恋愛ホルモン「フェニルエチルアミン」の分泌が恋の始まりに影響する?

フェニルエチルアミンというホルモンはPEAとも言われ、一般にはあまり知られていませんが、恋愛ホルモンとして特に恋の始まりに影響のあるホルモンです。今回は、そんなフェニルエチルアミンの気になる恋愛効果と分泌に良い食べ物をまとめました。

恋愛ホルモン「フェニルエチルアミン」の分泌が恋の始まりに影響する?のイメージ

目次

  1. 1恋の病の原因は恋愛ホルモン?
  2. 2恋の病って?
  3. 3恋愛ホルモン「フェニルエチルアミン(PEA)」とは
  4. 4恋愛ホルモン「フェニルエチルアミン (PEA)」の分泌による症状
  5. 5フェニルエチルアミン(PEA)の分泌を増やす方法
  6. 6恋愛ホルモン「フェニルエチルアミン(PEA)」はずっと分泌される?
  7. 7男性は恋愛ホルモンによりどう変わる?
  8. 8その他の恋愛ホルモンもチェック
  9. 9恋愛ホルモンのバランスを整えて素敵な恋愛を

恋の病の原因は恋愛ホルモン?

恋愛の初期によくかかるという「恋の病」と言われる症状に心当たりはありませんか?実はこの恋の病には、恋をすると活発に分泌される脳内物質である恋愛ホルモンや恋愛によって起こるホルモンバランスの変化によって起こります。

また、女性は恋愛をすると痩せるとか若返り、綺麗になるといわれます。これにも恋愛ホルモンが大きく関係しています。

恋愛ホルモンは数種類ありますが、特に恋の始まりに影響する恋愛ホルモンがあります。恋愛がいつも上手くいかないという女性もこのホルモンの恋愛効果を知り、上手に利用して恋愛上手になりましょう!

恋の病って?

恋の病と恋愛ホルモンの関係

恋の病とよく言われますが、本当に病気という訳ではありませんよね。身体的に何も問題がないのに、人を好きになるとかかってしまう「恋の病」。一体どんな症状があるのでしょう?

初期症状としては、好きな異性を見ると心臓がドキドキして心拍数が上がった様な感覚になる事があります。実際に顔が赤くなるなど表情に症状が現れる事もあります。

症状が深刻になってくると、意中の相手のことを考えて夜も眠れない、他の事が手につかない、食べ物に対する欲求がなくなるなど恋愛以外のことが考えられなくなることもあります。

恋の病にかかってしまう原因となるのが恋愛ホルモンと言われる物質です。そもそもホルモンとは体のいろいろな部分で作られていて、心や体に影響を与えます。その種類はなんと100種類以上あると言われ、これらのホルモンのバランスによって人はコントロールされているのです。

そのなかで恋愛に関するホルモンは10種類ほどあるのですが、特に恋愛の初期に多く分泌されるのが恋愛ホルモンの代表格であるフェニルエチルアミン(PEA)という脳内で分泌される神経伝達物質です。

恋愛ホルモン「フェニルエチルアミン(PEA)」とは

フェニルエチルアミン(PEA)は、一般には馴染みが無いかもしれませんが、恋愛ホルモンとしては代表格でその効果も最強クラスのホルモンです。別名ときめきホルモンや惚れ薬とも言われるこのホルモンは、目で見たものに反応するので一目惚れの原因とも言われています。

実は、恋をすることによってフェニルエチルアミン(PEA)が分泌されるのではく、フェニルエチルアミン(PEA)が脳内で分泌されることによって、分泌させてくれる相手のことを好きだと錯覚するのです。それほどフェニルエチルアミン(PEA)の効果は絶大です。

フェニルエチルアミン(PEA)の機能

フェニルエチルアミン (PEA)は脳内の脳下垂体から分泌され、快感や性欲を高める機能があります。その威力は、メスのラットにフェニルエチルアミン(PEA)の成分を注射したところ、それまで全く興味を示していなかったオスと交尾をしだすと言う実験結果があるほどです。

また、恋愛初期はわけもなくハッピーな気持ちになりませんか?好きな相手がいると思うだけで普段は憂鬱なことでも楽しみになったり、一言声を交わすだけで一日幸せな気分で過ごせたり。このような状態もフェニルエチルアミン(PEA)が脳内で分泌し、快感を感じるホルモンであるドーパミンの濃度を高めることによって起こっている感情です。

フェニルエチルアミン (PEA)の期待できる効果

「恋をすると痩せる」と言う言葉はよく聞きますが、これは単なる都市伝説ではありません。フェニルエチルアミン(PEA)には消化を促進する効果があり、これにより便秘が解消し老廃物が排出されるのでお腹がすっきりして痩せる効果や肌の調子がよくなる美肌効果が期待できます。

また、食欲抑制効果もあります。恋をすると食べ物が喉を通らなくなるという現象もこの効果によって引き起こされています。恋愛中は相手のためだと思えば他のことより意欲が持続しやすいので、ダイエットも成功しやすいと言えます。痩せるためにも恋愛ホルモンは重要な役割を果たしているのです。

恋愛ホルモン「フェニルエチルアミン (PEA)」の分泌による症状

フェニルエチルアミン(PEA)によって引き起こされる症状も多くあります。いわゆる恋の病と言う症状です。

楽しいだけの恋愛というのはほとんどありませんし、初期症状は恋愛をしている人なら誰でも起こり得ることですし、生活にも張りが出て幸せな気持ちになれる恋の病ですが、重症化すると日常生活にも悪影響を及ぼすこともあります。その症状は多岐にわたりますが、代表的な症状についていくつか紹介します。

食事が喉を通らなくなり、痩せる

恋をすると痩せる女性がいます。それは恋の病が原因かもしれません。好きな人のことを考えるだけで胸がいっぱい、お腹もいっぱいになってしまい食べ物が喉を通らなくなっているのです。

女性にとっては痩せることは嬉しいことだと思いますが、食事を取らずにやつれてしまっては魅力も半減です。きれいに痩せる為には、恋愛ホルモンを活かしつつ、バランスの良い食事と運動で魅力を維持しましょう。

眠れなくなる

眠る前というのは部屋を暗くし静かな環境であることが多いです。そのような環境では余計なことまで考えてしまいがちです。

特に恋愛をしている時には、好きな人のことをずっと考えてしまいます。ポジティブな妄想からネガティブな想像までぐるぐると頭の中で考えているうちに眠れなくなってしまうという症状があります。

また、相手が今何に興味を持っているか、何を考えているか少しでも分かろうと、好きな人のSNSなどを見てしまうことも眠れなくなってしまう原因のひとつです。

フェニルエチルアミン(PEA)の分泌を増やす方法

上記のような恋の病というデメリットもありますが、それを上回るほどフェニルエチルアミン(PEA)などの恋愛ホルモンには嬉しい効果があります。出来る事なら上手に引き出して利用したいものです。脳内のホルモンを増やすなんて難しそうですが、分泌を増やす方法があるのです。

食べ物で増やす

フェニルエチルアミン(PEA)を増やす方法として手軽なものに食べ物を利用する方法があります。意中の相手と食事をする際に意識して恋愛ホルモンを増やす食べ物を選ぶことで、相手との関係を進展させることが期待できます。ただし、効果持続時間は短いので、食べるタイミングに気をつけましょう。

また、最近恋していないなぁ、という時に毎日の食事に取り入れれば、恋愛気分を高めることも出来ます。外見の自分磨きをするだけでなく、脳内の恋愛ホルモンを活用して新たな恋へ踏み出す準備をするのもいいかもしれません。

おやつにはチョコレートを食べる

フェニルエチルアミン(PEA)を含む食べ物として有名なものにチョコレートがあります。チョコレートの原材料は、ご存知の通りカカオですが、このカカオの中にフェニルエチルアミン(PEA)が含まれています。カカオをそのまま食べることは難しいですが、チョコレートなら手軽に摂ることができます。

チョコレートと言うと、「カロリーが高く太りそう」と敬遠されがちですが、カカオに含まれるカカオポリフェノールには、血糖値の上昇や空腹感を抑える効果があるのでコレを利用して痩せることや若返り効果もありますし、ハッピーな気持ちを高める脳内物質の分泌を促す作用もあるので、ぜひ毎日の生活に取り入れてほしい食べ物です。

ただ、チョコレートにはカカオだけでなく砂糖や脂肪分も含まれている事が多いので、食べる時には食べやすいミルクチョコレートよりも過去の含有量の多いダークチョコレートと書いてあるものを選び、食べ過ぎないように注意しましょう。

お酒を飲むときはワインを選ぼう

ワインにもフェニルエチルアミン(PEA)が含まれているので、好きな人とのデートでお酒を飲む機会がある時にはぜひワインを選びましょう。デートでおしゃれなワインバーに行くなどすると、非日常の雰囲気も手伝い、恋愛気分も高まって彼との仲が急接近、と言うことも期待できます。

他にもワインにもポリフェノールが含まれているので、チョコレート同様、痩せる効果や若返り効果が期待できます。白ワインよりも赤ワインの方がより効果が高いです。

お酒を飲む時はチーズも一緒に

食べ物で恋愛ホルモンを増やしたいときに、一番効果的なのはチーズです。チーズにはなんとチョコレートの約10倍ものフェニルエチルアミン(PEA)が含まれています。

チーズには、ナチュラルチーズとプロセスチーズの2種類がありますが、フェニルエチルアミン(PEA)は熱に弱いので、より効果を高めたいのなら加熱処理をしていないナチュラルチーズがおすすめです。ただ、チーズをそのまま食べるのは難しい場合も、チーズフォンデュやピザなどチーズを使った食べ物で恋愛ホルモンの分泌を促すのも良いでしょう。

恋愛ホルモン「フェニルエチルアミン(PEA)」はずっと分泌される?

フェニルエチルアミン(PEA)は恋愛中には欠かせないホルモンですが、残念ながらずっと分泌されるわけではありません。恋の初めのようなときめきやドキドキがずっと続くというのは経験的にも難しいと感じるでしょう。

フェニルエチルアミン(PEA)が脳内で分泌されることは、脳の一部を破壊し、判断力を鈍らせるほどの威力があります。そこで一定期間が経つと脳内での分泌量がだんだんと減少していくようになっているのです。

フェニルエチルアミン(PEA)の分泌期間

よく「恋の賞味期限は3年」という言葉を耳にします。これにはフェニルエチルアミン(PEA)の分泌期間が約3年であることが関係しており、3年を過ぎると脳内での分泌量がだんだんと減少し、相手にドキドキしなくなることから、相手のことを好きではなくなったと思ってしまうのです。

代わりは愛情ホルモンのオキシトシン

フェニルエチルアミン(PEA)は3年で分泌が減少していきますが、3年以上仲の良いカップルや夫婦もいます。それはフェニルエチルアミン(PEA)の代わりに脳内で分泌されるホルモンがあるからです。

そのホルモンとは、オキシトシン。愛情ホルモンとも言われ、もともとは母性に関係するホルモンとして知られていましたが、近年の研究によってオキシトシンが人間関係にも大きな役割を果たすことが分かりました。

オキシトシンの効果

オキシトシンが分泌されると、相手への信頼感を高める効果があります。社交性も高めるため、オキシトシンが十分に分泌していると、パートナーとコミュニケーションが取りやすく、信頼できる、安心できる相手として相手を認め、愛情が長続きするというわけです。

また、ストレスを軽減する作用もあります。恋愛できれいに痩せるためにもオキシトシンの分泌は重要になります。

オキシトシンの増やし方

愛情ホルモンであるオキシトシンの分泌を促すにはグルーミングと言われる人との触れ合いが重要です。親子間ではおんぶや抱っこによってオキシトシンが分泌され、情緒の安定につながるそうです。

恋人や夫婦間では、手を繋いだり、ハグをしたり、キスをしたりすることによってオキシトシンが分泌されます。このような触れ合いを大切にしているカップルは、オキシトシンの働きにより愛情が長続きするということです。

男性は恋愛ホルモンによりどう変わる?

恋愛ホルモンには、いくつか種類がありますが、男性に影響するホルモンもあります。女性に影響するホルモンにはダイエット効果や若返り効果がありますが、男性に影響するホルモンにはどんな効果があるのでしょう。

男性らしさが増すテストステロン

男性ホルモン全体の95パーセントをしめるのがテストステロンです。日常的にも分泌されていますが、恋愛によって多く分泌されます。

テストステロンが分泌すると、体つきが骨ばって筋肉質になったり顔つきが男っぽくなったりと男性らしさが増します。また、交渉能力や決断力が増すなど仕事にも好影響があります。男らしい見た目で、仕事も順調にこなすテストステロンの値が高い男性は、女性にとってとても魅力的にうつることでしょう。

その他の恋愛ホルモンもチェック

これまで、恋愛ホルモンのフェニルエチルアミン(PEA)、オキシトシン、テストステロンについて紹介しました。その他の恋愛ホルモンはどんなものでどのような働きをしているかも見ていきましょう。

女性ホルモン(エストロゲン)

男性に影響するホルモンがあれば、女性に影響するホルモンももちろんあります。そのホルモンが女性ホルモンとして知られるエストロゲンです。

エストロゲンが分泌することによって、女性らしい丸みを帯びた体つきになり、女性にしかない美しさを引き出すことができます。またコラーゲンなどの生成を促す効果もあるため、肌のハリツヤが良くなり美肌効果も期待できます。恋愛においても、女性ホルモンの多い女性の方が魅力的と言う事です。

女性ホルモンの分泌量は年齢とともに減少してしまいます。これは防ぎようのない事ですが、規則正しい生活やバランスの良い食事、ストレスをためないなどの日々の生活習慣によってホルモンをコントロールすることは可能です。

βエンドルフィン

若返りホルモンと言う別名を持つこのホルモンは、脳内で分泌され、幸せや喜びを感じさせるホルモンです。それと同時に痛みを緩和する効果もあり、免疫力が高まるので、このホルモンの分泌量が多いと健康で若々しくいられます。

βエンドルフィンが分泌されると、大脳の働きを高めることによって若返りの効果が期待できます。細胞の若返り効果のある抗酸化機能を持ち、若返りの大敵である老化の原因の活性酸素を防ぐという若返りには最適なホルモンです。

身体に負荷のかかった状態で分泌が促がされるので、運動する事が若返りホルモンを分泌する近道です。若返りの効果だけでなく、継続することで痩せることも期待できるので、毎日の生活に取り入れると良いでしょう。

セロトニン

セロトニンは、幸せホルモンとして知られています。セロトニンが減少すると、ストレスを強く感じたり、感情のコントロールが難しくなったりするので心のバランスを保つホルモンとも言えます。

実は恋愛初期はフェニルエチルアミンやドーパミンなどが増加するのに対し、セロトニンの分泌は減少しています。このホルモンバランスの乱れから恋愛初期特有の感情の揺らぎが起こるのです。時間とともにこのバランスが正常に近づいてくると、セロトニンの働きによって気持ちが安定していきます。

セロトニンの分泌にはトリプトファンという必須アミノ酸が原料となります。またリズム運動もセロトニンの分泌に効果的です。トリプトファンは様々な食べ物に含まれているため、バランスの良い食事をしっかり噛んで食べることでセロトニンの分泌が促しましょう。

恋愛ホルモンのバランスを整えて素敵な恋愛を

自分の意思で恋愛をしていると思ってしまいがちですが、恋愛時にはホルモンのバランスが大きく変化しており、実際にはこのバランスに大きく影響されています。言い換えれば、ホルモンバランスを制するものが恋愛を制するということです。

恋愛ホルモンには、若返りや痩せる、女性ならではの魅力がアップするなど様々な効果があります。これらのホルモンを分泌するように意識して、いつまでも幸せな、素敵な恋愛を掴みましょう。

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