几帳面とは?几帳面な人の性格や仕事!きっちりした性格?
あなたの周りには几帳面だと思う人はいるでしょうか。今回は几帳目の意味と、几帳面な人の性格の特徴をまとめていきます。几帳面な人は仕事ではどんな特徴があるのでしょうか。就活に使えるアピールポイントなどの参考にもなるかもしれません。
目次
几帳面の意味とは?
今回は几帳面の意味や、几帳面な人の性格などについてまとめていきます。そもそも几帳面とはどういう意味があるのでしょうか。
几帳面とは、几帳と面の言葉が合わさった言葉です。几帳とは、平安時代に使われていた仕切りのための家具になります。平安時代の絵巻物などに、衝立のようなものが描かれていることがあると思います。あれが几帳です。
その几帳をつくっていた柱の面のことを、几帳面と呼んでいたのだそうです。
平安時代には家具の名称として使われていた几帳面という言葉は、現代になって物事を細かいどころまできっちりと行う様子という意味に変わってきています。
平安時代の几帳面(几帳の柱の面)が、細部まで丁寧に仕上げてあったことから、現代の意味に変わっていったと考えられています。
几帳面の類語
几帳面の類語とされているのが、「まじめ」や「誠実」という言葉です。まじめも誠実もルールを守るというような意味などがあります。几帳面という言葉にも、ルールなどを守るという意味が含まれているのでしょう。
几帳面な人の特徴
几帳面とはどういう意味であるかはわかりましたが、几帳面な人とはどんな特徴を持っているのでしょうか。ここではあらためて、几帳面な人の性格や行動の特徴をまとめていきます。
礼儀正しい
几帳面な人の特徴とは、礼儀正しい行動ができるという特徴があります。礼節やマナーを重んじるという意味で、礼儀正しいのです。
礼儀正しい行動ができるので、目上の人にも可愛がられるという特徴ももっています。礼儀正しいという特直は、仕事でも長所になる行動の特徴です。
細かいところにも気が付く
几帳面な人の特徴とは、細かいところにも気が付くことができるという特徴があります。几帳面な人はなんでも行き当たりばったりで行うことがありません。
最初にきっちりと下調べなどをしてから行動に移すという性格です。そのため、細かいところにも事前に気が付くことができるのです。
神経質である
几帳面な人の特徴とは、神経質な性格であるという特徴もあります。細かいところに気が付くことができるのも、神経質な性格が関係しているという意味でもあります。
周りの人が気が付かないような些細なことにも気が付いて、気になってしまうこともあるようです。気になると、それを解消しようとする性格であるという特徴もあるようです。
きっちり文章で残す
几帳面な人の特徴とは、なんでもきっちりと文章で残すようにするという特徴があるようです。例えば仕事では、なんでもきっちりとメモや書類に残すという特徴があります。
口約束は基本信じていないので、きっちりとした書類でのやり取りをするという特徴もあります。仕事としてはきっちりとしていますが、多少融通が利かないと思われてしまうこともあるようです。
きっちりと文章で残すことが好きなので、日記をつけている几帳面な人も多いようです。
粘り強い
几帳面な人の特徴とは、どんなことでも粘り強く頑張ることができるという性格の特徴もあるようです。きっちりしていることが好きなので、途中で投げ出すということがありません。
失敗をしてしまったとしても、成功するまで最後まできっちりとやり遂げようとする誠実さがあるのです。仕事でもプライベートでも出てしまう性格の特徴なので、仕事のときには長所となりますが、プライベートでは短所になることもあるようです。
きっちり整理整頓されている
きっちりしていることが好きな几帳面な人の特徴とは、きっちりと整理整頓されているという特徴があります。自宅の部屋はもちろん、職場の机の上もきっちり整理整頓されています。
几帳面な人の特徴とは、机の上でも何をどこに置くのかが決まっているという特徴もあります。パソコンなどだけではなく、例えば計算機を置く位置までもきっちりと決まっているのです。
きっちりと決まっている置き場所を、誰かに変えられてしまうことをとても嫌がるという特徴もあるようです。
人から評価されることが多い
なんでもきっちりとできる几帳面な人の特徴とは、仕事などでも人から評価をされることが多いという特徴があります。
几帳面な人の特徴とは、行き当たりばったりの行動をしないということもあります。そのためミスが少ないという特徴もあります。
人から評価されることが多いのですが、なぜか出世はしにくいという特徴もあるようです。
几帳面な人の性格【長所】
几帳面な人の特徴の中にも性格的な特徴がありましたが、もっと性格には特徴があります。ここでは几帳面な人の長所となる性格の特徴をまとめてみましょう。
プライベートで発揮される性格でもありますが、仕事で発揮されることが多い性格になるようです。
責任感がある
几帳面な人の長所になる性格の特徴には、責任感があるという性格があります。仕事の場面ではもちろん、プライベートでも几帳面な人は責任感がある性格をしています。
几帳面な人は責任感があるので、仕事を任された時には最後までやり遂げようと努力をすることができます。最後までやり遂げる性格であることで、仕事でも評価されやすいようです。
また恋愛をして結婚をしたときには、家族のために責任感を持つことができるという意味で、良い家庭を築くことができると言われています。
事前準備がしっかりできる
几帳面な人の長所になるのは、事前準備がしっかりとできるという性格です。几帳面な人は行き当たりばったりで行動をしません。
多くの場合、きっちりと計画を立てて、下調べをして事前準備をしっかりとした状態で行動を起こします。そのため、危ない道を通る心配がないという意味で長所の性格であると言えそうです。
ある程度の危険や、ミスをしそうなところも事前準備の段階で見つけることができているので、それに対する対策をしっかりと取れるという意味でも長所の性格となるのです。
資料をまとめるのが上手
几帳面な人の長所となるのが、資料をまとめるのが上手であるという性格です。どんな資料であっても、正確に内容を読みとることができるという意味で、長所の性格だと言えるでしょう。
几帳面な人は、細かく分類分けをすることも得意な性格です。わかりやすく、正確な資料をつくることができるので、特に仕事に活かせる性格の長所となりそうです。
丁寧な仕事ができる
几帳面な人の長所となる性格が、丁寧な仕事ができるという特徴です。丁寧な仕事というのは、計画的に仕事ができるという意味や、細かいところにまで気を使いながら仕事ができるという意味で、性格の長所となります。
丁寧な仕事ができるので、クライアントにも喜ばれることが多いという特徴もあります。クライアントや上司からの評価が高いのは、丁寧な仕事ができるという長所なのです。
貯金が得意
几帳面な人の長所であるのが、貯金が得意であるという特徴です。几帳面な人は、計画的にコツコツと行うことが苦にならないという意味で、貯金などをするのが得意なのです。
貯金だけではなく、スタンプラリーなど、コツコツと集めていくというものは得意であるというのも、几帳面な人の特徴になるようです。
几帳面な人の性格【短所】
几帳面な人の性格には長所ばかりではなく短所もあります。几帳面な人の性格で短所となるのはどんなところなのでしょうか。几帳面な人の性格の短所をまとめてきましょう。
時間がかかる
几帳面な人の性格の短所には、何においても時間がかかってしまうという短所があります。几帳面な人の性格は、きっちりとしています。
任された仕事なども、きっちりと終わらせなければ気が済まないのです。そのため細かいところにまでこだわって作業をするため、普通の人よりも終了までに時間がかかってしまうということもあるようです。
とっつきにくい
几帳面の人の短所といえるのが、とっつきにくい性格であるというところです。几帳面な人は責任感が強く、コツコツと行動をすることを好みます。
そのため周りの人と協力をして物事を進めることよりも、1人で自分が納得いくまで取り組むというタイプの仕事のやり方を好みます。
几帳面な人というのは、なんとなく近づくなオーラが漂っている場合が多いというのが短所となるようです。
予定外のことには弱い
几帳面な人の短所になってしまうのが、予定外のことには弱いという点です。几帳面な人はなんでも計画をしてから行動に移します。
几帳面な人は下調べに余念がないので、計画をした段階である程度の危険などを考えて準備をします。しかし想定外のことが起こってしまうと、どうしたらいいのかわからなくなってしまうのです。
自分が思っていた以外のことが起こると、何もすることができなくなるというのが短所となります。
ストレスを溜めやすい
几帳面な人の短所となるのが、ストレスを溜めやすい性格であるという点です。几帳面な人は、几帳面ではない人よりも細かいところによく気が付きます。
細かいところによく気が付くというのは長所でもありますが、気が付いてしまうことで、それをなんとかしなくてはいけないという責任感がうまれ、思うようにならないとイライラしてストレスを溜めてしまうことがあります。
几帳面な人は几帳面ではない人よりも、そういうイライラを感じることが多くストレスを溜めやすいことが短所になるのです。
怖いイメージがある
几帳面な人というのは、どちらかというと自分に厳しい性格をしています。自分に厳しいだけならいいのですが、同じくらい周りの人にも厳しいという性格の特徴があります。
自分にも周りにも厳しい性格であることで、周りの人からは怖い人だと思われてしまうというところが短所になります。
周りの人にも厳しく接するため、言葉遣いもきつくなってしまうことも短所となります。
几帳面な人は仕事ができる?
几帳面な人の性格には、長所も短所もありましたが、几帳面な人は仕事ができるというイメージがあります。
几帳面な人はなんでもきっちりとこなし、責任感が強く、仕事で評価されやすいという特徴があるからです。仕事を任せれば、計画書から報告書までしっかりとまとめて報告をしてくれるでしょう。
計画を立てたり、書類をまとめたり、報告書をまとめるという仕事はとても得意ですが、チームで仕事をするという場合、リーダーには不向きだと言われています。
几帳面な人がリーダーになった場合、細かいところまでこだわりすぎて、なかなか仕事が終了しないという点もあるようです。
就活で几帳面は自己PRになる?
几帳面な人というのは長所もあれば短所もありますが、就活の自己PRではメリットになることが多いと言われ、几帳面であることを自己PRに入れるという人も多いようです。
それでは就活では本当に、几帳面であるということは自己PRになるのでしょうか。自己PRで几帳面であることをメリットに見せる方法をみていきましょう。
まずは字を綺麗に書く
几帳面である人は、字が綺麗な人が多いと言われています。できるかぎり字を綺麗に書くことで、几帳面さを文字でアピールすることができるでしょう。
几帳面な性格です、と自己PRに書いているのに、線からはみ出て文字を書いていたり、文字が斜めになっていってしまっていたりしないでしょうか。
文字を見ただけでも、本当に几帳面なのか、なんちゃって几帳面な人なのかはバレてしまいます。
具体的なエピソードが必要
私は几帳面な性格です、というのは几帳面な人でも几帳面ではない人でも言うことができます。几帳面な性格であるということを自己PRで使いたい時には、どういう風に几帳面であるのか、具体的なエピソードが必要になります。
自己PRでの具体的なエピソードは、短所となるエピソードではなく、長所になるエピソードを選ぶ必要があります。自分が長所だと思っていても、周りの人が短所に感じるエピソードになっていないかを確認することも必要です。
仕事にどう活かせるのかが大切
几帳面な性格というのは、仕事でも評価されやすい性格です。しかし几帳面な性格であることが、就活中の仕事にどう活かせるのかということをアピールすることが大切です。
事前準備をしっかりとできるから、仕事にこう活かせると思うなど、理論的にアピールをしなくてはいけないのです。
几帳面な人は恋愛で苦労をする?
几帳面な人はどんな恋愛傾向があるのでしょうか。几帳面な人というのは、恋愛では少し苦労をすることが多いようです。
几帳面な人はきっちりとした性格をしています。時間などにも正確なので、デートなどでも時間を守るのは当たり前だと考えているところがあります。
デートに行くときには、何時何分にどこにどうやってデートに行くのか、細かく計画を立てます。計画的なのは良いことですが、例えば電車が事故でとまってしまったというような予想外の事態には対応ができないのです。
また几帳面な人は男性でも女性でも、彼氏や彼女とはこうあるべきであるという理想をもっています。
例えば彼氏とは、デートのときには迎えにくるのが当たり前だと思っている几帳面な女性は、彼氏が迎えにこないというだけで不機嫌になってしまったりします。
完璧であることを求める几帳面な人は、ちょっとでもきっちりしていないことがあるとイライラしてしまうのです。
几帳面な人が気をつけた方がよいこと
長所も多い几帳面な人ですが、短所で周りの人にひかれないようにするためにも、気をつけた方がよいことがあります。ここでは几帳面な人が気をつけた方がよいことをまとめていきます。あなたが几帳面な人なら、ぜひチェックして心がけていきましょう。
こだわりすぎない
几帳面な人が気をつけた方がよいことには、こだわりすぎないようにすることです。多少のこだわりは大切ですが、こだわりすぎてしまうことで、作業が遅くなってしまうことも多くあるようです。
例えば家事で掃除をするとき、あまりにもこだわりすぎて、毎日大掃除になってしまっていないでしょうか。時々は大掃除をすることも大切ですが、毎日の大掃除は時間がかかるだけでなく、疲れてしまう原因になってしまいます。
仕事でもこだわるところと、それほどこだわらなくてもいいところを決める必要があります。全てにこだわってしまって、納期ぎりぎりになったり、納期から遅れてしまってはいないでしょうか。
気を楽に持つ
几帳面な人が気をつけた方がよいことは、気を楽に持つということです。几帳面な人は、責任感が強い性格です。責任感が強いというのは長所ですが、責任感が強すぎることで、ストレスも溜めやすくなっています。
これくらいはいいかと、気を楽に持つことができるようになることで、今よりもずっと仕事も生活も楽にすることができるようになるでしょう。
先ほども書きましたが、こだわるところとこだわらないところを決めて、こだわらなくてはいいところに関しては、気にしないようにできるようになることも大切です。
誰かに任せるようにする
几帳面な人は、計画をするところから作業をして、作業終了の報告をするところまで、全てを1人できっちりとやろうとしてしまうところがあります。
責任感が強い性格と、なんでもきっちりとやらないと気が済まないという性格のためですが、ときには誰かに任せるようにできるようになることも大切です。
計画と報告は自分がするけれど、それ以外は他の人に任せようと思える心の広さを持つことができるようになるといいでしょう。全てを1人で抱え込んでしまうのは良くありません。
周りの人の意見も聞く
几帳面な人が気をつけた方がよいことは、周りの人の意見にも耳を傾けるようにするということです。几帳面な人は完璧主義者であるがゆえに、頑固でもあります。
自分が正しいと思ったことは、周りの人がなんと言っても曲げないというところもあるようです。決断力があるという長所にもなりますが、まったく周りの人の意見に耳をかさないことで、とっつきにくいと思われてしまいます。
周りの人とのコミュニケーションをとっていくためにも、正しいかそうではないかを判断するためではなく、周りの人の意見を聞くことも大切です。
笑顔を心がける
几帳面な人は、細かいところに気が付くことができる性格です。しかし些細なことにも気が付くことができるという性格のため、眉間にしわが寄ってしまうことが多いようです。
いつも難しそうな顔をしているので、周りの人もなんとなく近寄りがたいと感じている人も多いようです。几帳面な人は気にしていないことが多いと思いますが、ときには自分の周りの人にも視線を向けてみてください。
几帳面な人の笑顔が増えるだけで、職場が明るくなるかもしれません。
几帳面な人を見習いたい人が心がけるとよいこと
几帳面な人には短所もあるものの、仕事に活かせる長所がたくさんあります。几帳面ではない人は、几帳面な人になりたいと思っている人も多いでしょう。ここでは几帳面な人になりたい人が、どんなことに心がけるといいのかをまとめていきます。
整理整頓を心がける
几帳面な人を見習いたい人が心がけるとよいことには、整理整頓があります。仕事ができる人は整理整頓が得意だと言われてもいます。
まずは職場の机から整理整頓を始めてみましょう。必要のないものが机にあったりしないでしょうか。ずっとつかっていない書類が引き出しの奥で眠ってはいないでしょうか。
職場の机が整理整頓できたら自宅の部屋など、徐々に整理整頓ができるようになっていけるようにすると良さそうです。
時間に正確になる
几帳面な人になりたいと思っている人は、時間に正確になることも大切です。時間を守るというのは、ビジネスの基本でもあります。
時計を5分早めておくという方法もありますが、自分が5分早まっていると知っていたらあまり意味がありません。時計に頼るのではなく、意識から変えていく必要があります。
また約束の時間に遅れそうなときには、5分程度の遅れであっても必ず先方に連絡を入れるようにすることで、時間を守れるようになることがあります。
計画を立てるようにする
几帳面な人を見習いたいと思っている人は、几帳面な人の特徴でもある、計画を立てるようにするということも大切です。
何かをするときには、行き当たりばったりで行うのではなく、まずは計画や道筋を立ててから物事を行うようにしていきましょう。
例えば買い物にいくときには、とりあえず買い物に行ってみるのではなく、何を買うのか決めてから買い物に行くようにするという方法があります。
几帳面な人はメリットばかりではない
今回は几帳面とはどういう意味があるのか、几帳面な人の性格や仕事のやり方などを紹介させていただきました。几帳面な人というのは、長所ばかりがあるようですが、短所も多くあるようです。
長所ばかりではない几帳面な人とも良いコミュニケーションがとれるように、特徴を理解して付き合っていくようにしましょう。