悲劇のヒロイン症候群の人の心理11選と治す方法!病気が原因?
今回は悲劇のヒロイン症候群の人についてまとめていきます。あなたの周りには悲劇のヒロイン症候群の人はいるでしょうか。悲劇のヒロイン症候群とは自分のことを世界一不幸だと感じている人です。悲劇のヒロイン症候群の人の心理や、治す方法などを解説していきます。
目次
悲劇のヒロイン症候群の女性は結構多い
女性は男性よりも想像力や妄想する力があると言われています。そのため想像力が強い女性は、悲劇のヒロイン症候群になりやすいのだそうです。
悲劇のヒロイン症候群の人は、女性だけではありません。男性でも悲劇のヒロイン症候群になってしまうことがあるようです。
では悲劇のヒロイン症候群とはどんな意味があるのでしょうか。今回は悲劇のヒロイン症候群の人について解説をしていきます。
そもそも悲劇のヒロイン症候群とは?
悲劇のヒロイン症候群の人を解説していく前に、悲劇のヒロイン症候群の意味について考えていきましょう。悲劇のヒロイン症候群とはどんな意味があるのでしょうか。
悲劇のヒロイン症候群の意味
悲劇のヒロイン症候群の人というのは、何事もない平和な日常の生活を送っているにも関わらず、自分がとても不幸であるとアピールするという意味になります。
自分が不幸であるということが、自分の個性であり自分が自慢できるポイントだと思い込んでいる人であるという意味もあるようです。
悲劇のヒロイン症候群のタイプ
悲劇のヒロイン症候群の人というのは2つのタイプがいます。
悲劇のヒロイン症候群の人の1つ目のタイプの人は、自分の不幸に酔っているタイプの人です。不幸であることを幸福に感じてしまう、感情が曲がってしまっているタイプになります。
悲劇のヒロイン症候群の人の2つ目のタイプは、自分が幸せになることに罪悪感があるタイプの人です。自分が幸せになってしまうことが怖いと感じてしまうタイプです。
悲劇のヒロイン症候群の人の心理11選
悲劇のヒロイン症候群の人の意味はわかりましたが。悲劇のヒロイン症候群の人はどんな心理から悲劇のヒロイン症候群になってしまうのでしょうか。悲劇のヒロイン症候群の人の心理をまとめていきましょう。
①不幸になることで落ち着く
悲劇のヒロイン症候群の人の心理には、不幸になることで落ち着くという心理があります。ちょっとしたことでも不幸なことがあると安心をするという意味です。
悲劇のヒロイン症候群の人は女性であることが多く、私が平穏に生活できるはずがないと思っていることが多いのです。
自分が普通に生活できるとは思っていないので、何も不幸なことが起こらないと、もうすぐ不幸になるのではないかとドキドキしていなければいけません。不幸になることで、やっぱり不幸になったと落ち着くのです。
②弱さを武器にする
悲劇のヒロイン症候群の人は、弱さを武器にしようという心理が働いています。自分は不幸であるから、ちょっとくらいは周りから優遇されても構わないという心理が働いています。
いつも不幸だということで、女性の場合はそれを弱さとして表現をすることが上手なのです。私はこんなにも不幸だということで、周りから同情を得ようとするという意味もあります。
悲劇のヒロイン症候群の人は、不幸である自分の弱さを武器にするのが上手なのです。
③悩み事が多い
悲劇のヒロイン症候群の人は男性の場合も女性の場合でも、悩み事が多いという心理状態でもあります。悩み事が多いことで、自分は不幸だと思っていたいのです。
自分を不幸にするために、わざと悩み事をつくるという悲劇のヒロイン症候群の人もいるようです。
例えば恋愛ではAさんと付き合うかBさんと付き合うか、なかなか決めることができないということもあるようです。どちらとも付き合わない、付き合えない自分は不幸だなと感じていたいという心理も働いて、なかなか決断しないのです。
④目立ちたいと思っている
悲劇のヒロイン症候群の人は、目立ちたいという心理から悲劇のヒロイン症候群である場合もあります。悲劇のヒロインというのは、映画などでは目立つ存在です。自分もそんな風に目立ちたいという心理から不幸になろうとしています。
目立ちたいという心理から悲劇のヒロイン症候群になってしまう人は、男性も女性もときどき話を誇張してしまうこともあるようです。誇張ばかりではなく、嘘になってしまうこともあるようです。
⑤被害者になりたがる
悲劇のヒロイン症候群の人に心理には、被害者になりたいという心理があります。男性も女性も、加害者ではなく被害者になることを望んでいます。
弱い立場になることで、周りの人から同情を浴びたいという意味の心理があります。同情をされるのが好きなので、ちょっとしたことでも、すごい被害者になってしまった感を出すのです。
⑥心配されていないと不安
悲劇のヒロイン症候群の人は、周りの人から心配されていないと不安に感じてしまうという心理があります。
どんなときでも「大丈夫?」と声をかけてもらうのが大好きなのです。ちょっと熱が出ただけでも、わざわざ学校や仕事に行って、「無理せずに休んだ方がいい」と心配されたいと考えているという意味です。
周りの人に心配されたいために、高熱を出しているようなフリをしているだけで、実際にはそれほど大したことがない場合もあります。
⑦不幸を自慢にする
悲劇のヒロイン症候群の人は、自分が不幸であることが自慢できることだと考えているという心理があります。
不幸であることは自慢できることだと思っているので、たびたび不幸自慢をしてくることもあります。例えば「この間、お財布を落としてしまって大変だった」というような不幸話を自慢げに話してくるのです。
不幸な話をすることで「大変だったね」「大丈夫だったの?」と周りの人に言ってもらいたいという意味があるのです。
⑧利益にならない嘘をつく
悲劇のヒロイン症候群の人は、周りの人から同情されたり心配されたりすることが大好きです。周りの人から心配されたいという意味で、利益にならない嘘をつくことがあります。
病気になったとか、大切なものを失くしてしまったなど、ただ「大丈夫?」と言われたいためだけに、何の利益にもならない嘘をついてしまうのです。
⑨他人には無関心
悲劇のヒロイン症候群の人は、自分が目立ちたいという心理の人が多いと言われています。そのため周りの人に関しては無関心であることが多いという心理であるようです。周りの人がどんなに幸せでも全く気になりません。
周りの人には無関心ですが、周りの人が不幸になったときには無関心というわけではありません。自分より不幸な人がいるのが嫌だという意味で、そのときだけは周りの人に関心を持つことがあります。
⑩自傷行為をする
悲劇のヒロイン症候群の人は男性の場合も女性の場合でも深刻な症状になってくると、周りの人に心配をしてもらうためだけの意味で自傷行為をしてしまう場合もあるようです。
周りの人に心配をしてもらうためだけの自傷行為なので、それほど深く自分を傷つけることはないことが多いようですが、実際に病院に行くことにもなるのでとても危険だと言えます。
⑪無自覚である
悲劇のヒロイン症候群の人の心理には、自分が悲劇のヒロイン症候群だとは自覚をしていないという心理の場合もあります。
自分が不幸でいることに安心していることに気が付いていない場合や、自分が不幸でいるために周りの人を振り回していることに気が付いていないという意味です。
自分では悲劇のヒロイン症候群であることに気が付いてはいませんが、周りの人からすれば悲劇のヒロイン症候群であると感じる人も多いようです。
悲劇のヒロイン症候群になってしまう原因は?
悲劇のヒロイン症候群の男性や女性になってしまう原因はあるのでしょうか。ここでは悲劇のヒロイン症候群の人になってしまう原因についてまとめていきましょう。あなたの周りにいる悲劇のヒロイン症候群の人の原因かもしれません。
自分に自信がない
悲劇のヒロイン症候群の人は男性も女性も、自分に自信がないというのが原因で悲劇のヒロイン症候群になってしまうことがあります。
外見に自信がない、異性にモテるための自信がないという人が、自分の魅力をあげようとして、悲劇のヒロイン症候群になってしまうのが原因です。
寂しがりや
子供の頃に病気をすると、親や友達から「大丈夫?」と声をかけてもらったり、いつもなら怒られているようなことも、病気のときには免除されるということを経験したことがあると思います。
そういう経験から、周りの人から同情や心配をされると、周りに人が集まってくると勘違いをして悲劇のヒロイン症候群になる原因になることがあります。
友達が少ない人や恋人がいない男性や女性が、悲劇のヒロイン症候群になりやすいと言われています。
ネガティブ思考である
悲劇のヒロイン症候群になってしまう原因には、もともとの性格がネガティブであるということも原因になります。
物事をプラスの方向に考えるのが苦手なために、自分が幸福になるイメージをすることができないことが原因になっています。
ネガティブな思考であるがゆえに、不幸でいることに酔っているというよりは、幸せになることが不安になってしまうのが、悲劇のヒロイン症候群になってしまう原因なのです。
悲劇のヒロイン症候群の人の恋愛の特徴
悲劇のヒロイン症候群になってしまう原因は色々とありましたが、そんな悲劇のヒロイン症候群の男性や女性には、恋愛でも特徴のある恋愛をします。悲劇のヒロイン症候群の人は、どんな恋愛傾向があるのでしょうか。
自分を不幸にする相手を選んでしまう
悲劇のヒロイン症候群の男性も女性も、恋人は自分を不幸にしそうな人を選んでしまうという傾向があります。ダメな人を選んでしまう症状と言ってもいいでしょう。
例えばギャンブル依存症の人や、アルコール依存症になりそうな人など、依存症などの病気を抱えている人などを好きになってしまうのも、悲劇のヒロイン症候群が原因であるようです。
そんな人でも愛しているという不幸さが、悲劇のヒロイン症候群の人にはたまらないシチュエーションのようです。
幸福を受け入れられない
悲劇のヒロイン症候群の人は、自分が不幸であることが幸福で安心であるという心理があります。そのため恋愛をするときも、幸福になりたいと思って恋愛をしていないという傾向があります。
悲劇のヒロイン症候群の人は、恋愛でちょっと幸福になりそうだと感じると、とたんに恋愛に冷めてしまうという傾向があります。
こんなに幸福であるはずがない、落とし穴があるはずだと疑ってかかってしまって、恋愛が終わってしまう原因をつくることになります。
悲劇のヒロイン症候群を治す方法
悲劇のヒロイン症候群の人は、周りの人からするとちょっと面倒くさい人であることがわかりました。
もしも自分が悲劇のヒロイン症候群であると自覚ができたなら、できれば悲劇のヒロイン症候群を治すようにしたほうがよさそうです。
では悲劇のヒロイン症候群は、どういう風に治すといいのでしょうか。悲劇のヒロイン症候群を治す方法をみていきましょう。
嘘をつかないようにする
悲劇のヒロイン症候群を治す方法には、嘘をつかないように気をつけることが大切です。悲劇のヒロイン症候群は、切り傷のような病気ではありません。
どんな原因で悲劇のヒロイン症候群になったのかにもよりますが、できるだけ嘘はつかないようにしたほうがいいでしょう。
嘘をつかないことで、自分のありのままを周りの人にみせることができます。それで友達や仲間ができれば自信となって、悲劇のヒロイン症候群を治す方法になります。
嘘をつかないようにするという方法は、自分で意識をしなくてはできないことです。嘘を言ってしまうそうになったら、深呼吸をして自分を落ち着かせることが大切です。こんな嘘を言っても仕方がないと、自分に言い聞かせる必要があります。
ぽろっとどうでもよい嘘を言ってしまった時には、素直に「嘘を言ってしまった」と申告をするという方法もあります。
嘘をつくことに意味がないということを、自分で理解していくことも大切です。
自分は可哀相ではないことを自覚する
悲劇のヒロイン症候群を治す方法には、自分は可哀相ではないということを自覚するという方法もあります。
悲劇のヒロイン症候群の人が悲劇のヒロイン症候群になる原因は色々とありますが、多くの場合自分は世界一可哀相な人であると思い込んでいる場合があります。
自分よりも可哀相な人がいることを認めて、自分がそれほど可哀相な人でないことを自覚することで、悲劇のヒロイン症候群を治す方法になっていきます。
幸せになることを恐れない
悲劇のヒロイン症候群を治す方法には、幸せになることを恐れないという方法もあります。自分が幸せになることを恐怖に感じている、不安に感じている人は、まずは自分が幸せになることを恐れなくなることが大切です。
幸せになることが不安だという悲劇のヒロイン症候群の人は、まずは幸せになってもいいのだということを自分自身に言い聞かせる必要があります。
悲劇のヒロイン症候群を治す方法には、毎日鏡に向かって「あなたは幸せになるべき人だ」と声に出して言う方法が効果的だと言われています。
幸せになってはいけない人なんて、この世にはいないのだということを自分が理解できることが大切です。周りの人が気が付いたときには、幸せになってと声をかけてあげることも効果があります。
楽しいと思うことをする
悲劇のヒロイン症候群を治す方法には、楽しいと思うことをするという方法もあります。悲劇のヒロイン症候群の人が、悲劇のヒロイン症候群になってしまうのは、不幸を求めることしか楽しみがないからです。
趣味をみつけて始めてみたり、旅行をしてみたり、何か自分が楽しいと思えることにどんどんチャレンジすることで、不幸をみつけることよりも楽しいことがみつかるかもしれません。
楽しいことがみつかれば、悲劇のヒロイン症候群を治す方法になるでしょう。
悲劇のヒロイン症候群は心の病気?
悲劇のヒロイン症候群は切り傷のような病気ではないと書きましたが、心の病気に近いと言われています。
悲劇のヒロイン症候群が重度になると、自傷行為の症状がでます。それよりも重症になると、ミュンヒハウゼン症候群という心の病気になってしまうことがあります。
ミュンヒハウゼン症候群
ミュンヒハウゼン症候群とは、悲劇のヒロイン症候群と同じように、同情などによって周りの人の関心を集めようとする症状のことです。同情を得るために嘘をついたり、病気を装うことも多いようです。
ミュンヒハウゼン症候群の名前の由来は、ビュルガーの「ほら吹き男爵の冒険」という本に出てくる主人公のミュンヒハウゼン男爵の名前が由来だと言われています。
ミュンヒハウゼン症候群は、本人が病気を装ったりして周りの人からの同情を得ようとするタイプと、例えば親や配偶者が誰かを病気などに仕立てて周りの人の同情を得ようとするタイプがあるとされています。
ミュンヒハウゼン症候群の症状
ミュンヒハウゼン症候群の症状としては、同情をされるために、病気のねつ造をするというのが主な症状になります。
ポイントになるのは、同情されることが目的であるという点です。保険金をだまし取ろうとか、風邪をひいたと嘘をついて有給休暇をもらおうということではないという意味です。
ミュンヒハウゼン症候群の症状としては、病気をねつ造して、それを大げさに周りの人に伝えるということがあります。
さらに心配をしてもらうために、検査のためのものに例えば別の異物を混入させることで重症の病気にみせかけようとすることもあるようです。
悲劇のヒロイン症候群の女性への上手な接し方
悲劇のヒロイン症候群の症状にも色々とあり、重症になればミュンヒハウゼン症候群の症状にも変わっていくかもしれないようです。
重症の病気になるまえに、治す方法を試してもらいたいものですが、そう本人に言えないということもあります。悲劇のヒロイン症候群の人が周りにいる場合にはどういう接し方をしていくといいのでしょうか。
話を鵜呑みにしない
悲劇のヒロイン症候群の人との接し方には、話を鵜呑みにしないという方法も有効です。悲劇のヒロイン症候群の人は、症状によっては嘘をつくという人もいます。嘘をつかないまでも、事実よりも話が大きくなっている可能性は大きいようです。
そのため悲劇のヒロイン症候群の人だと思う人との接し方で大切なのは、話半分で聞いておくということです。事実が1割くらいはあるかもしれませんが、全てが事実だと思った接し方はしないほうがいいでしょう。
幸せ話はしない
悲劇のヒロイン症候群の人への接し方には、幸せな話はできるだけしないようにするという接し方も大切であるようです。
症状にもよりますが悲劇のヒロイン症候群の人が幸せな話を聞くことで、やっぱり自分は不幸なのだと思って症状が重たくなってしまうことがあります。
症状によっては「あなたが幸せ自慢をするなら、私は不幸自慢をする」と不幸自慢を話始めるかもしれません。
悲劇のヒロイン症候群の人の扱いが面倒くさいと思うのであれば、幸せな話はしないという接し方がいいでしょう。
否定しない
悲劇のヒロイン症候群の人への接し方には、相手を否定しないということも大切です。悲劇のヒロイン症候群の人が不幸自慢をしているときに、それは不幸とは言わないとか、もっと不幸な人もいるはずだという接し方は良くないようです。
もしかしたら悲劇のヒロイン症候群の人を治すために、否定をしたくなるということもあるかもしれません。しかし否定する接し方をすることで、さらに悲劇のヒロイン症候群が悪化してしまうこともあります。
事務的に接する
悲劇のヒロイン症候群の人への接し方には、事務的に接するという接し方もあります。悲劇のヒロイン症候群の人が、あなたの親友である場合には治す手伝いをしてあげたいと思うかもしれません。
しかし悲劇のヒロイン症候群の人が、あなたにとってはただの知り合いであるというのなら、深く関わることなく、見守ってあげるという接し方も間違いではありません。
悲劇のヒロイン症候群の症状にもよりますが、深く関わらないことで、逆に悲劇のヒロイン症候群を治す手助けができることもあります。
悲劇のヒロイン症候群にならないように注意!
今回は悲劇のヒロイン症候群の人の心理と症状や接し方を紹介させていただきました。悲劇のヒロイン症候群の人とは接し方が難しいようです。
悲劇のヒロイン症候群を治す方法も色々ありますが、まずは本人が悲劇のヒロイン症候群であることを自覚しないと、治す方法を試すことも接し方を考えることもできません。
悲劇のヒロイン症候群のことを理解して、コミュニケーションの仕方を考えていきましょう。