メニエール病の芸能人・有名人11選！難病指定されている病気？

メニエール病という病気があるのを、芸能人や有名人が患っていたと公開することにより名前は知っていると言う方は多いでしょう。そのため、芸能人や有名人に多い病気なのではと思われがちですが、誰にでも起こりうる病気なのです。

メニエール病は厚生労働省が定める指定難病の病気でもあります。ここではメニエール病はどのような病気なのか、なぜ指定難病に指定をされているのか、そして患っている芸能人や有名人を見ていきましょう。

メニエール病とは、ある日突然世界がグルグル回りだし、めまいに伴い繰り返し吐き気や嘔吐を引き起こしたりする病気です。その他難聴や耳鳴りなど複数症状も伴うので日常生活に支障を及ぼします。

メニエール病をそのままにしていた場合、聴力に影響を及ぼしたり薬での改善が見込めなくなり外科的手術が必要になる場合があります。早めに気づいて対処するべき病気なのです。

メニエール病と症状が似ている病気として、難聴やウイルス性内耳炎があります。メニエール病は、めまいや難聴などの症状が１日に何度も、または数日間に渡って繰り返し起こることが特徴です。

そのため、最初の違和感では、メニエール病と他の病気との区別がつきづらく医師も判断が難しいのです。

メニエール病は難病法で指定難病とされている病気です。指定難病に指定をされる定義として「発病の機構が明らかでなく」、「治療方法が確立していない」、「長期の療養を必要とする」などがあります。

国の医療費助成の対象となるかは、「重症度分類」をもとに医師による診断と都道府県へ申請・審査を受けることが必要です。

メニエール病そのものは難病指定されているものの障害者手帳の障害認定の対象では無いです。しかし、メニエール病の主症状である難聴やめまいによるふらつき（平衡機能障害）については、程度により障害者手帳の障害認定の対象として認められています。

ストレスや過労、睡眠不足などが原因とも言われるメニエール病ですが、その症状の原因はそれではありません。症状の根底にあると言われるだけなのです。ストレスも多く、多忙な芸能人や有名人で患っている人が多いのも納得できますね。

それでは症状を引き起こす原因となる部分と、どのような生活習慣や環境、性格の人がなりやすいのか見てみましょう。

メニエール病の症状の元になるのは、内耳リンパ水腫です。このリンパ水腫が増えすぎることにより、めまいや難聴などの症状が引き起こされているのです。

ただどうしてリンパ液が増えるのかは原因は解明されていません。原因が分からない故の難病指定の病気なのです。

指定難病メニエール病を引き起こす元は内耳リンパ水腫ですが、その根底には先に記述しましたがストレスや過労、睡眠不足があると言われています。性格は真面目で几帳面な方が多いようです。環境の変化で発症することも多い病気です。

指定難病メニエール病ですが、その症状は多岐に渡ります。主にどのような症状が芸能人や有名人の仕事や生活に影響を与えてしまったのか詳しく見ていきます。

内耳には聞こえの細胞が詰まっている蝸牛と平衡機能を司る三半規管と耳石器があります。この両方もしくはどちらか一方が強く水ぶくれになるかにより症状が異なります。

蝸牛が強く水ぶくれになると、難聴の症状が出ます。難聴は音が聞きとりにくいなどのメニエール病の症状が出ますが、周囲に指摘されないと自覚症状がわかりにくい場合もあります。芸能人や有名人、特に歌手の場合は音が聞こえにくい難聴は致命的症状です。

メニエール病は内耳のリンパ液が増えつつも水ぶくれが弱い場合、難聴は感じず、耳鳴りや耳の閉塞感の症状のみが出る場合があります。

耳鳴りは主に「キーン」や「シー」という音に表現されますが、音は人により異なります。耳の閉塞感は、耳が詰まったような感覚に襲われます。

内耳の平衡機能を司る三半規管と耳石器が強く水ぶくれになった場合、めまいを自覚します。

その強さも「激しく世界が回る感じがするめまい」や「フワフワ雲の上を歩いているようなめまい」までさまざまです。めまいは数時間に及ぶものもあり、吐き気や嘔吐を伴うこともあります。

指定難病メニエール病は繰り返し起こるめまいや難聴などの複数の症状があります。原因が解明されていないため大変つらい病気です。

忙しい芸能人や有名人ですが病気の治療に専念できているか心配ですよね。それではメニエール病を患ってしまった芸能人・有名人をご紹介していきます。

・今井翼さんのプロフィール

今井翼さんは滝沢秀明とのユニット「タッキー＆翼」として活動してきました。ジャニーズダンス四天王の一人として名前をあげられているほどです。2014年11月12日にメニエール病を患って入院中であることが発表されました。

ジャニーズJr時代は滝沢秀明さんと共にその全盛期を支えた一人です。その独自のファッションセンスには定評があり、コンサート衣装とグッズのデザインを手掛けたりもしていました。

2018年3月に医師からメニエール病再発と告げられ、現在は一時活動休止中です。原因として「タッキー＆翼」の活動休止や不仲説が囁かれていますが、詳細は不明です。しっかり休養をして復帰をして欲しいと、暖かいファンも多いです。

・マオさんのプロフィール

マオさんは人気ヴィジュアル系バンド・シドのボーカリストです。バンドの楽曲は一度聴いたら忘れられないメロディと遊び心があるアレンジが特徴です。シングル「嘘」はシドと言ったらこれと言われるほどの大ヒット曲です。

歌ももちろんですが身長173㎝でスラッとしたスタイルと端正な甘い顔立ち、イケメン有名人のでもあり話題になることも多い存在です。人見知りで恥ずかしがり屋な面もあるようです。

ライブ公演でも後ろや2階3階の席の人が楽しめているか、気を配っておりファンを大切にしているでも有名です。

2015年1月メニエール病との診断結果を発表しています。原因はライブ公演を控えたなかの過労だったようです。現在、メニエール病は落ち着いているそうです。

・久保田利伸さんのプロフィール

久保田利伸さんは日本が誇るR＆B歌手です。平井堅さんのプロデュースなど音楽プロデューサーとしての一面もあります。シングル「LA・LA・LA LOVE SONG(with Naomi Campbell)」はロングバケーションの主題歌として大ヒットしました。

天才的な歌唱力で有名な久保田利伸さんですが、自他ともに認めるファンキーな性格の持ち主です。実家が青果店を営んでおり、両親もファンキーな性格であるそうです。持ち前の明るさとその楽曲で人の心を明るくしてくれます。

2006年にメニエール病を患い、予定していたライブ公演を延期しています。原因は過労のようです。現在メニエール病の症状は出ず、落ち着いており精力的に活動されています。

・ハイヒールモモコさんのプロフィール

ハイヒールモモコさんは、よしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属する女性漫才コンビハイヒールのひとりです。主に関西で活動をしており、2012年にコンビ結成30周年を迎えました。

41歳の時にメニエール病を告白したハイヒールモモコさんですが、それは再発でした。20歳で最初に発症し、24歳で完治していたようです。しかし再度診断され、再発することがある病だという事を世間に知らしめました。

41歳の時にメニエール病を告白、20歳の時にもメニエール病を患っていた事を告白しています。原因となる要因は不明ですが、現在はその症状に悩まされることは無く落ち着いているそうです。

・栗山英樹さんのプロフィール

栗山秀樹さんは、現在野球解説者・評論家の一面を持ちつつも日本ハムファイターズの監督をされています。元プロ野球選手で、ヤクルトスワローズの外野手として活躍していました。

プロ野球デビュー2年目、これからだという時メニエール病を発症されています。栗山英樹さんはバッターボックスに立つたびにめまいがしていたと語っています。原因として勝負をするスポーツ選手が故の過度のプレッシャーもあったようです。

現役3年目のオフの際にメニエール病の治療を始め、6年目にはゴールデングラブ賞を受賞して復活を果たしています。

・鳥越俊太郎さんのプロフィール

鳥越俊太郎さんは、毎日新聞入社後編集長を経て報道番組のキャスターになり、ジャーナリストをされています。そのダンディな佇まいはお茶の間でも人気でした。東京都知事選に立候補でも話題になりました。

65歳の際に直腸がんと診断され、その後肺や肝臓にも転移し4度の手術も経験しています。がんも克服し現在は食生活や生活習慣を見直し暮らしています。自身ががんになった事や、克服するためにした経験を語った書籍も出版されています。

2000年頃にメニエール病になっています。現在も耳鳴りなどのは続いているものの、生活習慣の改善もありめまいの頻度は抑えることができているようです。

・増田恵子さんのプロフィール

増田恵子さんといえばピンク・レディーのケイさんです。ピンク・レディーは1970年代に活躍したアイドルデュオで解散したものの幾度となく再結成されています。現在もライブ公演などで活動されています。

20代で突発性難聴を経験、その後同様の症状がみられ2010年にメニエール病を発症したとされています。

増田恵子さんが突発性難聴のあと、メニエール病を発症したのはピンク・レディー解散後から30年が過ぎ、活動再開の時でした。原因として、昭和のトップアイドルであった故のプレッシャーもあったのでしょう。

現在は症状は落ち着いているようです。テレビ出演はセーブされていますが活動をされています。

・加護亜依さんのプロフィール

加護亜依さんといえば元「モーニング娘。」の人気メンバーの1人です。数々の困難がありましたが2018年、12年ぶりにハロー！プロジェクトのライブ公演に出演されています。2008年に自身のブログでメニエール病を発症した事を発表しています。

ブログでメニエール病発表後、後の精密検査でメニエール病ではなく原因は過労であることが判明し再度報告をしています。メニエール病はストレスや過労が関係していると考えられています。「睡眠を沢山とれば大丈夫」とファンを安心させてくれてました。

・八代亜紀さんのプロフィール

八代亜紀さんですが、芸名は熊本県八代市出身が由来です。ヒット曲として「舟歌」、「雨の慕情」が有名です。その他、女優や舞台で活躍の傍ら画家として個展も開催されており多才です。父親が亡くなった2日後にメニエール症を発症しています。

八代亜紀さんは中学卒業後は地元・熊本でバスガイドとして働きますが、歌手になる夢を捨てきれず上京します。銀座のクラブで歌手として働きながら、生計を立てていたそうです。

21歳の時にプロ歌手としてデビューし歌謡コンクールで優勝、一気にその名は全国に広がりました。23歳の時に出した「なみだ声」がヒット、売れっ子演歌歌手のへと上り詰めました。

現在は絵を描く時間を入れる事でストレスが解消され、メニエール病の症状が軽減されているそうです。

・相田翔子さんのプロフィール

相田翔子さんはアイドルデュオ「Wink」で活動し活動停止後、ソロ活動や女優としても活躍されています。バラエティ番組では、「天然ボケキャラ」として注目されました。歌手以外にも、司会や映画出演など多才でもあり、愛されキャラクターです。

2008年、結婚した直後メニエール病を発症していますが診断前には突発性難聴の症状が出ていたようです。

Winkですが2018年8月、結成30周年節目の年にNHKの歌謡番組で一夜限りの再復活を果たしました。大ヒット曲「淋しい熱帯魚」などを披露し、ファンも胸を熱くしました。現在、メニエール病の症状は治療の甲斐もあり落ち着いているそうです。

・GENKINGさんのプロフィール

GENKINGさんは「新しいおネエタレント」として注目されました。男性でしたが、2018年性別適合手術を受け女性になったことを自書の中で公開しています。戸籍も女性になり、本名を田中沙奈(たなかさな)に改名しています。

現在は美容家として活動する傍らタレントもされています。2015年6月にメニエール病を患っていると公開しています。

Instagramで謎の美男子として話題になり芸能人としての道に入ったGENKINGさんですが、後にバラエティ番組「しくじり先生」ではその「しくじり」を公開しています。

見栄を張りハイブランド品を購入、Instagramに2～3回投稿し直ぐに売却、それでまたハイブランド品を購入し借金地獄に陥った事を告白しています。現在、メニエール病は耳鳴りなどまだ完治はしていないようです。

芸能人や有名人も多く患っている指定難病メニエール病ですが、その治療方法はあるのでしょうか。

内耳リンパ水腫を防ぐ方法は難病と言われるが故、未だ解明されてはいないようです。現在、根治できる治療方法はないのです。しかし、緩和する方法は存在しています。詳しく見ていきましょう。

メニエール病の治療は、薬物療法を行います。主な主流はこの治療になります。メニエール病の薬物療法では、抗めまい薬や制吐剤の服用、内耳の血液の循環をよくする重曹水の点滴を行います。内耳循環改善薬、利尿薬、ビタミン剤、抗不安薬を使うこともあります。

メニエール病が薬物療法と生活習慣改善で緩和しなかった場合ですが、鼓室内薬液注入法、内リンパ嚢解放術などの外科的な治療を行います。

手術をする場合、1週間～2週間の入院が必要になります。手術のリスクとして難聴など聴力の後遺症が残る可能性があります。完全に聞こえなくなることはまれですが、手術前よりも音がくもって聞こえたり、高音や低温が聞き取りづらくなったりする可能性はあります。

もちろん手術により劇的に症状が良くなることもあります。ただメニエール病は症状が繰り返し不定期に起こる病気なので、術前と術後の差が分かりにくいケースもあるようです。

指定難病メニエール病は、根底にストレスや過労や睡眠不足などがあるといわれています。ストレスを溜め込まないようにする、過労と睡眠不足にならないように無理をし過ぎないことが大切です。

性格や仕事によりストレスを溜め込みやすい方は、軽い運動などがストレス解消にも良いようです。趣味に打ち込むこともストレス解消に繋がります。

以上11人、指定難病メニエール病を患ってしまった芸能人・有名人をご紹介させて頂きました。ストレスが多い芸能界で生きる芸能人・有名人はメニエール病を公表していないだけで現在も闘っている方もいるでしょう。

仕事や私生活でストレスや過労、睡眠不足など無理をしてしまう現代社会ではあります。ただそのなかで、もう十分頑張っている自分を認めてあげてもいいのではないでしょうか。

適度に運動をしたり、趣味などでストレス解消をしながら休息を大切にしていきましょう。