黒いマスクはダサいと評判？効果や黒マスクをつける意味は？

マスクと言えば冬のアイテムだったのは昔の話です。最近は、インフルエンザを始めとする恐い病原菌ウィルス、花粉症、PM2.5　粉塵、火山灰、黄砂などから身を護るため、一年中マスクが手放せなくなりました。

そんな中で、白いマスク一辺倒だった日本のマスク業界に異変が起こっています。一見怖い黒いマスク姿の人を見かけたことがある人も多いでしょう。なぜ黒いマスクが流行り始めているのでしょうか？

一部では、芸能人がプライベートで黒いマスクを着用していることから、黒いマスク人気に火がついたとも言われています。

このように、ファッションから黒いマスクを着用する人も多いですし、白いマスクにない効果や効能を期待して黒いマスクを着用する人もいます。なぜ黒いマスクを着用するのか、その意味は人によってまちまちです。

マスクと言えば白が一般的な日本でも目に付くようになってきた黒いマスク。発端は韓国と言われています。ではなぜ、韓国では白いマスクではなく、一見怖い印象の黒いマスクが流行したのでしょうか？

人気のある芸能人が着用する衣装やアクセサリーなどが、流行の発信源となることは多いです。日本でも韓国でもそれは同じです。元はと言えば、なぜかK-POPアイドルや韓流スターが黒いマスクを使い始め、韓国の若者の間で黒いマスクが人気となったのがきっかけです。

韓国のスターたちのファンは日本にもたくさんいます。それまでは恐い、気持ち悪いと評判がよくなかった黒いマスクが、瞬く間に韓国好きの日本人の間で、話題になりました。

恐いPM2.5の影響は日本でも問題になっていますが、韓国は中国と距離が近いだけに、余計に影響が大きいと思われ、気持ちも悪い思いをしている人は多いです。

韓国ではマスクは、整形手術直後の傷の保護に使われることが多く、あまり着用する人はいませんでしたが、2015年に韓国国内で、中東呼吸器症候群を引き起こすMERSコロナウィルスの感染が拡大したのをきっかけに使用者が増えました。

そこに、さらに恐い大気汚染への懸念が加わり、韓国でのマスクの着用率は一気に上がりました。

ではなぜ白いマスクではなく、黒いマスクが流行ったのでしょうか？

白いマスクは病気と関連づけられやすいため、ファッション性を重視する若者たちには敬遠されがちでした。そこで、コーディネートしやすく、目立つ黒いマスクが注目されるようになったと考えられます。

韓国では一般的な黒いマスクですが、日本ではなぜかまだ恐い、ダサい、気持ち悪いと言われることも多いです。そんな恐いイメージの強い黒いマスクを好んで着用している人がいるのはなぜでしょうか？

大好きなアイドルやタレント、俳優が使っているのと同じものを使いたいのがファンの心理です。高価な衣装やアクセサリーを真似するのは難しくてもマスクなら簡単に真似できます。

黒いマスクはインパクトが強く、しかも顔の下半分を隠すデザインのものが多いので、同じ格好をしているという達成感が得られやすいですし、ファンであるということを公言する意味もあります。

なんといっても少数派なので、憧れの人との一体感、ファン同士の連帯感も非常に強くなります。

黒いマスクを好んで着用する人は心理的に目立ちたがりの人が多いようです。人とは違う恰好をしているとテンションが上がります。黒いマスクは流行り始めているとはいえまだ珍しいので、注目されることも多いです。

人が集まる場所では、恐いのか、気持ち悪いのか、ギョッとされることもありますがそれも快感です。目立ちたい、人と思児では満足できないという自己主張の強いタイプには、簡単に注目を集められる黒いマスクはうってつけのアイテムです。

黒はどんな色とも相性がいいのでコーディネートがしやすく、おしゃれ初心者でも安心です。韓国人と同じで、黒い髪、黒い眉、黒い瞳の人が多い日本では、無理なく取り入れられるのが黒いマスクです。

マスクというとどうしても病気や公害を連想してしまい、ダサいイメージがつきまといます。どんなに素敵なコーディネートをしていても、マスクが白だと一気に病人っぽく、ダサい雰囲気になってしまいます。

その点、迫力のある黒ならマイナスの印象を吹き飛ばしてくれますし、モノトーンのコディネートには白いマスクより黒いマスクのほうが断然しっくりします。上手にコーデに取り入れれば、黒いマスクも全然怖い印象を与えません。

衛生的な白いマスクですが、汚れが目立ちやすいのが難点です。替えのマスクを持ち歩くのも面倒ですし、経済的ではありません。女性ならマスクについたファンデーションや口紅はとても気になるはずです。そう言った意味では黒いマスクはとても便利です。

黒いマスクはその点汚れが目立ちにくいので安心して着けていられます。汚れが目立たないからといってそのまま使い続けるのは恐いですが、衛生や健康に支障のない化粧汚れをいちいち気にしなくていいのはとても助かります。

人の集まる場所に行くと、うっとうしいナンパや迷惑なキャッチセールス、しつこい勧誘に悩まされることがあります。そんな時には黒いマスクが大いに役に立ちます。

黒いマスクを着けていると、普段より表情が読みにくいので、見知らぬ人から気易く声をかけられるリスクを減らすことができます。本来ならマイナスになる黒いマスクの怖い、気持ち悪いといったイメージが、遠慮願いたい人たちを一蹴してくれます。

韓国ファンの人たちの間で火が付いた黒いマスクですから、最初は韓国旅行のお土産として韓国で購入する人が圧倒的多数でした。でも、最近では日本国内でも比較的簡単に売っている場所を見つけられるようになってきました。

なぜなら、日本の人気アイドルの中にも黒いマスクの愛用者が目立ってきたからです。

ドン・キホーテやLoft、東急ハンズなど、面白いグッズや流行の品を数多く売っている場所がバラエティーショップと呼ばれる量販店です。黒いマスクを売っている店舗もあります。どの場所の店舗にでも売っているというわけではなさそうですが、探検気分で探してみるのも面白いです。

マスクというと日本では使い捨てのものが主流ですが、黒いマスクはマフラーやスカーフと同じようにファッションの一部と考えられているので、布製のものがたくさんあります。

売っている場所もいろいろで、医薬品売り場で売っている場合もありますが、衣料品コーナーで売っている場合もあります。

マツモトキヨシやサンドラッグなど全国展開する大手のドラッグストアチェーンの一部店舗で売っている場所があります。イオンなど大手流通スーパーの中にも、黒いマスクを売っている場所があります。

どの店舗でも売っているというわけではないので、事前に電話で売っているかどうか確認してみることをおすすめします。

韓国製の輸入品がほとんどだった黒いマスクですが、流行に従って国産品を売っている場所が増えてきました。

ドラッグストアでは主に不織布を使った使い捨てタイプの黒いマスクを取り扱っています。このタイプは顔を覆う面積が比較的小さいので、怖い、気持ち悪いといった印象を抱きにくいです。

買いに行くのが面倒くさい、近くにバラエティーショップやドラッグストアがない、韓国旅行の予定もないということなら、おすすめはネット通販です。

実物を見られないのは恐いですし、送料がかかる場合がある、返品できない場合もあるなど不便な点もありますが、ネット通販なら確実に黒いマスクが手に入ります。

種類も豊富で、形、素材、効能、ファッション性、価格などいろいろ比較できるので気に入った黒いマスクが見つけられるかも知れません。

黒いマスクはなぜ黒いのか、その意味を知っていますか？

韓国人が黒いマスクを着けるのは、健康被害を防ぐためでもありますが、一番の理由はファッションです。ですから韓国で売っている黒いマスクの多くは、洗って何度も使える、黒い布を使った耐久性のあるタイプです。

一方、日本では、マスクは衛生面を全面的に打ち出した使い捨ての不織布タイプが主流です。おしゃれより、ウィルスや花粉、PM2.5の侵入を防ぐことを目的とした、高性能タイプの白いマスクがたくさん売られています。

そんな白いマスクに、竹炭で付加価値をつけたのが最近の黒いマスクです。炭の効果は焼き鳥やうなぎの蒲焼、焼き魚や炊飯など、料理を美味しくすることで有名ですが、それだけではありません。マスクが黒いのにはそれなりの意味があるのです。

なぜ黒いマスクが黒いのか、その理由は竹炭の色にあります。竹炭とは、読んで字のごとく竹を原料とした炭を意味します。

バーベキューなどで燃料として燃やされるのは木炭ですが、竹炭は人為的に竹を炭化させたもので、主に機能性生活補助用品を意味します。さまざまな効果が知られており、昔から日常生活に利用されてきました。

燃焼温度によって効能効果が変わることが知られており、800℃～1000℃で炭化された竹炭が良質といわれています。高品質の竹炭は叩き合わせると金属のような澄んだ音がします。

なぜマスクに、炭を加えて黒くするのか？その意味は、竹炭の抗菌作用にあります。

竹炭は菌の侵入を防ぐとともに、菌の繁殖を防ぐ作用があるため、マスクに使用する不織布に加えると恐いウィルスや細菌を防ぐことができ、インフルエンザや風邪の予防に効果があると考えられています。

マスクに竹炭を利用するもう一つの意味は、竹炭の脱臭効果にあります。マスクを着けていると、臭いが気になることがあります。竹炭には無数の微細な孔が開いており、それが呼気や汗に含まれる悪臭を吸着し、脱臭してくれます。加齢臭を防ぐ効果も期待できます。

排気ガスや建材、塗料の臭いなどで気持ちが悪いことも多いです。竹炭は、それら外部からの悪臭も取り除いてくれるので、煙草の臭いなどもそれほど気にならなくなります。恐い副流煙も減らしてくれるので、煙草嫌いの人は、それだけでも黒いマスクを着用する意味があります。
 

マスクを黒くする意味として、竹炭の高い除湿能力も挙げられます。ずっとマスクを着けていると、呼気に含まれる水蒸気でマスクが湿り、気持ちが悪い思いをした人も多いでしょう。

高温処理された竹炭は吸湿性に優れているので、それを利用した黒いマスクは、白いマスクに比べて長時間快適に着けていることができます。

黒いマスクはかっこいいという人がいる反面、怖い、気持ち悪い、ダサいと敬遠する人がいることも事実です。黒いマスクを怖い、気持ち悪い、ダサいと思っている人は、街中で黒いマスクを着けている人を見たとき、どんな反応をするのでしょうか？

実際の評判を聞いてみましょう。

どんなものでも目立つものには必ずアンチがあらわれます。黒いマスクは、それまで長年白いマスクに親しんできた人には受け入れがたいようです。顔のほとんどが黒い色で覆われるので、恐い、気持ち悪いといった不気味な印象を抱かせてしまいます。

地方の不良が改造バイクで暴走するときのファッションを連想し、怖いと思う人もいるようです。髪も眉も瞳も黒い日本人が黒いマスクをつけると首から上はほぼ真黒です。

フルフェイスのヘルメットを被ったときと同じ状態ですから、怖い、気持ち悪いと思うのも無理はないかも知れません。おまけに黒いサングラスをかけて幼稚園や小学校の周りなど、子どもが多い場所をうろつけば、不審者認定されてしまう危険性もあります。

そもそも顔を隠してしまうマスク自体、あまりかっこいいものではありません。どちらかというと、ファッション性のない白いマスクのほうが、黒いマスクよりダサいです。

マスクを衣類やアクセサリーの一部として認識できない限り、白だろうと黒だろうとダサいことに変わりはありません。

同じようにダサいなら、怖い、気持ち悪いとネガティブにとらえられないだけ白いマスクのほうがましと思っている人もいるかも知れません。

なぜマスクはダサいと決めつけてしまうのでしょうか？韓国人のように、マスクをファッションの一部に取り入れるなら、マスクの評価は変わります。

白やパステルカラーを中心とした爽やかなコーデなら、黒いマスクより白いマスクのほうがマッチしますし、ふんわりと優しいメイクやヘアスタイルには白いマスクがピッタリです。

大人っぽいシックなコーデなら断然白いマスクより黒いマスクです。レザーやスウェードなどワイルドな素材のコーデにも黒いマスクはよく映えます。

全身黒一色のコーデも統一感があってかっこいいですし、上半身だけ黒でコーディネートするのもスッキリとまとまって素敵です。黒い色は引き締め効果があるので、シャープなコーデには黒いマスクはうってつけです。

バラエティーに富んだマスクに慣れ親しんだ人たちは、ファッションの一部としていろいろなマスクを楽しんでいます。カラフルなマスクを売っている場所は、黒いマスクを売っている場所とほぼ同じですが、まだまだ売っている場所の数は少ないです。

確実に手に入れたいならやはネット通販がおすすめです。器用な人なら気に入った柄の布で手作りするのもおすすめです。

マスクは白、の常識はもう通じません。黒以外にもカラフルな色のマスクや、柄物のマスクも売っています。保育園や幼稚園のバザーなど、保護者が手作りした可愛らしい柄物の子ども用ガーゼマスクを売っている場所もあります。

なぜ子どもが色柄物のマスクを着けることには抵抗がないのに、大人が黒いマスクをすると怖いとか気持ち悪いといった反応が起こるのでしょう。

黒だけでなく、カラフルなマスクも売っている場所があります。使い捨てタイプなら、薄いピンクや黄色のマスクはかなり一般的です。布製では、パステルカラーだけでなくショッキングカラーのビビットなマスクもあります。

黒いマスクほど怖い、気持ち悪い、ダサい印象は与えないので、ファッションの一部に取り入れやすいのではないでしょうか。差し色に使うには勇気が必要ですが、トップスやボトムスとコーディネートすればおしゃれに使いこなせます。

加えて顔の半分が隠れるので、容姿にあまり自信のない人、歯並びが気になる人でも気後れせずに試せます。

水玉やストライプなどのポップな柄や、豹やゼブラなどのアニマル模様、可愛い花柄などファッションマスクと呼ばれるマスクも時々見かけます。単色のカラフルマスクよりコーデのハードルは上がりますから、おしゃれコーデ上級者向きかも知れません。

わざとマスクに怖い絵や気持ち悪い模様、ダサい柄を描いたイベントマスクもあります。怖い吸血鬼の口や気持ち悪い怪物を描いたマスクはハロウィンパーティーで受けそうです。ひげや唇を描いたジョークマスクもパーティーでは盛り上がります。

マスクはもう医療用とは限りません。韓国ではファッションの一部として定着しつつあります。これからは日本も、用途に合わせてマスクを選ぶ時代になるのかも知れません。

秋から春にかけては、恐いウィルスや厄介な花粉の撃退に効果があるマスクが必要です。マスクの機能性は素材、構造、形状で決まります。

竹炭よりフィルター効果の高い活性炭を利用したマスクも売っているので、秋から春にかけては主にドラッグストアで売っている高機能マスクがおすすめです。

くしゃみや鼻水で周りに迷惑をかけないようにマスクを着用する場合は、普通の薬局やスーパー、コンビニでも売っている使い捨てのマスクが役に立ちます。マスクの内側が汚れるので、こまめに取り換えるようにしましょう。

寒さや暑さ対策にもマスクは役に立ちます。冬はネックウォーマーやマフラーに顔を埋めることもあるくらいですから、マスクを着ければかなり寒さを防げます。

夏のマスクは紫外線から肌を守り、日焼けを防止する意味もあります。どちらも口元だけでなく、目から下の広範囲をカバーするマスクがおすすめです。

売っている場所はあまりたくさんはありませんが、黒いマスク同様バラエティーショップには置いてあるかも知れません。ファッション性の高いものが欲しいなら、ネット通販がおすすめです。

アクセサリーのようにマスクを使いこなせたら素敵です。使い捨ての不織布タイプのものは、ファッションコーデではあまり意味を成しません。韓国まで行って探すのも方法の一つですが、納得できるマスクを身につけたいなら究極は手作りです。

ネットで探せば作り方もわかります。機能性を重視しないなら材料費もそれほどかかりませんから、ダサい市販品を買うより断然お得です。

なぜ黒いマスクが流行っているのか、本当の意味は誰にもわかりません。でも、一部の人には怖い、気持ち悪い、ダサいと言われながらも、黒いマスクをかっこいいと思っている人がいるのは事実です。固定概念に縛られていては、新しいファッションやおしゃれは生まれません。

マスクをする機会が格段に増えている以上、楽しまなくてはもったいないです。なぜなら、マスクはおしゃれの可能性を広げてくれるからです。ダサいコーデが一気にハイセンスなコーデに変身するかも知れません。

健康面を考えてみても、竹炭を利用した黒いマスクを着用する意味はあります。恐い、気持ち悪いと敬遠せずに、思い切って試してみてはいかがですか？