ぶりっ子とは?ぶりっ子の特徴17選を徹底解説!

かつて一世を風靡した「ぶりっ子」。減ってはいますが、根強く存在しています。ときにそのセリフや特徴が、うざいとも面倒くさいともいわれるぶりっ子ですが、実はモテるという噂も。なぜぶりっ子はモテるのか、ぶりっ子を可愛いと思う男性心理やぶりっ子の特徴を徹底解明。

ぶりっ子とは?ぶりっ子の特徴17選を徹底解説!のイメージ

目次

  1. 1うざいけど可愛い?ぶりっ子な女子の実態は?
  2. 2ぶりっ子とは?
  3. 3ぶりっ子とかまとと
  4. 4ぶりっ子の特徴6選《仕草編》
  5. 5ぶりっ子の特徴5選《性格編》
  6. 6ぶりっ子の特徴3選《髪型・服装編》
  7. 7ぶりっ子の特徴3選《セリフ編》
  8. 8ぶりっ子はモテるの?男性の心理
  9. 9ぶりっ子はうざい?

うざいけど可愛い?ぶりっ子な女子の実態は?

クラスや職場に一人二人は思い当たるぶりっ子。どちらかといえば悪口や陰口で使われるぶりっ子という形容詞ですが、なぜかぶりっ子女子には癒されると好意的な人もいます。うざいと敬遠されるぶりっ子と、うざいけど可愛いと容認されるぶりっ子の違いはどこにあるのでしょうか。

ぶりっ子でもモテる女子、ぶりっ子が可愛いと評判の女子の特徴がわかれば、ぶりっ子と呼ばれても怖くありません。ぶりっ子女子の実態を解明してみましょう。

ぶりっ子とは?

ぶりっ子とは、主に、無知や無垢を装って男性に媚びを売ることや、そうした態度をとる女子のことを指し、多少の嫌味や皮肉が込められています。男性におもねる女子を揶揄する言葉なので、好意的な使い方をすることはほとんどありません。

しかし、ぶりっ子が、馬鹿っぽいけど可愛いと受け止められるか、ただの馬鹿と蔑まれるかはその人次第です。

男性に対する見え見えの甘えた態度や卑下した態度は、女子からは反感を買いやすく、あからさまなぶりっ子は一部に男性には人気があてっも、女子の中では孤立しがちです。

ぶりっ子の意味

上品ぶる、金持ちぶる、いい子ぶる、偉ぶる、学者ぶるなど、「ぶる」という言葉は名詞についてご段活用の動詞になります。「ぶる」は、人に特徴を見せつけるように振舞うという意味です。

ぶりっ子は、この「ぶる」と、そのようなことをする女子という言葉を組み合わせてできた造語で、特徴を見せつけるように振舞う女子という意味です。元々は、可愛いという言葉がついて、「可愛い子ぶりっ子」という言い方で使われていました。

それがいつの間にか、「可愛い」がつかなくても、ぶりっ子といえば、可愛いという特徴を強調する女子という意味をあらわすようになりました。

「ぶりっ子」誕生は漫画から?

「ぶりっ子」は造語で、その生みの親は、『すすめ‼パイレーツ』や『ストップ‼ひばりくん』のヒットで知られる漫画家でイラストレーターの江口寿史氏です。

江口氏は、仲間内で使っていた「ぶりっ子(ふりをする子)」という言葉を、架空のプロ野球球団を舞台にした野球ギャグマンガ『すすめ‼パイレーツ』の中で、可愛いふりをする女性アシスタントを「かわい子ぶりっ子」と茶化して使いました。

それがメディアを通じて広がり、一般でも可愛いふりをする女性のことを「ぶりっ子」と呼ぶようになりました。優れた言語感覚を持つ江口氏は、「爆睡」という言葉の生みの親としても知られています。

ぶりっ子の典型的な例はあの元祖アイドル

ぶりっ子の代名詞といえば元祖アイドルの松田聖子さんです。ぶりっ子という言葉が浸透し始めた1980年代に絶大な人気を誇った松田聖子さん。

白やピンクを基調にしたフリフリの服装、可愛らしい女の子っぽさを前面に打ち出したキャラクター、「おかあさ~ん」と泣きながらも涙が出ないウソ泣き疑惑から、一部のアンチから「ぶりっ子」とレッテルを貼られ、定着しました。

松田聖子さんの本名が蒲池法子だったことから、当時の松田聖子さんの髪型は、ぶりっ子ヘア、かまちんカットと呼ばれ、可愛いアイドルに憧れる女子がこぞって真似をしました。当時のアイドルの髪型は、ほとんどが松田聖子さんの髪型をアレンジしたものでした。

ぶりっ子とかまとと

日本には江戸時代から、「かまとと」という言葉があります。かまとととは、無知で無垢な女性を意味する言葉で、ある女性が男性に、「蒲鉾はとと(魚)か」と聞いたことが語源です。

蒲鉾が魚から作られていることは常識なのに、それさえも知らない、つまり男女の仲のことなど当然何もわからにというふりをして男性に媚びることから、とくに性的に何も知らないふりをする女性を「かまとと」と呼びます。

ぶりっ子という言葉が広まると、性的なことを何もわからないふりをすることを「かまととぶる」、そういうふりをする女性を「かまととぶりっ子」というようになりました。

可愛さだけを売り物にする単なるぶりっ子に対してかまととぶりっ子は、男性心理を弄ぶ狡猾さ、計算高さが垣間見え、印象の悪さでは可愛い子ぶりっ子の比ではありません。

ある程度の年齢に達した成熟した女性がかまととぶっても、痛々しいだけでモテる要素にはなりませんから気をつけたほうがいいでしょう。

ぶりっ子の特徴6選《仕草編》

ぶりっ子は仕草を見るだけでぶりっ子だとわかります。それだけ、ぶりっ子の仕草は特徴的です。ぶりっ子が無意識に、もしくは意識的にやっている仕草を見てみましょう。

上目遣いでじっと見つめる

ぶりっ子の必殺技ともいうべき仕草が上目遣いです。下からすくい上げるように顔を覗き込んで、なかなか視線を逸らさないのが特徴です。両手を背中で組んだり、首を傾げるような仕草が加われば完璧です。

ぶりっ子がする仕草の特徴は、儚さ、可憐さが強調されることです。相手の心理を伺うようなちょっとオドオドした上目遣いは、男性の庇護欲を煽り、可愛いと思わせるのに最適な仕草です。

アヒル口をする

インスタでも大人気のアヒル口。ぶりっ子女子の特徴は、写真に写るためででもないのに頻繁にアヒル口をすることです。アヒル口は、意識的にしなければできる仕草ではありません。アヒル口をする女子は、こうすれば可愛く見えるはずと計算してやっています。

残念ながら、似合う人と似あわない人がいるので、必ずモテるとは限りませんが、アヒル口は、可愛らしさをアピールしたいぶりっ子には不可欠の仕草です。

頬に手を当てて小首を傾げる

ぶりっ子女子の仕草の特徴は、どこかロマンティックで現実離れしています。漫画やドラマでもなければ、今時頬に手を当てて考え事をする女子など、そうそういません。

どうすれば可愛いと思われるのか、どんな仕草が男性の心理に訴えるのか、ぶりっ子はよく知っています。たとえその仕草がどんなに現実離れしていようと、可愛いと思ったら躊躇なく取り入れられるのも、ぶりっ子の特徴といえます。

人差し指をあごや口のはたに添える

頬に手を当てるのと同様の仕草です。やっているうちに癖になってしまっているぶりっ子女子も多いかもしれません。

ぶりっ子の仕草の特徴は、わかりやすさとメッセージ性です。指を一本添えるだけで、セリフにしなくても、考えている、悩んでいる、困っているということをアピールすることができます。

男性に対して、助けて欲しい、教えて欲しい、話しかけて欲しいとサインを送ることにもなります。

頬を膨らませて怒る

ぶりっ子は表情が豊かという特徴があります。一緒にいると気恥ずかしいくらいに大げさに喜び、ストレートに感情を表現します。そして最大の特徴は、怒り方にあります。

どんなに可愛い女性でも、怒った顔は可愛くはありません。まれに怒り顔がぞっとするほど美しい女性もいますが、可愛らしくはありません。ぶりっ子は可愛いことが命ですから、「怒ってるんだぞぷんぷん」と、幼稚園児でもやらないような怒り方をしたり、頬を膨らませたりします。

ぶりっ子の特徴は、恥ずかしげもなく幼稚な仕草ができることです。それをうざいと感じるか、可愛いと感じるかは相手次第といえるでしょう。

泣きまねをする

松田聖子さんのウソ泣き疑惑以来、泣きまね、ウソ泣きはぶりっ子の常套手段です。涙は女の武器というように、どんな状況であれ女性の涙に男性は弱いもの。たとえ本当に泣いていなくても、泣いてみせるだけで弱々しさを印象づけられます。

ぶりっ子女子は仕草の効果に敏感です。即効性のある涙を有効活用するのはぶりっ子には常識です。

ぶりっ子の特徴5選《性格編》

男に媚びることなどできない、強気な女性は、どうあがいてもぶりっ子女子にはなれません。それはもう性格的な問題です。一方で、男性の前ではつい甘えてしまう性格の女性もいます。ぶりっ子の性格には、どのような特徴があるのでしょうか。

また、わざと「ぶりっ子」を演じている女性と、天性の「ぶりっ子」とでは、性格的にどのような違いがあるのでしょうか。

注目されたいかまってちゃん

「ぶりっ子」のふりをしているぶりっ子女子は、いつも話題の中心にいたがります。そもそも注目されるためにぶりっ子をしているのですから、目立とう精神が旺盛なのは明白です。とくに、周りに男性がいる場合はぶりっ子アピールが盛大になるという特徴があります。

普段より声のトーンが高くなったり、ボディタッチが頻繁になったり、些細なことで拗ねて見せたり、度が過ぎると女子の反感を買い、総スカンをくらいかねません。

目立ちたがりのぶりっ子女子は、性格的には同性に嫌われやすいということは覚えておいた方がいいでしょう。

意外としたたかな性格

一見儚げで守ってあげたくなるようなぶりっ子女子ですが、同性から嫌われてもめげない、強さも隠し持っています。

ぶりっ子が文字通り「ふり」の場合は、同性からうざいといわれると態度がブレますが、ぶりっ子のメリットを理解し、ぶりっ子を貫こうと覚悟を決めた女子は、多少のバッシングはものともしません。

自分が大好き

ぶりっ子の自覚があるぶりっ子の中には、「可愛い自分」をセルフプロデュースするほど自分が大好きな人も少なくありません。

「モテる自分」、「媚びる自分」、「甘える自分」、全部含めて自分自身が大好きで、そのためには他人に何と思われようと意に介さない、ある意味強い性格の持ち主です。

「ぶりっ子」でいることが自分に一番ふさわしいと、振り切って考えられるぶりっ子は嫌味がなく、異性にも同性にもモテる稀有な存在です。

計算高い性格

女子の特権を最大限に活かそうとするぶりっ子女子。どんな仕草やセリフや行動が男性心理を惹きつけるのか、よくわかっています。表にあらわれる可憐で無邪気な性格とは裏腹に、頭の中ではその仕草やセリフが引き起こす効果を冷静に読んでいます。

無知で馬鹿っぽく振舞っていても、じつは賢く機転も利くのがぶりっ子の本当の性格の特徴です。

表向きネガティブ

真性のぶりっ子以外は、多かれ少なかれ二重人格です。ぶりっ子は、か弱いふりで誰かに守ってもらおうとするので、内心はどうあれ、表面的にはどちらかというと消極的でネガティブな性格です。

誰かが手を差し伸べてくれるように仕向けるのもぶりっ子の得意技の一つ。「全然大丈夫」と胸を叩いてみせるより、「どうしようどうしよう」とオドオドして見せるほうが得だということを十分に知っています。

本当は前向きで気力に溢れていますが、それを悟らせない巧みな性格もぶりっ子の特徴の一つです。

ぶりっ子の特徴3選《髪型・服装編》

仕草や性格もぶりっ子は特徴的ですが、最も顕著なのは外見、髪型や服装です。ぶりっ子が好む髪型と服装を見てみましょう。これを参考に明日から身の回りを見渡してみてください。ぶりっ子特有の髪型や服装をした女子が何人も見つかるはずです。

ぶりっ子の髪型

髪型は自由ですが、ぶりっ子でなければできない髪型というものがあります。もちろんぶりっ子でなくてもその髪型にすることに問題はないのですが、やはりちょっと気恥ずかしさが伴います。

反対に、ぶりっ子が間違ってもしない髪型というものもあります。刈り上げ、ベリーショート、巻き髪、盛り髪、ドレッドヘア、ストレートロングなど、個性が強すぎる髪型、派手すぎる髪型、自己主張が強すぎる髪型は、ぶりっ子には似合いません。

ちょっと恥ずかしいツインテール

もはや中学生でも躊躇するツインテール。アニメの影響か、男性には圧倒的な人気がある髪型です。女子を可愛く見せる髪型の筆頭ではありますが、耳の上ともなるとかなりの勇気が必要です。

ぶりっ子は可愛いのためなら羞恥心などすっぱりと忘れてしまえます。堂々とツインテールを揺らすことができるのはぶりっ子の特徴です。

清楚なおかっぱ

ぶりっ子に限ったことではないですが、おかっぱは女子を可憐で可愛い少女のように見せてくれます。ぶりっ子のつもりではなくても、おかっぱにしていると、可愛く見せたいのかなと、多少の誤解を生むことになるかもしれません。

やっぱり聖子ちゃんカット

1980年代半ば、街中に溢れた聖子ちゃんカット。昭和の風情が漂いますが、誰にでも似合って少女のような可愛らしさを醸し出す聖子ちゃんカットは永遠不滅のぶりっ子ヘアといえるでしょう。ちょっとレトロな感じもうぶで純粋なイメージを膨らませます。

ぶりっ子の服装

誰が見ても一目でぶりっ子とわかる鉄板のぶりっ子ファッション。流行に左右されないポリシーはいっそのこと清々しいほどです。ハイセンスより可愛いが最優先のぶりっ子には、服装にも決して譲れないこだわりがあります。

服装の基本はスカート

可愛いが信条のぶりっ子の服装は、スカートが基本。でもいくらスカートといっても、マイクロミニやタイトスカート、深いスリットはご法度です。ぶりっ子は、膝丈からミディアムまでのギャザーやフレアスカート、プリーツスカートを愛用します。

乗り遅れない程度に流行を取り入れはしますが、あくまでさり気なく、センス良くで、最先端を突っ走ったりはしません。

華やかで品のある服装

髪型と同じように、ぶりっ子の王道ともいうべき服装があります。ぶりっ子は黒やグレーなど、ダークカラーの服装は選びません。デザインもアバンギャルドで挑発的な服装は論外です。露出が多くエロティックな服装もNGです。

ぶりっ子は基本的に保守的です。誰にでも好感を持たれる服装が、いってみればぶりっ子のユニフォームです。お父さん、お母さん世代が安心してみていられる服装を、ぶりっ子女子は好みます。

色はパステルピンク

同性や同年代の男性の一部からはうざいと遠巻きにされることもあるぶりっ子ですが、年配者の好感度は高いのが特徴の一つ。「可愛いお嬢さん」風の服装がぶりっ子の定番です。

清潔感があって華やかだけれど派手じゃない上品な服装は、下手をすると地味で野暮ったくなるので着こなすのは意外と難しいです。知的でトラディショナルな服装は、品は良くてもぶりっ子には似合いません。

ぶりっ子は、年代にかかわらず、甘い雰囲気のワンピースやブラウスとスカートのセットを好みます。レース、フリル、リボンがぶりっ子の服装の三種の神器です。

芥子色が流行ろうが、ビビッドカラーが流行ろうが、ぶりっ子が好きな色はパステルピンク。ピンク以外でも服装や小物はパステルカラーが基本です。

少女趣味、メルヘンチックな物が大好きなぶりっ子の服装は、白いブラウスにパステルカラーのスカート、バレエシューズの組み合わせのバリエーションがほとんどです。

ぶりっ子の特徴3選《セリフ編》

ぶりっ子は、舌足らずで語尾を不必要に長く伸ばすなど、話し方にも特徴がありますが、セリフも特徴的です。

ぶりっ子には、口癖のようによく口にするセリフ、決まり文句があります。このセリフ、決まり文句を臆面もなく口にできる女子は間違いなくぶりっ子です。というより、これらの決めセリフが言えなければ、ぶりっ子失格です。

セリフの出だしは「え~?」

「即」や「速」という言葉ほどぶりっ子に似つかわしくないものはありません。セリフの頭には枕詞のように「え~?」という言葉がつきます。小首を傾げてみせるというオプションがついている場合もあります。

ぶりっ子の会話はテンポがゆっくりです。間延びしているような話し方も特徴的ですから、打てば響くようなセリフの応酬を好む人には、ぶりっ子は心の底からうざい存在に感じられます。

わかっていても「わかんな~い」

ぶりっ子は、相手を立てることがモテるコツだと思っているので、知っていることやわかっていることでも知識をひけらかしたりしません。ぶりっ子からは、当意即妙な受け答えや才気煥発なセリフは出てきません。

とりあえず何でも「え~?わかんな~い」というセリフで無知を装い、相手に優越感を持たせます。ただ「わからない」、「知らない」と言うだけではなく、甘えたように言葉を伸ばすのも忘れません。目遣いや頬に手を当てる仕草などが加われば完璧です。

何にでも「可愛い」

ボキャブラリーがそれだけしかないのかと疑いたくなるほど、何にでも「可愛い」を連発するのもぶりっ子の特徴です。ぶりっ子同士の会話を聞いていると、セリフがほぼ「可愛い」で埋め尽くされていることがあります。

「可愛い」物を「可愛い」と愛でるのは悪いことではありませんが、「可愛い」以外にも素敵なものを表現するセリフはたくさんあります。「可愛い」としか言わないと頭が悪く見えますから、賢い女性が好みの人からは語彙不足でうざいと避けられがちです。

ぶりっ子はモテるの?男性の心理

かつてほどの勢いはなく、絶滅危惧種とも思われるぶりっ子ですが、どの集団にも常に一定数は存在し、その地位を守っています。これだけ女性の自立が叫ばれているにもかかわらず、根絶やしにならないのはなぜでしょう。

ぶりっ子が未だに廃れないのは、需要があるからとしか考えられません。メリットがあるからこそ、ときに同性からは蛇蝎のごとく嫌われるぶりっ子が、綿々と存在し続けているのです。

では、ぶりっ子のメリットとは何でしょうか。それはズバリ男性にモテることです。なんだかんだ言ってもやっぱりぶりっ子はモテる。だからこそ、同性のバッシングをものともせず、ぶりっ子はぶりっ子であり続けるのです。

ぶりっ子のわざとらしい女子アピールにうんざりしている人からしてみれば、うざいとしか思えないぶりっ子のどこがいいのかと、頭を悩ませるところですが、男性心理は単純です。ぶりっ子がモテる理由を、男性心理から探ってみましょう。

守ってあげたくなる

今どき、男らしさや女らしさに縛られる人はあまりいませんが、男性の中には、庇護欲や騎士道精神が強い人もいます。

ぶりっ子は、「わかんな~い」、「知らな~い」と徹底的に頼ってくれるので、男性の「誰かを守りたい」という心理的欲求を満たすにはぴったりの存在です。

たとえ「ふり」をしているだけ、うざいとわかっていても、男性の心理に、「男は強く女は弱い」という擦り込みがある以上、ぶりっ子がモテるのは無理もないことです。

未知の世界を教えたい

源氏物語の昔から、性的に無知な女性を自分好みに教育したいという願望が、男性の心理にはあります。「かまとと」はそんな男性の心理を逆手に取って、男性の気を惹く女のしたたかなテクニックですが、ぶりっ子にも似たような効果があります。

ぶりっ子の無防備な仕草やセリフは、性的に未熟な女性に惹かれるという男性心理を巧みに刺激するので、結果としてモテることになります。

心理的に気が強い女性は苦手

昨今、男性と肩を並べてテキパキと仕事をこなし、男性に引けを取らない活躍をする女性が増えてきました。男女同権は喜ばしいことですが、女性が自己主張する一方で、草食系と呼ばれる大人しい性格の男性も増えています。

サバサバと男前な性格の女性が好みという男性もいますが、男性の心理としては、強すぎる女性には近寄りがたさを感じています。

ぶりっ子は、どんな男性にでもとりあえず「可愛い女の子」のスタンツで接しますから、強い女性が苦手な男性からも恋愛対象として見てもらえ、モテる確率が高くなります。

異性を感じる

心理学的には、恋愛対象として見た場合、異性には自分にないものを求めます。男性が、儚さ、弱さ、幼さを満載したぶりっ子に、他の女性より一段と惹かれるのも道理です。口ではうざいと言いながらも、男性がぶりっ子に惹かれるのは、心理学的に正しいことです。

儚く可憐で清純なイメージを強調するぶりっ子は、言うなれば女子の特権です。ぶりっ子は男性がイメージする女性の象徴ともいえます。ぶりっ子は、モテるコツを本能的に知っている、策士なのかもしれません。

ぶりっ子はうざい?

「男性の前では態度が変わる」、「頭が悪そう」、「狡賢い」と、とかく評判の悪いぶりっ子。「女」を武器にしたような態度や仕草は、男性と対等に向き合いたい女性からはとくに嫌われます。ぶりっ子はうざい、それは既定事実のようにも思われますが、実はそうでもありません。

うざいと嫌われるのは、裏表があるぶりっ子です。男性にだけ媚びを売り、同性には普通に接するぶりっ子は、わかりやすいというか、営業努力というべきか、それほどうざいとは思われません。

うざいと嫌われるぶりっ子は、自分にメリットのある同性には、男性に接するときと同じように甘えてすり寄るタイプです。ぶりっ子は女の子アピールが過剰なだけですが、うざいぶりっ子は、人間関係を損得勘定で振り分けようとします。

ぶりっ子にも好かれるぶりっ子、嫌われるぶりっ子があります。モテるぶりっ子はもちろん好かれるぶりっ子です。

中途半端が一番嫌われます。ぶりっ子になるなら、徹底的に、男性にも女性にも甘えてみましょう。庇護欲があるのは男性だけではありません。ぶりっ子は母性本能も刺激するので、突き抜けたぶりっ子は女性も好意的です。

どうせなら好かれるぶりっ子になって、人気者になりたいですね。

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