パキスタンの治安は悪い?ラホール旅行や観光の危険性や注意点も紹介
パキスタンに旅行や観光に行こうと思っている人は、パキスタンの治安を知っておきましょう。ラホール旅行の治安による危険性や注意点についてもご紹介します。また、巻き込まれやすい犯罪についてもご紹介しますので、パキスタンを訪れる際には、参考にしてみてください。
目次
パキスタンの治安はどうなの?旅行に行っても大丈夫?
国内旅行に行くのも素敵ですが、一度くらいは海外に旅行しに行きたいと考えている人も多いのではないでしょうか。また、年に一度は海外旅行をしたいと思っている人も多いはずです。そんな時、「どこの国に行こうか」といった疑問持つ人も多いでしょう。特に、海外では治安が悪い場所も多く、危険が伴ってしまう場合もあります。
もしも、「パキスタン」に旅行や観光をしたいと考えているのであれば、治安が悪くないのか、危険は伴わないのかについて調べてから行くようにしてください。
パキスタンとはどんなところ?
パキスタンとは南アジアに位置している国で、首都はイスラマバードと呼ばれる場所です。日本からも比較的近い位置にあるため、旅行や観光先としてパキスタンを選ぶ人も多いのではないでしょうか。最大の首都はカラチと呼ばれる場所で、公用語として英語が使われています。
そのため、パキスタンに行く場合には英語を勉強しておく必要があるでしょう。ただし、最近では日本語に翻訳してくれる機械なども開発されているため、英語が話せなくてもパキスタンに行くことができます。
パキスタンの治安は良い?悪い?
パキスタンに旅行や観光に行きたいと思った時、一番に気になるのが治安が悪いのかそうでないかなのではないでしょうか。一言でいうと、パキスタンは治安が悪い国です。テロが起きることも多く、日本人が巻き込まれてしまうこともあるようです。
親日家も多いため観光地が多数つくられていますが、テロが多発してしまっていることから、入ってはいけない地域なども存在しています。そのため、パキスタンは日本よりも治安が悪いと言えるでしょう。
パキスタンの地域別の治安と危険度
上記では、パキスタンは治安が悪い国だとご紹介しました。しかし、入ってはいけない地域があるということから、比較的治安が良い地域もあることが分かります。そのため、もしもパキスタンに旅行や観光で訪れようと考えている人がいるのであれば、なるべく治安が良くて危険性が少ない地域を選びましょう。
下記では、パキスタンの地域別に危険度をご紹介します。特に、危険度が高いと言われている地域の周辺には近づかないようにしてください。
カラチ市
パキスタンにあるカラチ市は、初めにもご紹介したように、パキスタンの首都として知られています。カラチ市では観光や旅行に訪れる人も多いのですが、そのことを逆手にとって犯罪が行われることも少なくありません。外国人を狙った犯罪が多発しているため、なるべく旅行や観光では訪れないようにしましょう。
また、犯罪だけでなくテロも行われることがあるようです。パキスタンでは日本とは違って取り締まられていない犯罪も多く、一度巻き込まれてしまうと命を落としかねませんので、注意するだけでなく近づかないようにしてください。
危険度 | ★★★★★ |
ラホール市
パキスタンにあるラホール氏は、治安が良い地域とされています。このラホール市には日本人も訪れることが多く、観光客向けの場所も多く設置されているようです。そのため、比較的治安が良く、旅行や観光をしたくてパキスタンに訪れる人にとっては、良い場所と言えるのではないでしょうか。
ただし、必ずしも犯罪やテロが起きないわけではないようです。そのため、治安が良いラホール市に訪れる場合でも、行動する際には注意を怠らないようにしてください。
危険度 | ★★☆☆☆ |
アフガニスタン国境地帯
パキスタンにあるアフガニスタン国境地帯は、最もテロが多発している場所だといわれています。ここでは外国人ではなく、国家に対してのテロ行為が行われているようです。テロ行為自体もかなり激しいため、危険レベル4が発令されており、退避命令も発動しています。
危険度 | ★★★★★ |
パキスタンので注意すべき犯罪
上記では、パキスタンには犯罪やテロが多いとご紹介しました。では、どんな犯罪に気を付けなければいけないのでしょうか。注意しなければいけないことが分かっていれば、旅行や観光の際に安心してパキスタンを訪れることができるはずです。
そのため、下記ではパキスタンで注意しなければいけない犯罪について掘り下げていきましょう。
スリ
パキスタンには人が密集している地域もあり、スリが行われることが多いといわれています。そのため、スリを回避するためにも、なるべく財布はズボンなど洋服のポケットに入れないようにしてください。必ず、スリをされないような場所に入れておきましょう。
また、稀に鞄のチャックを巧妙に開けてスリをする人もいます。スリをされないようにするためにも、鞄のチャックは自分の目の届く範囲に配置するようにしてみてください。
偽警察
パキスタンでは、警察に扮した偽警察がいるようです。日本でも同じような手口として、詐欺があげられます。日本人は警察官に対してあまり悪いイメージを持っていないため、警察官の言うことに対して従ってしまう傾向があるでしょう。そのため、例え警察だと名乗られたとしても、油断しないようにしてください。
偽警察の中には、身分証までしっかりと作っている人もいます。もしも、少しでも不信感を抱いたのであれば、周囲にいる人に助けを求めるようにしましょう。
強盗
パキスタンでは強盗も行われることがあります。強盗はいつどこで起こるかわからないため、偶然居合わせてしまうことがあるかもしれません。パキスタンではテロが行われていることもあり、銃や爆弾を武装している可能性も高いでしょう。そのため、強盗に遭遇した時は下手に行動しないでください。
性犯罪
パキスタンでは、外国人を狙った性犯罪が横行しています。特に、海外で言葉が通じないことをいいように捉え、性犯罪を行っている人が多いようです。そのため、パキスタンで誰かに連れていかれそうになった時は、人がたくさんいる場所から離れないようにしてください。
また、誰かに道案内を頼みたい場合でも、道端で会った人についてきてもらうのはやめましょう。そして、自分が止まっているホテルなどが特定されないようにしてください。
テロ
上記でもご紹介したように、パキスタンではテロが多発しているようです。テロでは周囲にいる人たちが巻き込まれてしまうことも多いため、テロが多発している場所では注意するようにしてください。中にはどうしてもその場所に行かなければいけない人もいるかもしれません。その時は、周囲の動きに注意しながら、訪れるようにしてください。
安全にパキスタン旅行するための注意点
比較的治安が良いとされている地域もありますが、パキスタンは全体的に見ると治安が悪いことが分かるはずです。そのため、治安が良いと言われている地域に訪れる場合でも、なるべく注意を怠らないようにしてください。では、パキスタンに旅行や観光で行こうと思っている人は、どんなところに注意しなければいけないのでしょうか。
夜間は出歩かない
治安が悪いといわれている地域では、夜間に出歩くことは避けましょう。夜は周囲が暗くなっているため、犯罪に巻き込まれやすくなってしまいます。特に、女性は性犯罪に巻き込まれることが多いため、夜間に出歩く場合は男性と一緒に出歩くことがおすすめです。しかし、それでも危険がないわけではないので注意してください。
また、パキスタンの夜の街は悪い人たちが集まっていることもあり、犯罪に巻き込まれやすいです。そのため、パキスタンに行く時は、治安が悪い場所でなくても夜はホテルなどで楽しんでください。
たくさんのお金を持ち歩かない
パキスタンの危険な犯罪の1つとして、スリをご紹介しました。パキスタンでは外国人を狙ってスリを行っている人が多いようです。その理由として、外国人が旅行や観光でパキスタンを訪れているため、お金をたくさん持っていることが挙げられます。そのため、パキスタンで外出する際には、たくさんのお金を持ち歩かないようにしましょう。
そうすることで、危険な犯罪に巻き込まれてしまっても、それほどたくさんの損失を経験することはありません。また、クレジットカードなどもできれば持ち歩かないようにしてください。パキスタンで財布を取られてしまうと、絶対と言っていいほどお金は帰ってきません。
高級品は身に着けない
スリなどの犯罪を犯そうとしている人は、周囲の人の身なりをよく観察しています。スリをしやすそうな人を見つけたり、お金をたくさん持っていそうな人も探しているでしょう。そのため、パキスタンで外に出る時は、高級品を身に着けないようにしてください。特に、目に見えてわかるような貴金属類は外してから外出するのが適切です。
また、治安が悪いと言われている地域で高級品を身に着けていると、テロやもっと大きな犯罪に巻き込まれてしまうこともあります。せっかくの旅行や観光でおしゃれをした気持ちはわかりますが、安全面を優先しましょう。
政府機関や報道機関には近付かない
治安が悪いと言われている地域では、外国人ではなく政府機関や報道機関を狙った犯罪を行う場合が多いようです。そのため、治安が悪い地域に訪れる際には、政府機関や報道機関には近寄らないようにしましょう。かなり大きなテロが行われてしまうこともあります。一度テロが始まってしまうと、そこから抜け出せない状況に陥る場合もあるようです。
旅行や観光の際に、パキスタンのいろいろな場所を見たいと考えている人もいるかもしれません。しかし、政府機関や報道機関はテロの標的になってしまう場所ですので、近づかないようにすることが安全です。
宗教関係の集会場所には近付かない
上記でご紹介した政府機関や報道機関と同じ理由で、宗教関係の集会場所には近付かないようにしましょう。実際に宗教関係の集会場所でテロが行われることが多く、日本大使館でもその旨を伝えられることが多いようです。しかし、中にはどこで集会が行われているのかわからない人もいるでしょう。
そんな時は、日本大使館で聞くようにしてください。その先に、治安が悪い地域や行ってはいけない場所を聞いておくことで、安全に旅行や観光を楽しめるはずです。
パキスタンの観光スポット3選
全体的に見ると治安が悪いと言われているパキスタンですが、観光や旅行で訪れる人が多いことから、観光に適した場所もあります。そのため、観光でパキスタンを訪れるのであれば、おすすめされている観光スポットをチェックしておきましょう。日本にはないような雰囲気を感じることができます。
また、パキスタンにある観光スポットでは、比較的治安が良いとされています。そのため、安全に観光したいと考えている人も、ぜひ下記でご紹介しる観光スポットを参考にしてみましょう。
1.ロータスフォート
ロータスフォートとは、城塞のことを意味しています。このロータスフォートは、部族制圧を逃れるために作られたものです。塀の高さは10メートル以上もあるといわれており、間近で見るとその高さがよくわかるのではないでしょうか。
また、ロータスフォートには12の城門があるとされています。この城門も観光スポットとして人気なので、ぜひパキスタンに行く際には訪れてみてください。
2.ラホール ミュージアム
パキスタンにあるラホール市は、比較的治安が良いとされている地域です。そこには、ラホールミュージアムと呼ばれる場所があります。近くには骨董品が売られている場所もあり、日本人向けの観光スポットと言えるでしょう。ただし、冷房が完備されていないようなので、夏に訪れる際は注意してください。
また、携帯電話の持ち込みが禁止されているようです。そのため、ラホールミュージアムを写真に収めたいのであれば、カメラを持参していくようにしましょう。
3.シャーラマール庭園
シャーラマール庭園とは、1641年から建設が始まり、その翌年に完成した建物です。歴史的建造物と言われており、ラホール市にあります。また、このシャーラマール庭園は世界遺産にも登録されているようです。シャーラマール庭園には、たくさんの建造物があるといわれています。
そのため、このシャーラマール庭園を訪れた際には、1日中楽しむことができるでしょう。たくさんの植物が栽培されていることもあり、視覚的にも楽しむことができるはずです。
パキスタンでは治安が良い地域でも注意しよう
パキスタンにある治安が良い地域や治安が悪い地域を比較しました。しかし、治安が良いと言われている地域でも、テロが行われてしまうことがあるようです。そのため、パキスタンを訪れるのであれば、なるべく注意を怠らないようにしてください。特に、テロが行われている最中は行かない方が良いでしょう。
治安が良い地域でも犯罪に巻き込まれることが多く、外国人というだけで巻き込まれることもあります。そのため、パキスタンを訪れる際には、犯罪に巻き込まれないように事前対策をしておくようにしましょう。