マルタタイガーは実在するの?青い虎の生息地や特徴を紹介

幻の青い虎と呼ばれるマルタタイガーを知っていますか?未確認生物(UMA)の一つとも考えられているマルタタイガーは中国などで目撃された体毛が青い虎。中国で生息する虎の変種とされていますが、そんな幻の青い虎について生息地や特徴を解説します。

マルタタイガーは実在するの?青い虎の生息地や特徴を紹介のイメージ

目次

  1. 1伝説の青い虎マルタタイガーは本当にいるの?
  2. 2白い虎や金色の虎は存在する
  3. 3マルタタイガー以外の青い動物って?
  4. 4マルタタイガーとは?
  5. 5マルタタイガーは実在するの?
  6. 6マルタタイガーを想像させる画像を紹介!
  7. 7日本の猫科の絶滅危惧種動物
  8. 8伝説の青い虎は実在したかも!

伝説の青い虎マルタタイガーは本当にいるの?

虎と言えば、堂々たる体躯と美しい縞模様の毛皮を持つ生き物。黄色や茶色の胴に黒い縞が入っているのが普通ですが、世の中にはホワイトタイガーやゴールデンタイガーのように変わった色の毛並みを持つ虎もいます。

マルタタイガーもそんな変わった毛並みを持つ虎の一種。なんとマルタタイガーの毛皮は青色だとされています。目撃証言も少なく、未確認生物の一種だともされているマルタタイガーは本当に存在する生き物なのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

白い虎や金色の虎は存在する

マルタタイガーは青い虎だとされていますが、マルタタイガー以外にも普通の虎とは違った色をした個体が存在します。それがホワイトタイガーと呼ばれる白い虎とゴールデンタイガーと呼ばれる金色の虎です。

ホワイトタイガーはベンガルトラの白変種だと言われています。真っ白もしくはクリーム色の体毛に薄茶色の縞模様を持っています。中には見えないほど縞が薄くなって白一色になってしまっている個体も存在します。

黄金の毛並みを持つゴールデンタイガーもベンガルトラの変種です。ゴールデンタイガーは世界にたった30頭ほどしか存在しない非常に貴重な種類の虎。一見すると普通の虎と違いがないように思えますが、縞模様が薄いことが特徴です。

マルタタイガー以外の青い動物って?

マルタタイガーについてご説明する前にマルタタイガー以外の青い動物をご紹介します。青い身体を持つ動物と聞いてあなたは何を思い浮かべますか?青い猫、青い犬、青いクマ?そんな生き物は知らないはず。そうです、青い動物って実は物凄く数が少ないんです。

一番ポピュラーな青い動物と言えば、鳥ではないでしょうか。鳥は青色以外にも赤色、緑色、桃色などが存在し、動物の中でももっともカラフルな生き物の一種です。しかし、そんな様々な色素の中でも青色というのは特別な色素だと考えられています。

実は動物は体内に青色の色素を持っていません。では、どうして青い鳥が存在するのでしょうか。トリックは彼らの羽毛の構造にあります。

鳥の羽根というのは実際には青色をしているわけではなく、光の屈折を巧みに利用しているに過ぎないことが研究によって明らかになっています。彼らは太陽の光を反射させることによって、自分の身体を青く見せているだけなのです。

マルタタイガーとは?

それでは、青い虎と呼ばれるマルタタイガーは一体どんな生き物なのでしょうか。見た目の特徴や生息地など、マルタタイガーについて詳しく見ていきましょう。

青い毛をもつトラ

マルタタイガーとは通称「青い虎」。美しいブルーグレイの体毛に濃い灰色の縞模様を持った虎だと考えられています。

すでにご紹介したように、地球上のほとんどの生き物が青い色素を持っていません。青い虎と呼ばれる虎も、もしかしたらその構造上に太陽の光を反射させるような機能を持っていたのかもしれません。

アモイトラの変種とされている

マルタタイガーはアモイトラという中国で生息していた虎の変種だと考えられています。アモイトラは絶滅の危機に瀕している動物の一種で、現在では野生の個体はほぼ絶滅していると言われています。

アモイトラの特徴は幅の広い短めの縞模様を持つこと。つまり、アモイトラの変種だと考えられているマルタタイガーも幅が広く、短い縞模様を持っていたのではないかと考えられます。

マルタタイガーの生息地

マルタタイガーが生息しているのは、マルタタイガーの原種であるアモイトラの生息地でもある中国の南東部だと言われています。実際にマルタタイガーの目撃情報の一つは、中国の福建省という中国南東部の地域で確認されました。

中国という広大な土地であれば、どこかの山奥にマルタタイガーが潜んでいてもおかしくはないかもしれません。

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マルタタイガーは実在するの?

神秘的な毛並みを持つ青い虎「マルタタイガー」について特徴をご紹介してきました。動物の中でも非常に珍しい青い毛皮を持つとされるマルタタイガー。本当に実在する生き物なのでしょうか。その存在について迫ってみましょう。

1910年に中国で発見される

マルタタイガーが発見されたとされるのは1910年のこと。中国の福建省にある森の中でアメリカ人の宣教師、ハリー・コールドウェル氏が発見しました。

発見時、ハリー・コールドウェル氏はすぐに青い虎に銃を向けましたが、自分と青い虎の間に子どもがいたため、発砲を断念。その後も青い虎の探索を試みましたが、結局、見付からなかったということです。

ハリー・コールドウェル氏はこの出来事を著書「Blue Tiger」に記しています。表紙には目の覚めるような真っ青な虎の写真が載っており、ハリー・コールドウェル氏の見た青い虎を彷彿とさせます。

朝鮮戦争時に韓国で米兵が目撃

ハリー・コールドウェル氏以外にも目撃例があります。朝鮮戦争時、アメリカ兵が韓国の山で青い虎を見たという目撃情報がありました。ただし、詳細はほとんど不明でコールドウェル氏の報告ほど信ぴょう性はないと考えられます。

しかし、国土のほとんどを山林が占める韓国では中国同様に昔から多くの虎が生息していました。そのため、もしかするとアメリカ兵が見たという青い虎情報もあながち見間違いやウソではないのかもしれません。

剥製も残っていない

残念ながら、目撃情報も非常に少ないマルタタイガーの剥製は残っていません。現在、我々が見ることができるマルタタイガーは、アモイトラの画像を加工したものだけです。

現在は絶滅している可能性が高い

わずか数件の目撃情報しかなく、本当に実在したかどうかも確証が持てないマルタタイガーですが、現在は絶滅している可能性が限りなく高いと言わざるを得ません。

森林破壊や環境破壊などによって、原種であるアモイトラですら絶滅の危機にさらされています。そんな中、変種であるマルタタイガーが生き抜ける確率は非常に低いと言えるでしょう。

マルタタイガーを想像させる画像を紹介!

残念ながら、現在では絶滅した可能性が高いと考えられるマルタタイガー。そんな伝説の青い虎を彷彿とさせる画像をご紹介します。

かなり綺麗にブルーグレイの色合いが出ている虎の写真です。すでにお伝えしたように現在マルタタイガーの生存は確認されていないため、こちらの写真は普通の虎の写真を加工したものだと考えられますが、マルタタイガーをイメージするにはぴったりの写真です。

こちらも一枚目の写真とよく似た色合いの青い虎の画像です。青よりは灰色が強いように見えるため、実際のマルタタイガーはこちらの画像よりももっと青色味が強かったと考えられます。

日本の猫科の絶滅危惧種動物

すでに絶滅したと考えられるマルタタイガーや現在も絶命の危機に瀕しているアモイトラのように、世界にはたくさんの絶滅危惧種動物が存在しますが、日本にも絶滅危惧種に指定されている貴重なネコ科動物がいます。

イリオモテヤマネコ

まずご紹介するのはイリオモテヤマネコです。イリオモテヤマネコはその名の通り沖縄県の西表島で発見されたネコ科の動物で、ベンガルヤマネコの亜種だとされています。

体長は50センチ~60センチほど、茶色い体毛に先まで太い尻尾と暗い色の斑点が見られる胴を持ち、一般的にイメージする猫に非常によく似た姿をしています。

イリオモテヤマネコは国の特別天然記念物、国内の希少野生動植物種に指定されていますが、生息地の減少などによって生息数は年々減少する傾向にあります。

現在ではイリオモテヤマネコを飼育している施設はありませんが、西表野生生物保護センターではイリオモテヤマネコの剥製を見ることができます。

ツシマヤマネコ

ツシマヤマネコは長崎県対馬にのみ生息するベンガルヤマネコの亜種です。日本国内において生息するネコ類はイエネコを除けば、イリオモテヤマネコとツシマヤマネコの2種類のみとされています。

ツシマヤマネコの体長は50センチ~80センチ程度、丸くずんぐりとした顔と太い尻尾、斑点模様などが特徴です。イリオモテヤマネコと同様に数の減少が深刻であるため、国内希少野生動植物種に指定されています。

現在は、福岡市動物園や京都市動物園、名古屋市にある東山動植物園などでツシマヤマネコを見ることができます。

伝説の青い虎は実在したかも!

いかがでしたか?伝説の青い虎と呼ばれるマルタタイガーについて、特徴や生息地、目撃情報などをご紹介しました。

発見例も少なく剥製も残っていない現在では、マルタタイガーの存在は眉唾物のようにも思えますが、発見された場所はあの古代4000年の歴史を持つ中国です。あの広大な土地の中であれば、どこかの山奥に人知れず青い虎が生息していてもおかしくはありません。

世界には未だ人類が出会っていない未知の生物がまだまだたくさん存在するはずです。青い虎もきっとその一つなのではないでしょうか。

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