口が堅いの意味とは？口が堅い人の性格や特徴も紹介

周りの人からの信頼が厚い口が堅い人。どんな内容の話でも安心して聞いてもらうことができ、話し手に安心を与えてくれる存在です。そんな頼りになる口が堅い人ですが、一体どんな性格や特徴の人が多いのでしょうか？

そこで今回はそんな口が堅い人について調べてみました。一体どんな性格の人が口が堅いのか、またどんな特徴を持っているのかまとめています。口が堅い人の特徴を知って、自分自身もそんな信頼される人になれるよう行動していきましょう。

口が堅い人の特徴を説明する前に、そもそも「口が堅い」とはどんな意味で使われている言葉なのか知っておきましょう。口が堅いとはいうべきではないことをむやみに他言しないという意味。つまり秘密を他の人に漏らさない人＝口が堅い人と定義されています。

自分が秘密にしておいて欲しかった話を、関係ない人にペラペラと話されていると気分がいいものではありません。また仕事でも機密事項を外部に漏らしてしまう人は信用を失います。

このように口が堅いことは他の人からの信用問題につながります。たったそれだけのことだと軽視せずに、規律やモラルのある行動をとることが大切なのです。

では早速ですが口が堅い人の特徴【性格編】　について見ていきましょう。秘密の話を他に漏らさないなんて簡単…と思いがちですが、意外とそれができない人は大勢います。

自分だけが知っているという優越感を感じるために、他の人に情報を共有したくなってしまうのです。しかしそこで我慢して口を閉ざすことが信頼への道のりなのです。

どうしても話したくなってしまうという人は、が堅い人の特徴を見てみましょう。何かヒントが隠されているかもしれません。

口が堅い人の性格1つ目は「真面目」です。真面目な性格の人は誰かの秘密や情報を知ったとしても、自分が誰かに話すことで迷惑をかけるのではないか・また自分に疑いの目がかかるのではないかと考え他言しません。

みんなが秘密を知るとワクワクする野とは裏腹に、真面目すぎる人は何か起こらないかを心配してハラハラしてしまうのです。その結果、真面目すぎる人は自分で意識しなくても勝手に口が堅い状況になっているようです。

口が堅い人の性格の2つ目は「責任感が強い」です。責任感が強い人は「絶対に内緒」「口外してはいけない」と相手から念を押されると、その約束を必ず守らなければならないという思いに駆られます。

実際には情報を誰かに話してしまいたい、自分の中だけにとどめておきたくないという気持ちはあるのですが、それ以上に「約束を破ってはならない」という責任感が勝ってしまうのです。

自分の好奇心よりも自制心が働くこのタイプの人なら何を話しても安心。しっかりと秘密を守ってくれるでしょう。

口が堅い人の性格の3つ目は「善悪の区別がつく」です。このタイプの人は非常に常識があるタイプ。話の内容を理解して他の人に話してもいい内容なのか、そうではないのかということを判断できる人間です。

状況をしっかりと理解してくれるので、いちいち「内密に」と念押ししなくても誰にも他言せず秘密を守ってくれるので安心です。

しかし少し心配なのは、この人の中で「話しても問題ないだろう」という判断が下された時。内緒にして欲しかった話でも、勝手に線引きされて口外されていることもあるので、しっかりと意思表示はしておいたほうがよさそうです。

口が堅い人の性格の4つ目は「意志が強い」です。このタイプの人は自分に厳しいタイプ。一度決めたことは最後まで貫き、途中で妥協しません。

そのため「絶対に口外しない」と心に決めたことは、他から何度聞かれても誘惑されても話しません。秘密を知られている側からすると非常に心強い相手です。

普段の生活で最後までやり遂げる・諦めないという性格の人はきっと意志が強いタイプ。だでにも離されたくないような話は、このタイプの人に持ちかけてみるのが良いでしょう。

続いては口が堅い人の特徴【行動・言動編】について見ていきましょう。性格とは違ってわかりやすい行動や言動。どういった人がなら信用して良いのかぜひ参考にしてみてください。

口が堅い人の特徴の1つ目は「噂話をしない」です。友人や家族と話している時についつい話してしまう噂話。話が盛り上がってくると、ついつい「〇〇さんて実は…」なんて秘密を話したくなってしまうものです。

なので噂話をする人は要注意。うっかり口を滑らせたり、秘密を暴露されてしまう可能性が高くなってしまうのです。その反面、噂話をしない・嫌う人は自動的に秘密を漏らす可能性が低くなるので安心。

普段の様子をしっかりと確認し、噂話をしていないか、また噂ば橋に便乗していないか確認しておきましょう。その人の口の堅さがわかります。

口が堅い人の特徴の2つ目は「悪口を言わない」です。いごろのストレスが溜まってついつい悪口で発散してしまうということも多いのではないでしょうか？ガス抜きのためにも悪口自体が悪だとは言いませんが、悪口を言った勢いで余計なことも話してしまうことがあります。

また悪口を言っている時＝相手のことをよく思っていない時なので、投げやりになって「言ってしまえ！」と秘密を暴露してしまう人も多いです。冷静に戻った時に後悔しても時すでに遅し。聞いてしまったことはなかったことにできないのです。

なので秘密を話す相手は普段から悪口を言わない人が安心。勢いや気分の起伏で秘密をバラされることはありません。安定して口が堅い状態を保っている人なので信用して話すことができます。

口が堅い人の特徴の3つ目は「思いやりがある」です。思いやりがある行動や言動ができる人は、人の気持ちを理解できる人。そのため人の秘密や内密にしておかないとけないことを口外しません。

またこのタイプの人は、自分が話すことによってその人に迷惑をかけるということまで推測することができます。自分のせいで相手が叱られる・立場が悪くなることはいけないという思いやりをしっかりと持っているので、反射的に口が堅くなります。

口が堅い人の特徴の4つ目は「約束を守る」です。小さな子供の頃には約束は守らないといけないと教えられたはずなのに、大人になるとそれを忘れてしまう人はたくさんいます。平気で約束を破り罪悪感を感じることもありません。

しかしこの約束を守るタイプの人は違います。約束は守らないといけないものという概念がその人の中にしっかりあり、破るという選択肢がないのです。

なのでどんな状況になったとしても安心。一度交わした約束は必ず守ってくれるので、どんなことでも信頼して話すことができるでしょう。

では続いては口が堅い人が周囲から信用される理由について見ていきましょう。口が堅いというだけでも素晴らしいことですが、きっとそれだけではすぐ信用につながるわけではありません。一体どんな行動や性格が他の人からの信用につながっているのでしょうか？

周囲から信用される理由の1つ目は「どんなことでも相談できる」です。口が堅い人は人から聞いた話を口外することはありません。そのため他の人には相談しにくいような繊細な問題についても、その人にだけは打ち明けることができるのです。

自分の秘密を共有している・この人にだけは相談できるという特別な関係が、その人の存在を特別なものにしているのです。そしてその特別な関係が、信頼へとつながっていくのです。

周囲から信用される理由の2つ目は「裏切らない」です。日常生活を送っていると、約束していたのにすっぽかされた・手柄を横取りされたなど、信用していた人から裏切られることがあります。

信じていたのに裏切られることによって、今まで築いてきたその人との信頼関係は一気に崩れ落ちてしまうのです。しかし口が堅い人は絶対に約束を破りません。内緒にしてほしいとお願いされたら、その約束をずっと守り続けます。

その結果、「この人は信用できる人だ」というお墨付きをもらえるのです。口が堅いということは、ただ口外しないというだけではなく、相手と協定を交わしている感覚の近いのかもしれません。

周囲から信用される理由の4つ目は「安心感がある」です。口が堅い人は口外しないことによって「あの人なら安心して相談できる」という安心感を他者に与えています。そしてその安心感はその人の信頼へとつながっています。

どんな事柄に対しても誠実に対応してきたその積み重ねこそが、その人の信頼度に反映されると言ってもいいでしょう。

では次は口が堅い人になる方法について見ていきましょう。

「ついつい口が滑ってしまう」「ダメだと理解していても言いたくなってしまう」という人は必見。口が堅くなるためのコツをご紹介していますので、参考にしてみてください。

まず1つ目は「人の話をしない」です。

悪口や噂話など、誰かのことについて話をすることをまずは辞めてみましょう。それだけでついつい秘密を話してしまったり、うっかり漏らしてしまったということは減るはずです。

友人や家族と盛り上がるのは人の話ではなく、自分自身の話題にするよう心がけてみましょう。

2つ目の方法は「道徳心を持つ」です。

ついつい口が軽くなってしまうという人は、心のどこかでその状況を楽しんでいる可能性があります。確かに噂話や悪口で盛り上がることはありますが、その話を聞くことで傷つく人がいることも確かです。

今一度自分が話している内容は誰かを傷つけるものではないのか・貶めるものでないのかを振り返り、道徳心を持った言動を心がけるようにしましょう。

3つ目の方法は「話す前によく考える」です。

口が軽いという人は、何も考えずに口からはずみで発言していませんか？意識せずに話をしていると、ついつい言ってはいけないことまで口走ってしまうことがあります。

そんなつもりはなかったのに…なんていうことがある人は、話し出す前にしっかりと「話してもいいことかどうか」を確認しましょう。それだけでうっかりということは減らせるはずです。

口が堅い人は信頼が厚く素晴らしい人だとは思いますが、メリットばかりではなくデメリットも存在します。それは「ノリが悪い」と思われてしまうことです。

プライベートで話をしていると噂話で盛り上がることがあります。周りは面白半分に他人の話を話しますが、口が堅い人は「言えない」「噂話は良くない」と静止することも。

確かに正しいことを言っているのですが、その場の空気はしらけてしまいます。正しい行動をしているだけに難しい問題ですが、打ち解けるタイミングを１つ逃したことには違いないと言えるでしょう。

では続いては口が堅い人に向いている職業についてみていきましょう。仕事をする上で機密情報を扱うことは少なくありません。そのため口が堅いというのは社会人として当たり前のスキルになってきています。

しかしその中でも絶対に口が堅い人でなければならない職業というものもあります。それは一体どんな職業なのか、どう活かせるのかまとめましたのでチェックしてみてください。

まず最初にご紹介するのは「人事」です。人事の仕事は採用・人事異動など時期が来るまでは口外してはいけない内容がほとんど。そのため口が堅い人でないと務まらない仕事なのです。

どんなに親しい間柄の人がいても絶対に口外しないという強い意志を貫ける人は、人事の仕事に向いていると言えるでしょう。

2つ目の職業は「弁護士」です。弁護士の仕事は依頼人からの相談に対して代理人として対処すること。その内容は行政的なことからプライベートなものまで多岐に渡ります。そしてその依頼全てには守秘義務が付きまとうのです。

どんな内容であっても依頼者の情報や依頼内容を口外してしまうのはNG。弁護士としても信頼を失います。どんな内容でも責任を持って最後まで守秘義務を全うできるのが弁護士としての最低条件になります。

3つ目の職業は「カウンセラー」です。カウンセラーは患者の心の声を聞くのが仕事。繊細な精神状態の人も多く、信頼関係が非常に大切な仕事です。そんなカウンセラーの仕事をする上で秘密を守るというのは必須条件。患者との信頼関係を築くための第一歩です。

「絶対に秘密は守る」「安心して話せる」という環境を作りだせる口が堅い人は、カウンセラーにぴったりの人材だと言えるでしょう。

今回は口が堅い人についてご紹介してきました。その人の性格や言動から口が堅いかどうかを読み取ることができるようになったと思います。

口が堅いということは、信頼できる人かどうかということにも直結してきます。プライベートでも仕事でも周りの人から信頼される・頼りにされる人になるために、他人の秘密を守れる口が堅い人になりましょう。