虚無感の意味とは?虚無感・空虚感に襲われる原因7つと解消法!
虚無感とは、無気力を生むような感情のことになります。今回は虚無感の意味とは何なのか、虚無感の解消法などを紹介します。虚無感がどういう意味のものかわからないという人は、ぜひチェックしてみてください。虚無感をそのままにしておくと、危険なこともあるようです。
目次
虚無感とはどんな意味?
今回は虚無感とは何なのか、虚無感の意味について解説をしていきます。虚無感を感じるとは、言葉は使ったことがある人もいると思います。
しかし実際に「虚無感」とはどういう意味のものなのでしょうか。うつ病とはどんな関係があるのでしょうか。
人生が上手くいかない
虚無感を感じるとは、意味が2つあると言われています。
1つの意味とは人生が上手くいかないときです。どれだけ頑張っても自分の思い通りの人生にならないことで、虚無感を感じてしまうのです。
人生が上手くいかないときには、無気力になったり人生が消えればいいのにと感じてしまうこともあるようです。
やり尽くして無気力になる
虚無感のもう1つの意味とは、やり尽くしてしまったことで無気力になるという意味です。
人生に夢や目標がある人が感じやすい虚無感だと言われています。人生のほとんどをかけて、何かに熱中してしまうことで、それが叶えられたときや無くなってしまった時、何をしたらいいのかわからなくなるという状態になってしまうという意味です。
虚無感と空虚感の違い
虚無感に似た言葉に空虚感という言葉があります。どちらも何か価値がないとか、意味がないという気持ちを表現した意味の言葉になります。
虚無感と空虚感の意味の違いとは、空虚感のほうが虚無感よりも人に対しての期待度が高いという意味の違いがあります。
空虚感を感じるとは、人からの愛情を得られないことで不安や苛立ちを感じるという意味が多いようです。
その他の虚無感と似た言葉
虚無感と空虚感は似た意味の言葉だと言われていますが、それ以外にも似ている意味の言葉はいくつかあります。
例えば何かを失ったことで生まれる喪失感や、寂しい気持ちから生まれる寂寥感(せきりょうかん)なども似た意味の言葉になります。
虚無感・空虚感に襲われる原因7つ
虚無感や空虚感の意味を確認しましたが、虚無感や空虚感に襲われるのはどんなときになるのでしょうか。虚無感や空虚感に襲われる原因について考えていきましょう。
①裏切りにあったとき
人生とは色々なことがあります。ときにはとても信頼していた親友に恋人をとられてしまったり、信頼していた友達に裏切られてしまうということも、人生の中にはあるかもしれません。
信頼していた誰かに裏切られるという意味の経験をしたときに、虚無感や空虚感を感じる原因になってしまうことがあります。
自分が信頼してきたことがバカみたいだと感じたり、努力を一瞬で白紙に戻されたことで虚無感に襲われるという意味です。
②失恋したとき
とても大好きだった人から突然別れ話をされたというときにも、虚無感や空虚感を感じる原因になることがあります。
別れる前兆を感じていた場合は、それなりに心の準備ができているという意味で、そこまでの虚無感には襲われないようです。
しかし突然に別れが来てしまったというときには、虚無感や空虚感に襲われることが多いと言われています。
人生を生きていれば、突然失恋してしまうということも無いわけではありません。多くの人が人生で最初に感じる虚無感とは、失恋をしたときかもしれません。
③家族を失ったとき
いつも当たり前にあったものが無くなってしまったというときにも、虚無感や空虚感を感じる原因になります。
家族や家族のように大切にしていたペットが亡くなったときなどは、虚無感や空虚感に襲われるようです。ペットが亡くなった場合には、ペットロスと言われたりもする原因です。
愛情を注いでいた分、居なくなってしまったときの虚無感や空虚感は大きいという意味で言われています。
④プライドを傷つけられたとき
人生の中には、思いっきり失敗をしてしまうということもあると思います。そんなときにプライドを深く傷つけられてしまうという意味で、虚無感や空虚感を感じる原因になることもあります。
プライドとは虚無感は関係ないことのように感じる人もいるかもしれません。しかしプライドがある人とは、自分のプライドを守るためにとても頑張っているのです。
頑張って守ってきたプライドを傷つけられてしまうことで、何のために頑張ってきたのだろうという虚無感に襲われるという意味です。
⑤何かを深く考えすぎたとき
真面目な性格の人にありがちな虚無感に襲われる原因に、何かを深く考えすぎることによって襲われるということもあるようです。
どんなことでも1つのことを考えていくと、人生の経験では解決ができないようなことも出てきます。たとえばどうして1+1は2なのかということは、どんなに考えてもわかりません。
そう決まっているものだからと割り切ることができればいいのですが、真面目な性格であるが故に考えすぎてしまって、何もかもが無意味に感じてしまうということもあるようです。
⑥夢や目標が叶ったとき
あなたには人生の夢や目標があるでしょうか。人生の夢や目標がある人は、それに向かって努力しているかもしれません。
人生に夢や目標がある人は、その夢や目標に向かってまさに人生をかけて努力をしていると思います。1日の大半をその夢や目標のための時間に使っている人もいるでしょう。
しかし人生の夢や目標が叶ってしまった後や、何かの理由で夢や目標が無くなってしまったとき、それまで1日の大半をそのための時間に使ってきたので、何をやったらいいのかわからなくて虚無感に襲われる原因になってしまうようです。
⑦生きる意味を考えたとき
子供の頃には1度は考えたことがあるのではないでしょうか。どうして人は生きているのだろうという、哲学的なことを考えたとき、虚無感に襲われる原因になることがあります。
生きる意味を考えたとき、「今度の休みに旅行に行くために」というような軽い気持ちの答えが出てこればいいのですが、仕事をするためとか、お金を稼ぐためというようなことしか頭に浮かばないことがあります。
楽しいことを思い浮かべることができないことで、生きること自体に無気力になってしまうこともあるようです。
虚無感の解消法
虚無感を感じる原因は、意外と身近なところにあることがわかりました。誰でも襲われることがある可能性のある虚無感あるには、どういう解消法があるのでしょうか。虚無感の解消法や対処法をまとめてみましょう。
ちょっとだけハメを外す
虚無感に襲われることや、虚無感から無気力になってしまうということは、突然訪れることもあります。そんなときの解消法や対処法には、ちょっとだけハメを外してみるというものがあります。
あまりハメを外しすぎるのはよくありませんが、いつもよりちょっと多めにお酒を飲んでみたり、平日だけど友達とカラオケに行ってみるという解消法や対処法もいいかもしれません。
友達と一緒に過ごすということも、虚無感の解消法にはおすすめです。1人でいるとネガティブな気持ちになりがちです。
周りに誰かがいることで、自分に元気がなくても元気をもらうことができたり、なんだかパワーがでないと相談をするだけでも、虚無感が解消されることもあります。
家にいないようにする
虚無感に襲われるのは、自分の周りにあまり刺激がないときです。周りに変化がないことで、虚無感に襲われることになったり、無気力になってしまう原因になります。
虚無感に襲われるときの解消法や対処法には、できるだけ外に出かけるようにするというのがおすすめです。ぶらぶらと散歩にでかけるだけでもいいでしょう。
ちょっとした観光地に行ってみると、周りの元気をもらうことができるかもしれません。周りからの元気をもらうのも、解消法や対処法になります。
友達と一緒にいるときと同じで、自分に元気がなかったとしても、周りの人が笑顔であることで、幸せに感じたり、元気を分けてもらうことができるのです。
お祭りに出かけてみたり、ショッピングに行ってみたり、笑顔が多いところに出かけてみるという方法もおすすめです。
映画・本・漫画を読む
外に出るのがちょっと辛いという虚無感や無気力に襲われるときには、家で映画や本、漫画を読んでみるというのも対処法や解消法になります。
映画や本や漫画など、外から感情に刺激をくれるものは、虚無感への解消法や無気力への対処法にもなります。
あまり難しい内容のものではなく、さらっと観られるものや笑えそうなもの、泣けそうな作品を選ぶといいようです。
虚無感を解消したいというときには、昔観た事や読んだことがあるものよりも、まだ観た事がないものを選ぶのもおすすめです。
新しい刺激を取り入れることで、考え方をポジティブな方向へ変えていくこともできるかもしれません。
のんびりする
虚無感に襲われるときや、無気力で悩まされるときには、もしかしたらあなたがとても疲れているときであるかもしれません。
最近ちょっと仕事が忙しくて休んでいなかったという人が虚無感を感じていたり、無気力に襲われるのであれば、家でのんびりと過ごすという解消法や対処法も有効です。
お昼近くまで睡眠をとってみるというのも良い解消法でしょう。テレビを観ながらのんびりしてください。心が元気になれるように、少しまったりと生活すると良さそうです。
大声で笑う
虚無感に襲われるときの解消法や対処法には、大声で笑ってみるという方法があります。映画や漫画を観て笑うというのも有効です。
笑顔には幸福になるパワーがあると言われています。自分が不幸だと感じて虚無感や無気力に襲われている人には、笑って笑顔になるというのはとても良い解消法や対処法になるでしょう。
とことん泣く
虚無感や無気力が消えないという人の解消法や対処法には、泣くという方法もおすすめです。何かを失くして虚無感や無気力が消えないという人は、悲しいけれど泣くことができていないという場合もあります。
周りの目を気にして泣くことができないのであれば、1人になれるところをみつけて、泣ける映画などを観ながらとことん泣いてみましょう。
泣くことというのは、ストレスの解消法でもあります。虚無感や無気力の解消法や対処法以外でも使うことができそうです。
虚無感を感じる時の感覚とは?
虚無感を感じる時の感覚というのはどんな感覚なのでしょうか。虚無感を感じるとは、色々な感覚がありますが、なんとなく体がだるいというときもあります。
虚無感になる感覚の意味が分からないことで、自分が虚無感で無気力になっていることがわからずに、頑張ろうとしてしまう人がいます。
虚無感を感じるという意味を知って、虚無感で無気力になっているときには、解消法や対処法で対策をしていきましょう。
何もかも無意味に感じる
虚無感の意味とは無意味に感じてしまうという気持ちであると書きましたが、何もかも無意味に感じて無気力になってしまうことも、虚無感が消えない状態です。
ご飯を食べることも意味がないと感じたり、寝ることの意味などにも無意味だと感じるというのは、虚無感が消えていないからです。
無気力になるので、夏バテと勘違いしやすいので対策が遅れてしまうこともあるので注意が必要です。
孤独に感じる
虚無感が消えないと無気力になったり、何もかもが無意味に感じます。さらには孤独に感じてしまうという感覚もあるようです。
家族がいても、職場に仲間がいたとしても、全てのことが無意味に感じていて、なんとなくみんなとペースが合わないと感じたり、誰かと話していることにも意味を感じることができなくなっていきます。
虚無感を感じてみんなとペースが合わなくなっていくことを相談することもできず、孤独に感じるという場合もあります。相談することができないので、この場合も対策が遅れてしまうことがあります。
精神的に不安定になる
虚無感が消えないことで、色々なことが無意味に感じられたり、自分は一人ぼっちだと感じることが多くなる場合があります。
虚無感が消えずに対策や解消法で対処しないことで、さらに虚無感が大きくなっていくことで、精神的に不安定になってしまうことがあります。
周りの人と同じように元気にできない無気力であるという意味で、自分が周りの意図とは違うのではないかという不安から、精神的に不安定になってしまうのです。
虚無感を感じたら早目に対処した方が良い理由
虚無感を感じたときには、解消法や対処法で対策をしていくことが大切です。自分が虚無感を感じているかもしれないと感じたときには、できるだけ早めに対処をした方が良いと言われています。
虚無感や無気力であることを感じた時や、虚無感が消えないときに早めに対処した方が良いと言われるのはどんな意味があるのでしょうか。
うつ病の可能性もある
虚無感を感じて、無気力になったり、色々なことが無意味に感じるようになったというときに、まず疑わなくてはいけないのが、うつ病ではないかということです。
仕事が忙しかったり、責任のあることを長くしているという人は、誰でもうつ病にかかる可能性があると言われています。
適度にストレスを発散するなどの対策ができていればいいですが、しばらく対策ができていなかったという人で、虚無感が消えないという人はうつ病である可能性も疑ってみましょう。
不安神経症の可能性もある
うつ病に良く似ている病気に、不安神経症というものがあります。うつ病との違いは、不安になる頻度が多くなるという点です。
やかんでお湯を沸かしているとき、火事になったらどうしようと不安になって、やかんでお湯を沸かせなくなるというような症状があるようです。
不安神経症の最初の症状も、虚無感が消えないことや無気力になってしまうということのようです。不安神経症も、ストレス対策をすることでなる可能性が減ると言われています。
消えないと慢性的になることもある
虚無感を感じたときに、解消法や対処法で対策をしていかないと、虚無感が消えずに慢性的に虚無感に悩まされてしまうということもあります。
虚無感が消えずに慢性的になることで、うつ病や不安神経症になりやすい精神状態になってしまうことを意味します。
虚無感を感じたときに対処するのも大切ですが、虚無感を感じる前に対策をすることも大切になっていきそうです。
解消できない虚無感には専門家の診断が必要な場合もある
虚無感が消えずに無気力になってしまったり、色々なことが無意味に感じてしまうということがあります。
虚無感の解消法や対策で、うつ病などになる前に対処ができる場合もあります。しかし虚無感の解消法や対策をしても、虚無感が消えないというときには、専門家の診断をしてもらうことが良さそうです。
精神科に行く人は普通の人ではないと思う人もいるかもしれません。しかし意外と多くの人が受診をしているところでもあります。
不眠症で悩んでいる人や、ストレスを上手に解消できない人なども精神科を受診する場合があります。
最近何をやっても無意味に感じてしまうという無気力感を感じている人も、早めに受診をすることをおすすめします。
虚無感を感じる人は結構いる
虚無感を感じて消えずに悩んでいる人や、虚無感からうつ病になってしまうという人までいるようです。虚無感が消えないという人は、どんな人なのでしょうか。
虚無感が消えずに、何もかもが無意味になってしまうというのは、特別な人が感じるわけではありません。どんな人でもふとしたことで、虚無感を感じるようになることはあるのです。
頑張りやさんほど感じやすい
虚無感を感じる人は、責任感がある人や頑張りやさんほどなりやすいと言われています。頑張りやさんは、目標に向かって努力をすることができます。そのため達成したときに虚無感を感じる可能性が高いという意味です。
また頑張りやさんは、何に対しても全力で頑張るので、ストレスを溜めやすいという性格でもあります。
誰にでもなる可能性がある虚無感だからこそ、虚無感からうつ病になる原因にしないためにも対策をしていく必要があります。
虚無感を感じる前の対策
虚無感を感じると、何もかも無意味に感じてしまって、精神的にも辛くなってしまうことがあります。虚無感を感じてから解消法や対処法で対策をすることも必要ですが、できれば虚無感を感じる前に対策をしたいという人もいるでしょう。
そんな人におすすめの、虚無感を感じる前の対策を紹介させていただきます。
毎日の目標をつくる
虚無感が消えずにうつ病になる原因をなくすためには、対策をしていくことはとても大切です。虚無感を感じないようにする対策には、毎日の目標をつくっていくというものです。
虚無感を感じるものの中には、夢や目標を達成したときというものがあります。大きな夢や目標以外に、毎日のちょっとした目標を作っていくという意味になります。
今日は何時に帰ってきてお菓子作りをしようとか、今週はこの映画を観に行こうというような小さい夢や目標を作るのです。
笑顔を心掛ける
笑顔には人を幸せにする効果があると言われています。それは周りの人だけではなく、自分自身にたいしても効果があると言われています。
笑顔の幸せ効果は、本当の笑顔ではなく、無理やり笑顔になった笑顔にもあるのだそうです。そういう意味では、ちょっと辛いと感じたときにも笑顔になるように心がけるだけで、うつ病の原因にも効果があるかもしれません。
感情を出してあげる
最近笑っていない、最近泣いていないという人は、ときどき大声で笑えるものや、とことん泣けるものを見つけておくといいかもしれません。
お気に入りのバラエティー番組をみたり、たまには感動するようなドラマを観て泣いてみるのもいいでしょう。
喜怒哀楽の感情をしっかりと表に出すという意味で、虚無感を感じることへの対策になるようです。うつ病対策にも効果があるのではないでしょうか。
虚無感は早めに解消を
今回は虚無感の意味や、虚無感・空虚感に襲われる原因と解消法を紹介させていただきました。虚無感を感じることで、無気力になってしまったり、色々なことが無意味に感じてしまうことがあります。
そのまま気が付かずにいることで、うつ病などの原因になってしまうこともあります。うつ病などの病気になってしまうと、1人で治すのが大変になってしまうこともあります。
虚無感とはどういう意味があるものなのか、どういう症状なのかを理解して、虚無感を感じていると思ったら早めに解消をするようにしていきましょう。