出産後にセックスレスになる原因!旦那とセックスレスを解消する方法
産後に陥りやすいとされる夫婦のセックスレスに、悩んでいる夫婦は多いでしょう。今回は、そんな産後セックスレスの原因や解消法などについて分かりやすく取り上げていきたいと思います。産後セックスレスに困っている夫婦は、ぜひ参考にしてください。
目次
産後のセックスレスの原因は夫?それとも妻?
産後は、夫婦がセックスレスに最もなりやすい時期とされています。しかし、新しい家族を迎え、夫婦仲も盛り上がりそうな産後になぜセックスレスになってしまうのか、気になる人は多いでしょう。
原因の責任をなすりつけあい、夫婦仲が悪化することも多い産後のセックスレスに、悩んでいる夫婦も多いと思います。今回は、産後にセックスレスに陥りやすい原因や産後セックスレスの解消法などを、具体的に紹介していきましょう。
出産後にセックスレスになる夫婦の割合
出産後にセックスレスになる夫婦は意外と多く、全体の約40%の夫婦がセックスレスに陥るとされています。産後のセックスレスが長引き、そのまま夫婦仲が冷めてしまうことも多いようです。
しかし、一度産後にセックスレスになったとしても、様々な対策をすることでセックスレスを解消できたという夫婦も大勢存在しています。
産後にセックスレスになってしまったとしても、それほど珍しいことではなく、夫婦で乗り越えられる試練ということを覚えておきましょう。
出産後にセックスレスになる本音や原因【夫編】
産後にセックスレスになってしまう原因は様々で、根本的な原因は夫婦それぞれにあると考えられています。以下では、夫の産後セックスレスの原因を3つ具体的に取り上げましょう。
妻を母親としか見られなくなった
産後にセックスレスになってしまう夫側の原因には、妻を女性として見られないという認識の変化が挙げられます。産後に必死に子供の世話に奮闘する妻を間近で見ている夫は、次第に妻に「母親」というイメージを強めていくのです。
その結果、妻とのセックスに違和感を覚え始め、セックスレスに陥ることがよくあります。妻のことを「ママ」や「お母さん」と呼ぶようになってしまうと、よりこの傾向が強くなります。
出産シーンを見た時のショック
センシティブな男性の中には、妻の出産に立ち会ったことで受けたショックのために、産後セックスレスに陥ってしまう男性も多いのです。赤ん坊が女性のお腹から出てくる瞬間は感動的というイメージが強いすが、実際には大量の血が流れるシーンでしょう。
そのため、血液が苦手な男性がそのシーンを実際に見てしまうと、大きな精神的ダメージとなり、恐怖感から妻とのセックスに躊躇するようになってしまうのです。
妻からの拒否による自信喪失
妻からセックスを拒否されることが重なることで、男性としての自信を失ってしまうことも、産後セックスレスの夫側の原因として挙げられます。出産による傷の治りが遅かったり、出産後のホルモン変化などで女性は性欲が落ちがちです。
そのため、産後には夫は妻からセックスを強く拒否されやすいでしょう。その強い拒否の態度や言葉に傷つくと、男性は大きく落ち込んでしまうのです。
出産後にセックスレスになる本音や原因【妻編】
出産後にどうしても気が乗らず、自然にセックスレスになってしまったことに悩みながら子育てに追われる女性もいるでしょう。以下では、産後のセックスレスの妻側の原因も紹介したいと思います。
女性ホルモンの急減
産後の女性の体は子育てに備え、ホルモン分泌のバランスも繊細に変化します。産後に女性ホルモンが一気に少なくなることが、セックスレスの原因になりやすいのです。
妊娠中は胎内の子供を守るため、女性の体は女性ホルモンをたくさん分泌します。しかし、出産後は女性ホルモンが急激に少なくなり、女性の体は妊娠できる状態に戻るのです。
女性ホルモンの激しい減少によって、女性は疲れやすくなったり、精神的に落ち込みやすくなったりします。その結果、セックスへの興味も失いセックスレスになってしまいやすいのです。
授乳中に分泌されるホルモンの影響
産後にセックスレスを引き起こす妻側の原因には、母乳を子供に与えている際に多く分泌される女性ホルモンの影響も考えられます。授乳中には、排卵を抑制しつつ母乳が出やすくさせる働きをする女性ホルモン「プロラクチン」が多く分泌されるのです。
この「プロラクチン」は女性の母性を強く引き出すホルモンであるため、夫とのセックスに抵抗感が生まれやすくなるのです。
母性の高まり
女性は母親になると、子供を守ろうとする意識が強くなります。
そのため、育児に夫が積極的に協力してくれないと、夫に対する怒りの感情が高まってしまうのです。夫との喧嘩が増えてしまうと夫婦仲が悪化するだけでなく、より子供を保護する意識が強化されます。その結果、セックスレスという状況に陥ってしまうのです。
産後にセックスレスになることのデメリット
産後には夫婦共に性欲が減退しやすいので、セックスレスは丁度良いのではと思う夫婦もいるでしょう。しかし、産後のセックスレスが長引くことには大きなデメリットもあります。以下では、そのデメリットを取り上げましょう。
離婚の可能性が高くなる
産後のセックスレスのデメリットには、離婚の可能性が高まるということが挙げられます。産後のセックスレスが原因となる離婚は多く、セックスレスから2年内に夫婦仲が修復不能の域にまで崩壊してしまうことを産後クライシスと呼ぶのです。
産後のセックスレスが続くことで、夫婦の絆は少しずつ着実に薄れていってしまいます。また、その間に夫婦喧嘩が増えてしまうと、お互いに歩み寄る意欲も失ってしまいがちです。その結果、離婚に至ってしまいやすくなります。
2人目の妊娠確率が下がる
2人目の子供の妊娠が難しくなるということも、産後セックスレスの大きなデメリットと言えるでしょう。産後にセックスレスになっても、夫婦仲は良好という夫婦もいます。2人目の子供の誕生を望む夫婦もいるでしょう。
しかし、産後のセックスレスが長引いていると、子供を設けたいという気持ちが夫婦にあっても、抵抗感や恐怖感から実際にセックスすることができなくなってしまいやすいのです。
産後のセックスレスを解消する方法
産後のセックスレスは夫婦仲に深刻な問題を引き起こしやすいので、早めに対処するようにしましょう。以下では、産後セックスレスの解消方法を2つ取り上げていきます。産後セックスレスに上手く対処したい人は、ぜひ参考にしてみてください。
軽いスキンシップの継続
産後セックスレスを解消するための方法には、夫婦間の軽いスキンシップの頻度を高くするという方法が挙げられます。少しでも肌と肌が触れ合う機会が増えることで、オキシトシンという親愛の感情を盛り上げるホルモンが増えやすくなるのです。
その結果、精神的なセックスレスの原因を乗り越えやすくなります。セックスを想像させるような激しいスキンシップではなく、軽く手を繋いだり短時間のハグをしたりなど継続しやすい自然なスキンシップを心がけてみてください。
デートを定期的に行う
恋人時代を思い出しやすいデートに定期的に行くということも、産後セックスレスの解消法としておすすめです。夫婦になり子供が生まれると、どうしても日々の家事や子育てに追われ、全くデートしなくなってしまいがちでしょう。
しかし、あえて子供のお世話は周囲の人に頼み、月に1日だけでも夫婦デートを楽しむことで、自然に夫婦仲は安定しやすくなります。
デート中はセックスレスの悩みを忘れ、デートに集中することでより夫婦仲が盛り上がりやすくなるでしょう。
産後セックスレスに対処する時の注意点
出産時に女性の体は傷ついたり披露したりしやすいため、産後セックスレスを解消する時には夫婦共に焦りすぎないことが重要です。出産時の傷は約数カ月ほどで治るとされていますが、人によっては1年ほど体調が万全な状態に戻らないこともあります。
そのため、特に男性は妻の体を労わり、無理にセックス再開を早めないようにしましょう。
産後セックスレスは夫婦で協力して乗り越えよう
今回は、産後の夫婦が直面しやすいセックスレスの問題を取り上げました。離婚にも繋がる可能性も高い産後セックスレスには、夫婦で協力して早めに対処することが重要です。
原因はホルモンや役割の変化などであることが多いので、原因の責任を夫婦で互いに追及し合うのは避けましょう。産後セックスレスに今まさに悩んでいる人は、ぜひ今回紹介した解消法を試してみてください。