうか。本当に「人と関わりたくない」、「近づいてほしくない」という理由でかぶっているのでしょうか。

まずはもちろん、ファッションのこだわりとしてパーカーのフードをかぶる人が多いようです。こちらはやはりエミネムの影響も強いでしょう。

また、あまりおしゃれに慣れていない人でも、パーカーなら簡単に取り入れることができ、フードをかぶることでこなれ感を出すこともできます。おしゃれ初心者でも手を出しやすいアイテムだともいえるでしょう。

また、実用的な理由もあります。目的地まであと少しなのに小雨が降ってきたときなど、パッとパーカーのフードをかぶることで傘をささずにすみます。傘を持っているときならともかく、わざわざコンビニによってビニール傘を買うほどでもない…というシーンで便利です。

また、サラサラした雪の場合も、フードに積もった雪は払えば落とすことができますので、傘をささずに両手を開けたほうが安全であるとも言えます。

着ている服を傘のかわりにできたら、確かに便利ですし、ビニール傘を買うという余計な出費も減らすことができます。

また、パーカーのフードをかぶると落ちつくという意見もあります。周りの視線が気にならない、周囲の喧騒が和らぐなどの効果があります。あるいは、一人でいるところを知り合いに見られたくない、知り合いに話しかけないでほしいという防御にもなります。

また、単に頭や顔が包まれていることで、本能的に安心感を得ているとも言えます。パーカーはキャップなどと違い、顔をすっぽりと包み込みますので、そのような効果が強いと考えられます。

パーカーのフードをかぶる理由として、侮れないのが寒さ対策です。洋服を着こんだりブーツを履いたりして、身体は寒さ対策がばっちりでも、顔から上は真夏と一緒で丸出しであることが多く、吹きさらしの状態です。

しかしパーカーのフードをかぶることで、頭を包み耳を温めることができます。これでマフラーやスヌードを加えれば、露出しているのはほぼ目だけとなり、フードをかぶっている状態と比べて格段に暖かくなります。

特に寒冷地の方は、自然とフードをかぶっていることが多いかもしれません。

最後に、意外と有効なのが「寝ぐせ隠し」です。朝時間がないときに、後頭部の髪がはねてしまっていても直す時間がない！という経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。

そんなときにパーカーのフードをかぶることで、すべて隠してくれます。また、時間が経つにつれてフードの重みで寝ぐせが落ち着いていることもあります。かぶり方によっては悪化していることもあるので、できるだけ髪を抑えてからかぶるようにしましょう。

ここまで、パーカーのフードをかぶる理由について考えてきましたが、意外と実用的な理由があるということが分かりました。

では、パーカーのフードをかぶらないという人はどのような理由があるのでしょうか。「なんとなくかぶらない」という人も多い中、「かぶらない」という選択をしている理由を考えてみます。

これは個人的な価値観ですが、「パーカーのフードをかぶるとダサい」と考える人もいるようです。これは「パーカーのフードをかぶるファッションがダサい」という意味ではなく、「パーカーのフードをかぶる自分がなんとなくしっくりこない」というものが多数だと考えられます。

フードをかぶると、パーカーに着られている感が出てしまい、全体のコーディネートが難しくなるという人もいるようです。フードをかぶることに慣れないと、なかなか難しいのかもしれません。

こちらは、かっこよく着こなしている人を参考にしたり、単純に慣れの問題でもあります。素直な気持ちでチャレンジしたいものです。

また、パーカーのフードをかぶることで、なんとなく怪しく見えるのではないかという理由で、フードをかぶらないという選択をする人もいるようです。

フードをかぶることで周囲から顔が見えにくくなることで、顔を見られては都合の悪い理由がある、なにか怪しい人物なのではないかという印象を持たれることを懸念しています。

パーカーのフードをかぶりながらも、堂々を背筋を伸ばして顔を上げていれば、たとえ周囲から顔が見にくくとも、怪しい印象はかなり払しょくされると言えます。

また、ヘアスタイルが乱れるからパーカーのフードをかぶらないという選択をする人もいます。フードをかぶることで寝ぐせが落ち着くことがあるように、せっかくセットしたヘアスタイルが乱れるということは大いにある話です。

そもそも、せっかくセットしたヘアスタイルがフードで隠れてしまいますので、こだわりをもってヘアセットとした人はフードをかぶらないというのは、よく理解できることです。

ここまで、パーカーのフードをかぶる人の印象やその理由、かぶらない人の理由について考えてきました。ここからは、フードをかぶったおしゃれなファッションについて見ていきます。

まずは男性のファッションから見ていきます。パーカーを日々のコーディネートに取り入れたい、いつもと違ったファッションをしてみたいという人は、参考にしてみてください。

パーカーの上からアウターを着て、フードをかぶる定番スタイルです。手持ちのアイテムで完成するので、誰でも挑戦しやすいコーディネートと言えます。

コツは、「黒・白」、「モノトーン・ビビットカラー」のように、アウターとパーカーのコントラストを強くすることです。ビビットカラーを着ることに抵抗がある人も、インナーなので意外と面積が小さく、違和感なく着こなすことができるかもしれません。

まず挑戦してもらいたいコーディネートです。

こちらは、キャップをかぶり、その上からパーカーのフードをかぶるというコーディネートです。フードだけをかぶるより顔が隠れるので、さらに怪しく見られるのではないかと心配かもしれませんが、どちらかというとおしゃれさが増してよりかっこよく堂々として見えます。

ストリート系のファッションが好きという方におすすめしたいコーディネートです。

キャップでなく、ニット帽をセレクトしたコーディネートもおしゃれです。キャップの時より、大きめのフードのパーカーを合わせると自然なコーディネートになります。

パーカー×キャップというスタイルより、ややストリート感を少し抑えたいときにおすすめのコーディネートです。

続いて、女性のパーカーのフードをかぶるコーディネートを紹介します。女性がパーカーを着ることで、スポーティに仕上がったり、甘辛ミックスのコーディネートを楽しむことができます。

女性は特に、サイズ感に注意してパーカーを選ぶとコーディネートしやすくなります。オーバーサイズのパーカーや、メンズのアイテムを選んでも全体のバランスが取りやすくなります。幅広いジャンルのお店をのぞいてみてください。

大きめのパーカーにショートパンツを合わせたコーディネートです。大きめのパーカーをダボッと着た上半身に対し、華奢な女性の足を出すことでギャップがうまれ、女の子らしいシルエットになります。

明るい色をえらぶと、より女の子らしく全体をかわいらしく仕上げることができます。足元はスニーカーやスポーツサンダルで、軽やかにしてみてください。

こちらもビッグサイズのスポーティなパーカーに、スキニーデニムを合わせたコーディネートです。あえて黒で統一することで、クールでおしゃれな印象になります。

大きめパーカーのゆったり感とスキニーパンツのピッタリ感のギャップが、より下半身を華奢に見せてくれます。足の太さが気になるという方にもおすすめのコーディネートです。

最後に紹介するのが、パーカーにスカートを合わせたコーディネートです。女性特有のアイテムであるスカートとユニセックスのパーカーを合わせることで、甘辛ミックスのコーディネートが完成します。

ミニスカートだとカジュアルに、ひざ下丈だと上品に、マキシスカートやワンピースだとナチュラルなイメージに仕上がります。

様々な印象のコーディネートになりますので、自分のライフスタイルにあったファッションを見つけやすいコーディネートと言えます。

ここまで、パーカーのフードをかぶるファッションの印象や、フードをかぶる理由、かぶらない理由、おすすめのコーディネートを紹介してきました。

ここからは、フードをかぶるおしゃれをする際の注意点を紹介します。マナーをきちんと守るだけで、ポジティブな印象を持たれやすくなります。

パーカーのフードをかぶるファッションは、人によっては怪しいと思ったり、不信感を抱く人もいます。特に姿勢が悪くうつむきがちな人は、このような印象を抱かれやすいと言えます。

周囲の人に不要な警戒心を抱かれないように、堂々と背筋を伸ばし顔を上げるようにしましょう。「顔を見られたら困る人なのでは」と思われないようにすることが大切です。

パーカーのフードは、広い意味で被り物ですので、その他の帽子と同じくマナーがあります。家の中やレストラン、神社仏閣など、帽子を脱ぐべきシーンではパーカーのフードもかぶらないようにしましょう。

こだわりのファッションでも、周りの人に不快感を与えないようにお互いに気を付けましょう。

いかがでしょうか。ここでは、パーカーのフードをかぶるファッションについて、周りからどのような印象を持たれるか、フードをかぶる理由、かぶらない理由、男性・女性向けのパーカーのフードをかぶるおすすめコーディネートについて考えてきました。

ファッションには、おしゃれへのこだわりや防寒などの利便性だけでなく、マナーや周囲からの印象もあります。周囲の人に悪印象を与えることなく、自分のこだわりのファッションを楽しみましょう。