クチャラーは自覚症状がある?原因や治し方・注意の仕方を解説!
ガムなど何かを食べる時にクチャクチャと咀嚼音を出す、クチャラーと呼ばれる人がいます。自覚の有る無しに関わらず、クチャラーは周りの人を不快にします。なぜクチャラーになってしまうのでしょうか。原因や治し方、注意の仕方などを解説していきます。
目次
クチャラーとはどんな意味があるの?
クチャクチャと咀嚼音を出しながらガムなどの食べ物を食べる、クチャラーと呼ばれる人たちがいます。人によって自覚がある人と自覚がない人がいますが、いずれにしろ多くの人に不快感を与えています。
なぜクチャラーになってしまうのでしょうか。クチャラーの原因や治し方などをご紹介する前に、そもそもなぜクチャラーと呼ばれるようになったのか、解説します。
クチャラーという言葉の意味
最近ではクチャラーという呼び方がインターネットを中心に広まって、多くの人が当たり前に使う言葉になりました。クチャラーという言葉を誰がいつ頃言い始めたのか、はっきりとはわかっていません。
クチャラーという言葉の意味は、ガムなどを食べる時の「クチャクチャ」という音に、英語で「人」を表す「er」を付けて「クチャクチャと音を立てて食べる人」という意味で「クチャラー」と呼ばれるようになりました。
同じく「er」を付ける言葉で流行ったのが、安室奈美恵さんのファンを指す「アムラー」や、篠原ともえさんのファンを指す「シノラー」、マヨネーズが大好きな人たちを「マヨラー」などです。こちらはいずれも良い意味で用いられていました。
クチャラーという呼び方には心理学的に意味がある
「アムラー」や「シノラー」、「マヨラー」とは違い、「クチャラー」という言葉は相手をバカにする時や、相手に不快感を表す時に使われます。クチャラーという言葉を聞いただけで、かなり不快な思いをしているという事が簡単に伝わります。
ガムなどをクチャクチャと咀嚼音を出して食べる人を総称してクチャラーと呼ぶのは、実は心理学的に意味があります。例えば嫌いな会社の上司だったり嫌いな部活の先輩などに対して、「ハゲ丸君」などと裏であだ名を付ける事があります。
これは、あだ名を付けて呼ぶ事によって、怒りや憎しみをやわらげる効果があるのです。つまり、クチャクチャと咀嚼音を立てて食べる人を「クチャラー」と呼ぶ事によって、怒りや不快感をやわらげようとしているのです。
クチャラーは自覚症状がある?
多くの人に不快感を与えているクチャラーですが、ほとんどのクチャラーがクチャクチャと咀嚼音を出すことを止めようとはしません。クチャラーに自覚症状はあるのでしょうか。
クチャラーには、自覚がある人と自覚がない人の2パターンがあります。なぜこの2パターンのクチャラーが生まれるのか、解説します。
クチャラーの自覚がないタイプ
クチャラーだという自覚のないタイプの人がいます。
自覚のないクチャラーは、自分の咀嚼音が聞こえていません。
ところが、人間は意識していないと無いのと同じになります。
また、
クチャラーの自覚があるタイプ
自覚がないタイプに比べて少ないですが、
また、ガムや食べ物を食べる時、
他にも、クチャラーの自分が普通で、
クチャラーのよくある言い訳
クチャラーの人たちは、
クチャラーの人たちの言い訳を集めてみました。
音を出さないで食べると食事がおいしくない
クチャラーの人たちはガムや食事は音を出して食べるのが当たり前になっている
しかし何事も最初はうまくいかないものです。音を出さない食事の仕方も、練習次第でできるようになります。
鼻が詰まっているから
たしかに鼻が詰まっていると食べづらくなります。
だってそういう食べ物だし
ガムなど音の出やすいものを食べているのだから原因は食べ物にあるんだし、しょうがない、とい
クチャラーの場合は、
他人に迷惑はかけていない
クチャラーは他の人のガムや食事の咀嚼音も気にならないので、
むしろ注意してくる人の方が悪いとさえ思っている人もいます。
クチャラーを不快に感じてしまうのはなぜ?
クチャラーの人たちがガムや食事の咀嚼音を気にしない一方で、
クチャラーを不快に感じる原因と考えられる理由をご紹介します。
ミソフォニアの症状が出ている
ミソフォニアとは、日本語で音嫌悪症と言います。
不快感を感じる音の種類は人によって違います。ゲップ、
日本人のかなり多くの割合がミソフォニアではないかと言われてい
文化的な影響がある
食べる時の音を不快に感じるかどうかは、国によって違います。
日本や中国では麺類をズルズルとすすって食べるのが当たり前ですが、欧米ではマナーが良くない人と見られます。日本ではクチャラーは嫌がられますが、中国では気にしない人の方が圧倒的に多いです。ガムの場合はアメリカ人でもクチャクチャ食べる人はいます。
日本は中国文化の影響やアメリカ文化の影響などが混ざり合っているため、クチャラーを嫌がる人もいれば何とも思わない人もいる可能性があります。
子供の頃のしつけの影響
子供の頃に親から禁止されたことは、大人になってからも無意識に大きな影響を及ぼします。子供の頃に親からクチャクチャ音を立てて食べないようにしつけられた人は、そのおかげでクチャラーにならずに済みました。
ところが、親からきつく怒られながら禁止されてきたので、その人の中には怒りや悲しみの感情も一緒に刷り込まれています。そんな子供の頃の感情が、クチャラーの人を見るとあふれ出てきます。
つまり、自分の中でしてはいけないことをしている人たちに対して怒りを感じているのです。
なぜクチャラーになるの?その原因5つ
なぜクチャラーになってしまうのでしょうか。その原因はいくつか考えられます。人によっては原因がひとつだけのこともあれば、いくつかの原因が重なっている場合もあります。
クチャラーを治すには、まず原因を知る必要があります。クチャラーの原因として可能性の高いものをご紹介します。
子供の頃直されなかった
小さい頃は大体みんな食べ方が汚いものですが、
しかし親がクチャラーの場合、
もし親に直してもらえなかったとしても、
子供の頃から鼻炎がある
子供の頃に慢性鼻炎があると、
客観的に自分を見るメタ認知能力が弱い
メタ認知力とは自分の行動や思考、
メタ認知力が弱い人は自分の思考や感情にとらわれやすいので、
食事の仕方が良くない
食べ方が上手でないと咀嚼音が出やすくなります。
また、クチャラーの人は「リス食い」や「迎え舌」、「犬食い」
リス食いとは食べ物をたくさん口に詰め込んで食べる食べ方のこと
どの場合もクチャラーになりやすいので注意が必要です。
噛み合わせや歯並びが悪い
噛み合わせや歯並びが悪いと食べる時に口が開きがちになるので、
クチャラーの治し方
大人になってからのクチャラーは簡単には治りません。
ここではクチャラーの治し方をご紹介します。
クチャラーだということを受け入れる
クチャラーは、
1番効果があるのはクチャラーを理由に好きな人に振られたり大勢
効果があるのは、スマホで食べているところを撮影することです。
食べることに集中する
クチャラーの人は普段自分の食べ方を意識する事がありません。そこで、
食べることに集中するとメタ認知能力が向上する事が分かっていま
鼻炎を治す
慢性鼻炎があると口を開けたままの食事の仕方になります。
普段から口が開いていると、集中力がなくなる、
舌のトレーニングをする
舌の筋肉が弱っていると、
舌のトレーニングで最も有名なのが「あいうべ体操」です。やり方は簡単で、全力で「あー、いー、うー、べー」
歯並びや噛み合わせを矯正する
歯並び矯正は時間もお金もかかりますし、
噛み合わせ矯正は、
クチャラーの咀嚼音が気になる!注意の仕方を解説
クチャラーの人を注意したいと思っても、
そこで、
アサーティブコミュニケーションを学ぶ
アサーティブコミュニケーションとは、
アサーティブコミュニケーションを身につけるためのアサーション
今回は簡単なコツをご紹介します。
お願いをする時のコツ
お願いをする時にはいくつかのポイントがあります。慣れればさまざまな場面で応用できるので、覚えておいて損はありません。
辛い思いをしているということを冷静に伝える
まずはクチャクチャという音で辛い思いをしていて困っているとい
相手の話をよく聞く
お願いされた相手は言い訳したり怒ったりと色々な反応をします。
自分のお願いを具体的に伝える
相手の話をよく聞いて相手の気持ちもしっかりと理解した上で、
怒られたらどうするか
どれだけ丁寧に注意しても怒る人がいます。
相手が怒った時は、まず相手の怒りをしっかりと受け止めます。
相手が自分を批判してきたら、まずその批判に同意します。
親しいほど感情的になってケンカになりがちですが、
クチャラーが気になりすぎる場合の治し方
いくらクチャラーの人をなんとかしようと思っても、他人を変えるというのは簡単にはいきません。それよりも自分を変えてしまう方が早い場合があります。
ここではクチャラーが気になりすぎる人の治し方をご紹介します。
クチャラーが完全に気にならなくなるというのは難しいですが、イライラをやわらげる方法はあります。ただし人によって効果に差があるので、効果があったらラッキーくらいに思って実践してみてください。
暴露療法でクチャラーに慣れる治し方
暴露療法とは、不安や恐怖を感じる場面に自分から飛び込んでいって、徐々に慣れさせる治し方です。
クチャラーに対して我慢できなくなる原因のひとつに、何度もクチャラーで不快な思いをしているせいで、体が反射的に反応するようになっていることが挙げられます。クチャクチャが始まると思っただけで心拍数が上がったという研究もあります。
そこで、あえて自分からクチャラーに近づき、クチャクチャという音をよく聞くようにします。すると、最初は反射的にイライラしますが、たまに平気な瞬間が出てきます。こうして平気な瞬間を積み重ねることで、思っていたよりも大丈夫だと思えてきます。
人間は不安や恐怖を避けようとするほど、余計不安や恐怖が強くなることがわかっています。暴露療法は、そのような不安や恐怖を小さくすることができる治し方です。
なぜと繰り返し自問する治し方
何度もクチャラーに不快な思いをさせられてきた人は、クチャクチャという音を聞いただけで衝動的にイライラが大きくなるような体になってしまっています。これには、自分に距離を置く治し方が効果的です。
イライラや怒りを感じたら、なぜ今自分はクチャラーに怒りを感じているのだろうと自問します。
例えば、音が不快だから、という答えが浮かんだら、さらに「なぜその音が不快だと感じるのだろう」と自問します。昔大嫌いだった人がクチャラーだったから、という答えが出てきたとしたら、それについてもさらに自問していきます。
このように繰り返し自問していくことで、自分の感情や衝動に距離を置くことができます。そうすると気持ちを落ち着けることができるようになっていきます。正しい答えが出る必要はないので、軽い気持ちで答えていきましょう。
生活に支障が出るほど怒りを感じる場合は病院に行ってみる
クチャラーの治し方やクチャラーが気になる人の治し方など、さまざまな治し方をご紹介してきました。それでもどうにもならない場合は、神経症が原因になっていることを疑った方がいいかもしれません。
あまりにも症状がひどい場合は、病院に行ってみましょう。なぜそんなことで病院に行くのか、と思う人もいるかもしれませんが、実際に音の過敏症で病院に行く人は想像以上に多くいます。
なぜこんなにも怒りが収まらないんだと思う人は、神経内科か心療内科に行くことで、適切な治し方を教えてもらえることが多いです。ぜひ選択肢のひとつとして覚えておいてください。