コスタリカの治安は悪い?旅行や観光の危険度や注意点も紹介

豊かな自然に恵まれ、「幸せの国」とも呼ばれるコスタリカは、中米で最も人気がある観光地の一つです。治安が悪く危険な国も多い中米ですが、コスタリカの治安はどうなのでしょうか。コスタリカを旅行する際に注意するべき点や、観光地での危険度をご紹介します。

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目次

  1. 1コスタリカは安全?治安はどうなの?
  2. 2コスタリカとはどんな国?
  3. 3コスタリカの治安は良い?悪い?
  4. 4コスタリカの治安が悪い場所
  5. 5コスタリカの旅行者を狙った犯罪
  6. 6コスタリカ旅行をする際の注意点
  7. 7コスタリカの言語と通貨
  8. 8コスタリカの観光スポット3選
  9. 9治安の悪い地区を避けてコスタリカ旅行を楽しもう

コスタリカは安全?治安はどうなの?

女性の一人旅でも人気があるコスタリカ。豊かな自然や美しいビーチを求めて世界中から多くの観光客が訪れます。中米は治安が悪い国や地域も多く、観光や旅行には注意が必要ですが、コスタリカの治安はどうなっているのでしょか。

コスタリカに限らず、観光や旅行にトラブルはつきものですが、予備知識があれば、かなりの確率で危険は回避できます。危険な目に合わずに、安全にコスタリカ旅行を楽しむために、注意したい点や危険個所についてご紹介します。

コスタリカに行ってみたいと思っている人はぜひ参考にしてみてください。

コスタリカとはどんな国?

「幸せの国」「中米の楽園」とも呼ばれるコスタリカ。ニカラグアとパナマに挟まれた共和国で、国土は北海道の75%ほどです。

コスタリカは、資源も少なく、人口も500万人に満たない小国ですが、ニュー・エコノミクス財団(NEF)というイギリスのシンクタンクが発表する「地球幸福度指数(Happy Planet Index)」で、常に高い評価を得ています。

この「地球幸福度指数」は、「生活の満足度」「寿命」「環境への負荷の少なさ」をもとに算出され、2016年の調査では、コスタリカは世界第1位、ちなみに日本は第58位でアメリカは第108位です。

資源が少なく、決して豊かとは言えないコスタリカが、幸福度で常に上位にランクインするのにはわけがあります。かつて中米最大規模を誇ったコスタリカ軍ですが、1948年に憲法により軍を廃止、軍事費を教育や医療、自然保護に充てる政策を打ち立てました。

コスタリカの英雄として今も崇められている、ホセ・フィゲーレス大統領の軍廃止宣言のスローガン「兵士よりも多くの教師を」は、あまりにも有名です。

そして、1983年には非武装中立を宣言、隣国ニカラグアとの紛争の際も、国際司法に訴えることで暴力ではなく話し合いで問題を解決できることを世界に知らしめました。

莫大な軍事費を削減した結果、コスタリカは大学も含めて教育の完全無償化を実現しており、中米の中でも飛びぬけて高い識字率を誇っています。

「環境先進国」とも呼ばれるコスタリカは、自然保護にも力を注いでおり、国定公園や自然保護区が国土の25%以上を占め、地球上の生態系の約5%が、コスタリカに生息すると言われています。

もともとはコスタリカは貧しい国で、国土のほとんどが森林におおわれており、コーヒーやバナナ、サトウキビなどの農産物の輸出が長く国の経済を支えていましたが、近年では観光収入が大きな割合を占めるようになり経済的にも発展しています。

コスタリカの治安は良い?悪い?

国民の90%が軍の撤廃を支持しており、平和を愛するコスタリカですが、国内の治安はどうなっているのでしょうか。実はコスタリカは、治安が悪い国や地域が多い中米にあって、比較的治安が良い国として知られていました。

女性が一人で旅行しても危険がないほど治安が良いとさえ言われていたコスタリカですが、近年は都市部を中心に治安の悪化が懸念されています。

コスタリカの国全体の治安が悪いというわけではありませんが、明らかに危険な、治安の悪い地域が存在するのも事実です。

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コスタリカの治安が悪い場所

国全体としてみれば危険は少ないコスタリカですが、できれば立ち入らないほうがいい、治安が悪い地域もあります。迂闊に近寄ると危険な目に合う可能性もありますから、治安が悪い地区はしっかりと頭に入れておき、極力近付かないようにしましょう。

サンホセのコカ・コーラ地区

コスタリカは近年、首都のサンホセを中心に麻薬がはびこり、治安の悪化が目立っています。外務省のホームページによると、コスタリカのサンホセは「レベル1(十分注意)」となっています。

中心部の西側に位置するコカ・コーラ地区は、「Zona Roja(ソナ ロハ)」危険地帯と呼ばれており、細い裏道などは浮浪者が多く、昼間でも不穏な気配が漂っています。旅行者は立ち入らないほうが賢明です。とくに女性の一人歩きや、夜間は危険なので、十分注意しましょう。

【危険度】★★★★★

サンホセ中心部の歩行者天国

人が多く集まる場所ではスリやかっぱらいなどの窃盗事件が起きやすいのは世界中どこでも同じです。観光客や旅行者で賑わうサンホセの歩行者天国でも、スリやかっぱらいの被害が多く報告されています。

ケチャップをわざとひっかけ、拭いている隙に金品を奪う「ケチャップ強盗」も頻発しています。「何かついていますよ」と声をかけられても無視するのが一番です。

車やバイクを使ったひったくりも多いため、近付いてくる車やバイクにも注意しましょう。観光中はつい気が緩みがちですが、常に緊張感を持って行動するようにしましょう。

また、最近では、「お金を落としたので貸してほしい」と言って近寄ってくる、人の親切心に付け込んだ寸借詐欺や、お金を貸そうと財布を取り出した際に、財布ごとかっぱらう窃盗事件も多く発生しています。

人が多く集まる観光地ならではの犯罪ですが、治安の悪化に伴って発生件数も増加傾向にあるので十分注意してください。

【危険度】★★★★

アラフエラ・モンテスデオカのサンペドロ地区

サンホセ周辺のアラフエラ・モンテスデオカのサンペドロ地区は、強盗事件が多発する危険地域として、外務省も注意を促しています。

凶悪事件に巻き込まれる可能性もあるので、夜間はもちろん、昼間でも迂闊に立ち入らないように注意しましょう。

【危険度】★★★

長距離バスターミナル

コスタリカの長距離バスのターミナル付近では、犯罪グループによる置き引きが多発しています。一瞬の隙で荷物を奪われてしまうことが多いので、荷物からは決して手と目を離さないようにしましょう。

バスの中でも荷物を網棚にあげたり、足元に置いたりしないように注意しましょう。車内ではスリも多いので、一瞬たりとも気を抜けません。万が一眠ってしまったときにも、取っ手を腕に絡ませるなど、荷物を奪われないように、安全対策を講じておくことをおすすめします。

【危険度】★★★★★

コスタリカの旅行者を狙った犯罪

コスタリカで観光客や旅行者が巻き込まれやすい犯罪についてまとめておきます。一瞬の気の緩みが、重大な事件や事故につながる可能性もありますから、しっかりと頭に叩き込んで、おいてください。

総じてコスタリカは陽気で楽しく、自然あふれる美しい国です。治安が悪い地域は限られているので、気をつけてさえいれば、危険な目に合うこともありません。

置き引き

コスタリカでは、置き引きの被害が多く報告されています。とくに長距離バスのターミナル付近での発生件数が突出しています。

置き引き犯は、グループでターゲットを物色しているので、ほんの一瞬荷物から目を離しただけでも被害に合ってしまいます。ひどい場合は、長距離バスの運転手がグルになっている場合もあります。

荷物は肌身離さず、たとえちょっとの間でも、荷物から目を離さないようにするのは、コスタリカ旅行の鉄則です。

スリ・ひったくり

旅行者が多く集まる観光地では、スリやひったくりはつきものです。コスタリカも例外ではありません。気付かれないうちにそっと財布や貴重品を奪うならまだしも、強盗まがいの強引な方法で奪う犯罪も多発しています。

高価なアクセサリーや時計は身につけない、余分なお金は持ち歩かない、貴重品は外から見えないようにする、バッグの口は閉じて体の前で抱えるなど、スリやひったくりの被害に合わないように工夫をしましょう。

詐欺・ぼったくり

コスタリカで注意しなければならないのは、置き引きやスリ、ひったくりばかりではありません。「お金を貸してほしい」という寸借詐欺や、つまらない品物を高値で売りつけられる詐欺、タクシーで法外な値段を請求されるぼったくりの被害も後を絶ちません。

クレジットカードを使う場合は、スキミングにも注意が必要です。ホテルやちゃんとしたレストランなら問題ありませんが、怪しげなお店ではクレジットカードより現金を使ったほうが安全です。

麻薬

コスタリカの治安が一気に悪化した最大の要因が麻薬です。1990年代以降、コスタリカは麻薬がらみの犯罪が急増しており、社会問題にもなっています。

危険地区やサンホセの公園などでは、麻薬の売買が頻繁に行われており、若者が麻薬を使っている姿が目撃されることもあります。

うっかり取引の現場に行き合わせたりしたら、取り返しのつかないことにもなりかねませんので、くれぐれも注意してください。

コスタリカ旅行をする際の注意点

コスタリカの旅行が素敵な思い出になるように、コスタリカを旅する際に気をつけるべき点をあげておきます。何度も言いますが、コスタリカは国としては治安の良い、素晴らしい場所です。

治安の悪い危険個所に気をつけ、不用意な行動をとらなければ、快適に過ごすことができるはずです。コスタリカ旅行で注意する点をしっかりと覚えておいて、犯罪や危険に巻き込まれないようにしましょう。

夜間の一人歩きはしない

スリや窃盗などの軽犯罪のほか、麻薬の問題もあるサンホセやその周辺、強盗事件が起きている太平洋沿岸部のハコやタマリンド、マヌエルアントニオと、カリブ海に面したリモンやカウィータ、マンサニージャも治安が悪い地域です。

それらの危険地域はもちろんですが、治安が良いと言われる地区でも夜間の一人歩きはやめておきましょう。夜間の一人歩きは、どんな場合でも危険を伴います。危険が少ないと思われる地区で、どうしても夜間に外出したいときは、一人ではなく複数で行動するようにしましょう。

たくさんの現金を持ち歩かない

財布からたくさんの現金がのぞいていたら、犯罪を誘発することになりかねません。犯罪者もある意味命懸けですから、どうせなら成果が大きいほうが良いに決まっています。犯罪者心理を刺激しないこと、これも犯罪に巻き込まれないための大切な心得です。

外出の際は、必要以上の現金を持ち歩かないようにしましょう。とくにスリやひったくりが多く治安が悪いと言われる歩行者天国に行くときは絶対です。残った現金は、ホテルのセイフティボックスに預けることを忘れずに。

荷物から目を離さない

日本なら、座席に荷物を置きっぱなしにして、自動販売機で飲み物を買ってくるということもありますが、コスタリカでは絶対に荷物から目を話してはいけません。組織的な置き引き犯が横行しているので、ちょっとした油断が犯罪被害を招きます。

足元に置いた荷物が置き引きに合うことも珍しくはありません。コスタリカに限ったことではなく、観光客や旅行者を狙った置き引きはどこの国でも頻発しています。に蜜から目を離さないというのは、安全で快適な旅をするためには必須の注意事項です。

バスは利用しない

コスタリカでは移動手段としてバスが多数運行していますが、バスは運賃が高価な上、バスのターミナル付近やバスの車内は、治安が良いとは言いかねます。危険な地区を走行するバスもあるので、安全のためにはバスは利用しないことです。

とくに長距離バスは、ターミナルや車内での置き引きや強盗被害が後を絶たないので利用しないようにしましょう。女性の一人旅ならなおさらバスの利用はおすすめできません。やむを得ずバスを利用する際は、危険な地域を走るルートは避け、複数人で乗車するようにしてください。

白タクは利用しない

コスタリカで、バスの代わりに交通手段となるのはタクシーです。コスタリカのタクシーは比較的安全でと言われていますが、「ピラタ」と呼ばれる白タクも走っているので注意しましょう。

目的地と違う場所に連れて行かれて、法外な料金を請求されるぼったくり被害が相次いでいるので、白タクは利用してはいけません。赤い車体に黄色い三角のマークがついているのが、正式に許可を得ているタクシーです。

ただし、近年交通量の増加で、サンホセ周辺は慢性的な交通渋滞に陥っています。運転マナーも悪いので交通事故も少なくありません。タクシーを利用する際は、時間に余裕を持って行動しましょう。

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コスタリカの言語と通貨

長くスペインの植民地であった中米ではスペイン語が公用語となっている国が少なくありませんが、コスタリカの公用語もスペイン語です。カリブ海側の一部の地域では、19世紀にジャマイカから移民してきた黒人の影響で、ジャマイカ英語を話す人々もいます。

観光地では英語が通用することが多いので、それほど心配することはありません。通貨も、観光地ではアメリカドルが使えるところが多いです。しかし、バスやタクシーはコスタリカの通貨であるコロン(CRC)しか使えないので注意が必要です。

日本では両替できないため、アメリカドルを持って行って現地で両替する必要があります。そんなにたくさんコロンを使わないのであれば、アメリカドルが通用する店で、アメリカドルで支払って、おつりをコロンでもらう方法もあります。

コスタリカの観光スポット3選

エコツーリズムの最先端、コスタリカ。国民一人一人が自然を大切にしているコスタリカならではの、美しく楽しい観光スポットをご紹介します。

1.ラ・フォルトゥーナ滝

「ラ・フォルトゥーナ滝」は、アレナル火山の麓の街ラ・フォルトゥーナのすぐ近くにある、落差約70mの一本滝で、水量の多い豪快な滝として有名です。「ラ・フォルトゥーナ滝」の魅力はその迫力ある流れだけではありません。「ラ・フォルトゥーナ滝」は、滝つぼで泳ぎことができます。

滝の周りには、中米最長と言われる長さ約1kmにわたるキャノピー(ジップライン)がかかっており、空中滑走しながら滝を見ることができます。「ラ・フォルトゥーナ滝」は、ただ滝の景観を楽しむだけでなく、スリル感、爽快感も味わえる人気の観光スポットです。

2.リオセレステ滝

ボルカン・テノリオ国立公園内の険しい山道を1時間以上歩いた先にご褒美のようにあらわれるにある「リオセレステ滝」。数年前フランスの雑誌が「世界で一番美しい滝」と称したのも納得の、神秘的な美しさをたたえています。

奇跡としか思えない、ターコイズブルーの流れは、水に混ざった鉱物が太陽の青い光を拡散することで生まれます。秘境とも言える「リオセレステ滝」は、たどり着くのは大変ですが、コスタリカに行ったならぜひ見てみたい素晴らしい滝です。

3.アレナル火山

コスタリカのシンボルとも言うべき「アレナル火山」。標高1633mの活火山は、現在でも活発な活動を続けており、溶岩が流れ出るさまを目の当たりにすることもできます。

周辺は「アレナル火山国立公園」として整備されており、広大な自然や野生生物を求めてたくさんのツアー客が訪れます。

アレナル国立公園内では、コスタリカで確認されているおよそ850種の鳥類のほぼすべてを観察することができるため、バードウォッチャーにも大変人気があります。

治安の悪い地区を避けてコスタリカ旅行を楽しもう

コスタリカは「中米の楽園」と呼ぶにふさわしい自然豊かな美しい国です。国民性は陽気で人なつっこく、おおらかで親切です。治安の悪化が心配されていますが、観光に力を注いでいる国らしく、観光地ではそれほど治安の悪さは感じられません。

麻薬の蔓延で一部非常に治安が悪い地域がありますが、不用意に立ち入らなければ事件や事故に巻き込まれることはありません。スリやひったくり、置き引きなど、観光地が巻き込まれやすい犯罪は確かに少なくはありませんが、自衛しておけば被害に合わずにすみます。

人と地球に優しいコスタリカ。平和を求める未来のモデル国家でもあります。治安が悪い一部地域を避ければ、豊かな自然と明るい人々が旅行者を優しく迎えてくれます。あなたもコスタリカで素敵な時を過ごしてみませんか。

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