2018年09月29日公開
2019年07月31日更新
蛙化現象とは?好かれると冷める原因や気持ち悪くなる対処法を解説
あんなに好きだったのに好きな人から好かれるとなぜか急に冷めるという人はいませんか?もしかするとそれは蛙化現象かもしれません。蛙化現象とはどういった意味なのかや、蛙化現象になりやすい人、蛙化現象の対処法などを紹介していきます。
目次
両思いになると冷める…蛙化現象はなぜ起きる?
好きな人ができると、その好きな人と両思いになりたいと思うのが当然だと思います。片思い中は好きな人から好かれるためにいろいろなアプローチをしたり、両思いになった時のことを妄想したりする人もたくさんいるでしょう。
実際、その思いが通じて両思いになるとすごく嬉しいことのはずですが、好かれるとなぜか冷めるという人、あんなに好きな人だったのに気持ち悪いとまで思ってしまうという人はいませんか?
両思いになると冷めるという現象は蛙化現象と言われています。蛙化現象という言葉を初めて知ったという人も多いと思いますが、蛙化現象とは具体的にどういった意味なのでしょうか?そして、蛙化現象は起こってしまう原因は何なのでしょうか?
蛙化現象の意味とは?
蛙化現象とは好きな人から好かれると冷めるとか気持ち悪いと思うようになるという意味ですが、初めて蛙化現象という言葉や意味を知った人は、どうして蛙化現象と言われるのかいまいちピンとこない人もたくさんいるでしょう。
蛙化現象とはどういう意味かは、蛙化現象の由来を知ると理解することができます。
気持ち悪い人から好きな人に変わるグリム童話が由来
蛙化現象という言葉ができたのは、グリム童話の「かえるの王さま」が由来になっています。子供の頃に「かえるの王さま」と読んだことがある人も多いでしょう。
かえるの王さまとは、ある国の王女が魔法で蛙の姿に変えられた王子と出会って、最初は気持ち悪いと思っていたのですが、やがて魔法がとけて人の姿に戻った王子を好きになって結婚し、幸せになるというストーリーの童話です。
気持ち悪いという感情から好きという感情へと変わるのを描写した童話になります。
好きな人(王子)から気持ち悪い人(蛙)に変わるのが蛙化現象
グリム童話「かえるの王さま」では、気持ち悪いという感情から好きという感情へと変わっていきます。
このかえるの王さまの感情とは逆の意味になりますが、好き(人間の王子さま)から気持ち悪い(蛙)へと感情が変化するということで、こうした感情の変化が蛙化現象と言われているのです。
蛙化現象に悩む女性は意外と多い?
蛙化現象が起きてしまう人は、せっかく両思いになったのに冷めるとか、気持ち悪いと思ったりするなんて自分はどうかしていると悩んでいる人もいるでしょう。そしてこんなことになるのは自分だけではないかと思っている人もいるのではないでしょうか。
しかし、蛙化現象という言葉ができていることからもわかるように、好かれると冷めてしまったり、気持ち悪いと思うようになる女性は意外と少なくありません。
好かれると冷める蛙化現象の原因
蛙化現象とはどういった意味かを知った人のなかには、自分も蛙化現象なのかもしれないと思った人もいるでしょう。
しかし、どうして自分が蛙化現象になってしまうのか原因が自分でもわからないという人も少なくないでしょう。仮に自分が蛙化現象だと自覚したとしても原因がわからなければ対処することができませんよね。
では、蛙化現象はどういったものが原因で起きてしまうものなのでしょうか。
自分に自信を持てていない
「あなた自身の良いところは何ですか?」と言われて、自分の良いところがなかなか思いつかない、または何にも思いつかないという人は自分に自信を持てていない人でしょう。そういう人は自信の無さが原因で蛙化現象が起きてしまっている可能性が考えられます。
自分に自信を持てていない状態で好きな人に好かれると、どうしてこんな自分のこと好きなのか意味がわからない、この人は本当の自分のことをよくわかってなくて勘違いして好きになっているのではないかと不安になってしまいがちです。
そういった不安が大きくなった結果、相手への気持ちが冷めるとか気持ち悪いと思うようになることもあります。
両思いが恋愛のゴールになっている
自分自身では気が付かないうちに両思いになるのが恋愛のゴールになってしまっている人は、それが蛙化現象の大きな原因となっている可能性が高いです。
両思いが恋愛のゴールになっていると、両思いになったことに満足してしまって気持ちが冷めることもありますし、ゴールしてしまって恋愛をしていないという気分になり、そんな気分の時に好かれると気持ち悪いと思うようになってしまうこともあるのです。
妄想とのギャップ
自分の好きな人に対する妄想と現実とのギャップが蛙化現象の原因となっている人も少なくないでしょう。
好きな人ができて片思いをしているときは、好きな人のことばかり考えてアレコレ妄想すると思います。
そこで妄想が膨らみすぎて、現実の世界では存在しないような立派な男性像を描いてしまっていると、両思いになって、現実の彼のことをどんどん知っていくうちに思っていた人と違ったということで好きな人への気持ちが冷めることもあるでしょう。
好きな人の性的な目や行動にひいてしまう
好きな人の性的興奮をしている姿を見るとひいてしまうという人は、それが蛙化現象の原因となっている可能性が高いでしょう。
男性は知り合いや友達として接している時と両思いになってからでは、態度や行動も変わってきます。好きな女性に対して抱きしめたいと思ったり、キスをしたいと思うのは自然なことですし、性的興奮することはおかしなことではありません。
両思いとなれば、そういった気持ちが態度となって現れてきます。しかし、この男性はそういうことはしない人だ、というイメージをもっていると、好きな人の性欲を見たときに気持ち悪いと思って、好きな人への気持ちが冷めることになってしまいます。
お互いのことをよく理解していない
お互いのことをよく知っていない状態で好きになることが蛙化現象の原因になることもあります。
相手のことをよく知らないまま見た目や想像だけでこの人はこんな素敵な男性に違いないと思っていると、だんだんと知り合っていくうちに、それが思い違いだったなって好きな気持ちが冷めることもあります。
そうした思い違いが重なると好きな人だったはずなのにやがて気持ち悪いと思うようになってしまうこともあるでしょう。
蛙化現象はどんな女性に起こりやすい?
蛙化現象になりやすい女性とそうではない人がいます。
蛙化現象になりやすい女性とはどういった女性かを知れば、自分が蛙化現象になりやすい女性かどうかを診断することができますし、蛙化現象への対処法を考えていくこともできるようになります。
では、どういう女性が蛙化現象になりやすいのでしょうか。
ゲーム感覚で恋愛している女性
恋愛に対してゲーム感覚で取り組んでいる人は蛙化現象になりやすいです。
自分はそのつもりではなくても、自分が好きな人に好かれることがゲームのミッションになってしまっていて、好きな人に好かれるとミッションクリアになり、そのゲームに関心が薄れたり、また違うゲームに挑戦したくなってしまっている人も少なくないでしょう。
好きな人に好かれたいと思うのは当然のことですが、好かれることだけに情熱を注ぎすぎると蛙化現象になる原因になってしまうので注意が必要ですね。
恋愛経験が乏しい女性
恋愛経験が乏しい人も蛙化現象になりやすいでしょう。恋愛経験が乏しいと、男性の性質がわからなくて、好きな人に対して必要以上に理想の男性像をあてはめようとしがちです。
会社ではビシッとしているのにプライベートではだらしないとか、ジェントルマンだと思っていたのにキスを迫ってきた、下ネタなんか言う人ではないと思っていたのに下ネタを連発してくるなど、恋愛経験が豊富な女性なら男ってそんなものだろうと思うでしょう。
でも、恋愛経験が乏しいと男性の素の部分を見た時に幻滅してしまうこともあるでしょう。
現実からかけ離れた妄想をする女性
好きな人のことをいろいろと妄想することはすごく楽しいことですが、あまりに現実離れした妄想を膨らませたり、妄想が独り歩きしてしまうと、いざ相手から好かれることになった時に、現実の相手にガッカリすることになってしまいやすくなります。
現実離れした妄想ばかりしてしまうという人や、妄想ばかりし過ぎて現実との区別がつかなくなってしまうという人は蛙化現象になりやすいので注意が必要です。
自己肯定感が低い女性
蛙化現象になりやすい女性のなかには自己肯定感が低い女性もたくさんいるでしょう。
自己肯定感が低いということは自分に対する評価が低いという意味にもなりますが、自己評価が必要以上に低いと評価が低い自分のことを好きになる男性にまで低い評価をつけてしまいがちです。
また、片思いであれば自分なんか好きになってもらえないと納得することができますが、両思いになってしまうことで、自分のなかで説明がつかなくなってしまい、恋が冷めるとか気持ち悪いと思うようになるという行動でバランスをとろうとするのです。
蛙化現象を起こさないための対処法
せっかく好きな人に好かれるようになったのに冷めるというのはもったいない話です。できることなら両思いとなった男性と恋愛を楽しんでいきたいですよね。
蛙化現象の意味を知って自分は蛙化現象かもしれないと自覚した人のなかには、蛙化現象の意味はわかったけど、どう対処して良いかわからないという人もたくさんいると思います。
そこで、蛙化現象の対処法をいくつか紹介していきたいと思います。
高すぎる理想は捨てる
理想を高く持ち過ぎないというのも蛙化現象の対処法の一つです。
理想があまり高すぎると、妄想と現実とのギャップがどんどん離れていってしまって、実際の男性と接していると悪いところばかりに目が行ってしまったり、ちょっとしたことでも許せなくなってしまいがちです。
理想を持つこと自体が悪いことではありませんが、目の前の男性を自分の理想に当てはまっているかどうかという目で見るのではなく、この人の良い所はどこだろうとフラットな視線で接するように意識していくと蛙化現象も改善されていくでしょう。
自分自身に自信を持とう
蛙化現象を対処するためには自分自身に自信を持つことが大切です。
自分自身に自信がもてれば、自分のことがもっと好きになりますし、自分自身をもっと大切に思うようになります。そうすると、そんな自分を好きになってくれた人も大切にしようと思うようになりますし、もっと好きになっていくでしょう。
自分自身にもっと自信を持てと言われてもどう対処していいかわからないと思います。もっと自信を持てと言われて持つことができるようになったら苦労しませんよね。
自分自身に自信を持てない人が自信をもてるようになるのは簡単なことではありませんが、小さな自信を積み重ねていくことで自信をつけていくことができます。
例えば、簡単なことでいいので自分で決めたことを必ず実践することを積み重ねていったり、人のためにできることをやったり頑張ったときに自分を褒めるというのを繰り返したりしていってみてください。
そうすることでちょっとずつ自信を積み重なっていき、やがて大きな自信へと変わり自分のことが好きになっていくでしょう。
蛙化現象になっても恋愛をあきらめない
蛙化現象によって、恋愛がつらいと思っても恋愛することを諦めないというのも蛙化現象の対処法です。
せっかく好きになってくれたのに気持ちが冷めたり、気持ち悪いと思ってしまうと、そんな自分を責めてしまったり、落ち込んだりすることもあると思います。
そんなことが続くと、私は恋愛に向いていないみたいだから恋愛をしない方がいいのではと思う人もいるでしょう。
しかし、恋愛を繰り返していくことで対処できるようになることもたくさんあります。あなたが恋愛に向いていないのではなく、恋愛経験が足りないだけかもしれないので恋愛自体を諦めないようにしましょう。
恋愛経験を積んでいけば理想と現実のギャップも埋まっていくので、こんな男性だとは思わなかったということも少なくなっていくでしょう。
また、恋愛経験が豊富になれば、片思い中でも気持ちに余裕が持てるようになって、片思い中に全力を注ぎすぎて、両思いになった時には情熱が冷めてしまっているということもなくなるでしょう。
あなたは蛙化現象を起こすタイプ?
自分では蛙化現象を起こしやすい人なのかよくわからないという女性もたくさんいると思います。なので、簡単に蛙化現象度を自己診断できるようにまとめてみたので、ぜひ自己診断してみてください。
蛙化現象度を自己診断してみよう
蛙化現象度の自己診断の方法ですが、これから挙げる質問を見て自分がいくつ当てはまるか試してみましょう。診断するときはあまり難しく考えずに答えるのが診断のポイントです。あなたがどれくらい当てはまるか診断してみてください。
「白馬に乗った王子様のような男性がいると信じている」「恋に恋していると人に指摘されたことがある」「自分は男性に対して理想が高いと思う」
「自分自身があまり好きではない」「女性として見られるより人として好きになってほしい」「この人はこういう人だとイメージで決めつけてしまいがち」
蛙化現象度の診断結果
蛙化現象度の診断テストを行ってみていかがだったでしょうか。勘の良い人はお気づきかと思いますが、この診断テストの質問に一つでも当てはまる人は蛙化現象を起こしやすい可能性があります。
また、当てはまる数が多ければ多いほど可能性は高くなりますし、深刻度も高いです。
蛙化現象を起こさないためにはこの診断で挙げた質問に当てはまらないように気を付けていくと良いでしょう。
蛙化現象を克服して恋愛を楽しもう
蛙化現象をうまく対処して克服することができれば、好かれるまでだけではなく、両思いになってからの恋愛を楽しむことができるようになります。
いきなり克服することができないかもしれませんが、諦めずにトライしてみてください。