マレーシアの治安は?クアラルンプール観光の危険度や注意点も紹介

観光だけでなく、留学や移住先としても日本で人気がある国、マレーシアですが、肝心の治安はどうなっているでしょうか。今回は旅先に選ばれやすいマレーシアの治安について、観光の危険度や注意点なども順番に紹介していきます。是非参考にしてください。

マレーシアの治安は?クアラルンプール観光の危険度や注意点も紹介のイメージ

目次

  1. 1マレーシアは安全な国?治安はどうなの?
  2. 2マレーシアとはどんなところ?
  3. 3マレーシアの治安は良い?悪い?
  4. 4マレーシアの治安の悪い危ない地域3選
  5. 5マレーシアで観光する際に注意したいこと
  6. 6マレーシアのおすすめ観光スポット3選
  7. 7クアラルンプール滞在におすすめの滞在エリア
  8. 8マレーシアの治安は悪くないが注意は必要

マレーシアは安全な国?治安はどうなの?

常夏で食べ物も美味しく自然が美しく、日本でも人気の観光地、留学先、移住先でもあるのがマレーシアですが、人気ではあってもだから治安が良い、とはなりません。

では、マレーシアの治安は現在のところ、良いのでしょうか、悪いのでしょうか?観光旅行や留学、移住やインターンとその目的は違えど、安全面を確実にしたいのは誰でも同じでしょう。

今回は、マレーシアに焦点をあて、現地の治安状況について紹介していきます。近々マレーシアに渡航予定がある方、留学や移住を検討している方は、是非チェックしてみてください。

マレーシアとはどんなところ?

マレーシアについて、最初に簡単に説明しておきます。マレーシアは赤道に近いアセアン諸国の中心に位置している国で、タイ・シンガポール・インドネシア・ブルネイと国境で接しています。

マレーシアの人口は約3000万人で国土は日本より少し小さく、日本との時差は1時間なので体への影響はすくなく、温暖な気候で一年中滞在に適している、と言える場所です。

民族構成はマレー系が60パーセント、中華系が30パーセント、インド系が8パーセントで残りはその他民族です。都市部では中華系の割合が半数以上の多民族国家です。

共通語は英語で、あとはそれぞれの民族がそれぞれの民族の言語で会話をします。宗教はイスラム今日が多く、街中にモスクが立ち並ぶさまを見ることができます。

発展途上の国であり、現在も日本にいれば感じることが出来ないほどのパワーを町中から感じますが、やはりその陰には危険な場所、危ない店や注意が必要なところはたくさんあります。

たとえ治安が良くても観光客は十分身の安全に気を付けることが必要ですが、マレーシアの治安に関してしっかりと説明していきますので、チェックしてください。

マレーシアの治安は良い?悪い?

マレーシアの治安については色んなネット情報で「良い」や「悪い」がありますが、2016年の世界平和度指数ランキングでは世界30位であり、当時9位の日本ほど治安が良いとは言えません。

しかし、マレーシアで起こる犯罪は殺人や誘拐事件などの凶悪なものではなく、ひったくりや置き引きなどの軽犯罪です。日本においても油断していれば起こる犯罪だと思ってください。

ですので、観光客としての立場を理解し、守るべき最低限のことを注意しさえしていればさほど危険を感じることはないでしょう。自分の身は自分できっちりと守り、楽しい旅行にしてください。

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マレーシアの治安の悪い危ない地域3選

どんなに治安が良い国であっても犯罪がゼロのところはありません。マレーシアにおいても、あまり治安が良くない危ない場所だ、と現地の人が言う所はあります。

では続いては、日本人がマレーシアに行くにさいして注意すべき、治安の悪いとされる危ない地域を具体的に紹介していきます。

この地域にはもちろん観光地としてたくさんの魅力もありますので、例えばショッピングなどで行くこともあると思いますが、最低限気を付けることはしっかり注意するようにしましょう。

1.ジョホールバル

ジョホールバルはマレー半島の南端に位置する国境の街です。イスラムの伝統的な古い建物や、日本の3分の1と言われる物価で買い物を楽しむことができます。

日本人が多く移住していることでも有名ですが、ジョホールバルでは殺人などの凶悪な犯罪よりも置き引きや窃盗など、シンプルで軽い犯罪が多発しています。

現地の人は犯罪抑制のためにわざとシンプルで貧相な恰好をしている、という情報を頭の中へいれ、シンガポールが近いからといって気張ったお洒落をして歩くのはやめましょう。

マレーシアのショッピングスポット、ジョホールバルではあまりの安さに日本の価格で考えてついつい買い物をしてしまいますが、基本的に露店で売られているものは日本人価格です。

日本人だとわかるとぼったくられる、と肝に銘じ、しっかりと計算してから購入の意思を決めることにしてください。治安の面で危ないのは夜に一人で出歩くことです。

危険度 ☆☆☆☆

2.サバ州フィリピン対岸

マレーシアはフィリピンとの領有問題を抱えているため、サバ州フィリピン対岸、とくにボルネオ島のような国境付近には近づかない方がいいでしょう。

綺麗な海岸線でビーチは素敵、現在の治安は良好とされていますが、フィリピン人のような外国人の武装衆参による占拠事件が何度か起きている場所です。

治安の良し悪しに関わらず、やはり出来るだけ危険でややこしい地域には足を踏み入れないようにすべきです。

危険度 ☆☆☆☆

3.クアラルンプール

観光客に人気があるマレーシアの都市といえば、クアラルンプールでしょう。しかしクアラルンプール内にも地域ごとに特徴があり、治安の悪い危険な場所もあります。

例えばチャイナタウン付近やチョーキット地区、ラジャ・チュラン駅周辺などは夜には危ないので近づかないようにしてください。以前より麻薬常習者がいる場所とされています。

また、ラジャ・チュラン駅付近には路上生活者が多くいる地域であり、夜は人通りが少なくなることから、やはり治安は悪く危険とされており、注意が必要です。

危険度:☆☆☆☆

マレーシアで観光する際に注意したいこと

では、観光旅行でマレーシアに行ったさい、注意したいこと、すべきことを紹介しておきます。マレーシアは世界中の国から見ると治安は良い方の国でさほど危険はありません。

しかしマレーシアは現在発展途上の国であり、とにかく発展のパワーを随所に感じられる国です。様々な人々が集まっていますので、危険だと感じる場所、危ないとされる行動は慎みましょう。

それなりに治安が良いとは言っても、やはり日本にいるときよりは気を引き締めて、観光を楽しむようにしてください。

ひったくりや置き引き

危険な殺人事件などではなく、ひったくりや置き引きといった、シンプルかつクラシックな泥棒行為が多発しています。海外旅行の基本ではありますが、まずは自分の荷物から目を離さない事です。

日本で人気のショルダーバックやクラッチバックなどは、マレーシアではひったくり被害が多いので、おすすめは肩掛けカバンで体の前にカバンをもってくるスタイルです。

また、食事をとる店ではできるだけ奥の方に椅子を取り、危ないのでカバンを置いたままで歩くようなことはしないようにしてください。スマホもカバンではなくポケットに入れましょう。

タクシーのぼったくり

マレーシアではタクシーのぼったくりも多いです。流しのタクシーはメーターを使わないなどして多額の費用を請求してくる場合がありますので、注意しなくてはなりません。

タクシーを使いたい場合には、タクシー配車アプリの使用がおすすめです。日本ではあまりなじみがないタクシー配車アプリですが、危ない目に合わないと、外国では普通に使っています。

アプリでは行先と迎えに来てほしいポイントを入力すれば、先に料金が提示され、ドライバーが迎えにきてくれます。支払いはクレジットカードでもできますし、詐欺にあう危険性も低いのです。

夜はなるべく出歩かない

日本人はその服装や肌の色で、案外目立っている、ということを自覚しましょう。特に夜はなるべく出歩かないか、出る場合にはタクシーを手配して直接向かうようにしましょう。

夜に一人で出歩く、しかも酔っぱらっているとなると、どうぞ襲ってください、という看板を首からかけて歩いているようなものだと理解しましょう。

警戒しすぎるくらい警戒する、それで丁度良いのです。治安が良いという言葉を鵜呑みせず、街を歩く時にはできるだけ一人は避け、危ない目にあっても対処可能な複数人がおすすめです。

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マレーシアのおすすめ観光スポット3選

殺人事件や誘拐事件のような大きな犯罪はまれですが、軽犯罪は頻発するマレーシアの治安、歩き方、旅行の仕方は理解できたでしょうか。気を付けていれば過度に不安になる必要はありません。

では続いては、マレーシア旅行での具体的な場所についてです。マレーシアにいったら是非行ってほしいおすすめ観光スポットを3つ紹介しましょう。

一年中夏で、風があって過ごしやすいマレーシアは、食事も美味しく多彩に入り混じった文化を堪能できる国です。是非観光も楽しんでください。

1.バトゥ洞窟

クアラルンプールからほど近い場所にある町、バトゥ・ケープにあるのがバトゥ洞窟です。これはヒンドゥー今日の聖地洞窟として知られている場所です。

神秘的な鍾乳洞の中には飾られているヒンドゥーの神様たち。信者でなくても神聖な気分に浸れます。

クアラルンプールからの観光バスツアーも人気なので、一度はいってみてほしい場所です。ただし、こちらはたどり着くまでに足が壊れるほどの長い階段がある、と付け加えておきます。

2.オランダ広場

オランダ広場はキリスト教会があるマラッカの観光地です。18世紀のオランダ統治時代に作られたキリスト教会を中心に、時計台、スタダイス、ピンクの建物が立ち並びます。

作られた当時は白い建物だったそうですが、20世紀初頭に理由はわかりませんがすべてピンクに塗られました。現代ではすべてがピンクの場所として、とても有名です。

広場にある噴水と時計台は、1904年の建造であり、イギリスのヴィクトリア女王に捧げるために建てられたそうです。見事なデザインですので、是非一度は見てほしい場所です。

3.ペトロナスツインタワー

マレーシアといえばツインタワー、クアラルンプールといえば、ツインタワーです。ペトロナスツインタワーはアメリカの映画などにもよく登場しています。

大きく成長をつげたマレーシアの経済を象徴するたてもので、高さが452メートル、88階建てのツインビルです。作ったのは日本と韓国の会社の合同で、29か月のハイスピードで完成したことも話題です。

イスラム国家であるマレーシアらしく、先端がモスクの尖塔のようにとがった形になっている、クアラルンプールを代表する観光スポットです。ここは、夜の治安も良いです。

クアラルンプール滞在におすすめの滞在エリア

折角マレーシア、クアラルンプールに旅行にきたのに、犯罪に巻き込まれてしまっては旅が台無しです。できるだけ危険な目に合わないように、そもそも滞在先エリアからきちんと選びましょう。

ここでは、クアラルンプール滞在におすすめのエリアを紹介していきます。これらは治安が良く、必ず安全というわけではもちろんありますせんが、やはり雰囲気は違うはずです。

エリア紹介の際にはおすすめのホテルもちらりと紹介しますので、是非参考にしてください。

ブキビンタンエリア

クアラルンプールでいつでも最も賑わっている、と言われるのがブキビンタンエリアです。このエリアにはドーセットやグランドハイアット、リッツカールトンなど有名ホテルもあります。

マレーシアであればラグジュアリーホテルもお手頃価格で泊まれますし、ショッピングセンターが立ち並び、何でも手に入る場所です。

高級な雰囲気から庶民的雰囲気まで通り1本違えば味わうことが出来る上に夜でもそんなに治安が悪くありませんので、滞在すると楽しい場所でしょう。

ペトロナスツインタワー周辺エリア

夜景を満喫しつつマレーシアの魅力をホテルから目いっぱい楽しみたいのであれば、クアラルンプールのペトロナスツインタワーの近辺がおすすめです。

おすすめのホテルは特に、トレーダースホテルです。このホテルの最上階にあるバーでは安全に良い雰囲気の中でお酒を飲むことが出来ますので、地元の人にも大人気です。

シンガポールで高級ホテルに泊まるのであれば、マレーシアまで足をのばしてこのような高級ホテルに泊まってみましょう。広さやサービスは良いのに、価格はお手頃になります。

KLセントラルエリア

マレーシアでおすすめの滞在エリア3つ目は、KLセントラルエリアです。ここは空港からの電車の発着地であり、駅直結でヒルトンホテルがあります。マレーシアが初めて、という方でも迷う恐れがありません。

もちろん治安の悪い酷く危ない場所でもないですし、夜は人通りが多いので深夜まで危なくなく遊べると人気の場所でもあります。学生さんにも人気の場所と言えるでしょう。

インド人街になりますので、インド料理を食べたりハーバル商品を買ったりするにはここのエリアに滞在するのが便利です。インド街で遊びたい、という方は特におすすめのエリアです。

マレーシアの治安は悪くないが注意は必要

マレーシアは治安が良い国、と世界でも認識を受けています。ただし発展途上につき貧富の差がますます拡大しているため、貧民街など危ないとされるエリアには近づかないようにしてください。

また、日本人は本人が思っているよりも目立ちます。自分は外国人であり、旅行者である、ということを常に忘れずに注意を払いつつ観光をしましょう。

タクシーのぼったくりや置き引きなどに気を付ければ、危ない犯罪に合うことは少ない国です。是非マレーシアの魅力をいっぱい感じる観光をしてきてください。

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