裏ピースの意味とは?海外で非常に危険な逆さピース【絶対NG】
裏ピースというのは異本では写真を撮るときなどに非常に一般的なサインとして知られています。しかし、イギリスをはじめとした外国で見せると悪い意味を持っており、危険なハンドサインとなってしまいます。裏ピースをはじめとした危険なハンドサインについて見ていきましょう。
目次
日本ではOKでも海外で裏ピースはNG?
裏ピース(逆さピース)というのは日本では写真を撮る時には一般的なハンドサインであるということができます。この裏ピース(逆さピース)というのは実は、イギリスをはじめとした海外の国では危険なハンドサインとなってしまうことがあります。
もちろん、日本で写真を撮るときなどに裏ピース(逆さピース)をして写真を華やかに見せるなどするのは全く構わないのですが、これと同じノリで海外で裏ピース(逆さピース)をしてしまうと、とんでもない反感を買ってしまう可能性があるので注意が必要です。
裏ピース(逆さピース)とは?
そもそも裏ピース(逆さピース)というのは何であるかからご紹介いたしましょう。裏ピース(逆さピース)というのは通常のピースは手のひらが相手に向くようなピースであるのに対して、その逆さ、つまり相手の方に手の甲が向くようなハンドサインを指します。
裏ピース(逆さピース)は日本では場を明るく見せるためのハンドサインとして用いられています。後々ご紹介しますが裏ピースというのはアジアにおいては主に平和の象徴として用いられています。日本でも平和のハンドサインとして用いられているのです。
知っておきたい裏ピースの危険な意味
さて、先ほども述べました通り、裏ピース(逆さピース)というのはイギリスをはじめとした海外の国では非常に危険なハンドサインとなってしまいます。イギリスなど海外に行ったときには写真撮影の際など、裏ピース(逆さピース)には気を付けましょう。
さて、ここではイギリスをはじめとした海外の国では危険なハンドサインであるということを海外のそれぞれの国ごとで裏ピースが持つ意味を踏まえながらご紹介していきましょう。イギリスをはじめとした海外でのハンドサインについて理解することは大切です。
イギリスでは戦時中の挑発サインになる
裏ピースというのはイギリスでは戦時中の挑発サインとなってしまいます。特にイギリスでは歴史的な観点から裏ピースというのは忌まわしいものであると思われています。イギリスはフランスとの戦時中に弓で攻撃をしていましたが、多くが捕虜となってしまいました。
その時にフランスに対する「お前らなどに屈しないぞ」というサインこそ、イギリスにおいて裏ピースが本来持っている意味なのです。つまり、イギリスでは裏ピースというのは侮辱の意味で用いられるハンドサインであるのです。
性的なサインとなってしまうこともある
また、ヨーロッパをはじめとした海外の国の多くで、裏ピースというのは性的な意味を持つハンドサインとなってしまいます。その詳細な意味というのはその国々によって異なるところがありますが、その代表的なものは「侵すぞ」というものです。
つまり、海外でいうファックサイン(中指を立てるハンドサイン)に該当するものであるということができるでしょう。このように裏ピースというのは性的なサインとなってしまうことがあるので、海外では相手を大変怒らせてしまうハンドサインとなります。
そもそもなぜ日本に裏ピースが浸透したの?
では、そもそもなぜ日本に裏ピースが浸透したのでしょうか。そこにはどうやら様々な理由があるようです。当然のことながら、裏ピースというのは海外で危険があると知っていながら始めたという日本人はおらず、なんとなくで広まっていったようです。
では、日本に裏ピースが浸透してしまった理由について見ていきましょう。次のような理由を見ると、日本人の用いるハンドサインと、外国人の方が用いるハンドサインがたまたま一致してしまったのだということがわかることでしょう。
プリクラ
日本に裏ピースが浸透した理由としては、プリクラの影響というものがあるようです。プリクラというのはよくゲームセンターや駅に置いてあるお遊び用の写真を撮る機会としておなじみでしょう。プリクラではいかにかわいく面白く撮るかが大切です。
プリクラにおいては一時期、裏ピースをしながら写真を撮ることで、自分の顔の輪郭が際立って、端正な顔立ちであるように見えるといううわさが広まりました。それをきっかけに裏ピースをしながら写真を撮るという風習が形成されたのです。
テレビ放送
また。日本に裏ピースが浸透した理由として、戦後の日本のテレビ放送というのも挙げられます。戦後の日本では、テレビの普及と技術の発達に伴って、庶民の娯楽としてバラエティ番組なども徐々に人気を得るようになっていきました。
バラエティ番組では、当時、タレントの方たちは番組を楽しそうに見せるために、時折ピースサインを見せることがあったようです。特にこのサインに由来があるというわけではないようですが、タレントの方の何気ないサインがきっかけでもあるのです。
ジョンレノンが平和の"peace"と勘違いした
日本に裏ピースが浸透した理由として、ジョンレノンが来日した際に、平和の”peace"の意味を込めてピースサインをしたことというのが挙げられます。ジョンレノンは来日した際に詰めかけた多くの日本のファンに戦後の復興の意味も込めてピースサインを見せたそうです。
その当時、日本では上記の通りピースサインをする文化が芽生え始めていたのですが、この一件によって、日本人はピースサインが平和を象徴するものであると解釈するようにもなったようです。それが少し変化して、裏ピースの習慣も生み出されたのです。
注意!ピースも日本と海外では意味が違う
さて、ここまで裏ピースについていくつか見てきましたが、先ほども述べた通り、裏ピースというのは日本ではOKではあっても、外国人の目の前で魅せると、日本人が思っているのとは違う意味になってしまうということがあります。
時に、外国人の前で裏ピースを見せるということはその外国人を侮辱しているという意味になり、非常に危険な状況に陥ってしまう可能性があります。したがって、外国人にとっては裏ピースは危険な意味を持っているかもしれないため、魅せない方が無難です。
オーストラリアでは侮辱の意味であると取られている
先ほど、イギリスでは裏ピースというのは戦時中の侮辱のサインを意味するものになってしまい、非常に危険であるということを述べましたが、オーストラリアでも裏ピースは侮辱の意味があり、大変危険です。絶対に見せないように気を付けましょう。
オーストラリアはもともと原住民であるアボリジニが島全体を支配していましたが、列強の支配競争や戦争が始まると、イギリスなどの植民地として、長い間大国の支配に置かれていました。したがって、裏ピースはオーストラリアでは侮辱のサインとなるのです。
ギリシャでは犯罪者の象徴
また、裏ピースが危険な意味を持ってしまう国としてはギリシャも挙げられます。ギリシャでは裏ピースは犯罪者の象徴として考えられているためです。ギリシャでは昔、犯罪者に対して、日本指で物を投げつけていたと言われています。
したがって、裏ピースのサインを作るということに対しては、現在でもそのようなイメージを想起させるものとなってしまうために犯罪者の象徴となってしまうことがあるようです。意味が転じて、侮辱の意味にもなってしまうと言います。どのみち危険です。
その一方、アメリカでは特に問題ないサインである
外国人に対して裏ピースを見せるということは侮辱の意味になってしまい危険であるという例について見てきましたが、その一方でアメリカの場合は裏ピースを見せることに特に問題はないようです。そもそもアメリカには裏ピースが特に意味を持っていないのです。
したがって、アメリカ人が裏ピースのサインを見たとしても、「見かけないサインをしているなあ……。」程度にしか思われないと言ってよいでしょう。アメリカ人と一緒に写真を撮るとき以外は特に何も違和感を与えるということはないと言えるでしょう。
その他の外国人に対して気を付けたいハンドサイン9選
外国人に対しても、注意すべきハンドサインが存在します。普段の生活の中で、もしかしたら使っているかもしれません。この記事をきっかけに意識してみてはいかがでしょうか!
デビルホーンズ
外国人に見せると危険なハンドサインとして、デビルホーン図というのが挙げられます。デビルホーン図というのは人差し指と小指を立てるハンドサインであり、世界の国によって、様々な意味を持っているようです。誤解を招かないようにしましょう。
アメリカでは愛してるとの意味を持ちます。一方イタリアでは角を見せる、つまり不貞を見せるということを意味してしまうようです。また、ヘヴィメタルなどの音楽ジャンルでは神秘新興、悪魔崇拝などの意味を持つこともあります。
ファイブファーザーズ
外国人に見せると危険なハンドサインとして、ファイブファーザーズが挙げられます。ファイブファーザーズとは片方の手で人差し指をたて、片方の指はじゃんけんの時のグー状態で横にするハンドサインのことです。このハンドサインは中東において危険です。
中東などの国々では、誰かの母親が尻軽女である、売春婦であるというような意味になってしまうハンドサインなのです。
左手での握手
外国人に見せると危険なハンドサインとして、左手での握手というのが挙げられます。一般的には右利きの方が数が多いため、普段はあまり意識せずに右手で握手をするという人も多いことでしょう。その場合は特に問題が無いということができます。
海外旅行などに行くと、外国人と握手をする機会というのも増えることでしょう。外国人と握手するときは左手になることのないようにだけ注意が必要です。
人差し指と中指をクロスする
外国人に見せると危険なハンドサインとして、人差し指と中指をクロスするというサインが挙げられます。人差し指と中指をクロスするサインというのは欧米では主に「グッドラック!」という意味のサインとなります。
その一方、ベトナムにおいては、人差し指と中指をクロスするサインというのは女性器を意味します。そのため、ベトナムに行くときに関しては気を付けなければならないということができるでしょう。
moutza
外国人に見せると危険なハンドサインとして、moutozaが挙げられます。大きく五本指を開いて掌を相手に見せるサインのことを指します。このサインはギリシャ、メキシコ、中東、アフリカなどで用いるとトラブルに巻き込まれてしまうので気を付けましょう。
このハンドサインは非常に歴史が古く、犯罪者の顔を墨で塗ることで相手を侮辱したことを想起させます。手を大きく開いて掌を相手に見せるのは、気を付けたほうが良いと言えるでしょう。
三本指
外国人に見せると危険なハンドサインとして、三本指というのが挙げられます。これは三指の敬礼を意味し、悪い意味ではないものの、タイでは三本指を映画ハンガーゲームでつかわれたように感謝、称賛、愛の意味で用いられます。
ただし、クーネン式敬礼ではナチス式の敬礼に変化したものという意味も含まれているので、よくわからないうちは下手に真似して使わないほうがいいと言えるでしょう。
腕組
外国人に見せると危険なハンドサインとして、腕組みというのが挙げられます。腕組みというと、日本でもあまり良いイメージでとらえられるものではありません。しかし、これをフィンランドで行うと日本人が思っている以上に横柄な態度であると取られます。
フィンランドで腕組みを行った場合、相手が自分のことを完全に見下していると取られてしまい、最悪の場合殴り掛かられる可能性すらあります。したがって、フィンランドで腕組みをするのは絶対にやめておきましょう。
親指を立てるしぐさ
外国人に見せると危険なハンドサインとして、親指を立てる仕草というのが挙げられます。これはイギリスなどではサムズアップなどとも言われ、「OK!」などの意味で気軽に用いられているものでしょう。日本人でも使う人は少なくありません。
中東、西アフリカなどでは、親指を立てるハンドサインをしてはいけません。肛門に指を入れるなどの意味になってしまい、相手を侮辱する下品なサインになってしまいます。
小指を立てるしぐさ
外国人に見せると危険なサインとして、小指を立てる仕草というのが挙げられます。小指を立てるサインというのはイギリスではとても品の悪い意味で使われます。男性の男性器が小さいという意味で用いられるのです。
また、私たちと同じアジア圏の中国では、小指を立てるハンドサインが無能という意味になりますので、何も考えずに使うのは気を付けましょう。
郷に入れば郷に従え
「郷に入れば郷に従え」ということばあります。外国に行った時というのはあまり慣れないサインをしない方が良いでしょう。基本的に外国人がしているサインは見せてもいいが、その土地の外国人が見せないさいんはしないのが無難です。
裏ピースは絶対してはいけません
さて、近外は裏ピースが持つ意味について見てきましたがいかがでしたでしょうか。裏ピースというのはもちろん日本やアメリカのように全く問題のない国もあるのですが、多くの国では避けるべきサインであると言えます。
したがって、日本を出たのであれば見せないと決めることが大切であるということができるでしょう。裏ピースを必ずしなければならないシチュエーションというのは存在しないはずです。