田辺靖雄の現在は病気に？妻の九重佑三子と息子(子供)を詳しく解説

主に60年代から80年代にかけて、歌手や俳優として大活躍していた田辺靖雄さん。同年代に女優や歌手として人気が高まっていた九重佑三子さんと結婚した時には、多くの人から祝福されていました。

しかし、田辺靖雄さんは最近あまり映画やドラマに出演しなくなっています。そのため、ファンは少し寂しい思いを抱えつつ、現在の田辺靖雄さんの状況が気になっているでしょう。

そこで、今回は田辺靖雄さんの気になる現在の年齢や家族などについて、取り上げていきたいと思います。

田辺靖雄さんは、高校生だった16歳の時に渡辺プロダクションからスカウトされ、歌手として華々しくデビューします。2年後にはヒット曲に恵まれ、紅白歌合戦に出場を果たすなど、一躍有名歌手となりました。

73年に女優兼歌手として活躍していた九重佑三子さんと結婚し、話題となって以降は、俳優としての才能も開花させますます人気者になっていきます。

チャリティーコンサートを催すこともあった田辺靖雄さんは、2010年に今までの功績が称えられ、日本歌手協会代理理事に就任しました。

特に60年代から70年代に大活躍した田辺靖雄さんの経歴を、よく知らないという人もいるでしょう。そこで、以下では田辺靖雄さんの経歴について、詳しく説明していきたいと思います。

田辺靖雄さんは、まだ10歳だった1955年に映画に出演しています。初めての演技でしたが、素朴で純粋な子供を堂々と演じ切り、周囲の大人に演技の才能を感じさせました。

しかし、田辺靖雄さん自身は当時あまり演技にのめり込めず、友達との遊びに夢中になっていたようです。

田辺靖雄さんは高校生になると、六本木での夜遊びに夢中になり、遊び仲間と「六本木野獣会」を結成しリーダーになります。仲間と共に六本木で遊び歩いていた時に、そのカリスマ性に才能を見出した芸能事務所からスカウトされるのです。

すぐに高校生歌手としてデビューすると、美しい歌声と精悍な顔立ちで注目されるようになります。デビューから2年後に、梓みちよさんとのデュエット曲「ヘイ・ポーラ」をリリースすると大ヒットとなり、紅白にも出場するほどの大人気歌手になったのです。

デビューしてすぐに大ヒット曲をリリースした田辺靖雄さんは、その後も次々とヒット曲を生み出し、幅広い年齢層のファンを獲得するようになります。

73年に当時実力派女優として注目されていた九重佑三子さんと結婚し、心強いパートナーを得た田辺靖雄さんは、俳優業にも挑戦し始めるのです。

落ち着いた演技と、幅広い役柄を自然に演じられる器用さで俳優としても人気を集めた田辺靖雄さん。大病を経験した後には福祉活動にも力を入れ、2010年には日本歌手協会代理理事に抜擢されました。

田辺靖雄さんには、数々のヒット曲があります。以下では、大ヒットした曲を5曲詳しく取り上げていきましょう。田辺靖雄さんのヒット曲を知らない人は、ぜひ実際に聴いてその歌唱力の高さを感じてみてください。

梓みちよさんと田辺靖雄さんは、1963年に「ヘイ・ポーラ」というデュエットソングを歌い、大ヒットさせます。この歌は元々アメリカの人気デュエット歌手「ポールとポーラ」がリリースした歌で、アメリカでも大人気のラブソングでした。

当時18歳という若さだった田辺靖雄さんですが、落ち着いた伸びやかな声で歌い上げています。梓みちよさんの優しく明るい声と、田辺靖雄さんの響く柔らかい声は良く調和し、幅広い年齢層の人を虜にしたのです。

田辺靖雄さんは、1964年に発売したシングル「二人の星を探そうよ」で、人気の歌手として知名度が飛躍的に上がりました。この曲は、様々な事情から好きな時に会えない切ない恋人同士の様子を、静かに歌った名曲です。

田辺靖雄さんは、当時まだ10代とは思えない渋みのある歌声で、多くの人を惹きつけました。

1968年に田辺靖雄さんはシングル「ララバイ東京」をリリースし、より人気を高めていきます。「ララバイ東京」はアンニュイな雰囲気が漂う大人っぽい曲調のバラードで、深く響く田辺靖雄さんの声をしっかり聴くことができる名曲です。

リリースして以降、数々の有名歌手にカバーされていることからも、この曲の魅力が伝わってきます。

1979年に田辺靖雄さんがリリースした「よせばいいのに」も、大ヒットした曲の1曲です。この歌は、愛した男性との別れに深い悲しみを感じている女性の心情を、切なく歌い上げた名曲として有名になりました。

田辺靖雄さんの柔らかく伸びやかな声質は、女性の悲しい心情を表わした歌詞と絶妙に合っています。

1980年に田辺靖雄さんがリリースした「おれでよければ」も、多くのファンに親しまれ続けている楽曲です。この曲からは、かつて別れた恋人に久々に再会した男性が、相手の女性に再び恋愛感情を向ける様子をイメージできます。

寂しい様子の昔の恋人に対して、確かな愛情を感じ始める男性の心情が、田辺靖雄さん独特の渋い声で、しっかり歌い上げられているのです。

上記の画像は、初めての大ヒットシングル「ヘイ・ポーラ」をリリースした時の田辺靖雄さんです。当時18歳の田辺靖雄さんは、まだ少年らしさが残っていますが、目鼻立ちがはっきりしたハンサムな顔つきになっています。

目が大きく男らしい太めの眉毛なので、目の印象が強いでしょう。このように、人を惹きつける外見であったことは、俳優兼歌手として活躍する上で有利だったでしょう。

田辺靖雄さんの家族には、現在妻の九重佑三子さんと1人息子の晋太郎さんがいます。以下では、田辺靖雄さんの家族についても、詳しく調査していきましょう。

田辺靖雄さんの家族が気になる人は、ぜひしっかり確認してみてください。

田辺靖雄さんの妻は、当時女優兼歌手として人気を集めていた九重佑三子さんです。九重佑三子さんは田辺靖雄さんと同じく、高校生だった16歳の時にバンドグループ「ダニー飯田とパラダイス・キング」のメンバーとしてデビューしました。

1968年に放送されたドラマ「コメットさん」で、魔法使いコメットさん役を好演した九重佑三子さんは、日本の放送業界のアカデミー賞とされるギャラクシー賞を受賞します。

以降、女優としても大活躍するようになっていた九重佑三子さんは、1973年に田辺靖雄さんと出会い結婚するのです。

九重佑三子さんと田辺靖雄さんが活躍していた当時の芸能界では、女性芸能人から気安く男性芸能人に声をかけることはタブーとされていました。九重佑三子さんは田辺靖雄さんのファンでしたが、このタブーを気にして話しかけることができなかったそうです。

しかし、九重佑三子さんの人気が高まるきっかけとなったドラマ「コメットさん」に、田辺靖雄さんも出演していました。共演者としてよく話すようになり、意気投合した2人は自然に結婚に至ったようです。

田辺靖雄さんと妻の九重佑三子さんの間には、1978年に一人息子の晋太郎さんが生まれています。幼い頃から音楽業界で華々しい活躍をしていた両親に、愛情深く育てられた晋太郎さんは、現在音楽プロデューサー兼作曲家として活躍しています。

新進気鋭の俳優瀬戸康史さんや元AKBの渡辺麻友さんなどに、楽曲を提供している晋太郎さんは、大の肉好きでも有名で肉マイスターを名乗っているのです。2007年にフリーアナウンサーの木村由紀子さんと結婚し、私生活も充実しています。

田辺靖雄さんの一人息子である晋太郎さんは、2001年に音楽グループ「Changin' My Life」のメンバーとして歌手デビューします。2002年に同グループとしてリリースしたシングル「Myself」がヒットし、知名度が上がったのです。

2003年に幅広い分野で活躍するために、同グループを脱退した晋太郎さんは、作曲家や音楽プロデューサーとしての才能も開花させていきます。

テレビ番組「ごごたま」のオープニング曲とエンディング曲をプロデュースしたり、韓国の有名歌手パク・ヨンハさんに楽曲を提供したりしているのです。

また、肉が好きで肉マイスターを名乗っている晋太郎さんは、現在放送中の人気番組「マツコの知らない世界」のフライドチキン特集の回に出演しています。

さらに、2014年には「食のコンシェルジュ協会」を立ち上げ、肉食の素晴らしさを広める活動を行っているのです。

田辺靖男さんは、2008年に突然歩行困難になるという謎の病に脅かされ、厳しいリハビリを行っていたことを皆さんはご存知でしょうか?以下では、田辺靖雄さんの闘病についても詳しく取り上げていきたいと思います。

60歳を超えても精力的に芸能活動を行っていた田辺靖雄さんですが、2008年にいきなり強いふらつきでスムーズに歩けなくなる症状に襲われます。

家族に付き添われながらなんとか病院で診察を受けた田辺靖雄さんは、医師からこのままでは歩行困難になるという宣告を受けるのです。

当時の田辺靖雄さんを診察した医師によると、急に歩行困難になってしまった根本原因は、過度なストレスなとされています。

過度なストレスで、体の機能のバランスを取る自律神経がダメージを受けたことから、足に力が上手く入らなくなってしまったと考えられるのです。

大勢の前で堂々とした歌唱や演技を見せながらも、緊張しやすかったという田辺靖雄さんは、強いストレスを感じると足が痺れることがよくあったと語っています。ストレスの悪影響が、足に出やすい体質だったのかもしれません。

医師から入院を強く勧められた田辺靖雄さん。しかし、妻の九重佑三子さんはその提案を強く拒否したのです。

突然歩行困難という現実を突きつけられた田辺靖雄さんは、当時弱気になっていました。その様子を見た佑三子さんは危機感を覚え、自宅でしっかりリハビリさせる決心をしたそうです。

田辺靖雄さんと佑三子さんは自宅に戻ると、すぐに厳しいリハビリ生活を始めます。2人は楽に移動できる車椅子に極力頼らず、足を使って日常生活を送るというリハビリ生活に1年間耐え続けました。

田辺靖雄さんと佑三子さんの努力は報われ、田辺靖雄さんはたった1年ほどでスムーズに歩けるまでに回復します。何度も共演するほど仲が良かった2人だからこそ、1年での完全回復が可能だったのかもしれません。

この闘病生活以降、田辺靖雄さんと佑三子さんは福祉活動に力を入れ、車椅子約2,000台を福祉団体に寄付したり、チャリティーコンサートを開催したりしているそうです。

田辺靖雄さんは74歳になった今でも、精力的に新曲をリリースし続けています。妻の佑三子さんとのデュエット曲も数多く発表しており、現在も夫婦仲は極めて良いことが窺えるのです。

映像作品への出演は少なくなっていますが、現在は健康に問題がないようなので、夫婦で映画やドラマに出演する可能性は高いでしょう。

今回は60年代から80年代の大スター田辺靖雄さんの現在や、代表曲などについて詳しく取り上げました。大ヒット曲を連発しながら、俳優としても活躍した田辺靖雄さんが、晩年に歩行困難に陥っていたとは驚きでしょう。

しかし、何度も共演するほど仲の良い妻の九重佑三子さんの協力もあり、現在はしっかり歩いて元気に音楽活動をしているようです。