2019年07月19日公開
2019年07月19日更新
ズブズブの関係の意味とは?使い方を例文を用いて紹介
ズブズブの関係という言葉を耳にしたことはあるでしょうか?恋愛関係においても友人同士においてもこの言葉はわりと昔から聞くものではないでしょうか。芸能人に関しても怪しい存在との関係を表す際にも使われるでしょう。今回はズブズブの関係の意味や使い方と特徴をご紹介。
目次
ズブズブの関係ってどういう言葉なの?
恋愛関係においても良く聞くことがある「ズブズブの関係」という言葉。ただの知人であっても、悪い関係でもありながらなかなか離れることが出来ない場合でもズブズブの関係と言われることも多々あるでしょう。芸能人に関しても週刊誌などで怪しい関係をこういった言葉で表現していることも。
しかし、ズブズブの関係ってどういう言葉なのか、きちんと知っているという人は少ないのではないでしょうか。そもそも、ズブズブの関係の「ズブズブ」とは何なのか。今回は、ズブズブの関係の意味についてを詳しくみていきます。また、ズブズブの関係の使い方、恋愛においてのそういった関係の特徴、対処法などをご紹介します。
ズブズブの関係とは?
そもそも、ズブズブの関係って何?意味は?と、疑問に思った人は多いのでは。テレビや色々なものでこの言葉を聞いていても、しっかりとしたその意味や語源などを知らない場合が多いでしょう。まずは、この言葉について詳しくみていきましょう。
ズブズブの関係の意味
ズブズブの関係の意味は、深く堕落して腐ってしまっている関係。悪い意味として使われていることは分かるでしょう。表には出すことが出来ないようなやり取りや関係をずっと続けている場合、それが明るみになったときにズブズブの関係であったと言われるのです。
上に立ち人を指導する立場でありながらも、裏では悪い関係と親密になっていることは意外とあるんだそうで、人によってはダメなことだと分かってはいても関係を断ち切ることが出来ない状況のため、関係が続いてしまうことも。
また、恋愛でもこの言葉は使われます。2人の関係が回復できないような状況でありながらも離れることが出来ない場合に使わられるそう。浮気や不倫という関係でも言えることで、ダメな状況でありながらもズルズルと深い関係を続けてしまう場合に使われます。
ズブズブの関係の語源
ズブズブの関係の語源についてですが、まず「ズブズブ」というのは、江戸時代から使われていた言葉でいくつかの意味があります。江戸で使われていたのは、ひどく酔っている状況を表す言葉して使われていました。他には、深く泥や水に沈んでしまっている状況、水を吸い込んでいる状況を意味することも。
ズブズブの関係の語源は、深く泥や水に沈んでしまっている状況から来ているようです。沼などに深く沈んで抜け出せない状況と同じように、深くまで沈んでしまって抜け出せない関係に対して使われるようになったよう。
ズブズブの関係の類語表現
次に、ズブズブの関係の類語表現をみていきましょう。ズブズブの関係は先ほども紹介した通り、悪い関係であるので「黒い関係」「癒着関係」「不透明な関係」といった、類語表現があります。人によっては聞いたことがある言葉もあるかもしれませんが、なかなか聞くことはないのではないでしょうか。
どの言葉もやはり良い言葉では無く、悪い関係を表したものです。癒着関係という言葉はテレビで何度か聞く機会があるのではないでしょうか。良くない言葉なので、あまり口にはしないようにしましょう。
ズブズブの関係の使い方
ズブズブの関係の意味や語源などは分かっても、どんな時にどうやって使えば良いのか分からない人も多いでしょう。何度かご紹介している通り、この言葉は悪く深い関係にある人達や、そういった状態に対して使います。
「ズブズブの関係」を使った例文
普段、ズブズブの関係を使うことは少ないかもしれませんが、間違えた使い方も出来ないので例文をいくつかみてみましょう。
例文①男女関係
男女関係で使う時には、たとえば不倫が続いている男女に対して言います。「あの2人は数年前からズブズブの関係だ」「夫の上司とズブズブの関係」というように、進展もしない、世間から見て不純である関係を続けている2人に、使います。
例文②会社
大きな会社が、悪い組織などと関係がある場合もあり、そういった場合にもやはり使われます。「○○会社はあの団体とズブズブの関係で離れられない状況だ」「会社の社長は、悪い噂が流れる組織とズブズブの関係だ」などと使い、やはり良い意味では使われないでしょう。
男女の恋愛におけるズブズブの関係の特徴
何度かご紹介した通り、男女の恋愛でもズブズブの関係があります。そういった関係にも特徴がいくつかあるので、みてみましょう。自分はそうではないか、確かめてみても良いのではないでしょうか。
恋人に執着する
ズブズブの関係に多い男女は、どちらかが恋人に執着してしまうよう。たとえ、相手は本命がいても自分は浮気相手という立場であっても恋人を愛していて執着してしまうと、どうしてもズブズブの関係が続いてしまいます。
相手が何か悪いことをする人であっても、自分に暴力を振るう人であっても好きという感情や「情」が先に出てしまって、別れを切り出すことが出来ないのです。相手との関係が進展する見込みも予定も無いのに、それでも離れられないという男女はそういった関係になります。
不倫関係でも、頭ではいけないことだと分かってはいるのですが自分自身の気持ちにブレーキをかけられず、どうしても関係を続けてしまうのです。こういった場合は、相手のパートナーに見つかると想像よりも大変なことになるので注意しなければなりません。
自分を主張できない
自分を上手に主張できない人、恋愛で受け身になってしまう人などはズブズブの関係になりやすいです。この先、どうするのかを相手に聞きたくてもなかなか聞き出せない、結婚についてそれとなく伝えても相手にあやふやにされる、となるとやはりそういった関係になってしまうでしょう。
強く相手に主張が出来る人であれば、関係があやふやではなく先に進むのですが上手に思いを伝えられない場合は難しいでしょう。また、自分は相手と別れたいと思っていても上手く言いくるめられる、暴言や暴力によって阻まれてしまうという状況では、なかなか離れることは出来ないのではないでしょうか。
煮え切らない
自分たちの関係に対して「面倒くさい」「このままでも良い」「どうでも良い」と思っている人は、関係が進むことも無いですし、離れることもありません。結婚を考えているわけでもなく、かといって別れたいわけでもない、今の状況が都合よく楽だと考えていると、ズブズブの関係となるでしょう。
2人ともそういった考えで悩まなずにいるのであれば良いかもしれませんが、どちらかが結婚について考えている場合は悩ましい状況になってしまうのではないでしょうか。自分が相手に結婚について聞いても煮え切らない考えで話をそらされる場合も、そういった関係が続いてしまうことになるので難しい状況になってしまうでしょう。
ズブズブの関係にならないための対処法
ズブズブの関係にはなりたくない、という人のために対処法をいくつかみていきましょう。いつまでも関係を続けるわけにもいかないでしょうから、そういった関係になる前に対処する方法を知りましょう。
関係をよく考える
ズブズブの関係にならないためには、関係についてよく考えましょう。友人関係では、これ以上関わったら大変なことになるんじゃないか、とよく考えて「可哀想」などとは思わず、離れるようにしましょう。恋愛では怪しい噂がある人であればこの人と付き合ったらどうなるのか、などをしっかりと考えるように心がけましょう。
相手の言いなりにならない
相手の言うことに全て頷く、全て受け入れる、というのはやめましょう。長い間友人として仲良くしていた人であっても、疑問に感じたり不可解に思ったりしてこわいと感じたときには、離れるようにしましょう。「断れない」と思っても、本当にこわいと感じるときや断りたいと思った時は、しっかりと思いを伝えて離れましょう。
ズブズブの関係になってしまった場合
もし、ズブズブの関係になってしまった場合はこのままで良いと諦めるのではなくて、どうにか抜け出そうとしましょう。深い水や泥に浸かった状態を表すズブズブという言葉ですが、関係においては自分がどうにか離れるようにすれば、抜け出すことが可能なので誰かに助けを求めてでも抜けるようにしましょう。
「ズブズブの関係」の英語表現
「ズブズブの関係」を英語で表現するとどうなるでしょう。実は、簡単には表現できません。まず、ズブズブという言葉自体が英語で表現できないのでどうにか言い換えなくてはいけません。
たとえば、簡単に英語にするならズブズブの関係は深い関係ということになるので「Have a relationship」でも良いのですが、これでは良い意味の深い関係になってしまうので、正解とは言えないでしょう。
一番近い表現としては「They have gotten involved with each other.」のよう。意味は、深く関わっている、深い関係である、といったものになり、ズブズブの関係の言葉と近いものでしょう。
人との関りはよく考える
友人関係でも男女の関係でも会社同士の付き合いでも、表に出しても問題が無い、良い関係だと堂々と言うことが出来るのであればどんなに深くても大丈夫でしょう。しかし、まわりには言うことが出来ない、バレたくないというズブズブの関係は、自分を苦しめることになるのでよく考えるようにしましょう。