元カノの話をする男性の心理7選と彼氏が元カノの話をした時の対処法
「聞きたくもない元カノの話をペラペラとしゃべる彼氏にモヤモヤする」、そんな経験ありませんか?では、なぜそんな話をしてくるのでしょうか?そんな元カノの話をする彼氏の心理を読み解き、前向きな関係が築けるような対処法を一緒に見ていきましょう。
目次
聞きたくないのに彼氏が元カノの話ばかりする…
大好きな彼氏が異性として仲の良かった相手の話なんて、女性は詳しく聞きたくないものです。ましてや元カノの話なら尚更聞きたくありません。
ですが、残念ながら世の中には聞きたくもない元カノの話を彼女に向かってペラペラと話してしまう少し無神経とも言える男性がたくさんいるのも事実です。
今回はそんな男性たちの心理をタイプ別に紐解いていき、彼氏が元カノの話ばかりをする時の対処法を見ていきましょう。
彼氏がする元カノの話とは?
彼女からすれば、面白くないに決まっている元カノの話をわざわざ出してくる彼氏。
元カノの話ばかりする男性の心理を探り対処法を見る前に、彼氏が元カノのどんな話をしてくるのか、ざっくりと見ていきましょう。
未練がましい内容
元カノの話の中で未練がましい話をしてくるケースがあります。愛すべき彼女が目の前にいるのに、「一番好きだった」「忘れられない」など彼女の存在意義を脅かすような未練がましい発言を平気でする場合もあります。
元カノとの別れの原因が「振られた」や「別れざるを得ない理由があった」など、別れに納得できていないことで元カノの話をすることが多いケースです。
元カノと今カノを比べる
次によくあるのが、元カノと今カノを比べるために元カノの話をするパターンです。比べる内容は実に様々で、「元カノよりもスタイルがいい」や「元カノのほうが料理がうまかった」など、良くも悪くも比べられてしまいます。
このタイプの元カノの話をしてくる時の特徴は、「元カノがその物事の基準になっている」ことです。
過去の女性を基準にしてそんな話ばかりすると、元カノの話であることで未練たらしく感じるばかりかその客観性のない言い様に女性としては余計に聞きたくない話になっています。
楽しそうな思い出話
楽しい思い出と共に、元カノの話を嬉々としてするケースもあります。「○○に元カノと行った」というように場所やイベントの限定的な話をしてくることも多く、それを言われるともう彼女はそこに行きたくなくなってしまいます。
思い出は美化されるものですし、良い話や笑い話として楽しそうなところだけを抜粋して話しがちなため、彼女としては余計に面白くない気分になります。
元カノの愚痴や文句
元カノの悪口や文句を彼女に聞かせたいがために元カノの話をする男性は少なくありません。それは別れた原因に対する不満や、自分の理想とのギャップ、好きで付き合っていたはずなのに見た目の造形にまで及びます。
マイナスな話題は元来どちらかと言うと聞きたくない部類ですが、元カノの話の中心が元カノの愚痴や文句であれば、彼女もまだ平常心で聞けるかもしれません。
しかし、あまりに頻度が高く元カノの悪口の話ばかりすると逆に嫌悪に見せかけた未練にも見えてきます。
元カノの話をする男性の心理7選
さて、本題に入りましょう。女性にしてみれば面白くないと分かりきっている「聞きたくない元カノの話」を、男性はなぜしてしまうのでしょうか?
ここでは元カノの話をする男性をタイプ別にして、その心理を覗いてみたいと思います。
未練たらたらの捨てられた子犬
彼氏が元カノの話をする原因が未練であった場合、前述したように「元カノとの別れに納得できていない」可能性があるので、理不尽な目にあったという気持ちがあります。
なので、共感してもらうことで「自分は間違っていない」と言ってもらいたいという心理です。
しかし、話題の中で軽い冗談で未練があるような発言をする男性であれば、無神経ではありますが忘れようと努力していたり、またその努力をこれから先にすることは可能と言えます。
自分大好き悲劇のヒロイン
未練がある男性と近いけれど微妙に違うのが、このタイプです。元カノの話の中で言っていることは未練がましかったりするのですが、ただ「可哀想な自分」に浸っています。
こういうタイプは、共感はもちろんですが慰められることを極端に喜びます。慰められるためには未練だろうが比較だろうがしてくるでしょう。しかし、自分の感情が何より大事なので、聞かされている側の感情に考えが及ぶことはありません。
また、この中で厄介なのが「孤独」といったワードが大好物な場合で、慰めてくれる人が必要なので、前の人がいなくなったらすぐに次の人を見つけようとする心理的に未熟な傾向にあります。なので誠実さには欠けるでしょう。
自己肯定感の強い昭和の頑固親父
このタイプの男性は人に対して自分の存在を誇示する時、自分を大きく見せたがる傾向があります。人に対してアピールをする時、自分の「自称武勇伝」の中で特に異性関係に関する話題であるのが、自分の男としての価値を上げると信じているため、元カノの話をします。
こういう男性は、自分なりの「男らしさ」を大事にしているので、対する彼女にも「女らしさ」を求める傾向にあります。
なので、元カノの話をする中で元カノが彼氏の望む女らしさを持っている女性だった場合、比べて叱責されることさえあります。固定観念が強いので思考の柔軟さには欠けていると言えます。
嫉妬で試すメンヘラ構ってちゃん
元カノの話ばかりすることで、今の彼女にやきもちを妬いてほしいという心理です。異性関係でやきもちを妬く彼女を見ることで、愛情を確認しようとするひねくれたタイプです。
日常的に自信がなくて不安を感じやすい人に多く、またそんな彼氏が元カノの話をする時、彼女にとって一番心が揺れるので聞きたくない話題であることを分かっている狡猾さも持っています。
自分のすべてを受け入れてほしい僕ちゃん
「彼女は好きで自分と付き合っているのだから、なんでも受け入れてくれるはずだ」という謎の自信と、元カノの話題を出すことでより深く自分のことを理解してほしいと思っている甘えたな心理が働いています。
彼の中では元カノの話は「大事な自分の情報」のつもりであるため、その話ばかりする傾向にあります。しかも、それを聞かされた彼女がどう思いどう傷つくかなどは想像できない事が多く、彼女も聞きたがっているとさえ思っています。
自分に選択肢があると思っている隠れ俺様
今の彼女の嫌な部分が目に付き始めた時、美化された思い出の中で元カノの良い部分と思わず比べてしまうという男性は少なくありません。
しかし、今の彼女と比べて元カノを褒める発言ばかりするようになったら、単なる無神経かあなたと別れたいと心理的に思っている可能性があります。
「別れたいと思っているのなら、別れたいと言えばいいのでは?」と思うかもしれませんが、なぜこんな変化球で責めてくるかと言うと、ずばり「優柔不断だから」です。
元カノと元サヤに戻りたいけれど今の彼女も捨てがたい、だから元カノの話をして今カノの反応を見つつ自分が比べてどちらかを選ぶ権利があると思っている「隠れ俺様タイプ」です。
天真爛漫ピュアホワイト
自分が楽しかった話をすれば彼女が喜ぶと純粋に思っており、他意はなく何も考えていません。
このタイプは、逆に彼女に元彼の話を聞かされても何も感じない場合が多く、「元カノの話ばかりすると彼女を傷つけてしまう」ことや「元カノと比べられると落ち込む」という気持ちが理解できません。
また言葉選びが下手で適切な話題を探すのが苦手な傾向にあり、特に付き合い始めは今の彼女よりも元カノとの思い出のほうが圧倒的に多いので、元カノの話が単に口をついて出てくるだけです。
わからないだけとは言え、他人との共感力には一番欠けているタイプだと言っていいでしょう。
彼氏が元カノのことを話題にした時の対処法
では、彼氏が元カノの話ばかりする時、彼女はどうすればいいのでしょう。
せっかく大好きな人と話しているのに、彼氏は察してくれません。なぜなら察することが出来る人は、最初から彼女が聞きたくない話題など出さないからです。
そんな時、感情的にならずにこんな対処法で挑んでみましょう。
端的に肯定・共感「だけ」をする
まずご紹介するのは、「とりあえず元カノの話題を終わらせてもらう」ための対処法です。
彼氏が元カノの話をする時、理不尽に思えるかもしれませんが、ひたすらに端的に肯定「だけ」してみましょう。
未練話をする男性や自分を受け入れてほしい男性は、「うん」「わかる」「そうだよね」という言葉を待っているので大抵これで満足します。
ここに「すごい」「かわいそう」など、もう少し共感力の強い単語を足すことで自己肯定感の強い男性やかまってちゃんも、満足すること受け合いです。
そもそも、目の前の愛すべき彼女を相手に元カノの話題ばかり出す男性は自己中心的である場合が多いので、ある程度自分が満足してしまえば話題を終わらせることが出来るでしょう。
嫌であることをはっきりと伝える
正統派な対処法としては、「嫌であること」を伝えることです。
自分本位な話をする人は相手の気持ちを汲み取りにくい人が多いので、「元カノの話を聞きたくない」とはっきり自分の気持ちを伝えることで気付かせてあげることも大事です。
基本的に男性は「察する」ということが苦手ですので、聞きたくないことをちゃんと言ってしまうほうが悩みは少なくて済みます。
ただ、伝える時に元カノの話題ばかりするのでは自分は楽しめないということと共に、「怒り」ではなく「悲しみ」を伝えることに注意してください。「怒り」は反射的に相手も怒ってしまいますし、「悲しみ」のほうが男性の心に罪悪感が刺さりやすいです。
なぜ元カノの話ばかりをするのか聞いてみる
心理が7通りもあったように、元カノの話をする理由は様々でひとつとは限りませんし、対処法も様々です。彼が心からモテ自慢や不幸自慢のつもりで元カノの話ばかりしているのでなければ、何か自分の心の中で解決したいことがあるのかもしれません。
また、はっきりと直球で聞いてしまうことで、彼女側にしても相手の真意を掴んで対策を練りやすいです。
なので、彼との関係を前進させたいのであれば元カノの話をあえて聞いてふたりで考えるのも有効です。
彼も理解を示してくれる彼女を好意的に思いますし、理由を掘り下げることで彼自身気付いていないことが出てきたり、その結果元カノの話を止めてくれることにも繋がります。
元カノの悪口を言わない
彼氏が元カノの話をする時、「共感はしてほしいが悪口は言われたくない」という心理があります。なので、出来るだけ前向きな発言をするように心がけてみましょう。
そうすることで、元カノの話をする彼氏も気持ちよく話せます。どうしても話したいことは気持ちよく話させて終わらせてしまうのが一番早い場合が多いです。
勇気を出して距離を置く
これは最終手段とも言えますが、とれる手段をいくらとっても元カノの話をやめてくれないなら引いてみましょう。ずっと押してきた人間が突然離れることで、男性に「自分が何かしたのかもしれない」と思い至りやすい状況を作るのが狙いです。
また、自分からなにか働きかけることに比べて辛い選択かもしれませんが、彼女自身も元カノの話ばかりする彼氏に削られた精神を修復し、冷静さをいったん取り戻す必要があります。
それでも彼氏が何も改善せず、あまつさえ「元カノの話をすることの何が悪いのかわからない。俺は悪くない」と言ってくるようであれば、さっさと見切りをつけるが吉です。
彼氏の元カノの話を聞いても気にならなくなる方法はある?
もし、彼氏が元カノの話をゆくゆくは無くすために減らす努力をしてくれるとしても、人間はそんなすぐには変わらないものです。
では、彼女の方もそんな元カノの話を余裕で聞けるぐらいの心を持つにはどうしたらいいのでしょうか?その対処法を見ていきましょう。
自分磨きをする
元カノの話が気になるのはなぜか?その理由のひとつは、女としての嫉妬や敵対心から来ています。それを解消する一番の方法は、「女としての優越感を抱く」ことです。
彼氏が元カノの話ばかりするのであれば、その中に元カノの情報がたくさん出てきます。そこで元カノよりも女として上であるという自信を持つことができれば、彼氏の話も幾分か流しながら聞けるというものです。
また、自分を磨くことは自分の視野を広げることにも繋がるので、彼氏を冷静に見定めるいいきっかけにもなり得ます。
自分にご褒美をあげる
元カノの話を聞きたくないのに聞かされるのは、なかなかに苦痛なものです。でも、彼氏がどうしてもそれをやめてくれないのであれば、嫌な話を聞いた後には自分にご褒美をあげましょう。
元カノの話の内容がなんであれ、そんなことばかり聞かされるのは自分のことを否定されてるような気持ちになったりして心が疲れてしまいます。自分だけでも自分を肯定してあげて、疲れを癒やしましょう。
後に楽しいことが待っていれば、「元カノの話」という嫌なことにも比較的耐えやすいでしょう。
空想のお話だと思って聞く
人間には「現実逃避」という自己保身の能力があります。この能力をいかんなく発揮した対処法をとってみましょう。彼氏が元カノの話をしてきた時、今話している男女の話はドラマやアニメの中の話だと思って聞いてみるのです。
ただでさえ元カノの話なのでシナリオ次第では全然面白くはないでしょうが、「自分と切り離して考える」のが大切なのです。そうすることで、聞きながら彼氏のことも客観的に見ることが出来るようになります。
その時にお笑い芸人などの人物を当てはめて聞いていれば、元カノの話もただのコントを聞いているだけに思えて、笑えてくることもあります。
彼氏を幼い子どもだと思う
彼氏に元カノがいることは、彼女にも元彼がいることもあるでしょうし、お互い様です。
しかし、元カノの話をわざわざしつこく口に出すのは、単に幼いからだとも言えます。
男性の中には、いつまでも少年の心を持った人が多数います。そして、それに反応するのが女性の母性本能であることもまた事実です。
また、人間は自分よりも小さかったり弱かったりする生き物に許容範囲が広がりやすい傾向があります。彼氏のことをいっそ「子供だ」と思ってみましょう。限界値を超えなければ、元カノの話をされてもだんだんと「しょうがない」と思えてきます。
元カノの話は彼氏と上手に付き合うためのヒントにしよう
元カノの話題には、元カノだけでなく彼氏の情報もたくさん盛り込まれています。元カノの話に対する口ぶりで彼氏の考え方が分かるだけでなく、例えば彼にとってのNGワードであったり彼の抱える個人的な悩みまでうかがい知れることがあります。
「元カノの話」は「元カノ」にフォーカスされがちですが、その話の中の「彼氏」に注目してみると、彼氏とよりうまく付き合っていけるヒントが散りばめられています。
聞きたくないけれどどうせ聞かされるのであれば、そういったポイントは聞き逃さないようにしましょう。
自分の元カレの話はしたほうがいい?
元カノの話を元により良い付き合いが目指せるのであれば、自分の元カレの話もしたほうがいいのかと思うかもしれません。
結論から言えば、「人それぞれだが、必要な時もある」ということです。
何か自分の感情を伝える時に、「体験談」が一番真実味を帯びていて心に響きやすく、また理解がしやすいというのは事実です。
思い出したくない、口に出したくないことでなければ、元カノの話を無遠慮にしてくる彼氏には有効な手段とも言えますし、対等な関係においてそこに遠慮はいりません。
ですが、「仕返しがしたい」というのでなければ、その時にわざわざはっきりと「元カレの話である」ことを明言する必要はありません。また、彼氏と元カレを比べる必要もありません。伝えたいことだけを伝えましょう。
「今のふたり」が笑顔でいられるように
ここまで元カノの話ばかりする彼氏の心理や対処法、聞きたくない話を聞かされた時の心の持ちようなどについて話してきましたが、一番大切なのは「今の自分を幸せにする」ことです。
いくら元カノの話の中で比べられても「元カノ」は所詮過去の存在であり、今現在彼氏と結ばれているのは「今の彼女」です。
彼氏もひとりの人間ですし、必ず良く思えないことが出てくるでしょう。そこでただ自分を押し込めて彼氏の機嫌をとって彼氏が笑顔でいれば彼女も幸せかといえば、必ずしもそうではありません。
お互いの妥協点を見つけつつ「自分が幸せになれるかどうか」を大事にして、「この先付き合い続けていけるかどうか」を見極め、「今のふたり」にとってお互いに実りある付き合いを目指しましょう。