新おにぃ(前島浩一)とは何者?正体は?ガキ使で活躍した人の現在
年末恒例のバラエティ番組『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』、通称「ガキ使」の人気企画に登場する「新おにぃ」こと前島浩一さん。独特のキャラクターで笑いを巻き起こす前島浩一さんの正体とは?最近ガキ使で見ないのはなぜ?謎の人物前島浩一さんの現在に迫ります。
目次
新おにぃ(前島浩一)って一体何者なの?
「新おにぃ」って知っていますか?「新おにぃ」は、毎年年末に放送される日本テレビのバラエティ番組『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』、通称「ガキ使」の人気企画「笑ってはいけないシリーズ」に登場する強烈なキャラクターです。
「新おにぃ」の予測の斜め上をいく独特のセンスは、笑いに肥えたプロの芸人をも爆笑の渦に叩き込み、視聴者は身をよじって笑い転げます。
そんな、「キスおばちゃん」と並ぶ「ガキ使」の名物キャラクター「新おにぃ」の正体が気になって仕方がない人も多いでしょう。「新おにぃ」こと、前島浩一さんの正体に迫ります。
新おにぃの正体とは?
「新おにぃ」は、芸人なのか役者なのか、スタッフの一人なのかなのか、はたまた素人なのか?視聴者の間ではいろいろと憶測が飛び交っています。一度見たら忘れられない「新おにぃ」の正体とは?
新おにぃの本名は前島浩一
「新おにぃ」の正体は意外なところで判明しました。
「新おにぃ」は、2009年に放送された「ガキ使」の年末スペシャルの企画「絶対に笑ってはいけないホテルマン24時」の中で、「前島コーイチ」と名乗ってしまいましたが、実はそれが本名でした。
適当な名前を言えばいいものを、するっと本名を言ってしまうあたり、さすがは一筋縄ではいかないセンスの持ち主「新おにぃ」です。こうして「新おにぃ」の正体は、芸能事務所に所属する「前島浩一」というプロの俳優であることが明らかになりました。
新おにぃはガキ使のキャラ設定
「新おにぃ」は、2008年の「ガキ使」スペシャル「絶対に笑ってはいけない新聞社24時」から登場したキャラクターです。
前年にココリコの遠藤章造さんと離婚したタレントの千秋さんの新しい夫という設定で、初登場からそのシュールな佇まいと意味不明なモノマネで圧倒的な存在感を示しました。
新おにぃの名前の由来
前島浩一さんの年齢や外観からもわかるように、「おにぃ」と言っても本当に「お兄さん」というわけではなく、芸人が兄弟子や先輩芸人に対して使う「にいさん」に近い意味合いです。
千秋さんの夫の設定なのに「おにぃ」なのはなぜ?と不思議に思う人もいるでしょうが、「新おにぃ」の名前は、千秋さんが前夫の遠藤章造さんのことをプライベートで「おにぃ」と呼んでいたことに由来します。
新しい「おにぃ」だから「新おにぃ」というわけです。
新おにぃこと前島浩一の経歴
「新おにぃ」として一躍有名になった前島浩一さん。芸能事務所に所属するプロの俳優ではありますが、その存在を知っていた人は多くはないでしょう。
今なお謎が多い前島浩一さん。正体を探る前に、その経歴を振り返ってみましょう。
エキストラ専門の芸能事務所に所属
前島浩一さんが所属しているのは、「スウィープアップユアーズ」というエキストラ専門の芸能事務所です。通行人や店内の客など、名前もセリフもない役を専門にこなす俳優を多数抱えており、「ガキ使」にも毎回多くのエキストラを派遣しています。
ドラマやCMに出演している
知名度抜群の人気俳優やタレントばかりでドラマやCMが作られるわけではありません。主役は1~2人で十分ですが、エキストラは数え切れないほど必要です。
「新おにぃ」で正体が明らかになるまでは、ほぼ無名だった前島浩一さんですが、エキストラとしてのキャリアは長く、誰もが知っている人気番組やCMへの出演歴もあるベテランです。
2014年にはニコニコ超会議に登場
「新おにぃ」としてブレイクした前島浩一さんは、2014年、自身が出演するアサヒビールのCMのPRのためにニコニコ超会議に登場し、「クリアアサヒ」と「プライムリッチ」をサンプリングしました。
観客の中には「ガキ使の新おにぃでは?」と気がつく人も多く、前島浩一さんの前にはあっという間に長蛇の列ができました。
新おにぃがガキ使に出演しなくなった理由は?
2008年の初登場以来、番組に欠かせない名物キャラクターとして人気を博した「新おにぃ」。最近番組に登場しないと、ファンがざわついています。なぜ急に「新おにぃ」こと前島浩一さんは、「ガキ使」に出なくなってしまったのでしょうか。
単純に飽きられた
キャラクターが強烈であればあるほど、ウケたときのインパクトは大きいですが、飽きられるのも早いです。前島浩一さんは、もともとお笑い芸人でも個性派俳優でもありません。素のままの前島浩一さんが醸し出す雰囲気が、おかしみを生んでいたにすぎません。
芸や技としての笑いは、創意と工夫で進化していきますが、たまたま周りに乗せられてウケた素人芸が、そうそういつまでも受け入れられるはずもなく、単純に旬が過ぎたというのが、最近マンネリ化が懸念される「ガキ使」に、前島浩一さんが出演しない理由の一つです。
コンプライアンス上の問題
「新おにぃ」が登場すると、不倫ネタが展開することが多いのですが、昨今は不倫に対する嫌悪感が強いので、お笑いのネタとしては取り上げにくくなっています。
安易に不倫騒動を取り上げると、番組にクレームの電話が殺到することもあるので、番組としては「自粛」せざるを得ないのでしょう。
千秋の出演が減った
「新おにぃ」のキャラクターは、遠藤章造さんと千秋さんが離婚したことで生まれたキャラクターです。
遠藤章造さんと千秋さんの離婚直後は、「新おにぃ」を使った自虐的な演出が笑いを誘いましたが、二人が離婚してからすでに10年以上が経ち、遠藤章造さんも千秋さんも再婚しています。もはや「新おにぃ」のキャラクター設定の意味がわからない人もいるくらいです。
現在では遠藤章造さんと千秋さんの離婚も話題性がなくなり、千秋さんの出演が減ったことで、必然的に「新おにぃ」の出演も減ってしまったのでしょう。
新おにぃこと前島浩一の現在は?
「新おにぃ」としての出番がなくなり、残念に思っているファンも多いでしょう。一時は死亡説も流れた前島浩一さんは、現在どうしているのでしょうか。
エキストラ専門の芸能事務所に所属する前島浩一さんは、むしろエキストラのほうが本職で、「新おにぃ」のようなキャラクターに扮しての出演はイレギュラーです。
エキストラの世界ではベテランの前島浩一さん。ドラマやCMなど、よくよく目を凝らしてみると、前島浩一さんの姿を見つけることができるかもしれません。
新おにぃ死亡説の真相
「新おにぃ」は、常連だった「ガキ使」に急に出演しなくなったので、一時は死亡説もささやかれました。前島浩一さんの年齢は明らかにされていませんが、老人とはいかないまでも立派な中高年なので、「もしかしたら」と考える人がいたとしても不思議はありません。
「ガキ使」に出演していた「キスおばちゃん3号」こと三城晃子さんが、2011年に急逝されたことも影響していたのかもしれません。しかし、前島浩一さんは現在もぴんぴんしており、新しい仕事もこなしています。
新おにぃの画像を紹介
前島浩一さんは、どこから見ても普通のおじさん。新橋駅に行けば似たようなおじさんを何人も見かけます。素人感丸出しというのも、優秀なエキストラには必要な要素なのかもしれません。
新おにぃこと前島浩一が出演している作品
ベテランエキストラの前島浩一さんは、たくさんの作品に出演しています。中には、高視聴率を記録し、現在も語り継がれる名作ドラマもあります。あらためて「前島浩一さんを探せ」的な楽しみ方をするのも面白いかもしれません。
101回目のプロポーズ
1991年に放送された『101回目のプロポーズ』は、トレンディドラマの女王浅野温子さんと、ラブストーリーには無縁だった武田鉄矢さんがダブル主演を務めて話題になった、「美女と野獣」系のラブロマンスです。
武田鉄矢さんがダンプカーの前に飛び出して叫ぶ、「僕は死にましぇん」と言うセリフは、流行語にもなりました。
ドラゴン桜
底辺校の落ちこぼれ高校生が東大合格を目指す『ドラゴン桜』。原作は三田紀房氏による漫画です。さまざまな受験テクニックや勉強方法が紹介されており、現在でも受験生のバイブルとして今も人気があります。
2005年にドラマ化され、阿部寛さんが、経営破たん寸前の高校を再建すべく、生徒を東大に合格させようとする元暴走族の弁護士を演じました。
沈まぬ太陽
未曾有の航空機事故を通して巨大企業の闇を描いた山崎豊子氏の長編小説『沈まぬ太陽』。その内容から映像化は不可能と言われていましたが、2009年には渡辺謙さん主演で映画化され、2016年には上川隆也さん主演でWOWOWにてテレビドラマ化されました。
クリアアサヒのCM
「クリアアサヒ」は、アサヒビールが販売する「第三のビール」のブランドです。現在は嵐の櫻井翔さんと女優の高畑充希さんがCMキャラクターを務めています。前島浩一さんが出演したのは、俳優の向井理さんがメインを務めたCMです。
向井理さんの上司という設定で、かなりはっきりと映っていたので前島浩一さんに気がついた人も多かったようです。
前島浩一さんを探そう
「ガキ使」の「新おにぃ」としての前島浩一さんは、もしかしたらもう見られないかもしれませんが、所属している事務所は、実績があるところなので、前島浩一さんは、エキストラとしてあちこちの番組に出演していると思われます。
クレジットに名前が載ることはないでしょうが、通行人や群衆の中に前島浩一さんを探すのも一興です。宝探しのような気持で、前島浩一さんを探してみるのはいかがでしょうか。