山口県の方言(山口弁)はかわいい？好きや告白などの方言一覧

山口県の方言、山口弁をご存じですか？

ここでは、聞いているとかわいい、山口弁のことを一覧にしてご紹介していきますので、ぜひ覚えて喋ってみてください。

まずは、山口県の方言、山口弁の特徴をご紹介します。

山口県の方言、山口弁は標準語と同じアクセントである『中輪東京式アクセント』に分類されるというのがひとつ目の特徴ですが、山口弁は中国地方の言葉と九州地方の言葉が混じりあっている方言であるため、独特なアクセントを持つものも存在します。

大正や昭和初期生まれの方には、他県の方には聞き取ることが難しい方言を使われる方もいらっしゃいますが、若い人たちの使う山口弁は多少アクセントが違うくらいで、ニュアンスで理解できる、標準語と変わらないアクセントであることが多いと言われています。

山口弁の特徴として、音の響きが柔らかいという点も挙げられます。

山口弁のアクセントは標準語と同じものとして分類されていますが、標準語のように母音をひとつひとつはっきりと発音するのではなく、融合してしまうという特徴があります。

「ちょる」「にゃん」「ちゅー」などがその一例ですが、山口弁がなんとなく柔らかく優しい、かわいい響きに聞こえるのはこのためです。

山口県の方言、山口弁は中国方言(山口県・島根県西部・広島県・岡山県・鳥取県東中部・兵庫県北部・京都府北部の総称)に属しますが、山口県西部を中心に、バ行・マ行の音便化などの面で、北九州の方言との共通点が非常に多い方言です。

また、山口県の隣の県である広島県の方言、広島弁と共通の方言も多いのが特徴のひとつです。

山口県の方言に限らず、方言はその地域の伝統あるものであるというイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。しかし、山口弁には、若者が作った新方言というものが存在するというのも山口弁の特徴的なところです。

例えば、「とても・すごく」という言葉をさらに強調したい時に使う「ぶち」というのがそのひとつです。この方言は、1970年代頃から若者が使い始めた方言と言われています。

柔らかくてかわいい、優しい響きの山口弁の特徴をご紹介しましたが、実際に山口県でよく使われている方言にはどのようなものがあるのでしょうか。

日常よく使われている山口弁をランキング形式で、例文と共にご紹介します。

山口でよく使う方言、第10位は「しろしい」です。

「やかましい」「騒がしい」「うるさい」という意味の山口弁で、人に対して言うだけでなく、周りの音がうるさいという時にも使われる言葉で、博多弁でも使われる言葉で、博多弁では、「憂鬱」「鬱陶しい」という意味で使われている方言です。

山口県の方言でよく使われる「しろしい」という山口弁の使い方の例文をご紹介します。

山口でよく使う方言、第9位は「みやすい」です。「簡単」「容易」という意味の山口弁で、広島でも使われる方言です。

山口県の方言でよく使われる「みやすい」という山口弁の例文をご紹介します。

山口でよく使われる方言、第8位は「ひやい」です。

「冷たい」という意味の山口弁ですが、冷たいものを触った時などに、とっさに出る言葉としてよく使われる言葉です。

山口県の方言でよく使われる「ひやい」という山口弁の例文をご紹介します。

山口でよく使われる方言、第7位は「よーけ」です。

「たくさん・いっぱい」という意味の山口弁で、若い人よりも年配の方がよく日常会話の中で使っている山口弁のひとつです。

山口県の方言でよく使われる「よーけ」という山口弁の使い方の例文をご紹介します。

山口でよく使われる方言、第6位は「たう」です。

「届く」という意味の山口弁で、反対に届かない時には「たわん」、広島でも使われている方言です。

届くという意味ではありますが、荷物が届くという意味ではなく、高いところなどに手が届くという意味で使われます。

山口県の方言でよく使われる「たう」という山口弁の使い方の例文をご紹介します。

山口でよく使う方言、第5位は「いらう」です。

物に限らず、文字を直したりする場合にも使われる、「触る」という意味の山口弁で、広島や近畿地方でも使われている方言だそうです。

山口県の方言でよく使われる「いらう」という山口弁の使い方の例文をご紹介します。

山口県でよく使う方言、第4位は「なおす」です。

西日本で広く使われるこの言葉は、「片づける」という意味の山口弁で、掃除する時など、日常でよく使われます。

山口県の方言でよく使われる「なおす」という山口弁の使い方の例文をご紹介します。

山口県でよく使う方言、第3位は「えらい」です。えらいと言えば、「偉い」や「賢い」を連想する人は多いのではないでしょうか。

しかし、山口弁の「えらい」の意味は、「辛い・疲れた・苦しい」という意味で、「偉い」とは異なる言葉です。

山口県でよく使われる方言「えらい」の使い方の例文をご紹介します。

山口県でよく使われる方言、第2位は「ぶち」です。

何かすごいことがあった時に使う山口弁で、「とても」「すごい」という意味です。会話の中でついつい使ってしまう山口弁のひとつで、日常の会話の中でよく聞くことができます。

山口県の方言、「ぶち」の使い方の例文をご紹介します。

山口県でよく使われる方言、第1位は「～ちゃ・～っちゃ・～ちょる」です。

「～ちゃ・～っちゃ・～ちょる」はどれも会話の中で語尾に使われる言葉で、意味は「です」や「ます」、疑問文の語尾にも使われるので「～てる？」という意味もあります。

ですますの意味を持つ言葉ではありますが、敬語として使われるのではなく、友だち同士や家族、親しい人との会話の中で頻繁に使われる山口弁です。

山口県でよく使われる方言、「～ちゃ」「～っちゃ」「～ちょる」という山口弁の使い方の例文をご紹介します。

山口弁の特徴や、よく使われる山口弁をご紹介しましたが、「わや」という山口弁をご紹介していきます。

「あの人ほんまにわやじゃろ？！」「うんうん、わややねぇ。」

「わや」は、会話の中で頻繁に使われる山口弁のひとつなのですが、いざ「わや」と言っている本人にその意味を訊ねても、「わやはわやでしかないんだけどな…」と思われてしまう不思議な山口弁なのです。

では、わやとは一体どのような発音で、どのような意味を持った方言なのかをみていきましょう。

「わや」の発音は一音目が強く、他の言葉で言うと「待つ」や「わら」と同じようなアクセントです。

意味は、無茶苦茶なこと・大変なことという意味で使われることが多いのですが、他にも台無しであったり、かなり広い意味を持つ言葉だと言われていて、北海道や広島でも使われる言葉です。

山口県で日常よく使われる山口弁を1位から10位までと、わやという山口弁をご紹介しましたが、山口県民が標準語だと思っていたのに山口弁だったと知って驚くと言われる山口弁の一覧をご紹介します。

なぜ標準語だと思ってしまうのか、というと、その『音』が標準語と同じだったという場合に、その言葉が方言ではないと思い込んでしまうという場合や、他に言い回しを知らずに大人になった時、標準語を省略した形が方言だった時などが挙げられます。

では、どんなものがあるのか、一覧を見てみましょう。

まずはよく使うから標準語だと思い込んでいたという山口弁一覧です。

他に言い方が見当たらないから標準語じゃないの？と思っていたと勘違いしてしまっていたという山口弁をご紹介します。

標準語より少し省略してあるだけ…と思ってしまう山口弁一覧です。

漢字で書けるから標準語に違いないと思い込んでいたけれど、いざ変換しようとすると頭の中で思い描いていた漢字が出てこなくて、初めて方言だと気づくというケースが多い山口弁一覧です。

山口県から外に出て初めて標準語ではないと知る人の多い山口弁一覧です。

標準語でいう「いっせーのーせ！」という掛け声、山口弁ではこういうのです。

優しくてかわいい響きという特徴のある山口弁の女の子に告白されたらついドキッとしてしまいそうですが、山口弁の告白ってどのようなものがあるのでしょうか。

ここからは、山口の日常よく使われる方言を使った告白をご紹介します。

実はかわいいだけじゃない山口弁。男性が使うと男らしく聞こえるものもたくさん存在していて、そのかっこよさ、女性であればかわいい部分が強調されるのが山口弁での告白なのです。

山口県で日常よく使われる「ぶち」を使った告白の例文をご紹介します。

すごく好き！という気持ちが伝わる告白の仕方で、柔らかくてかわいい、優しいイメージの山口弁ですが、男性が「ぶち」を使うと、男らしさにキュンとしてしまう人も多いのではないでしょうか。

山口県で最も日常よく使われると言われている「ちょる」という山口弁を使った告白の例文をご紹介します。

山口県、県中部でよく使われる「そ」という山口弁(県西部では「ほ」がよく使われます)で、主に「～なの？」という疑問詞、「～だよ」という語尾で使われる山口の方言を使った告白の例文をご紹介します。

「そ」が「～ちゃ」の前に来る時は強く否定する時です。響きは優しくてかわいい告白の仕方ですが、強気なニュアンスも入っていて、とってもかわいい山口弁の告白です。

先に「そ」「～ちゃ」を使う山口弁の告白をご紹介しましたが、語尾が「そ」の告白の例文をご紹介します。

「いてやって」という意味の山口弁で「おっちゃって」を使う山口弁の告白の例文をご紹介します。

いてやってという意味なので、第三者的な言い回しに聞こえてしまいますが、ちょっぴり変化球な感じなところにキュンとしてしまう人も多いのではないでしょうか。

山口県の方言、山口弁には、まだまだ覚えて使ってみたい特徴的な方言がたくさんあります。

なんとなく意味が分かるもの、意味を確認するとびっくりしてしまうもの…ここでは紹介し切れていない山口弁もあるとは思いますが、一覧にしてご紹介します。

山口弁の特徴、よく使われる山口弁、山口弁での告白の仕方などを一覧にしてご紹介しましたが、参考になりましたか？

ここではご紹介し切れなかった山口弁もたくさんあるかと思いますが、魅力の詰まった山口県の方言、山口弁を、この記事をきっかけに少しでも好きになっていただけましたら幸いです。

密かな人気を誇る山口弁、あなたも喋ってみませんか？