あじさい(紫陽花)の花言葉は？種類や色別(白・紫・青・ピンク)の意味

あじさいってどんな花？と聞かれると、大体想像つくでしょう。しかし、あじさいってどんな由来があって、あじさいになったのか、また、あじさいの歴史は？と聞かれると、想像もつかない人が多いでしょう。

あじさいの由来とか、あじさいの歴史なんて、あじさいを見ながら考える人はそうそういません。

しかし、あじさいの由来やあじさいの歴史を知ってからあじさいを見ると、もっとあじさいを好きになるでしょう。そこでここでは、あじさいの由来やあじさいの歴史、あじさいの特徴について紹介します。

あじさいの名前の由来を紹介します。人間にも1人1人名前の由来があるように、あじさいにも由来があるのです。花の由来は花の特徴にも繋がります。あじさいというのは、昔は、「あづさい（あづさヰ）」と呼ばれていました。

あづさいの「あづ」が小さいものの集合、集まるという意味を持ち、さいは、「さ」が接続後、いは、「あい」で「藍」を意味しています。そのため、あづさいは、小さい藍が集まったものというところに由来しているのです。

また、別の由来もあり、「あぢさゐ」からきていて、「あぢ」は褒める「さゐ」は青い花というところから、あじさいになったとも言われています。

あじさいの由来の次は、あじさいの歴史を知りましょう。あじさいが1番古く記録されているのは、奈良時代です。万葉集という書物に、あじさいが登場しています。あじさいは、とても古い歴史を持った花ということになります。

そして、平安時代の古今和歌六帖に登場し、安土桃山時代には、画家によって描かれています。さらに江戸時代、明治、大正とあじさいは存在していたのですが、どうも人気がでない花として知られています。

しかし、戦後の日本においてあじさいは徐々に人気が出てきました。戦後は死者に贈る花として知られていたため、数々の寺に今でもあじさいが多くあるのです。あじさいの由来や歴史はあじさいの花としての存在感を意味しています。

あじさいの花の特徴について紹介します。あじさいの花の由来となった「小さくて青い花の集合体」というものがありますが、これがまさにあじさいの特徴です。

小さな花がいくつも集まって、丸みを帯びた雰囲気を出すのがあじさいです。一般的に、梅雨の時期にあじさいは咲きます。そのため、あじさいを見ると、「今年も梅雨がくる！」と思う人が多いのです。

あじさいの由来や、あじさいの歴史を知ったら、次は、花言葉を見ていきましょう。花言葉を知ることは、花を人に贈るときに大事なものになります。

また、花言葉を知っていたら、その花を見たときに見方が変わるでしょう。あじさいには、どんな花言葉があるのか、チェックしていきましょう！

まずは、日本でのあじさいの花言葉の意味を紹介します。あじさいの歴史を見て分かるように、あじさいは当初、あまり人気がない花でした。しかし、徐々に人気が出てきて、今ではかなり人気の高い花になっています。

育てやすいとも言われているあじさいには、日本において、どんな花言葉があるのでしょう？

日本におけるあじさいの花言葉には、「家族団欒」、「家族仲良し」というものがあります。あじさいは、小さな花が集まっているので、その見た目から、家族が仲良く団欒している様子が見えてきます。

家族団欒の花言葉があるあじさいを、自分の庭で育てている人も多いでしょう。

あじさいには、「辛抱強い愛情」、「我慢強い愛情」という花言葉もあります。梅雨の厳しい時期に美しい花を咲かせるあじさいを見たら、なんとなく忍耐強さを感じる人もいるでしょう。

実際は、あじさいが枯れにくいことから、辛抱強い愛を意味しているものです。

あじさいの花言葉には、なんと「浮気」や「移り気」もあります。これは、あじさいの花の色が変わっていくことからつけられた花言葉です。そのため、愛情を意味する花言葉を持ちながらも、愛情が変わるという意味も持つ花なのです。

海外でのあじさいの花言葉の意味を紹介します。海外でも花言葉は多く知られています。ただ、日本の花言葉と、海外の花言葉は、少し違うところもあるのです。あじさいが海外において、どんな意味を持つ花なのか、見ていきましょう。

ちなみに、あじさいは、英名では、ハイドランジアといいます。由来は、ギリシア語の「水の器」です。

海外でのあじさいの花言葉は、「冷酷」です。やはり色が変わっていくことで、移り気のような雰囲気を海外でも感じられているのでしょう。あじさいには、冷酷さを感じる人が多いのです。

海外でのあじさいの花言葉には、傲慢であるというものもあります。これは、あじさいが咲き続ける姿が傲慢で意地っ張りに見えた可能性があります。

花は散るからこそ美しいと思う人も多いので、あじさいが長期に渡って咲く姿に傲慢さが見られると思った人もいたのでしょう。

海外でのあじさいの花言葉には、「あなたはとても冷たい人ですね。」というものがあります。花を贈る文化がある国で、あじさいを渡しているのを見たら、「冷たい！」と怒っているという意味にもなるでしょう！

あじさいの花言葉と意味を色別で見ていきましょう。あじさいには、白や紫、青、ピンクなど、さまざまな色の紫陽花があります。花言葉は、その花自体が持つものと、色によって変わるものがあります。

あじさいの花言葉も、色によって、違う意味を持つので、今回は、白、紫、青、ピンクの紫陽花の花言葉についてみていきましょう！

白いあじさいの花言葉は、「寛容」です。つまりは、器が広いこと、心が大きいことを白いあじさいは意味しています。白という色は、純粋で潔白を意味するものなので、心に悪がない状態を白いあじさいは表しているのでしょう。

あじさいは丸い形をしているので、白いあじさいを見ると、心がほっこりする人も確かに多いでしょう。イライラしたときに、白いあじさいを見ると、寛容な心が宿る可能性もあるでしょう。

白いあじさいは、あじさいの時期になったらよく目につくところに置いておくといいでしょう。白いあじさいを見るたびに、心の中が穏やかになって、白いあじさいのおかげで余裕ある日々を過ごせるでしょう。

紫のあじさいの花言葉は、「無情」、「神秘的」、「傲慢」というものがあります。実は、紫のあじさいの花言葉と青のあじさいの花言葉は被るところがあるので、紫のあじさいの花言葉は青のあじさいの花言葉にマッチすると思ってください。

紫は、非常に高貴な色です。そのため、神秘的という花言葉は、紫のあじさいにピッタリでしょう。しかし、無情や傲慢という花言葉もあるので、紫のあじさいをプレゼントするときは、「神秘的な魅力」などのように意味を伝えましょう。

青いあじさいを見ると、あじさいそのものというイメージを持つ人が多いでしょう。青いあじさいの花言葉は、「冷淡」、「美しさがあるものの冷たい人」というものがあります。あじさいの花言葉は、青いあじさいの花言葉と近いものがあります。

青の色は、冷静などを意味するため、青い紫陽花にもどこか冷ややかな花言葉がついているのです。ただ、青い紫陽花の花言葉には、「辛抱強い愛情」というものもあります。青いあじさいは、忍耐力を意味するものもあるのです。

紫の紫陽花の花言葉と、青の紫陽花の花言葉は似ているものがあります。青のあじさいの花言葉は、そんなにいい意味があるわけではないので、プレゼントに青のあじさいは避けたほうがいいでしょう。見る分には青のあじさいはキレイです！

ピンクのあじさいは、見ているだけで可愛くて、ピンクのあじさいが好きな人って多いでしょう。そんなピンクのあじさいの花言葉は、「元気な女性」です。ピンクはとても可愛らしい色なので、女性の意味をピンクのあじさいでも持っているのです。

ピンクのあじさいは、「元気」というワードが入ってくるので、貰った人はパワーを感じることでしょう。ピンクは優しい雰囲気も持つため、癒されて心が元気になる効果もあるでしょう。

ピンクのあじさいが持つ「元気な女性」という花言葉は、女性を嬉しい気持ちにさせてくれるので、ピンクのあじさいを贈るのはおすすめです！

紫陽花の花言葉と意味を種類別に紹介します。紫陽花と聞くと、小さな花が集まった花というイメージがあり、種類を気にしたことがある人は、そんなにいないでしょう。

しかし、紫陽花にも種類があります。そして、種類ごとに、あじさいの花言葉も変わってきます。ここでは、紫陽花の種類別に花言葉を紹介するので、紫陽花を人にプレゼントしたい人は、特にチェックしてください。

紫陽花の種類に、ガクアジサイがあります。ガクアジサイの花言葉と意味は、「謙虚さ」です。ガクアジサイは、謙虚な姿を見せて花を咲かせているかのように、お互いが気を使い合いながら存在しているように見えませんか？

ガクアジサイには、謙虚という花言葉を持つため、自分の人生の指針にするためにガクアジサイを飾るといいでしょう。ガクアジサイは、見たことがない人もいるでしょう。

紫陽花にしては、とても珍しく、普通の紫陽花のように花が密集しすぎていません。そこに謙虚さを感じるものがあります。

ガクアジサイの特徴は、やはり見た目にあります。周りに花があって、その中にまた小さな花が集まっているように見えるのがガクアジサイです。

実は、この真ん中の小さな花が花びらになります。そして周りにある大きな花びらに見えるのが、額なのです。この形は、まるで小さな花を額縁で飾っているかのように見えるため、ガクアジサイという名前がつけられているのです。

紫陽花の種類には、ホンアジサイというものがあります。ホンアジサイの花言葉は、「辛抱強い愛」、「冷酷」、「傲慢」、「家族団欒」などがあります。ホンアジサイには、良い花言葉の意味も、悪い花言葉の意味も含まれています。

ホンアジサイというのは、種類的に一般的な紫陽花のことを意味しています。そのため、紫陽花の花言葉はホンアジサイの花言葉そのものになるのです。

ホンアジサイの特徴は、小さな花が密集して、丸みを帯びた花を作っているところです。よく見る紫陽花の形です。フランスでは、日本のバラとしても親しまれています。

バラは何枚もの花びらがあります。紫陽花もいくつもの花が集まっているため、バラのように見えるのでしょう。

ホンアジサイは、いまや一般的な紫陽花として知られていますが、実は、ガクアジサイを品種改良したものでもあるのです。

紫陽花の種類には、こんぺいとうもあります。こんぺいとう紫陽花の花言葉は、「謙虚」です。ガクアジサイと同じ花言葉ですが、実は、こんぺいとは、ガクアジサイの一種なのです。静岡県にある加茂花菖蒲園オリジナルのあじさいになります。

こんぺいとうも、ガクアジサイと同じように、可愛らしい見た目から、謙虚さという花言葉がつけられているのでしょう。

こんぺいとうの特徴は、ガクアジサイのように、中心に小さな花の集合体があり、まわりに額があることです。こんぺいとうは色がはっきりしていて、グラデーションになっているのも特徴です。

こんぺいとうは、紫陽花の種類の中でも可愛らしく、お菓子の金平糖を思い浮かべる人も多いでしょう。

紫陽花の種類には、てまりてまりもあります。てまりてまりの花言葉は、これと言って決まっていません。というのも、てまりてまりは、品種改良により作られたため、花言葉まで決められていないのです。

しかし、てまりてまりの丸みを帯びた雰囲気を見て、「平和」とか、「優しさ」を感じる人がいるため、てまりてまりには、地球の平和とか、家族の平和を思い浮かべることができるでしょう。

てまりてまりの特徴は、まんまるとして、てまりのような形をしていることです。花びらが何枚もあつまっていて、まん丸として非常に丸みを帯びた形をしています。

紫陽花は、丸い形の花というイメージが強いですが、紫陽花の種類の中でも、特に丸いのがてまりてまりです。こんなてまりがあったら、本当に可愛いだろうなと思わせる雰囲気を持っています。

あじさいの花をプレゼントするときの豆知識について紹介します。あじさいには、色んな花言葉の意味がありました。それだけに、人にプレゼントするときは、花言葉の由来に結び付けて贈るといいでしょう。

母の日に、紫陽花をプレゼントするときは、花言葉として、「家族の結びつき」があります。紫陽花には、家族が仲良しだという意味が花言葉にあるので、母の日のプレゼントとして、最適でしょう。

また、ピンクの紫陽花を贈ることで、お母さんに「元気でいてね！」という意味を込めることもできるため、母の日のプレゼントにするなら、ピンクの紫陽花がおすすめです！

母の日はカーネーションのイメージが強いですが、紫陽花にして、サプライズを演出するのもいいでしょう！

あじさいをお友達にプレゼントするときは、花言葉として、「友情」があります。あじさいは、沢山の花が集まっているので、まるで友達との縁を大事にしているようにも見えます。

あじさいには、「仲良し」という意味の花言葉も込められているので、仲良しという意味を込めて友達に贈ると喜ばれるでしょう。

結婚式のブーケとして、あじさいを使うときの花言葉には、「家族団欒」があります。両家が上手くやっていくこと、そして新しくできる自分の家族の団欒も意味してます。

しかし、あじさいには、「別れ」を意味する花言葉もあるので、結婚式には向いていない花という説もあります。

あじさいの花をプレゼントするときの注意点について紹介します。あじさいの花は、花言葉を見ると、悪い意味も含まれていました。そのため、プレゼントするときには、注意も大事なのです！

恋人にあじさいの花をあげると、浮気心を意味したり、別れを意味する場合があるので、やめておきましょう。あじさいの花言葉を知ると、恋人はびっくりしてしまいます。

しかし、プロポーズのときに、家族団欒の意味を込めてあじさいをプレゼントするのは、ありでしょう。

海外の人にあじさいをあげると、「あなたは冷たい！」と言っているようになるので、怒られることもあるでしょう。海外でのあじさいの花言葉は、日本でのあじさいの花言葉よりも悪いものが多いのです。

あじさいをプレゼントするときは、小さなカードに、あじさいの花言葉を書いておきましょう。そうすることで、なぜあじさいをプレゼントしてくれたのか、そして、あじさいの素敵な花言葉を伝えることができるでしょう！

あじさいの花を楽しむためには、あじさいの名所と呼ばれる場所に行くのがおすすめです。行く場所によっては、たくさんの種類のあじさいを見ることができたり、カラフルなあじさいに癒されることもあります。

今回は、おすすめのあじさいの名所について紹介します。県外から訪れる人も多い場所なので、遠いなと思っても、1度は訪れてみましょう。あじさいの魅力にハマります！

あじさいの花言葉について紹介しました。意外とあじさいの花言葉には、冷たいなどの意味が含まれていて、びっくりした人もいたでしょう。ただ、家族団欒や、仲良しなどの花言葉もあじさいは持っています。

色によっても、花言葉の意味が変わってきますが、あじさいはやはり見ているだけで可愛いと思える花でしょう。花言葉を知ってあじさいを見ることで、あじさいがより好きになって、あじさいを育てたいと思う人も多いはすです。