老害とはどんな人?老害の特徴11選!
今回は「老害」について初回させていただきます。老害とはどんなものなのでしょうか。また老害とはどんな人のことを言うのでしょうか。老害の特徴と、老害の対処法などをまとめてきます。あなたが老害にならないために注意することも確認しておきましょう。
目次
「老害」という言葉にはどんな意味があるの?
「老害」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。使い方としては「あの人の態度は老害以外のないものでもない」というような雰囲気です。なんとなく悪い意味の言葉だというのは伝わったでしょうか。
今回は老害とはどんなものなのか、どんな人のことなのかを解説していきます。
老害=頑固者という意味ではない
老害というのは、自分が年齢を重ねたり、古い考え方をしているのにそれを理解することができずに、若い人や新しい考え方を持っている人の妨げになる人のことをいいます。
老害というと偉い人に多いとか頑固者というイメージがあります。全く違うというわけではありませんが、同じ意味というわけでもありません。
あなたの周りに、若い年齢の人や新しい考え方の人の妨げになっている人はいないでしょうか。
老害=高齢者ではない
老害というと、「老」の「害」と書くので、年齢の高い高齢者の悪いところだと思われます。これも100%違うというわけではありませんが、高齢者だけにみられる特徴というわけでもありません。30代の年齢の中にも老害だと言われる人がいるのです。
もともとの老害は、会社などの組織に対して使われる言葉でした。それが時代が進むにつれて、一個人にも老害という言葉が使われるようになったそうです。
老害とはどんな人?老害の特徴11選!
それでは老害とはどんな人のことを言うのか、なぜ老害と呼ばれるのか老害の特徴をまとめてみましょう。
あなたの周りにいる人も、もしかしたら老害の特徴がみられるかもしれません。若い年齢の人でもなってしまうかもしれない老害とはどんなものなのでしょうか。
老害の特徴①プライドが高い
老害の特徴にはプライドが高いということがあげられます。老害のとても特徴的な特徴です。プライドが高い人というのは、立場が上の人や偉い人に多いようです。プライドが高いからこそ、老害になってしまうといっても過言ではありません。
なぜかプライドが高いことで、周りの人からバカにされるのが嫌なのです。偉い人や年齢が高い人は、バカにされるのを嫌がります。周りの人と悪い意味でずれていると指摘されるのもとても嫌がります。
プライドが高いということで、老害を起こしているということに、自分は気が付かないというのも特徴なのです。
老害の特徴②理不尽に怒りっぽい
老害の特徴には、理不尽に怒りっぽいというものもあります。なぜ怒っているのか、なぜ怒られているのかわからないけれど、怒るのが老害の特徴です。
沸点が低いというのもありますが、自分の勘違いのために怒っていることも少なくありません。自分の勘違いのせいで怒っているのに、その勘違いを指摘するとまた怒られるという、とても理不尽な目にあうこともあります。
老害の特徴③自分の話をするのが好き
老害の特徴には、自分の話をするのが好きだという特徴もあります。なぜか自分の失敗談までも、武勇伝として語るような傾向がみられます。
今の自分ではなく、なぜか昔の自分の話をするのはなによりも大好きです。「あの時代は」「あの頃は」という言葉をよく使うという特徴があります。だから老害は、年齢を重ねた高齢者や経験の多い偉い人に多いと思われるのでしょう。
みんなそれほど聞きたい話ではないのに、みんなが聞いてくれていると勘違いをして、調子にのって話し続けるので、話が長いという特徴もみられるようです。
老害の特徴④自分の意見は絶対
老害の特徴には、自分の意見は絶対だと勘違いをしているという特徴があります。なぜか自分の意見に絶対的な自信を持っていて、周りの人の多くが賛同してくれていると勘違いをしています。
若い人や周りの人が「こうしたほうが良い」とアドバイスをしても、自分の意見を曲げることはありません。どんなに理論的に説明をしてもなぜか受け入れようとしないのです。
最終的には「言う通りにしていればいい」と理不尽に怒り出すこともあるようです。これは立場が上の偉い人にも見られる特徴です。
老害の特徴⑤間違いは認めない
自信満々に自分の意見を通して、それが間違いだったというときには、自分の間違いではないといいきるというのも老害の特徴です。
あれほど「言う通りにしていればいい」と言っていたのに、言う通りにして失敗をしたら、「なぜ教えてくれなかったんだ」とか、自分の言った通りになっていないなど難癖をつけて、自分の間違いや勘違いだと認めないという特徴があります。
偉い人がこういう決定をすることが多く、結局は若い人などが、その失敗をかぶることになったり、フォローをするはめになります。
老害の特徴⑥経験こそが全てだと思っている
老害の特徴には、なぜか年齢に限らず経験こそが全てだと思っている傾向があるようです。経験はとても大切です。経験は大切ですが、新しいことを取り入れていくということも必要になることもあります。
老害の特徴は、偉い人にも見られる特徴です。経験だけを重視して、新しいものを取り入れることを非常に嫌がるというところにあります。
「自分が若いころはそんなことをしなかった」「なぜそんなものを取り入れなくてはいけないのか」と経験だけを大切にしてしまうために、新しい考え方が採用されにくくなってしまうのです。
老害の特徴⑦若いと思い込んでいる
老害の特徴で、高齢者の老害の場合には自分が若いと勘違いをしているという特徴があります。そこそこ年齢を重ねた周りの人からみると高齢者にあたる人でも、「自分は若い」と勘違いをして、結局周りの人に迷惑をかけるという特徴です。
しかし「年寄扱いするな」と怒るくせに、何か都合の悪いことが起こると「自分は高齢者だから」と突然年寄りの感じを出してくるという特徴もあります。
大きなものを運ばなければならないときや、面倒な仕事になると突然高齢者になるのが老害の特徴です。
老害の特徴⑧価値観が古い
老害の特徴には価値観が古いというものもあります。しかし自分の価値観が古いということに、自分は気が付いていないというのも特徴です。これも偉い人の特徴で見られることがあります。
古い価値観を持っているために、新しい価値観を理解することができません。新しい価値観がみんなが理解できるものであったとしても、自分以外も理解ができていないはずだと勘違いをするという特徴もあります。
「こんな考え方は理解できないような」というように、周りの人にも同意を求めてくるのです。
老害の特徴⑨なぜか自信を持っている
老害の特徴には、なぜか自信をもっているというものもあります。偉い人というのは自信を持っているものですが、どこからその自信が生まれるのかがわからないけれど、なぜか言動が自信に溢れています。
自分の言動に自信を持っているので、自分の言うことは絶対に正しいと勘違いをしているし、自分の経験は絶対に活かされるはずだと信じているのです。
自信があることは素敵なことですが、自信がありすぎることで周りの人を巻き込んで間違った方向に導いてしまうこともしばしばあるようです。
老害の特徴⑩人を見下す
老害の特徴には、人を見下すことがあるという点です。自分に自信をもっているせいなのかもしれません。周りの人のことをどこか見下しているのです。
自分より年齢が若いという人や、自分よりも経験がない人、自分よりも役職が低い人のことは、基本的にバカにしているし、信用もしていないようです。
しかし自分よりも立場が上の偉い人に対しては、強く言うことができないと言う特徴もあるようです。
老害の特徴⑪対応の差が激しい
老害の特徴には、対応の差が激しいというものもあります。普段は見下している人にも、何かで助けを求めなくてはいけないことが起こると、手のひらを返したように対応が良くなります。
それまでは名前すら呼ばれたことがなかったのに、突然名前を猫なで声で呼ばれたりすることもあるかもしれません。
老害になぜなってしまうのか?なりやすい人とは?
老害の特徴をみてみましたが、近くにいるとちょっと面倒くさい人であるようです。どうして老害になってしまうのでしょうか。老害と年齢には関係があるのでしょうか。老害になりやすい人の特徴もみていきましょう。
老害になりやすい人とは◎意識だけ高い人
老害になりやすい人には、意識だけ高い人という場合があるようです。意識だけは高いのです。ただ意識に実力が追い付いていない場合、老害になってしまいます。
意識だけ高い人は、経験があまりない場合もあるようです。立場だけ偉い人になったという人にみられます。
「こうしたら上手くいく」という話や事例の知識を多く持っているために、自分ではやったことがなくてもこれなら上手くいくはずだと勘違いをしてしまうのです。
なぜかそれでうまくいくと思ってしまうようです。意識だけが高く、実力が伴わないというのも老害になるようです。
老害になりやすい人とは◎時間がある
老害になりやすい人は、時間がある人という特徴もあるようです。仕事で時間がある人というと、どちらかというと仕事ができない人ということにもなります。
時間があるので、話が長くなります。また今はそれほど活躍ができていないので、どうしても過去の武勇伝の話になってしまうという傾向があるようです。
時間があると、周りの人のダメなところもみつけやすいのかもしれません。そのため大きな老害を引き起こしてしまうことがあるのです。
老害になりやすい人とは◎自分の人生に自信がある
老害になりやすい人は、自分の人生に自信があるという場合が多いようです。高学歴であったり、高い役職で偉い人を経験したことがあるという人は、自分のことを偉いと勘違いをして、周りの人を巻き込んでしまうことがあるのです。
高学歴であったり、役職を経験して積み上げてきたものは、確かにすごいことかもしれませんが、その時代と今の時代の違いを受け入れることができないのが老害になります。
老害になりやすい人とは◎ネガティブな人
老害になりやすいのは、ネガティブな気持ちの人が多いようです。自信を持っている人とは違うような気もします。しかし周りの人に対して、ネガティブな考え方を持ってしまうのです。
あの人はきっと自分を陥れようとするに違いない、というような勘違いをしやすい人が、老害にもなりやすいようです。周りの人を信じることができないから、自分の考え以外信用することができなくなってしまっているのです。
老害に被害にあう場面はこんな時
老害の特徴や、老害になりやすい人の特徴をみてきました。実際にあなたが老害にあうとしたら、どんな場面で老害の被害にあうことがあるのでしょうか。老害の被害にあう場面を紹介していきます。
老害に被害にあう場面はこんな時◎仕事で
老害の被害に一番あう可能性があるのが、仕事の場面です。職場にも1人や2人いるかもしれません。昔のやり方を押し付けてくるような上司や、昔からいる社員さんです。
極端な話をすれば、計算はそろばんでやるべきだと言ってくるようなタイプです。今は計算機や、場合によっては、エクセルを使って計算をしていくという人もいるでしょう。そういう新しいものに対して、異様なまでの拒否感をしめします。
パソコンがオフィスに導入されて、だいぶ年数が立ちますが、いまだに「パソコンは使い方がわからない」と言い張る高齢者は、老害である可能性もあります。
老害に被害にあう場面はこんな時◎運転で
車の運転の場面でも、老害の被害にあってしまう場合があります。車の運転での老害は、交通事故にもつながることのある、危険な老害です。
例えば高齢者で、動体視力などが落ちてしまっているのに、「まだ若いから」と高齢者マークをつけずに運転をするという人も多いようです。
周りの人が「念のためつけておいて」と言っても、老害のある高齢者はその意見に耳を貸すことはありません。
老害に被害にあう場面はこんな時◎クレーム?
老害の被害には、普段の生活でもあう場合があります。理不尽なクレームを受けたということはないでしょうか。
例えば「指定席」という指示のされている席は、自分の購入した席にしか座ることができないという、社会的なルールがあります。
そこに「席が空いているから」という理由で座ってしまうのです。「そこ、私の席なのですが」といっても「空いていたんだから、座っていてもいいだろう」と逆ギレされるということもあるようです。
労害から身を守るためのおすすめ対処法
老害の被害にあうと、自分が悪くなくてもなんとなく嫌な気分になってしまうものです。
しかしどこで老害に出会ってしまうかわかりません。もしも老害にあったときには、どうやって対処をしたらいいのでしょうか。ここでは老害から身を守るための対処法を紹介します。
対処法◎深入りしない
老害にあったときの対処法は、深入りをしないということが大切です。老害にあうだけでも、とても不愉快な気分になるはずです。
相手の意見をじっくり聞いていると、なんだか自分がバカにされたような嫌な気持ちになってしまうこともあります。触らぬ神にという言葉もあります。老害だなと感じたときには、それ以上立ち入らないという対処法も大切です。
対処法◎そういう考え方もあると言い聞かせる
老害にあったときの対処法には、そういう考え方もあるかもしれないと思うことも対処法になります。老害だと感じる人の意見の中にも、もしかしたら正しい意見が含まれているかもしれません。
8割はぜんぜん参考にならない意見でも、2割くらいは良いことを言っているという場合もあります。全部否定してしまうと、あなたの気持ちも折れてしまうかもしれません。良いところを探してみるというのも対処法になるでしょう。
対処法◎相手を変えようとしない
老害への対処法には、相手を変えようとはしないことが大切です。老害の特徴を持っている人は、自分が絶対正しいと勘違いをしている人です。そういう人に「間違っている」「考えを変えた方がいい」と言っても全く伝わりません。
老害の特徴がある人が、変わろうと思わない限り、相手が変わることはないでしょう。相手を変えようとすることは、とても労力がいることです。
あなたが老害を与える人の上司などである場合には、相手を変える必要があるかもしれませんが、それほど関りを持たなくてもいい相手なのであれば、相手を変えようとは思わないという対処法をとりましょう。
対処法◎その場では否定しない
老害にあったときの対処法は、その場では否定をしないという対処法も使えます。どう考えても間違ったことを言っていると感じても、その時には「そうですね」と軽く流してしまいましょう。
後々「あの件はどうなった?」と聞かれたら、「上司に相談してみたんですが、今回は違う方法でやることになったようです」など、自分ではない誰かの判断で事が進んでいるというように、話しをすり替えるといいようです。
老害をあたえるような人は、自分より立場が上の偉い人には逆らえないという特徴があるので、そういう人からのアドバイスで、と言い訳をしておけばトラブルにもならずに対処法として有効です。
対処法◎自分では対処できないときには周りの人に助けを
老害にあったときの対処法は、周りの人に助けを求めるということが必要になる場合もあります。先ほど紹介した、指定席の場合もそうですが、見知らぬ人が老害であった場合、あなたに危害を加えるということがないわけではありません。
スタッフの人などに事情を説明して、なかに入ってもらった方が、話がスムーズに進むこともあります。
職場でも、上司や立場が上の偉い人に間に入ってもらうことで、老害の対処法につながることがあるようです。
老害は年齢があがるにつれて増えていく?
最初に老害=高齢者ではないと書きましたが、老害は年齢があがるにつれて、老害の特徴を持った人が増えていくものなのでしょうか。老害と年齢の関係をみていきましょう。
経験が自信になっている?
老害をあたえてしまう人は、自分が積み上げてきた経験が自信に変わったことで、若い人や周りの人を巻き込んで、間違った方向へ導いてしまうということが多いようです。
そのため経験を積んでいる高齢者や、年齢が上の人に老害の特徴が出やすいということはあるようです。
自分が経験を積んできたから、若い人にも同じように頑張ってほしいと、そもそもは思っているのですが、その気持ちが強すぎることで老害になってしまうのでしょう。
30代でも老害だと思われる人はいる
老害をあたえてしまうのは、高齢者や年齢を重ねた人に多く特徴がみられますが、30代でも老害を与えてしまうという場合もあります。
老害の特徴でも紹介した、意識だけは高い人にその傾向は強くみられます。30代になって、仕事で役職についたり、立場的に偉い人になった人が老害になりやすいようです。
自分に自信がつくことで、自分のやり方が絶対的に正しいのだと勘違いをしてしまうことから、若いのに老害をあたえる人になってしまうようです。
あなたが老害にならないために気をつけること
老害は周りの人に不快な気持ちを与えたり、実際に事故などで他人を傷つけてしまうかもしれない危ないものでもあります。そんな老害を与えないために、あなたが気をつけることを確認していきましょう。
歳をとることを認める
あなたが新しいことを受け入れられないのを、時代のせいや社会のせいにするのはやめましょう。あなたが歳をとったからこそ、色々なものが変化をしていっているのです。いつまでもあなたが若いときの時代が続くわけではありません。
自分が歳をとったことを認めることで、周りのことも受け入れやすくなっていくはずです。
新しい考え方も受け入れる
今までとは違う考え方を受け入れるというのは難しいかもしれません。最初は、そういう考え方もあるんだな、という程度でかまわないので、新しい考え方を否定しないようにしましょう。
新しい考え方や新しい文化も受け入れていくことで、あなたも精神的に楽になったり、楽しむことが増えるかもしれません。
チャレンジをしていく
老害をあたえないようにするためには、新しいことにチャレンジをしていくことも大切です。例えば、今の高齢者の中でも「スマホはわからない」「ガラケーのほうが使いやすい」という人がいます。そんな人を若い人は「使えば便利なのに」と思うでしょう。
10年後に誰かから「これ、便利だから使ってみればいいよ」と言われた時、素直な気持ちで使うことができるようになっていましょう。新しい事にも、最初からできないとは思わずにチャレンジをしていくことが大切です。
老害をあたえない人を目指しましょう
今回は老害とはどんな人のことを言うのか、老害の特徴について紹介させていただきました。老害は、周りの人を不快にするだけではなく、危険な目に合わせることがあるかもしれないものです。
老害になる人には特徴がありますが、自分が老害を与えているかもしれないと理解することで、回避ができることもあります。少なくともあなたが周りの人に老害を与えないように努力をしていきましょう。