竹井みどりは現在所在が不明？病気で死亡した噂や結婚事情を解説

竹井みどりさんはミステリーやサスペンスで70年代から80年代にかけて特に人気を誇っていました。ドラマだけでなく映画にも精力的に取り組んでいたようで、清純派で売り出していた初期とその殻を破った後期では演技の幅や表現にも磨きがかかっています。

艶のある色気や大きく吸い込まれそうな瞳に、当時の男性は魅了された人も多いのではないでしょうか。セクシーシーンの仕事も受けるほど、度胸と覚悟が備わった人物でもあります。

竹井みどりさんがデビューしてしばらくの出演作品は、特撮や学園ドラマなどの子供向けの作品がほとんどでした。堀越学園出身であること、14歳という若さで芸能界入りしたということもあり、出られる作品が限られていたのだと考えられます。

現在でも清純派一本での仕事は難しいですが、当時の作品の多くはかなり際どいものが多く清純派の枠は今よりも狭かったのではないでしょうか。子供を対象としたものだけでは芸能界では生き残れないと感じ、路線変更する女優はたくさんいました。

竹井みどりさんもおそらくそのうちの一人だと言えるでしょう。23歳で清純派脱却を果たし、それからはサスペンスや露出シーンのある時代劇などにも出演するなど、活躍の場を広げました。

竹井みどりさんは1975年の「ドラマでつづる昭和シリーズ2 青春」というテレビ小説でデビューしました。NHKで放映され、朝の連続テレビ小説を意識して作られた作品の一つです。

時間帯は22時と、現在で言う月9のような存在であったドラマへの出演をきっかけに、清純派女優として駆け出しました。このとき竹井みどりさんは16歳で、この2年後には特撮ドラマのレギュラーを勝ち取っています。

「ミナミの帝王」といえば竹内力さんの凄みのある渋い演技がよく話題になります。当時から金融業に焦点をおいた作品として注目されていましたが、現在でもお金関係や人間関係の勉強になると噂になるくらい多くの人に愛されています。

竹内力さんは歳を重ねるたびに迫力が増し、若い頃の爽やかさが段々と薄くなっていくのを見るのも「ミナミの帝王」の楽しみ方の一つです。

竹井みどりさんは竹内力さん演じる主人公・萬田銀次郎に助力する女性探偵役として、同じく女性探偵役のいしのようこさんとともに安定感ある演技でドラマを盛り上げていました。探偵コンビとしてはもっとも人気が高いとも言われています。

刑事ドラマやサスペンスでは常連となっていた竹井みどりさんは、完全に所在不明となった2011年より前に数々のドラマや映画で幸の薄い女性をたくさん演じていました。不幸が似合う女優として噂され、ドラマ内で竹井みどりさんに関わった役はもれなく不幸になると言われるほどです。

「大鉄人17」では結婚を約束した相手が第二話にしてスパイ容疑で拷問され死亡します。その遺体に泣きすがるシーンは多くの人の心に刻まれ、中にはトラウマ級の衝撃を受けた人もいました。

こうした悲劇を演じるのが得意で評価も高かったため、その後も犯人の人質にされたり復讐に燃える殺人犯になったりと、どちらかというとマイナスイメージの役回りが多いです。その一方で知的な役も次第に増え、品のある女優としても話題になりました。

竹井みどりさんが出演した作品は、所在不明となった現在もたくさんの人の心に残っています。

現在所在不明の竹井みどりさんが出演したドラマを紹介していきます。特に有名で、名の知れた作品ばかりなので知っている方も多いでしょう。どちらかというとドラマ出演をメインにしていた竹井みどりさんは、数々の人の印象に残る演技で魅せました。

とんぼは長渕剛さんの5作目となる主役作品で、全8回に渡って放映されたのちに続編も公開されるほど人気のあるテレビドラマです。いわゆる任侠モノの作品で、かなり過激な描写もありました。しかし当時の長渕剛さんの人気は凄まじく、ドラマもその影響を受けたと言われています。

竹井みどりさんは長渕剛さん演じる主人公・小川英二の元カノ役として出演しています。その後違う男性と結婚していて、なかなか癖のある役として描かれていました。

あぶない刑事は80年代を代表する刑事刑事ドラマの一つです。現在でも再放送されたり2015年に新作が公開されたりと長い間親しまれてきました。シリーズ化もされ、竹井みどりさんはあぶない刑事33話ともっとあぶない刑事21話に出演しました。

残念ながら33話のほうは地上波再放送が欠番化されているため、見られる機会があまりありません。主人公の一人・タカを助けるなど、かなり活躍が見られる話なので残念です。

21話のゲスト回でも竹井みどりさんの薄幸な演技がいかんなく発揮されていますから、気になる方はそちらを見るのがオススメです。

野菊の墓は伊藤左千夫によるいとこ同士による恋愛模様を描いた作品です。映像や舞台作品にリメイクされ、夏目漱石も高く評価しています。病気を患っている主人公の母とヒロインの掛け合いもとても興味深いです。

竹井みどりさんは少年ドラマシリーズの野菊の墓でヒロインの民子を可憐に演じていました。小中学生向けに作られたため、他の野菊の墓と比べてもわかりやすく親しみやすいのではないでしょうか。

竹井みどりさんが出演した映画は、ミステリーやラブロマンスが多いです。初期から中期にかけては肌を露出するシーンも結構な頻度で見られましたが、2000年代に入ると落ち着いた女性を演じることが大半でした。

キャバレー日記は竹井みどりさんの代表作品とも言える映画です。子供が見るにはかなり刺激的な内容で、タイトルでわかるように大人の世界を取り上げた作品です。女優として一皮むけ、引き出しの多さが築き上げられたのはこのキャバレー日記が影響していると噂されています。

この映画で竹井みどりさんは主演をつとめ、世の男性を虜にする色気と儚さを魅せつけました。それまでのイメージを覆すきっかけとなった作品でもあります。

くれないものがたりは京都の香道という芸に焦点を当て、そこで繰り広げる男女の惹かれ合いと滅びを描いた官能ホラーです。耽美な表現と艶やかな世界観にホラーが加わり、夢のような京都での触れ合いが非常に魅力的な作品だと言えます。

佐野史郎さんとのダブル主演でもあり、妖しげな演技も光ります。このくれないものがたりで竹井みどりさんはビデオオリジナル主演女優賞受賞という功績を果たしました。

オリジナルビデオとは、公開や放送を考えずに作られたビデオ専門の映像作品のことです。Vシネマなどの通称があり、子供向けの作品も作られるなどその制作は多岐に渡ります。

竹井みどりさんはオリジナルビデオでの主演がほとんどなく、大半がゲストでの出演です。

この作品は、優秀な頭脳を持ちながら困窮のために進学ができない主人公が無頼漢の世界で成り上がる物語です。ミナミの帝王シリーズと似たようなジャンルで、生き方を学べる教科書でもあります。

そのマル暴株式会社のシリーズ化後でのゲスト出演で、竹井みどりさんは気高い女性を演じました。男性が目立つ作品ですが、その中でも花のように鮮やかな姿をテレビの中から演出したと言われています。

この作品も極道の世界に注目して作られました。女性としての生き方を捨て、プライドをかけた闘いを描いた作品です。組長と結婚し、姐という立場になったときの覚悟が見られるのが面白いところでもあります。

本田理沙さんとのダブル主演で、特に目立つ役です。パッケージでは赤いワンピースをまといギラリと光る刃物を握っています。睨みをきかせた鋭い眼光は今までとも違う悩ましさがあるのではないでしょうか。

竹井みどりさんは所在不明となった2011年より後も舞台で活動をしていたという噂があります。しかしあまり舞台が当たらなかったのか、有名なものには出なかったのかは定かではありませんが出演記録が残っていないものが多いです。

夢千代日記は広島での被曝を主軸に殺人犯との恋愛模様を描いた作品です。舞台は兵庫県の湯村温泉で、ドラマや映画では女優の吉永小百合さんが主人公・夢千代を演じています。

病気などにより死亡するかもしれない状況になったとき、それでも自分の行動に嘘をつかない大切さを学べます。

竹井みどりさんが演じた役は定かではありませんが、舞台では数多くの女優さんが夢千代を演じているので可能性としては夢千代役がもっとも高いのではないでしょうか。

舞いの家は立原正秋による能楽の世界に生きる男女の狂気を含んだ恋愛劇を描いた作品です。結婚してなおギクシャクしてしまうのは現在の日本でもよくありますが、さらにドロドロとした関係性が非常に夢物語じみています。

これも竹井みどりさんがどの役を演じたのかは不明確です。おそらくは主人公の綾なのではと言われていますが、どの役であっても薄幸な立ち回りが上手い竹井みどりさんならきっとやり遂げたでしょう。

行方不明となり所在がつかめない竹井みどりさんがどこにいるのか、情報を持つ人の少なさが非常に目立ちます。そしてそのどれもが正確である証拠がありません。それゆえに心配する声がたくさん上がっています。

ドラマの再放送などから竹井みどりさんを思い出す人が増えているのも影響しているのでしょう。子供のようなはつらつさから妖艶な美しさまで表現できる女優がどこへ行ってしまったのか、現在の所在を気にする人がいるのも確かです。

死亡したのか、それとも病気なのか、はたまた結婚しているのか、噂は絶えません。そうなった原因はいくつかあるようです。

所在がつかめない理由の一つに、事務所に入っていないことによる情報の遮断が挙げられるでしょう。かつては西村事務所やエムオフィスに所属していて、2004年までは確実に入っていたのが確認されています。

この所属事務所なしという選択は竹井みどりさん本人がとったのでしょうが、所在不明にしたい理由が何かあるのではと噂になっています。事務所を辞めた詳しいいきさつがわかっていないのも、噂に尾ひれがついた要因なのかもしれません。

現在は行方不明ですが、2008年の映画出演を最後に表舞台に立つのを辞めてからもしばらくは活動があったようです。舞台出演や演出などの補佐、ボランティアなどをしていたとの情報がありました。

ここまで完全に所在不明となるのは珍しく、何があったにしろ大抵は友人や親族からの報告があるはずです。それがないということは報告の口止めをしているか、あるいは縁を切って一人で生きているという可能性があります。

不明者リストにまで乗っていることから、事実上引退しているということになるでしょう。生きていれば60歳目前（2018年現在）なので、体の不調があちこちに出る時期です。女優に今から復帰するのは難しいかもしれません。

一時期ウィキペディアに死亡時期が記載されたことにより、拍車を掛けるように死亡の噂が広まりました。現在は削除されているのでおそらくいたずらだったのではとされています。

不明者リストの件もあり、死亡説を鵜呑みにしてしまう人は少なからずいるでしょう。噂の原因はいたずらじみた行為によるものですが、もしかするとあながち間違いではないのかもしれません。

すでに死亡しているのではという噂は不安を煽るでしょう。しかし事実は不明確で、繰り返される死亡説の大半は根拠のないものです。亡くなっていたとすれば病気か、事故や何らかの事件に巻き込まれてしまったと考えられます。

死亡説から派生して、病気なのではという噂もあります。そもそも芸能界から姿を消したのも体調不良が原因だという話もありますので、かなり信憑性が高いのではないでしょうか。

日本で多い病気といえばガンや心疾患が挙げられますが、女優に復帰されないということは精神的な病気なのかもしれません。

前述した通り、現在有力な情報の一つに病気である可能性が挙げられ、完全に否定しきれていません。姿を消す理由としてもっともなのは確かですし、治療に専念したいのであれば行動に説明がつく点もあります。

姿を消さなければなければならないということから、皮膚に何らかの疾患や火傷のような外的要因があったとも考えられるでしょう。皮膚疾患の例としては乾癬（かんせん）や帯状発疹などが挙げられます。

皮膚病の多くはストレスや感染が原因で、人とたくさん接する女優業は発症してもおかしくない環境だったのではないでしょうか。

そんな竹井みどりさんですが、なんと結婚の噂もあるようです。女優の芸能界引退の理由として、結婚がきっかけとなり主婦業に専念したいというのは稀にあります。

14歳という子供から大人に成長する期間にドラマデビューし、多くの男性と触れ合い、ときには濡れ場も演じてきました。そんな彼女ですから、恋愛経験が豊富そうだという意見も当時はあったでしょう。

しかし明確な結婚歴というのは現在確認できず、それまでにスキャンダルがあったのかどうかも不明瞭です。多宮健二さんや佐野史郎さん、竹内力さんら俳優陣との関わりがあったのにも関わらず、全く噂がないのは女優としては流石だと言わざるを得ません。

芸能人でないとすると子供の時に親交があったのか、もしくは言えないような強力な権力を持った相手なのでしょうか。しかし結婚しているのなら公表しているはずなので、わざわざ姿を消す理由としては薄いでしょう。

結婚歴がないことから、子供がいる可能性は低いと言えます。子供がいたとして、結婚歴がはっきりしていない現状を鑑みると、おそらくシングルマザーなのではないでしょうか。

芸能人の子供というと二世タレントとして活動する人が多い印象ですが、竹井名義で活動している芸能人で二世を名乗る人は確認できませんでした。少なくとも芸能界に竹井みどりさんの子供がいる可能性はゼロだと言えます。

竹井みどりさんがどこでどうしているのか、結局はっきりしたことはわかっていません。体調不良で芸能界を事実上引退している可能性が最も有力です。もしかしたら芸能活動に精神的に疲れてしまったのかもしれません。

女優として生き残るためにはやりたくないような役もやらなければならなかったでしょう。後期にかけて有名作品への参加が少なくなっていったことも関係しているのであれば、誰にも告げずに自ら所在不明になったのも頷けます。

もし可能なのであれば、また刑事ドラマやミステリー作品に出て欲しいという声がたくさんあります。せめてどこにいるのか明確になるよう、多くの人が願っていることでしょう。