生真面目な意味とは？生真面目な性格の人の特徴17選！

生真面目とはどんな意味の言葉でしょうか。真面目という言葉が使われているので近い意味ではあるのですが、生真面目については、「真面目すぎる」とか「頑固」とか「融通が利かない」という意味で使われます。

つまり、生真面目というとあまり良い意味では使われないことが多いのですが、良い意味で使われないからと言っても、良い意味が含まれていないかというとそうとは限りません。

真面目すぎるということは「とても誠実」であり、頑固や融通が利かないというのは「一本筋が通っている」とも言い換えることができます。

生真面目という言葉がどんな場面で、どんな使われ方をされるかというと、ビジネスのシーンなどでもよく使われます。

少し手を抜いても良いような場面で、「本来ならこうするべき」ということは曲げずに手を抜かなかったりすると、「あの人は生真面目な人だなぁ」と言われます。

また、周りの空気的にも「ちょっと休もうか」という場面になっても、休憩時間ではないから休まないという行動をすると「生真面目な人だなぁ」と言われるなど、どんな場面でも真面目な行動を貫くと生真面目な人と言われることが多いです。

生真面目という言葉は、真面目という言葉が使われていますが、この2つの意味はどう違うのでしょうか。それは、生真面目の意味や、生真面目の使われ方でも分かるように「真面目」とほぼ同じと言えます。

ただし、真面目というのは純粋に褒め言葉なのに対して、生真面目というのは、真面目「すぎる」という意味なので、少々真面目なのがデメリットになっているような場面で使われやすい言葉です。

「真面目だけど堅苦しい」とか「真面目だけど融通が利かない」など、そのような意味を込めて生真面目というので、真面目という言葉に対して、「でも」とか「だけど」を付与したような違いがあります。

生真面目な人というのは、真面目が少し行き過ぎている人のことを指す言葉になります。つまり真面目すぎる人や、融通が利かない人、頑固な人などのことです。

生真面目な人とただの頑固な人や、ただ融通が利かない人との違う点は、生真面目な人は『真面目な性格がゆえに』という特徴があるという点です。

真面目すぎて頑固、真面目すぎて融通が利かないということになるので、必ず真面目というメリットがある上で、少々頑固だったりというデメリットが付いているというのが生真面目な人です。

生真面目な人の特徴や性格とはどんなものでしょうか。こういう人が生真面目な人の特徴を持っている、という部分や、こういう性格の人が生真面目な人と言われやすいなど、様々なものがあります。

そういったものの中で、特に生真面目な人に挙げられやすい特徴や性格をご紹介していきます。チェックしてみてください。

生真面目な人はとても真面目で誠実な性格をしていますが、恋愛の場においては、その性格が災いして、「あの人は真面目だけど面白くない」や「堅苦しくて息が詰まる」と言われてしまいがちです。

恋愛の場では笑い合ったり、時にふざけあったりして、恋愛を『楽しむ』ことが目的でもある中で、生真面目な人というのはそういうことに慣れていないために、恋愛の場でも真面目に実直にしてしまいます。

恋愛をして付き合ったとしても、生真面目がゆえにカップルらしい大人の関係にはならず、せいぜい手を繋ぐ程度だったりすることもあります。

生真面目な男性なら、彼女に手を出さない、生真面目な女性だったら、結婚するまでは手を出させない・拒否するなどで、それがいけないことかは人それぞれの価値観ですが、少々真面目すぎると一般的には思われるでしょう。

また、生真面目な人は恋愛対象としては真面目すぎるので、そもそも恋愛対象にすらならないというケースも多く、恋愛の場においては、あまり良い印象を持たれないのが生真面目な人の特徴です。

生真面目な人は真面目すぎる性格がゆえに、あまり笑わないのも特徴です。恋愛の場において恋愛対象にならないというのは、このことも原因の1つになるでしょう。

生真面目な人があまり笑わない理由は、笑っていると物事を「あまり真面目に取り組んでいない」と思われるし、思っているからです。

ビジネスや勉強のシーンでも「笑ってないで真面目にやれ」と言われることがありますが、笑っているのが不真面目という印象が強すぎるのが生真面目な人の特徴です。

当然、真面目にするべき時は良いのですが、遊びの場や和やかな雰囲気の場、恋愛の場においてもそれを貫いてしまうので、それがつまりは『生真面目な人』ということになります。

生真面目な人というのは、それほど他人に対して興味がなく、自分のことをコツコツと真剣に取り組む性格の人が多いのですが、そのせいで人の気持ちがあまり理解できなかったり、逆に人の評価を気にしがちなところがあります。

その性格があるので、人が不満な顔をしていると、自分が何か間違ったのではないか、自分の頑張りが足りなかったのではないか、と思いこんでしまう特徴があるのです。

生真面目な人は他人の評価を気にしがちな特徴があります。真面目なので、自分は真面目にやっているつもりでも、他人がそう思ってくれていなければ、結果『真面目ではない』と思い込んでしまうのです。

ですから、真面目にできている、自分はしっかりやれているということを、他人の評価も合わせて確認したいという欲求が出てしまうので、他人の評価を気にしてしまうのです。

恋愛の場においても同じで、恋人からの評価や、自分が良い彼氏、良い彼女であるかどうかを周りの友達からどう見えているのかを気にして、面白みに欠ける恋愛しかできなくなってしまうケースが多いのです。

生真面目な人というのは、高確率で完璧主義な性格でもあるケースが多いです。そうとは限らないのに「真面目にやる＝完璧にやる」という構図が生真面目な人の頭の中では出来上がっているケースが多くなります。

完璧にやれないということは真面目にやっていなかったという発想があるので、しっかりコツコツ真面目にやれば完璧にこなせるはずだ、と考えてしまうのです。

生真面目な人というのは、つい他人の欠点ばかりを見てしまいがちな特徴があります。完璧主義でもあるとお伝えしましたが、その性格も手伝って、他人の不出来なところをすぐに見てしまうのです。

また、生真面目な人なので、他人が不真面目なことをしているとそれすらも欠点に見えてしまう特徴があり、他人について、厳しい評価をしがちなところもあります。

生真面目な人は神経質な性格を持っている人が多いのも特徴です。神経質というのはとても細かいところまで気にして、気に病む人のことなので、まさに生真面目な人が当てはまる特徴とも言えます。

「そんな細かいこと気にしなくても…」と思うようなことも、『生真面目』なので気になって仕方ないですし、その細かいことも真面目に真剣に処理しなければ気が済まないというのが生真面目な人の特徴です。

そして、それをこなすには、小さいことや細かいことに『すぐに気がつく』というのも必要なので、生真面目な人というのは、そういった些細なことにも敏感に反応できる・してしまうのも特徴になります。

生真面目な人は真面目にことを進めることが重要と考えているので、それがチームであればチームメンバーにもそれを当然のごとく求めるという特徴があります。仕事の場などで多いでしょう。

そして、付き合うほうは大変ですが、少しでも自分より真面目さに欠けるメンバーがいれば、機嫌を損ねて怒ってしまう性格をしています。自分と同じように真面目に仕事をしてほしいと思っているからです。

生真面目なのですから、「真面目にやるのが正しい」と思っているので、正しいことをしない人に怒るのは間違っているとも考えないですから、場の空気などは一切お構いなしなところもあります。

生真面目な人は時間厳守です。それは自分はもちろんのこと、周りにも当然求めますし、恋愛の場、仕事の場においても、すべて時間厳守です。

時間を守れないような場面があった場合にも、「それを想定していないのが悪い」と考えるので、付き合う側も非常にピリピリとして感覚で時間を守る必要あります。

仕事の場では良いですが、友人関係や恋愛の場でもそこまで時間にシビアだと、付き合う相手は大変なので、そこに疲れてしまうというケースも多いです。

生真面目な人は計画をしっかり練って、計画通りに物事を進めるという性格の人が多いです。準備万端にしておくことで、物事を完璧に進めやすいので、完璧主義な特徴もある生真面目な人らしい特徴です。

計画をしっかり練って計画通りに進めるというのはもちろん良いことなので、この点については仕事の場でも恋愛においてデートなどでもメリットとして活躍する性格でしょう。

生真面目な人は真面目過ぎるがゆえに臨機応変に対応するのが苦手です。計画を練って計画通りに進めるという特徴がありますが、そこにデメリットを挙げるとしたら、この臨機応変さがないというところでしょう。

計画通りにことが進めばいいですが、もしイレギュラーなことが起きた場合に、それに臨機応変に対応ができません。計画にズレが生じた場合は、その部分からまた計画を練り直さなければ対応できないのです。

そういった意味では計画的な性格にもデメリットはあるので、臨機応変に出来る人とは相性がいいのですが、生真面目な人はそういう人とはあまり仲良くなれないという特徴も持っています。

生真面目な人は真面目なので、当然責任感が強いです。なぜなら、任されたことは真面目に責任を持ってやることが当然と思っているからです。

それは仕事の場面などでは非常に重宝されますし、苦手な臨機応変な対応を求められないような仕事であれば、すべて責任を持って真面目に迅速に終わらせることができます。

生真面目な人は非常にストレス耐性が高く、メンタルが強い人が多いです。それは常に何事も真面目に取り組み、手を抜いたりすることがないので、手を抜いて「気を休める」ということを元からせずに過ごしている性格だからです。

普通の人であれば、とてもストレスがかかることですが、それを『元から』やっているので、ストレスに対して強くなっていますし、ストレスとも思わないような強靭なメンタルを持っているケースも多いです。

仕事や人間関係などのストレスにも強いので、何か仕事を任せる側も安心して任せられるというメリットもあり、仕事で重宝される特徴です。

生真面目な人は真面目にコツコツと物事をやっていく性格なので、自分の中にルールを設けているケースも多くなっています。

そういった『生真面目なルール』があるので、そのルールを守るためにも譲れないと考えるものが多くなってしまいます。
また、そのルールを他人にも求めがちなので、それに付き合う人は苦労することになるでしょう。

仕事の場で、臨機応変にルールを変えられないのもデメリットになるケースがあるので、自分ルールはあくまでも自分ルールとしないと、真面目にやっているはずが改善を求められるケースも出てきてしまうでしょう。

生真面目な人には腰痛や肩こり、それにともなう頭痛を持っている人が多いです。真面目すぎるがゆえに常に緊張状態にいて身体に力が入っているからでしょう。

ただし、それを言い訳にして何か手を抜くことは生真面目な性格なのでしませんから、仕事などでそこがデメリットとなることはありません。

そうは言っても、身体のパフォーマンスが落ちているのは確かなので、肩こりなどは改善できるように、身体の力を入れすぎているのも改善したほうが良いでしょう。

生真面目な人はあまり自分に自信が持てないのが特徴です。真面目すぎるので常に改善点を探して「ここは改善できるのでは？」などと思ってしまい、しっかりできているのか疑ってしまうのです。

自分がやったことでも常にそう思ってしまうので、自分のことを信じられず自信が持てない状況になってしまいます。それはたとえ改善点が見つからなくても同じです。

自信がない人に付き合うのは大変なので、周りの人間も生真面目な人に付き合うのは少々疲れるという印象を持ってしまいがちになります。

生真面目な人は常に目標を高く持っています。さきほど常に改善点を探してしまうということをお伝えしましたが、つまりは「今の結果に満足しない」ということなので、目標が高いのです。

ただし、それも計画通りに目標に向かっていくということなだけで、臨機応変にできるわけではなく、その意味ではメリットともデメリットともいえる部分になります。

とは言え、目標が高いのは素晴らしいことなので、それに付き合う人も同じように熱意を持って物事に取り組むことができ、仕事などでは非常に重宝されるでしょう。

生真面目な人に向いている仕事とはどんなものがあるでしょうか。『真面目』というのはどんな仕事だとしてもしっかりとやる意思があるので、どんな仕事でもできるのですが、向き不向きというのはあります。

真面目すぎることによるデメリット的な性格もあるので、それが悪いように作用しない仕事が向いていると考えられるので、そのような仕事をいくつか挙げていきましょう。

生真面目な人に向いている仕事の1つは、公務員などの誠実であり、実直な人が求められる仕事が向いていると考えられます。

公務員などでも臨機応変に対応する必要がある場面はありますが、それよりも誠実に仕事をこなすことや、実直に求められる仕事を淡々とこなせる人が重宝される場面が多いです。

このような仕事につけば、『生真面目」と言われるよりも『真面目』と捉えられることのほうが多く、生真面目な人にとっても良い職場となる可能性が高くなります。

生真面目な人に向いている仕事としては、職人などの1つのことを完璧にこなす仕事も向いていると考えられます。

こちらについても臨機応変な対応が必要な場面もありますが、計画を練って、そのとおりに仕事をこなし、コツコツとやっていくことが重要な場面が多いので、しっかりと成果を残せるケースが多くなります。

生真面目な人に向いている仕事の中でも「コツコツ積み上げる系のノルマ仕事」は、生真面目な人にこそ向いていると言えるものになります。

「1つやれば○円」などの仕事であれば、それをひたすらに真面目にコツコツやっていけば、やればやっただけ成果になりますし、生真面目な人であれば、手を抜いたり、さぼったりということでノルマを達成できないということはありません。

こういった仕事は自分自身との戦いでもあるので、自分を追い込むメンタルが強い生真面目な人にはとても向いている仕事と言えるでしょう。

生真面目な人と付き合うときの注意点にはどんなものがあるでしょうか。真面目すぎる相手と付き合うのには、それ相応の注意点があります。

生真面目な人のためとも言えますが、生真面目な人と付き合う側も疲れたり、嫌な思いをしないためにも、付き合う際の注意点は把握しておくべきでしょう。

生真面目な人は良かれと思って真面目に取り組んでいます。そのため真面目「すぎる」と言われるのは心外ですし、「君が不真面目なのでは？」と争いに繋がるケースもあります。

もし、真面目すぎるのを心配するのであれば、「少し休憩したら？」などの声の掛け方をしてみるなど、付き合う側が少し気を使った声の掛け方をしてあげることが重要です。

生真面目な人は計画的に物事を進める特徴があり、それを崩されるのを嫌う傾向があります。また臨機応変に対応するのが苦手という特徴も持っています。

ですから、それを他人にされるのは当然嫌いますから、付き合う際にはそのことを念頭において、生真面目な人の計画を崩したり、計画にないであろうイレギュラーなことはしないように心がける必要があります。

生真面目な人というのは計画的に物事を進めるので、前もって計画を練って必要な行動を必要なときに行なっているという特徴があります。

ですから、自分の計画通りにことを進めて、必要なことをやっている最中に「ここはこうしたほうがいいのでは？」と口を挟まれたり、勝手に手を加えられたりすることを極端に嫌います。

仕事上明らかに支障が出るほど間違っているとか、計画が崩れて明らかに困っているなどの状況ではない限り、付き合う側は、なるべく黙って見守るようにしましょう。

生真面目すぎる性格を改善するにはどうしたらいいでしょうか。改善したいと思っているのであれば、生真面目「すぎる」性格は改善すべきところなので、その方法を知るべきではあります。

生真面目な人の特徴や性格でデメリットとなるような部分を直していくことが改善になりますので、そういった部分を中心に確認していきます。

生真面目な人の特徴として完璧主義というものがありますが、これは良い面も確かにあるのですが、徹底しすぎるとデメリットになりますし、改善すべき点です。

完璧ではなくても、そのほうが面白みがある場面や、効率が良い場面もあるということを理解することができれば完璧主義も少しずつ改善されていきます。

完璧ではなくても良いという物や出来事にたくさん触れる機会を持つことで完璧主義は改善できますので、そういった機会を作りましょう。

生真面目な人は他人からの評価を気にしすぎるという特徴があるというのを挙げましたが、これが生真面目にさらに拍車を掛けているケースが多いので、そこを改善すべきです。

人から真面目と思われているか、人からちゃんとやっていると見られているか、人から不真面目と思われないか、ということを気にしすぎるからこそ、真面目な性格がさらに真面目になって『生真面目』になってしまうのです。

生真面目な人は自分に対しての自信がなく、自分への評価も低いので、そのことが原因で真面目な行動が際限なく突き進んでしまうところもあります。

ですので、まずは自分自身の評価を上げて、自分を認めてあげることで生真面目さは少しずつ改善されていくことができるでしょう。

そこまで真面目に、真面目すぎるほどにやらなくても「十分できている」ということを自分自身で認めてあげることが大切です。

休むことも時には必要なことで、休むことが不真面目なことではないのですが、生真面目な人はそれがなかなかできないという特徴があります。

ですが、それが生真面目な人自身を追い込むことに繋がっているのは当然のことなので、まずは休むことは不真面目なことではなく、『必要なこと』と意識することが生真面目を改善するために必要なこととなります。

生真面目な人は計画を立てて計画どおりにことを運ぶという特徴があるので、無計画なことをやってみるというのも、生真面目な性格を改善するのに役立ちます。

その中でも無計画な旅というのは良い改善方法で、どこに行くかも決めず宛もなく旅に出てみると、最初は不安でも案外楽しい出来事や、計画通りでは体験できなかったことに出会えたりします。

そういった中で、計画通りに進めることがすべてではない、と気付き、そう思えるようになれば、少しずつ生真面目な性格は改善されていくことでしょう。

『生真面目』というとデメリットのように感じられますが、必ずしもデメリットだけではないのは、ここまで挙げてきた生真面目な人の特徴や性格などでも分かることです。

つまり生真面目だからと言って悪いことと思わず、生真面目な人本人も、周りの人たちも良い部分もあるということをしっかりと意識して、それを有効活用すべきなのです。

生真面目なことを活かして、生真面目なこと利用すれば、それが『ぴったり』とはまって良い仕事や良い関係が作れることも多いのです。

『真面目』はメリットですし、良い部分として挙げられます。しかし『生真面目』というのはデメリットやあまり良くないこととして挙げられることが多いです。

ただ、この真面目も生真面目も実はそれほど大きく変わるものではないのです。ですから、『生』の部分が外れて『真面目』程度に抑えることができれば、それはメリットでしかないと言うこともできます。

真面目すぎるのは自分も周りも疲れたり、楽しめなかったりする場面も出てきてしまうので、『少し抑えるだけで』メリットしかない状態になれるという意識を持って、もう少し肩の力を抜いてみましょう。