2019年07月15日公開
2019年07月15日更新
煮え切らないの意味とは?煮え切らない態度などの使い方を例文で紹介
「煮え切らない」という言葉を聞いたことはありませんか?決して良い意味ではありません。もし、あなたの恋人が「煮え切らない」男だったら要注意です。「煮え切らない」とはどのような意味なのか、例文を使って解説します。「煮え切らない」彼氏との付き合い方もご紹介します。
目次
煮え切らない彼氏をどうにかしたい!
真剣に恋をしている女性にとって、「煮え切らない彼氏」ほどストレスになる存在もありません。「一体何を考えているの」と問い詰めたくなる気持ちもわかります。
つかみどころがない「煮え切らない彼氏」、いっそ見切りつけてしまったほうが楽になれるのに、そうできないのが恋心です。
「煮え切らない彼氏」をなんとかしたい!そんな女性に耳寄りな情報をご紹介します。
煮え切らないの意味とは?
まずは言葉としての「煮え切らない」の意味を知っておきましょう。辞書によると、「煮え切らない」とは、「はっきりしない」「グズグズしとしている」という意味です。
「煮え切らない」は、鍋に入れた食べ物が、まだ煮えていない、というのが語源で、そこから、中途半端ではっきりしない、いい加減な態度や様子を「煮え切らない」と表現するようになりました。
具体的には、「自分の意見をはっきり言わない」「自己主張しない」「白黒つけない」「イエスノーがはっきりしない」「どちらとも取れる曖昧な態度」など、一見優し気で気遣いができているようで、その実何も決められない決断力のない様子が、「煮え切らない」となります。
煮え切らないの反対語
「煮え切らない」とは、曖昧で中途半端な態度や状態を指します。そんな「煮え切らない」の反対語は、「決然」「きっぱりとした」「勇猛果断」「決断力がある」など、総じて「男らしい」と評価される態度や状態のことです。
煮え切らないの使い方
では、実際に、「煮え切らない」という言葉は、どのように使のか、例文を使って解説します。「優柔不断」を「優しさ」とはき違えた男性が増えた昨今、「はっきりしなさいよ」と一喝したくなるようなファジーな男性に心あたりがある人も多いのではないでしょうか。
そんな相手には「煮え切らない奴」と、一言言ってやってもいいのかもしれません。
「煮え切らない」を使った例文
「煮え切らない」という言葉は、相手の態度に不満がある、イライラさせられるときなどに、否定的な意味で使います。その場しのぎともとれる「煮え切らない」態度や言葉は、ときに人を傷つけます。自覚なく煮え切らない態度を取っている人もいるかもしれません。
「煮え切らない」を使った例文をご紹介しますので、チャンスがあったら使ってみてください。もし、同じようなことを言われた経験がある人は、胸に手を当てて反省したほうが良いかもしれません。
では、具体例にそって、「煮え切らない」の意味や使い方を解説します。
例文①彼はいつまでも煮え切らない態度だった
「煮え切らない」と「態度」はほとんどセットで使われます。「態度が煮え切らない」「煮え切らない態度」という言葉には、隠しきれない苛立ちが込められています。
良いとも悪いとも言わず、自分の立ち位置をはっきりさせないまま、結局最後まで自身の程度をうやむやにしていた「彼」は、信頼に足る人物とは言えません。真剣な恋愛のシーンでこういう男性に出会ってしまったら、女性のストレスは天井知らずです。
結婚適齢期という言葉はすでに死語に近いですが、「そろそろ結婚したい」と思う気持ちは不滅です。そんなときに、いつも適当な返事ではぐらかす彼氏の態度は、「煮え切らない」以外の何ものでもありません。
例文②お前が煮え切らないから彼女は転勤(見合い・留学など)を決めたんだ
誰だって将来の見通しが立たないのは不安です。迷っているときに、彼氏の優柔不断な態度にうんざりして恋人が去っていくというのもよくある話です。
彼女が決断したあとで騒いでみても後の祭り。周りの人に泣きついても自業自得と切り捨てられるのが関の山。誰にも文句は言えません。
いざとなると女性のほうが思い切りが良いのかもしれません。いつまでもグダグダと迷ってばかりで、人生のターニングポイントで決断を下せない男性は、「煮え切らない奴」と見切りをつけられても仕方がありません。
例文③煮え切らない返事だったから、キャンセルしたよ
中途半端な態度で、曖昧な返事をしていると、興味がないのかなと思われても仕方がありません。とくに気が短い相手には、「煮え切らない」態度や返事は「ノー」と受け取られる可能性が高いです。
デートや旅行などに誘われたとき、もしほんの少しでも関心があるなら、イエスともノーともつかないような「煮え切らない」返事は禁物です。「煮え切らない」返事と、「迷っている」返事では、似ているようで相手に与える印象は違います。
「煮え切れない」は、どっちつかずのいい加減な様子、極端に考えれば無関心とも取れます。「迷い」は、関心があるからこそ生じ、「煮え切れない」とは根本的に違います。そこのところを間違えると、人との縁は簡単に途切れてしまいます。
煮え切らない人の心理的特徴
「煮え切らない人」には本当にイライラさせられます。いったい何を考えているのでしょう。煮え切らない人に心理的な特徴とはどのようなものなのでしょうか。
「煮え切らない人」に出会ってしまったとき、上手に対処できるように、「煮え切らない人」の心理的特徴を理解しておきましょう。
現状を変えたくない
「煮え切らない人」は、自分で決断を下すことをしません。だからと言って、他人の判断に身を委ねるかというと、そうでもありません。あくまでダラダラと結論を先延ばしにして、何も決めようとしないのが、「煮え切らない人」の特徴です。
「煮え切らない」人の中には、あえて「煮え切らない」態度を取っている人もいます。そういうタイプの「煮え切らない」人は、言ってしまえば「煮え切りたくない」のです。心理的には現状維持を理想とし、何も変えたくないのです。
相手を傷つけたくない
人を傷つけることが苦手な、心優しい人も、「煮え切らない」態度を取りがちです。しかし、だたただ心優しい良い人かというと、そうでもなく、実は、他人を傷つけて嫌われたり、責められたりするのが嫌なだけの、気弱なタイプであることがほとんどです。
誰からも嫌われたくない、誰も傷つけたくないというある意味臆病で幼稚な心理が、「煮え切らない」態度を取らせます。好きでもない相手にいい顔をしてしまいがちですが、好きな相手にも積極的になれないのもこのタイプの特徴です。
「煮え切らない」態度は、最終的には、一番相手を傷つけることになるのですが、「煮え切らない」人の多くは想像力に乏しいので、目先の安寧だけにとらわれて、いい加減な態度でごまかしてしまいます。
別の可能性に期待している
怠惰だったり、臆病だったり、「煮え切らない」人のタイプはいろいろありますが、一番たちが悪いのが、計算高いタイプです。例えば恋愛中、いつもいつも煮え切らない返事しかしないのは、ほかに本命がいる可能性が高いです。
確かのことを言って今の恋人に縛られてしまうと、いざ本命の相手と交際の可能性が出てきたときに身動きが取れなくなってしまうので、曖昧なことしか言いません。何とでも言い逃れができるように、予防線を張っているとも言えます。
「煮え切らない」人の中には、こんな、ずるくて貪欲で自分勝手な心理状態の人もいますから、注意が必要です。
いつまでも煮え切らない彼氏と結婚する方法
「煮え切らない」彼氏の態度にイライラしたり、傷ついたりした経験がある人は少なくないでしょう。多少なりとも結婚を意識した恋愛であればなおさらです。
男性は、結婚に対して焦りのようなものを感じにくいのかもしれませんが、出産というタイムリミットがある女性はそうも言っていられないのが現実です。
彼氏と結婚したいけれど、彼氏の態度がどうにも煮え切らない、そんなときはどうしたらいいでしょうか。いつまでも煮え切らない彼氏と結婚する方法を考えてみましょう。
焦りは禁物
「煮え切らない」男性は、自分に自信なく、決断力もありません。おそらくそれは自分でも自覚しています。もしかしたら、密かにコンプレックスになっているかもしれません。そんな相手に無理矢理決断を迫っても逆効果です。
ますます委縮して何も決められなくなってしまいます。場合によっては全部放り出して逃げ出してしまうかもしれません。焦る気持ちはわかりますが、あからさまに「結婚」をちらつかせるのは感心しません。
友だちの結婚祝いを一緒に選んだり、二人きりで過ごしす時間を多くとったりして、自然な形で話題が結婚に向くように工夫しましょう。
さりげなくリードする
「煮え切らない」男性は、勇気がないか、きっかけがないか、自信がないか、責任感がないか、その気がないか、とにかく何かが「ない」のです。そんな男性が結婚相手として相応しいかはさておき、それでも結婚したいなら、足りないところはあなたが補いましょう。
だいたいにおいて「煮え切らない」人と言うのは、よく言えば慎重、悪く言えば臆病で、大きな変化を好みません。自分を他人に合わせることも苦手です。
なので、「煮え切らない」彼氏には、安心感を与えることが大切です。「この人となら自分は自分のままで、無理をしなくてもいいのだ」と思わせられたら占めたものです。
決めてあげる
男性だから決断力があって、ぐいぐい引っ張って行ってくれるはずと決めつけるのは間違いです。男性だって誰かに何もかも決めてもらいたいというタイプの人がいてもおかしくありません。
もし、あなたの彼氏が、とことん優柔不断で、決断力がない依存体質なら、あなたが決めてあげるのもいいかもしれません。男が決断して女がついて行くステレオタイプの発想に縛られる必要はありません。
彼氏の特性を見極め、「これは」と思ったら、あなたがリーダーシップを発揮してもいいのかもしれません。
煮え切らない男との関係には見切りをつけるべき?
きっかけがない、勇気がないだけで「煮え切らない」なら問題はありません。きっかけさえあれば、勇気さえ持つことができたら、前に進むことができるからです。
しかし、優柔不断で何も決められないような男や、あなたを都合よく利用して曖昧な態度を取り続けているような男なら、一緒にいる意味はありません。
煮え切らない男とズルズル関係を続けていても、良いことはありません。恋は盲目とは言いますが、価値のない男性は、とっとと見切りをつけてもいいのではないでしょうか。
煮え切らない彼氏は女性の天敵
「煮え切らない」態度や返事ほど、女心をかき乱すものはありません。「その気がないならいっそ振ってくれたらいいのに」と思うこともあるほど。とにかく罪作りな「煮え切らない」彼氏。その心の奥にどんな気持ちが隠れているのか、見極めるのも難しいです。
「煮え切らない」彼氏は、本当に迷って迷って「煮え切らない」態度を取っているのかもしれませんし、いい加減な気持ちではぐらかしているかもしれません。最終的な判断は、彼氏を信じるか信じないかに委ねるしかありません。
「煮え切らない」彼氏みんながみんな悪い奴とは限りませんが、いつまでもズルズルと結論を引き延ばすような男に、誠実な恋愛は望めません。