トイレのウォシュレットのビデの意味や使い方!おしりとの違いも解説

トイレのウォシュレットのビデの意味や使い方をご存知でしょうか。ビデという名前を見たことがあってもおしりとビデの違いや使用方法などを知らなかったという人も多いでしょう。ここではトイレのウォシュレットのビデの意味や使い方を紹介していきたいと思います。

トイレのウォシュレットのビデの意味や使い方!おしりとの違いも解説のイメージ

目次

  1. 1トイレのウォシュレット「ビデ」の意味とは?
  2. 2トイレのウォシュレットの「おしり」と「ビデ」の違い
  3. 3トイレのウォシュレットにある「ビデ」の使い方
  4. 4トイレのウォシュレットでビデを使うメリット
  5. 5トイレのウォシュレットの間違った使い方とは?
  6. 6トイレのウォシュレットの間違った使い方は病気になることも?
  7. 7トイレのウォシュレットを有効活用して生活を楽に

トイレのウォシュレット「ビデ」の意味とは?

洋式トイレを使用する上で必ずと言って良いほど目にする「ビデ」の二文字、しっかりとした説明もなく不思議に思ったままずっと使わないでいる、なんて人もいるでしょう。あなたはビデの元々の言葉の意味や正しい使い方をご存知でしょうか。

男性は知らない方が多いですが、多くの女性の方はビデの機能や大体の使い方は知っているでしょう。今回はビデの元々の言葉の意味や正しい使い方などについて紹介させていただきます。

元々のビデの言葉の意味

元々のビデの言葉の意味とはフランス語で「子馬」を意味するビデ(bidet)から来ています。

何故、ウォシュレットに存在するビデという名前の元々の言葉の意味が「子馬」なのかというと元々、現在広く使われているウォシュレットのビデとは別のビデが存在していました。

そのビデとは排泄後や性行為後の性器や肛門、陰毛やその周辺などのデリケートゾーンを洗浄して清潔にするための器具です。

洋式トイレを使用する時とは逆向きに跨り使用するという使い方と形状から、フランス語で「子馬」を意味するビデ(bidet)という名称が付けられました。

17世紀頃にイタリアから普及が始まり、そこから南ヨーロッパに浸透していきました。イタリア・スペイン・ポルトガルなどでは1975年からビデの設置が義務付けられており、現在ではしっかりと定着しています。

一般的なビデの意味

一般的なビデの意味とは、ウォシュレットに存在するビデと、上記で説明した排泄後や性行為後の性器や肛門、陰毛やその周辺などのデリケートゾーンを洗浄して清潔にするための器具としてのビデがあります。

日本で一般的なビデはウォシュレットに存在するほうのビデです。このウォシュレットに存在するほうのビデは何処から生まれたのでしょうか。

日本の衛生陶器メーカーのTOTOが1964年にアメリカのアメリカンビデ社から「ウォッシュエアシート」を輸入販売し始め、その後TOTOは独自に開発を進めていき1980年に「ウォシュレット」の名称で新たな温水洗浄便座を販売し始めたのです。

その後、日本人の清潔志向の高まりとTOTOの積極的なウォシュレットのCM展開が普及へと繋がる鍵になったのです。

ですが、海外ではTOTOの普及活動の割にほとんど浸透しておらず、中国・台湾を中心とするアジア圏以外では受け入れられていない状況です。

トイレとビデは別に作られていた

実はトイレとビデは元々別々に作られていました。トイレとビデの歴史的背景を見ていきましょう。

ビデはスイスやフランスなど西ヨーロッパで、お風呂やトイレ、水道設備がまだ普及していない時代に、排泄後や性行為後の性器や肛門、陰毛やその周辺などのデリケートゾーンを清潔にするために男性、女性ともに使用されていました。

お風呂やトイレが浸透した現在でも、トイレと一緒にビデを設置しているホテルもあります。また、トイレを共同で使用する宿泊施設でも、ビデだけは各自、部屋に設置されている場合もあります。

ちなみにこのビデには二つ種類があり水及びお湯をためて手を使用して肛門や性器を洗浄して綺麗にするタイプと、上向きの水栓が付いておりそこから水またはお湯が出て直接洗浄して綺麗にするタイプがあります。

海外ではこちらのビデのほうが浸透しているので、海外に行く予定のある方は使う方法などをしっかり下調べをしてから行きましょう。

トイレのウォシュレットの「おしり」と「ビデ」の違い

トイレのウォシュレットの「おしり」と「ビデ」の違いはご存じでしょうか。男性の方は知らない人が多いビデという機能、ウォシュレットに説明がなかったり、見てもビデの説明が「ビデとして洗うとき使用します」というぼかした表現でわからないこともあります。

実際17%の人が「おしり」と「ビデ」の違いについて訊かれて「わからない」と答えたそうです。そんな「おしり」と「ビデ」の違いについて見ていきましょう。

「おしり」と「ビデ」の違い①使用される場所の違い

ビデとは主に女性用で女性のデリケートゾーンに使用する機能です。ならば女性ならおしりを綺麗に洗浄する際もビデ?と思うかもしれませんが、女性もおしりに対して使うのはビデではなくおしりです。ビデは主に排尿時や生理時などに使う機能です。

おしりとは男性、女性関係なく名前の通りの意味でおしりを綺麗に洗浄するための機能です。おしりを綺麗に洗浄するときに体系などの問題でおしりではなくビデを使用する男性の方も存在します。

「おしり」と「ビデ」の違い②水圧の違い


おしりはビデに比べると水圧が強いです。なので過度な使用はおしりを痛めてしまう場合があります。肛門周辺がデリケートで強い水圧が苦手という人もいるので、男性でもビデを使用する人が存在します。

水圧を高くしすぎると周囲の雑菌が体内に入ってしまい何らかの病気になってしまう可能性があるので注意しましょう。水圧は一番弱いものでも生理時の経血やおりものなども充分に綺麗に洗浄することが可能です。

「おしり」と「ビデ」の違い③使用用途の違い

おしりは排泄後のみですが、ビデは排泄後のみではなく性行為の前や後、生理時、妊婦中などにも使用します。主に女性が使用する場合に最大限に意味を発揮します。

特に生理の時など使い方を理解するだけでいままので生活がより一層楽になるので使い方をしっかりと覚えてこれからの生活に活かしていきましょう。

トイレのウォシュレットにある「ビデ」の使い方

トイレのウォシュレットにある「ビデ」の使い方はご存じでしょうか。

ウォシュレットが日本に普及しきる前、元々のビデがホテルの浴室等などに設置されていましたが、多くの日本人は本来の使い方が分からないため、小便用の便器と勘違いし用を足してしまったり、お風呂上がりに口をすすいでしまったりしたそうです。

正しい「ビデ」の使い方を覚えて恥ずかしい失敗をしないようにしましょう。なので今回はトイレのウォシュレットにある「ビデ」の使い方について紹介していきたいと思います。

「ビデ」の使い方①基本的なビデの使い方

基本的なビデの使い方は、まず最初に女性器をトイレットペーパーで軽く拭きます。次に女性器周辺にビデを使用します。周辺ではなく女性器に直接水を当ててしまうと膣内に細菌が侵入してくる可能性があるので注意しましょう。

最後にもう一度トイレットペーパーで女性器を軽く拭いて終了となります。

使い方はとても簡単なので使用する機会があれば是非使うようにしましょう。ただしトイレットペーパーで女性器を拭くときは「軽く」拭きましょう。女性器を傷つけることは病気などになる原因の一つです。

「ビデ」の使い方②女性は排泄後に使う

女性は排泄後にビデを使用して性器を洗浄します。基本的なビデの使い方通り丁寧に使用しましょう。ただし排便の場合はビデではなく男性と同じでおしりを使用して洗浄します。ビデとおしりは位置が違うのでビデのままではおしりには当たりません。

ビデは排泄後、おしりはその名の通りの意味のおしりなので覚えるのは簡単です。最初は慣れないかも知れませんが、便利でそれでいて清潔を保てる機能なので是非積極的に使用していきましょう。

「ビデ」の使い方③生理時のデリケートゾーンの洗浄に使う

生理時に付着した経血やおりものをビデを使用して洗浄することで不快感を大幅に解消することができます。不快感だけでなく生理時の経血やおりものの臭いなども解消することができます。

ビデを使用してデリケートゾーンの周りを綺麗に洗浄することは、デリケートゾーンの清潔維持にも繋がるので生理時は是非積極的にビデを使用していきましょう。

「ビデ」の使い方④妊娠期間のデリケートゾーンの清潔維持

妊婦中は、体が細菌の侵入を防ごうと働くため、おりものの量が増えていき、デリケートゾーンに不快感を感じさせることがあります。

そして産後は、膀胱炎や腎盂炎などを発症する可能性が高くなるので、それらを防ぐためにビデを使用して、デリケートゾーンを常に定期的に清潔にしましょう。

妊婦中や産後にビデを使用する上で一つ注意点が存在します。

ビデを使う場所によってはウォシュレットがしっかり清掃されていないなどの可能性があり、そこから菌が入り簡単に発症してしまい病気になってしまうなどの可能性があります。妊婦中や産後はより一層使用するビデが清潔であることを注意してください。

トイレのウォシュレットでビデを使うメリット

トイレットペーパーだけを使わずにトイレのウォシュレットでビデを使うメリットはあるのでしょうか。トイレットペーパーだけのほうが楽という人もいるでしょう。ですがメリットを理解すれば状況に合わせて使い分けることが可能です。

今回はトイレのウォシュレットでビデを使うメリットや意味について紹介していきます。

トイレットペーパーを使用するよりもビデを使用する方が清潔

ビデを使う一つ目のメリットは、トイレットペーパーをデリケートゾーンに使用するよりも、ビデを使用した方がデリケートゾーンを綺麗に出来るということです。

何故トイレットペーパーをデリケートゾーンに使用するよりも、ビデを使用した方がデリケートゾーンをより綺麗に出来るかと言いますと、排尿後にトイレットペーパーで拭いた場合、デリケートゾーンにどうしても取れない尿などが存在してしまいます。

そこでビデを使用することで、ビデの力で全て綺麗に洗い流すことが可能です。なのでトイレットペーパーをデリケートゾーンに使用して尿が残ってしまうよりもビデの力で全て綺麗に洗い流すほうが優れているというわけです。

デリケートゾーンに与える刺激が少なくなる

ビデを使う二つ目のメリットは、トイレットペーパーをデリケートゾーンに使用するよりも、ビデを使用した方がデリケートゾーンに対する摩擦が少ないため、肌に刺激を与えたり傷つけてしまうことを防げます。

肌に傷をつけてしまうとそこから菌が入って何らかの病気になる可能性があります。なのでトイレットペーパーでよりも少ない刺激でデリケートゾーンを綺麗に洗浄できるビデを積極的に使用していきましょう。

生理時のデリケートゾーンを清潔に保つ

ビデを使う三つ目のメリットは、生理時の経血やおりものなどの分泌物を洗い流せることです。

外出中などは、中々デリケートゾーンに付着した経血やおりものなどの分泌物をすぐに洗い流すことはできません。ですがビデを使用することで生理時の経血やおりものなどの分泌物を洗い流すことが可能です。

トイレのウォシュレットの間違った使い方とは?

おしりやビデなどの機能があるトイレのウォシュレット、間違った使い方は自分の身を傷つけることとなります。ですが間違った使い方をしっかりとここで理解しておけばその心配はなくなります。というわけで今回は間違った使い方の例を紹介していきます。

排便後の間違ったウォシュレットの使い方

排便をした後に、トイレットペーパーで拭いてから、温水で流すのは間違いです。トイレットペーパーでおしりを拭くことにより、便をこすりつけてしまい余計に取れにくくなってしまいます。

排便をした後は、先におしり機能を使い10秒程で止めます。その後トイレットペーパーを軽く押し当てて水分を取り、便座から腰を上げて後ろに水滴がついていたら全て拭き取って、トイレに流します。

ウォシュレットの長時間使用に注意

ウォシュレットの適切な使用時間は5,6秒です。長時間の使用は、雑菌が体内に入りやすい状況を用意してしまい、大腸炎や直腸炎などを引き起こす可能性があります。長くても10秒以内に収めましょう。

ビデの場合もおしりの場合も同じです。病気にならないためにも適切な使用時間で使用しましょう。

水圧を強にしても意味はない

ウォシュレットを使用する際は、一番弱い水圧で使用しましょう。水圧を上げても弱で使用するのと効果は変わらず意味が無く、ただお尻を傷つける事になるだけです。

それだけでなく一番弱い水圧でも過度に使用すると、お尻を傷つけてしまいウォシュレット症候群(温水洗浄便座症候群)と称される病気になる可能性があります。

トイレのウォシュレットの間違った使い方は病気になることも?

トイレ時に毎回のようにウォシュレットを使用する人が増えており、外陰炎・外陰カンジダ症などのウォシュレット症候群(温水洗浄便座症候群)と称される病気になる人が増えています。

ウォシュレットを使い腸に刺激を与えて便秘を解消する方法などは絶対に行わないでください。強い水圧にすることで肛門や膣の常在菌を洗い流してしまい発生する病気は多いです。

気を付けるべきことは、水圧を上げすぎないことやウォシュレット使用後にトイレットペーパーで強くこすらないこと、長時間ウォシュレットを使用しないことなどです。これらのルールを守って正しくウォシュレットの機能を使用しましょう。

トイレのウォシュレットを有効活用して生活を楽に

今回はトイレのウォシュレットのビデの意味や使い方を紹介させていただきました。ビデとおしりの違いやビデの使い方は何も難しいことはありません。生理時や妊娠期間のデリケートゾーンの清潔維持や排泄後のビデの使用などを積極的に行っていきましょう。

知識は得るだけであなたの生活をより豊かにしていきます。得た知識を上手く利用して、あなたも今日からウォシュレットの機能を有効活用して生活を楽にしていきましょう。

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