共依存夫婦の恋愛の特徴17選と克服する方法!
共依存夫婦の特徴を様々な視点から。共依存とはどういったものなのかという基本的な部分から、共依存夫婦の深刻な問題点、なぜ依存してる夫婦は離婚しないのか、子供への影響は?など幅広い内容をご紹介します。また克服方法も挙げていきますので、チェックしてみてください。
目次
- 1共依存夫婦…支えているはずがいつの間にか共依存に!?
- 2共依存とは?
- 3共依存夫婦の恋愛の特徴①愛情の不足から愛されたい願望へ
- 4共依存夫婦の恋愛の特徴②尽くすタイプで夫婦間でも
- 5共依存夫婦の恋愛の特徴③元々依存心が強め
- 6共依存夫婦の恋愛の特徴④相手の心の機微を察知
- 7共依存夫婦の恋愛の特徴⑤感謝が心地良い
- 8共依存夫婦の恋愛の特徴⑥素早い返信がないと不安
- 9共依存夫婦の恋愛の特徴⑦自分の好きなものより相手の好きなもの
- 10共依存夫婦の恋愛の特徴⑧自分にも依存してほしいと願う
- 11共依存夫婦の恋愛の特徴⑨自分が悪いと思い込む
- 12共依存夫婦の恋愛の特徴⑩NOと言えない・断れない
- 13共依存夫婦の恋愛の特徴⑪とことん一途で他は見えない
- 14共依存夫婦の恋愛の特徴⑫現実逃避ぎみな考え方
- 15共依存夫婦の恋愛の特徴⑬夜の営みが異常でも受け入れる
- 16共依存夫婦の恋愛の特徴⑭自分は1人では生きていけないと常に感じている
- 17共依存夫婦の恋愛の特徴⑮メンヘラで病みがち
- 18共依存夫婦の恋愛の特徴⑯親子間でも共依存してる
- 19共依存夫婦の恋愛の特徴⑰共依存夫婦だと思っていない
- 20共依存夫婦の深刻な問題
- 21共依存夫婦はなぜ離婚しないの?
- 22夫婦が共依存を克服するための方法
- 23第三者の介入も克服の糸口
- 24共依存夫婦と言ってもすぐに否定的にならないで
共依存夫婦…支えているはずがいつの間にか共依存に!?
結婚してお互いに支え合って生きていこうと誓いあったはずが…いつの間にか共依存してる夫婦になっている。そんな夫婦は実は多いものです。
「自分たちはそんなことはない!」と思っていても、もしくは、今は大丈夫だと思っていても、望んだ形とは違う共依存の夫婦になってしまっていることも少なくありません。
何の影響か、どんな問題点があるのか、分からないまま共依存してることもありますので、共依存の特徴や問題点、克服方法などを確認していきましょう。
共依存とは?
そもそも共依存とは何のことを言うのでしょうか。これは読んで字のごとく『共に依存している関係』のことを言います。これの問題点はその依存度合いが強すぎることです。
今回の場合は共依存夫婦なので、「私は旦那がいないと生きていけない」、「旦那も私がいないと生きていけない」と思っていて、夫婦同士がパートナーに完全に依存していて、絶対に離れられない状態になっていることです。
このあとの特徴の部分でも挙げていきますが、夫婦同士がお互いに離れない、離さないためであれば、自分を犠牲にしたり、相手をコントロールしたりと手段を問わないケースも多いです。
そのようにお互いが依存してる状態で、その依存度合いが強いものを共依存と表現します。この特徴と問題は夫婦に限らず、子供や恋人間でも起こることですが、今回は夫婦の共依存についてチェックしていきましょう。
共依存夫婦の恋愛の特徴①愛情の不足から愛されたい願望へ
幼少期の頃になんらかの問題があり、その影響で常に愛情の不足感を満足させられずにいるという特徴があります。そのため夫婦間の愛情を求め、とにかく自分に対して愛情を注いでほしいと願います。
ですから、相手に対してはとことん愛情を注ぎ、その形が行き過ぎるというのが共依存夫婦での恋愛の特徴にもなります。
愛して欲しいから自分もとにかく愛す。そして相手からの愛情がなくなることを普通以上にとにかく恐れます。「この人からの愛情がなくなったら生きていけない」と考えるほどにその影響は大きいです。
共依存夫婦の恋愛の特徴②尽くすタイプで夫婦間でも
共依存夫婦は尽くすタイプの人がなりがちで、「相手のためになんでもしてあげる」という考えを持っているのが特徴です。
もしくは、そう思っていなくても「ついやってしまう」という無意識の場合もあり、この無意識というのは共依存夫婦の問題点でもあります。
尽くすというのは必ずしも悪いことではないのですが、「この人は私がいないと何もできない」「私がやらなくちゃ」という考えが出てきてしまうと、これが共依存へ影響していきます。
このように尽くしているうちに、『自然と』依存してるというのが、共依存の問題点でもあるので、意識してそうなってしまっていないかチェックしていく必要があります。
共依存夫婦の恋愛の特徴③元々依存心が強め
共依存夫婦になりやすい人の特徴として、もともと依存心が強いというものが挙げられます。小さい頃から親に対しても甘えん坊だったり、彼氏彼女に対しても常にベタベタしていたりという人は共依存になっていないか常にチェックしておきましょう。
夫婦間で甘えるのは問題ではありませんが、相手に甘えすぎたり、甘やかしすぎたりすれば、それが共依存に影響していきます。「私がいないとダメ」「彼がいないとダメ」という感情です。
もし自分ではなく、相手の依存心が強くて「依存してる?」と疑いがある場合は、あまり行き過ぎないようにチェックしつつ、問題になる前に克服方法を探っていきましょう。
共依存夫婦の恋愛の特徴④相手の心の機微を察知
共依存夫婦の特徴として、相手の心の機微を察知することに優れているという特徴もあります。簡単に言うと「人の心が分かる」「空気が読める」ということです。
こちらも普通なら問題ないのですが、それが行き過ぎるのが問題で、相手の心や気持ちを気にしすぎて自分の気持ちや意見を抑えてしまうという影響があります。
相手の気持ちを察知しすぎて落ち込んだり、マイナス思考になったりという影響もあるので、人の心が分かりすぎるというのはそういう問題点があります。
相手の気持ちを考えるのは大切なことですが、依存してる可能性も考えつつ、行き過ぎていないか、自分の気持ちを犠牲にしすぎていないか、時々チェックするようにしましょう。
共依存夫婦の恋愛の特徴⑤感謝が心地良い
「ありがとう!」と感謝されることが大好きな人も共依存夫婦としての特徴に挙げられます。人に感謝されることが好きで色々とやってあげてしまうのです。
毎回そうですが、これも普通なら問題ありません。むしろ人に感謝されるようなことをするのは素晴らしいことです。しかし…やはり行き過ぎには問題があります。
求められていないのにやってあげるというところから「やりすぎ」というところまでも相手のためと思ってやってしまうのです。
最初のうちは良いですが、行き過ぎたものは共依存を強めていくことなります。感謝されるためになんでもしてしまう。そしてなんでもやってもらってしまう。まさしく共依存してる状態です。
感謝してもらえる行動というのは、こういった影響からも共依存の問題点として考えられるので、「ありがとう」と言われるのが大好きな人は、そのことも踏まえてチェックしておきましょう。
共依存夫婦の恋愛の特徴⑥素早い返信がないと不安
とにかく相手と繋がっていたいし、相手がいないとダメと考えているのが共依存夫婦なので、もちろん自分だけではなく、相手にもその感情を求めます。
メールやLINEの返信、電話の折返しがすぐにないと不安で不安で仕方がなくなり、まだ返事がないにも関わらず、一方的に連絡をし続けます。
相手がどこにいるのか、何をしているのか、誰といるのか、など気になったらすぐに知りたいという感情が働いてしまうので、その質問に対して返事がないことが耐えられません。
また、相手にもそれを求め、そう思って欲しいと思っていますから、自分から「どこに居る」「誰といる」「何を食べた」など細かく報告をしがちなのも特徴です。
お互いに連絡しあっていないと不安になるのは、確実に共依存への影響を強めているので、連絡の強要をしたり、されたりし過ぎていないかチェックしましょう。
共依存夫婦の恋愛の特徴⑦自分の好きなものより相手の好きなもの
誰にでも自分なりの趣味趣向…つまりは好みというものがありますが、共依存してる夫婦は相手の好きなものを優先しがちな特徴があります。
多少であれば悪い影響はありませんが、相手に合わせすぎて、自分の好きなものをないがしろにしすぎると、自分自身がなくなって、『夫婦で一心同体』感が強く出てしまいます。
そういう心の繋がりが悪い影響というわけではないのですが、自分の趣味趣向を消して相手に合わせすぎるのは、依存してる状態と言わざるを得ません。
この方法で依存してる状態になると、まさに一心同体なので「相手がいないと生きていけない」という感情になってしまいますので、悪影響でしかありません。
自分を無くしすぎるとうつなどにも繋がる悪い影響も出てくると言われているので、相手に合わせるのも行き過ぎないようにしっかりとチェックしておきましょう。
共依存夫婦の恋愛の特徴⑧自分にも依存してほしいと願う
「私に依存してる」とストレートに依存を求めるわけではないのですが、自分が思っている感情と同じように思って欲しいと願うのが共依存夫婦の特徴でもあります。
ずっと出てきている言葉ですが「あなたがいないと生きていけない」と相手にも思って欲しいというのが、もっとも典型的なパターンになります。
ただ共依存夫婦とは言っても、依存してる形は色々なものがあるのも事実なので、まったく同じように思い、同じように行動するとは限らないので、そこですれ違いが起こる可能性もあります。
ただ、そうなっても共依存の夫婦は離婚などには繋がらないので、あまりよろしくない影響を抱えたまま、ズレた関係も克服せず続いていくという特徴もあります。
共依存夫婦の恋愛の特徴⑨自分が悪いと思い込む
何か問題や夫婦でケンカをしたときに、「自分が悪い」と思いがちなのも共依存夫婦の特徴になります。自分が悪いからこうなった、自分が悪いから相手が怒ったと、自分に非があると思い込みます。
これも普通であれば『自分の非を認める』というのは悪い影響ではないのですが、こんなにダメな自分を愛してくれる「あの人がいないと生きていけない」という感情に繋がるのが共依存してる状態です。
ケンカや問題があった時に、すぐに自分が悪いと思わず、お互いに直すべきところがないかチェックするのが、ケンカや問題に対する本当のの克服方法です。
共依存夫婦の恋愛の特徴⑩NOと言えない・断れない
共依存夫婦の特徴としてNOと言えないし、断ることができないという特徴も挙げられます。本当は少し嫌だと思っていても、笑顔で「YES」と言ってしまうのです。
これは相手に依存してるパターンでも、相手の依存を求めているパターンでもどちらでも当てはまる『よくある』共依存夫婦の特徴ともなります。
相手に依存してる状態であれば、「断ったらこの人が離れてしまうかもしれない」という気持ちが働きますし、相手の依存を求めている場合は、「断ったらこの人は何もできない、私がやらないと」という感情です。
必要とされ、必要とするのは良いことですが、『断るべきこと』もあるのが本来の形ですから、共依存夫婦を克服するためにもYESばかり言っていないかしっかりとチェックしておきましょう。
共依存夫婦の恋愛の特徴⑪とことん一途で他は見えない
共依存夫婦の特徴として「とことん一途」というものが挙げられます。通常のカップル以上に夫婦で一途というのは本来、悪い影響はないものです。
しかしながら、共依存してる夫婦では、この人しか見えない→この人しかいない→この人がいなければ生きていけない、という流れに繋がってしまいます。
一途なのは非常に良いことですが、全てを預けてしまっていないか、依存してる状態になってしまっていないか、常々チェックしておきましょう。
共依存夫婦の恋愛の特徴⑫現実逃避ぎみな考え方
共依存夫婦の特徴として現実逃避をしがちだということも挙げられます。なにか問題があったとしてもその時にすぐに解決せず先延ばしにしたり、別のことを考えてそのことから逃げようとします。
たとえば相手に暴力を振るわれたとしても、「でも私は彼のことが好きだから」と好きという気持ちを被せて、そのことと向き合わなかったりするようなことです。
問題の先延ばしはそのことを克服する方法としてまったく役に立ちませんし、どちらかがうつになってしまったり、子供がいれば、その子供にも当然悪影響を及ぼします。
共依存夫婦ではないと思っていても現実逃避のクセがある場合は、他の共依存夫婦の特徴が当てはまっていないか、しっかりとチェックしてみましょう。
共依存夫婦の恋愛の特徴⑬夜の営みが異常でも受け入れる
NOと言えない・断れないという特徴にも繋がるものなので、そちらをチェックして当てはまっている場合は、こちらの特徴にも当てはまる可能性が高いです。
少しおかしいな、と思っていたり本当は嫌なんだけど…と思っていても、これが相手の愛の形だと言い聞かせて拒否することをしないのが共依存夫婦の特徴にも挙がります。
「嫌がったりしたら嫌われるのではないか」「相手がショックを受けるのではないか」という強迫観念のようなものもあるので、これを2人の間だけで克服する方法はあまり多くありません。
共依存夫婦の恋愛の特徴⑭自分は1人では生きていけないと常に感じている
小さい頃から「お前はダメな子だ」「自分では何もできないんだから言うことを聞け」と抑えつけられていた人は、親への依存から夫婦への共依存へと移り変わりやすい傾向があります。
自分は1人では何もできない、この人がいないと生きていけないんだ、と思い込んでしまうのです。そしてそのように依存されれば相手も「この人は自分がいてあげないとダメだ」と感じ共依存夫婦が完成してしまいます。
本当に何もできないわけではないのに、なぜかそう思い込んでしまっていないかどうか、自分の普段の思考をチェックしてみるという方法から、この共依存の克服は始まりますので、意識してみましょう。
共依存夫婦の恋愛の特徴⑮メンヘラで病みがち
少しのことですぐに病んでしまったり、いわゆるメンヘラと言われるような言動をする夫婦間でも共依存は起こりやすいという特徴があります。
メンヘラ体質の人は極度の嫉妬や束縛などで、相手を自分の元へと縛りつけようとする傾向がありますから、その特徴は依存している状態とほぼ同じと言えます。
メンヘラな相手だった場合、その言動を意識してチェックしておかないと、その状況に飲み込まれて共依存夫婦へと陥りがちなので、克服したいなら確認しておきましょう。
共依存夫婦の恋愛の特徴⑯親子間でも共依存してる
共依存夫婦は子供に対しても依存を強めがちです。子供に対しても依存することを求めてしまい、「自分の子供は自分がいなければ何もできない」と思い込んでなんでもしてしまうことが多いのです。
そうして育った子供は当然「親がいないと自分はダメだ」と思ってしまいますから、親と子供も共依存の関係になってしまう状況が作り出されてしまいます。
本当に小さい子供であれば自分では何もできないのは当然ですが、少し大きくなった子供は自分で色んなことができるようになるのに、ずっとその感情をお互いが持ったまま時を過ごしてしまうのです。
逆に子供を放置してしまう可能性も
共依存夫婦は自分たち2人がいれば他はいらないという考え方もありますので、例え子供がいても、その子供のことはどうでも良いと考えてしまうケースもあります。
そして愛情が足りずに育った子供は依存症になりがちで親と同じことをやってしまったり、うつのような症状になってしまったり、時間が経てば克服方法があまり無い状況に陥る危険性もあります。
子供がうつになったり依存症のようになってしまう前に、共依存夫婦の克服方法を探して、しっかりと克服していかなくてはいけません。
共依存夫婦の恋愛の特徴⑰共依存夫婦だと思っていない
これは非常に多くの共依存夫婦に当てはまる特徴なのですが、共依存夫婦は自分たちのことを共依存夫婦だと思っていないケースが多々あります。
お互い愛し合ってるだけ、お互いが支え合っているだけだと考えているのですが、周りから見れば明らかに異常なほど依存しているケースも少なくありません。
自分たちが気づかないので克服方法としては他人の意見が必要になりますが、相談することすらしないわけですから、克服方法を実行するのが難しいです。
共依存夫婦の深刻な問題
共依存夫婦の特徴の中でもかなり問題点となる部分は取り上げてきましたが、ここでは特に大きな問題となりやすい事柄について触れていきます。
共依存夫婦が陥りやすい深刻な問題として「よくあるもの」とも言えるものなので、少しでも共依存夫婦の疑いがあるなら、しっかりとチェックしておきましょう。
依存してる側の暴力
「なぜ言うことを聞かないんだ」「なぜもっと愛してくれないんだ」と依存している側の暴力という方法に訴えるケースも多々あります。
そしてDVによくあるケースで暴力を受けている側も「この人は私がいないとダメなんだ」と思ってしまい離婚などはせず、そのまま共依存になってしまいます。
周りから見れば「そんな相手とは離婚しろ」と思いますし、離婚すれば解決できる部分もありますが、共依存夫婦は簡単には離婚という方法にたどり着かないので深刻化しがちな問題です。
暴力を受けている側はうつぎみになり、余計に思考が鈍って相手に依存するという方法を取ってしまうことも少なくなく、簡単には解決できない深い問題になります。
子供に与える影響
特徴のほうでもお伝えしましたが、親子共依存になってしまうことや、逆に子供を放置しがちになるという問題があります。
さらにもし暴力があれば、その影響は大きくこちらもうつなどの心の病を発症してしまうケースも少なくありません。そして…子供も大人になってから親と同じ道をたどるというパターンもあり得ます。
うつ病など心の病に陥りやすい
うつについても先程から何度もお伝えしていますが、共依存の影響からくる言動によってうつに陥りやすい状況が生まれてしまいます。
暴力によるうつであったり、NOと言えないストレスからのうつ、さらには自分を犠牲にし続けたことによるうつなど、様々なケースからうつのような心の病に陥りがちです。
うつなど心の病はどんなものが影響するか難しい部分があるのですが、複数の心への悪影響が重なればうつになりやすいのは当然とも言えます。
そして、共依存夫婦の状態というのは、気づいていないだけで、実は異常な状態ということが多いので、そのような環境で夫婦関係を続けていれば、うつになりやすのも頷けることでしょう。
共依存夫婦はなぜ離婚しないの?
共依存夫婦がなぜ離婚しないかと言えば、「共依存夫婦だから」です。つまりお互い依存しているので、離婚という選択肢はありません。
お互いがお互いを必要としているのに離婚するでしょうか。お互いが愛し合っているのに離婚するでしょうか。これらは共依存の場合、『思い込み』の可能性もあるのですが、その状態で離婚するはずがないのです。
たとえケンカをしても離婚ということは一切ないのです。自分が悪いと思ったり、相手にもっと自分のことを愛してもらうには?とより依存を強めることはあっても離婚という選択肢はありません。
離婚をする時は共依存では無くなった時か、離婚をすることでお互いの愛が深まると何か異常な状況を想定した時に離婚を選ぶというくらいでしょう。
それくらい共依存夫婦には離婚は無縁のものですし、離婚したほうが良い状況でも離婚しないのが共依存夫婦なのです。
夫婦が共依存を克服するための方法
共依存夫婦というのは非常に克服しづらい問題なのですが、当然ながらまったく克服の方法がないというわけではありません。
どうしたら共依存夫婦という状況を脱して、本当の意味で幸せな夫婦生活を送り、幸せな家族を築いていくことができるのでしょうか。
共依存夫婦だと自覚する
まずはじめに大切なことは自分たちが共依存夫婦だということを自覚することです。ここから始めなければ共依存夫婦を克服することはできません。
なんらかのチェック項目を使って自分たちが共依存夫婦であることを自覚しても良いですし、第三者の指摘を受けて自覚するのでも良いです。
自分のことは自分でやる・自立する
相手に任せていたことや、「あなたにはできないから私がやる」と言われてできないと思い込んでいたことをまずは自分でやってみましょう。
実は以外にできてしまうことも少なくないですし、あまり上手くできなくてもそれは本来当然のことです。最初から何事も上手くできる人のほうが稀なのです。
そうして少しずつ自分でできることを増やして自立していくことで、依存状態から抜け出せるようになり、お互いが自立し、本当の意味で『頼るところは頼る』という夫婦になることができます。
自分をちゃんと肯定してあげる
自分はダメな人間だ、自分は1人じゃ何もできない…と、自分のことを否定し続けた結果、親であった依存先が次は夫婦のパートナーということになったのが共依存夫婦のケースも多いです。
しかし、できることは必ずありますし、やってみれば人並みにはできているのに、自己評価が低すぎてできていないと思い込んでいる場合も少なくありません。
自分ができることや、頑張ってやり遂げたことなど、最初は出来が悪くても「ちゃんとできた」と肯定してあげることから、共依存の克服がはじまります。
相手の悪いところは悪いと認識する
ケンカをしたり、何か問題があってもすぐに「これは自分が悪いんだ」と自分のせいにすることが多いので、その思考をやめることです。
喧嘩両成敗という言葉もある通り、ケンカをするからには、お互いにどこかしら悪いことがあるパターンのほうが多いのが普通です。
自分が悪いところを認めるのは大事ですが、自分だけが悪いと自己犠牲ばかりせず、相手の悪いところも認識して、そういう部分も指摘し合っていくのが、共依存していない本来の夫婦の形です。
なんでもしてあげるのをやめる
「この人は自分がいないと何もできないから」と何でもやってあげているうちは、お互いの共依存の関係は克服することはできません。
少しずつやってあげることを減らして、1つずつ『お願いする』ものを増やしていきましょう。「これお願いできる?」「いいよ」というのも信頼関係がある夫婦だからこそできることなのです。
依存関係ではなく、信頼関係のある夫婦になるためには、何でもやってあげるのをやめて、お願いできるようになるのが共依存夫婦を克服するための鍵となります。
第三者の介入も克服の糸口
自分たちだけでは共依存夫婦だと気づけない場合もそうですし、気づいたとしても、どうして良いのか分からないという場合も多々あります。
なぜなら自分たちにとってはそれが普通だったからです。ですので、第三者の介入によって克服できたり、より良い関係になれたりするケースは少なくありません。
それは友人でもいいですし、カウンセラーなど専門家に相談しても良いでしょう。自分たちだけで解決できないなら、他の人を頼ることも忘れないでください。
共依存夫婦と言ってもすぐに否定的にならないで
「あなたたち共依存夫婦じゃない?」と指摘されて驚き戸惑って、すぐに否定的になるのもよくありませんし、否定的になる必要もありません。
共依存というのは行き過ぎた状態ではありますが、お互いを必要とし、お互いを愛しているのは決して悪いことではないからです。
行き過ぎた部分を少しずつ解消していくことができれば、とても幸せな、誰もが羨ましがる夫婦になれるのですから、焦らずにじっくりと自分たちの関係について見直していきましょう。