有毒鳥類のピトフーイの生態とは?ズグロモリモズなど!
有毒鳥類のピトフーイの生態やズグロモリモズなどについてご存知でしょうか。名前は、聞いたことは、あるが詳しくは、知らないという人は、多いでしょう。今回は、そんな有毒鳥類のピトフーイの生態やズグロモリモズなどについて紹介していきたいと思います。
目次
ピトフーイは猛毒の持ち主で超危険!
皆さんは、ピトフーイという鳥についてご存知でしょうか。最近では、アニメでピトフーイという名前が使われて毒を持った鳥であるということが説明されたりとピトフーイに対して興味を持つきっかけが多いでしょう。
少しでも興味を持ったのであれば、猛毒の持ち主で超危険なピトフーイについてこの機会にしっかりと知っておきましょう。役に立つ機会があるかは、人によりますが、一つの知識として頭にしっかりと叩き込んでおきましょう。
今回は、そんなそもそもピトフーイとは、どういう鳥なのかということやピトフーイの種類、ピトフーイの毒の特徴、ピトフーイの毒が発見された経緯、ピトフーイ以外の毒をもつ鳥などについて詳しく紹介していきたいと思います。
ピトフーイとは?
そもそもピトフーイとは、どういう鳥なのかということについてご存知でしょうか。ピトフーイという名前と見た目は、知っていても結局は、どういった特徴を持っていてどのような生態なのかを知らないという人は、多いでしょう。
今回は、そんなそもそもピトフーイとは、どういう鳥なのかということについて紹介していきたいと思います。
ピトフーイの特徴
そもそもピトフーイとは、どういう鳥なのかということの一つ目は、ピトフーイの特徴です。ピトフーイの特徴は、その鮮やかな色です。また、ピトフーイは、6種類存在しており、そのうち5種類が猛毒を持つ危険な鳥です。
ピトフーイというのは、ニューギニア島固有である鳥類の6種類をピトフーイと呼びます。カワリモリモズやズグロモリムズ、ムナフモリミズ、クロモリミズ、サビイロモリミズ、カンムリモリミズの計6種類です。
ピトフーイという文字がどれにも含まれていないのにどうしてピトフーイと言うのかというと、それは、鳴き声が関係しています。鳴き声がピトフーイと聞こえるため、ピトフーイ、pitohuiと名付けられました。
ピトフーイの生態
そもそもピトフーイとは、どういう鳥なのかということの二つ目は、ピトフーイの生態です。ピトフーイは、基本的にChoresine属と呼ばれる虫たちを食べます。これがピトフーイの毒に関係しています。
詳しくは、ピトフーイの毒の特徴についてで紹介しているので、そちらをチェックしてみましょう。ピトフーイは、雑食性で皆が良く目立つ色をしており、警告色です。
ピトフーイの種類
猛毒で危険なピトフーイの種類についてご存知でしょうか。ピトフーイの種類は、6種類ありますが、どのような特徴を持っているのでしょうか。今回は、そんな猛毒で危険なピトフーイの種類について紹介していきたいと思います。
ズグロモリモズが最も毒性が強い
猛毒で危険なピトフーイの種類の一つ目は、ズグロモリモズが最も毒性が強いです。ズグロモリモズは、全長25センチメートルほどの鳥でピトフーイの中で最も毒性が強いです。最も毒性が強いと言われてもよくわからない人が多いでしょう。
ズグロモリモズがどのくらい毒性が強いかというと、それは、羽根一枚分で人間が死亡してしまうレベルです。とても怖いです。ですが、分布は、インドネシアやパプアニューギニアなので、日本は、特に問題ないでしょう。
ですが、インドネシアやパプアニューギニアなどに旅行に行くという場合は、気を付けましょう。ズグロモリモズに限らず、ピトフーイがいたら触れないようにしてそもそも近づかないようにしましょう。
ムナフモリモズは無毒
猛毒で危険なピトフーイの種類の二つ目は、ムナフモリモズは無毒です。猛毒で危険なピトフーイの中にも毒を持たないピトフーイの種類がいます。それが、ムナフモリモズというピトフーイの種類となっています。
ムナフモリモズは、見た目は、比較的シンプルな色で白と黒のような一般的な鳥の色である場合がほとんどです。毒もないですし、特に気にすることもないでしょう。
ピトフーイの毒の特徴
猛毒で危険なピトフーイの毒の特徴についてご存知でしょうか。今回は、猛毒で危険なピトフーイの毒の特徴について紹介していきたいと思います。
毒性はフグの4倍
猛毒で危険なピトフーイの毒の特徴の一つ目は、毒性はフグの4倍です。フグの4倍と言われてもそこまでピンとこない人もいるかもしれませんが、フグの4倍だと、ネズミがほんの少量で死んでしまうほどのものです。
ピトフーイが持っている毒は、筋肉を収縮させたり神経麻痺を引き起こすホモバトラコトキシンというものです。実は、猛毒で危険なピトフーイは、毒を自分で作っているわけでは、ありません。では、どこから作っているのでしょうか。
それは、食事です。猛毒で危険なピトフーイは、毒を持っているChoresine属と呼ばれる虫たちを食べます。その食事を行うことにより、ピトフーイは、猛毒を得ることができるのです。最初は、普通の鳥だったのです。
筋肉や羽毛に毒がある
猛毒で危険なピトフーイの毒の特徴の二つ目は、筋肉や羽毛に毒があるです。ピトフーイの毒が発見された経緯にも書いてありますが、猛毒で危険なピトフーイの毒は、筋肉や羽毛にあります。ですが、筋肉の方は、少量です。
触ってしまうだけでも危険ですが、向こうから噛みついて毒を流してくるような蛇のようなことは、ないので、その点では、安心です。あくまで猛毒で危険なピトフーイの毒は、自己防衛のための毒なのです。
自己防衛のためには、そうなるように進化をしていく、それが動物です。適応するためには、仕方のないことなのです。基本的には、人間には、向かってこないので、ピトフーイがいても気にしないようにしましょう。
ピトフーイの毒が発見された経緯とは?
ピトフーイの毒が発見された経緯について皆さんは、ご存知でしょうか。食べ物などであれば、毒が発見された経緯というのは、想像しやすいと思いますが、ピトフーイの毒が発見された経緯は、どのようなものなのでしょうか。
ピトフーイの毒が発見された経緯は、ある一人の調査員によるものです。調査隊員たちは、ピトフーイを調査するために扱っていました。そこでその調査員は、ピトフーイにより指をケガしてしまいました。
そこで指の傷口を少し舐めてみると、舌に刺激が走りました。なので、ピトフーイの羽を抜いてそれも舐めてみました。そこでも同じような刺激が走ったのでピトフーイの毒が発見されたというわけなのです。
ピトフーイ以外の毒をもつ鳥を紹介
猛毒で危険なピトフーイ以外の毒をもつ鳥についてご存知でしょうか。今回は、猛毒で危険なピトフーイ以外の毒をもつ鳥について紹介していきたいと思います。
ツメバガン
猛毒で危険なピトフーイ以外の毒をもつ鳥の一つ目は、ツメバガンです。ツメバガンは、カモ科の鳥です。アフリカや中東に生息しています。全長が70センチメートルから100センチメートルとアフリカのカモ類の中で最も大きいです。
ツメバガンは、ピトフーイのように毒を持った虫を食べますが、それが羽などに行くことは、ありません。ですが、一時的に肉に毒をため込むので、そのタイミングのツメバガンを食してしまうと、中毒を起こしてしまう可能性があります。
逆にいえば、ツメバガンは、食用にしようとしなければ、毒などの心配は、ありません。なので、旅行した先などでツメバガンに遭遇してもそこまで恐れる必要は、ないのです。
ズアオチメドリ
猛毒で危険なピトフーイ以外の毒をもつ鳥の二つ目は、ズアオチメドリです。ズアオチメドリは、ピトフーイと同じで羽に毒を持っています。なので、触れるだけでも危険な猛毒を持っている鳥なのです。触れないようにしましょう。
分布もピトフーイと同じでニューギニア島です。ズアオチメドリは、生息数の推移について報告がないですが、大量に減少するなどのこともなく、絶滅などは、しないと言われています。
有毒鳥類には気をつけましょう
今回は、有毒鳥類のピトフーイの生態やズグロモリモズなどについて紹介していきました。有毒鳥類のピトフーイやその他の猛毒の仕組みや猛毒の強さなどについて知ることができたので、その危険度が良くわかったことでしょう。
ピトフーイに関しては、その猛毒の仕組みや生態などについて理解しておけば、怖いということは、ないでしょう。旅行をするような人でなければ、ピトフーイなどに会うことは、ないですが、しっかりと知識に入れておきましょう。
危険を事前に防げるようにして楽しい旅行をできるようにしていきましょう。誰か一人でも知識を持っていれば、一気に安全度というのは、上がっていくものです。一つの知識で皆を救うことができるかもしれないのです。