実家暮らしの貯金の目安は?平均貯金額と貯金できない人の特徴
実家暮らしをしている女性の貯金額は年間平均してどのくらいでしょうか。また、毎月平均していくら貯金するのが目安なのでしょうか。20代から40代までの実家暮らし女性の貯金の実態と、貯金できない人の特徴、実家暮らしで上手に貯金をする方法についてご案内します。
目次
実家暮らしの人!年間どのくらい貯金していますか?
実家暮らしのあなたは、1年間にいくら貯金をしていますか。学生生活を終えて会社に就職しながら実家暮らしをしている、一度はひとり暮らしをしてみたけれどリフレッシュをするため実家暮らしをしているなど、みなさん様々な状況で実家暮らしをされていると思います。
もしも貯金できない場合は何か貯金できない特徴があるのでしょうか。特に女性の場合は、ネイルやエステなどの美容代がかかりますし、お金を使う場面がたくさんありそうです。
しかし、将来のことを考えると、貯金することに越したことはありません。突然の病気や冠婚葬祭のためにも、貯金があると安心です。実家暮らしだからこそ出来る、毎月貯金するための方法があります。まずは、実家暮らしの人々の平均貯金額についてご紹介します。
実家暮らしの年代別平均貯金額は?
実家暮らしの人の平均貯金額はいくらなのでしょうか?知っておくと、これから貯金金額を決める際の目安にもなります。突然の出費で戸惑うことが無いように、しっかりと貯金しておきたいものです。それでは、20代、30代、40代の実家暮らしの方の毎月の平均貯金額をそれぞれご紹介していきます。
20代の平均貯金額
20代の毎月の平均貯金額は3万円から4万円です。年間36万円から48万円貯金している計算になります。20代の収入ではまだまだ貯金する余裕はない人も多いですが、方法次第で貯金することも可能になります。
ちなみに、20代の貯金している金額は平均で287万円、中央値が158万円というデータがあります。(中央値とは、小さい順番に数字を並べる時にまん中にくる数字のことを言います)
30代の平均貯金額
30代の毎月の平均貯金額は4万円から5万円です。年間でみても20代に比べると若干上がっています。30代の女性も社会でたくさん活躍しており、経験を積むことで年収が上がっています。一方で貯金ができない人もいるため、このくらい貯金する金額を生み出すには貯金するための方法を知っておく必要がありそうです。
ちなみに、30代の貯金している金額は平均で957万円、中央値が500万円というデータがあります。(中央値とは、小さい順番に数字を並べる時にまん中にくる数字のことを言います)
40代の平均貯金額
40代の毎月の平均貯金額はおよそ9万円です。女性の社会進出も著しくなり、40代になると年収も上がって来ることで貯金する金額も増えて来る傾向にあるのでしょう。しかし、現実は40代でも貯金ができない人もいることがわかっています。自分に合った方法で貯金ができるようになるといいですね。
ちなみに、40代の貯金している金額は平均で1594万円、中央値が789万円というデータがあります。かなり多い金額の貯蓄がある方もいるのですね。(中央値とは、小さい順番に数字を並べる時にまん中にくる数字のことを言います)
実家暮らしで年代別貯金していない人の割合
実家暮らしで貯金していない人はどのくらいいるのでしょうか。特に女性は、女子会やエステ、美容院、ショッピングとお金がかかりやすい特徴があり、貯金できない人もいるようです。次は、貯金していない人の割合を年代別にご紹介します。
20代の割合
20代で貯金していない人の割合は約61%です。20代はまだまだ年間の収入が少なく、日々生活していくのに精一杯の年代です。加えて飲み会や美容費など、お金のかかるイベントがたくさんあり、貯金しにくい特徴があります。
30代の割合
30代で貯金していない人の割合は約40%です。20代に比べると収入が上がるためか、貯金できない人の割合も少なくなってきていますが、貯金できない人が多いのが現状のようです。貯金するための良い方法を知り、将来のために貯金をしていきたいものです。
40代の割合
40代で貯金していない人の割合は約46%です。先程ご案内したように、40代で貯金をしている人は毎月平均で9万円の貯金がありましたが、これだけ貯金できていない人がいるのが現状のようです。貯金するための方法を知れば、うまく貯金ができるようになるかもしれません。
実家暮らしの毎月の貯金額の目安は?
実家暮らしの毎月の貯金額の目安は、給料のおよそ30%くらいと言われています。例えば、毎月の手取りが20万円の人は6万円貯金する、30万円の人は9万円貯金する、というのが目安です。手取り20万円なら年間72万円、30万円なら年間108万円という計算になります。
サラリーマンの平均収入について、国税庁の調査では年間平均400万円から450万円の年収があると言われています。そうすると、平均して年間80万円から135万円が貯金することのできる金額の目安になります。
実家暮らしで毎月家にお金を入れている人は?
光熱費や食費、家賃などは、実家暮らしの方の場合、ご家族が管理されていることが多いでしょう。そんな中、実家暮らしで毎月家にお金を入れている人はどのくらいいるのでしょうか。また、平均すると毎月何万円くらいを目安に入れているのでしょうか。
実家暮らしをしていても、美容費や交際費にお金がかかるため、なかなか貯金できない人も多いのが現状でした。しかし、中には実家にお金を入れている人もいます。
男性女性とも約65%
実家暮らしで毎月家にお金を入れている人は、男性女性ともに約65%です。毎月の手取りにもよるでしょうが、半分以上の人が実家にお金を入れていることになります。家賃や光熱費を家族に払ってもらっている分、一人暮らしに比べて生活費が少なくて済むので、できるだけ払いたいものです。
実家にお金を入れた方が家族の家計も助かり、あなたもきっと実家での居心地がよくなるはずです。実家に一緒に暮らしている家族と相談して、給料に見合った金額で、実家にお金を入れることができるといいですね。
金額の平均は約4万円
実家暮らしで毎月家に入れている金額の平均は約4万円です。年間通して考えると48万円も実家に入れているので多いような気がしますが、一人暮らしに比べると支出が少なくて済みます。これから実家暮らしで家にいくらお金を入れるか悩んでいる方は、4万円を目安にされるのがオススメです。
実家暮らしと一人暮らしの貯金額の差はどのぐらい?
実家暮らしと一人暮らしの貯金額の差はどのぐらいあるのでしょうか。年間で見ると実家暮らしの方が一人暮らしよりも1年間に約70万円も多く貯金ができます。このことから実家暮らしの方が貯金しやすい特徴があることが伺えます。一体どのような特徴が貯金をしやすくしているのでしょうか。
実家暮らしが貯金しやすい理由
大人の女性は美容院代やコスメ代など、男性に比べるとお金がかかってしまう特徴があります。それでも実家暮らしが貯金しやすいのにはどのような理由があるのか見ていきます。そして、貯金に向けての良い方法を考えていきましょう。
家賃や光熱費がかからない
一人暮らしだと家賃や水道代、電気代が毎月引き落とされます。これ以外に食費や交際費、美容費などがかかってしまうことを考えると、実家暮らしの方が貯金しやすいのは歴然でしょう。
食費が少なくて済む
家賃や光熱費と同様に、食費がかからないのも実家暮らしのありがたいところです。朝、昼、夜と1日の食事は三度ありますから、一人暮らしの場合はかなりの費用がかかります。食費にかかる部分を実家の料理で節約できれば、貯金する金額はかなり増やせるはずです。
洗剤などの日用品を買わなくてよい
一人暮らしの場合、食器洗いに使う洗剤やスポンジ、洗濯用洗剤やゴミ袋など、生活に必要なものをたくさん揃える必要があります。これらを自分で揃えなくても生活出来るのが実家暮らしの良いところです。
実家暮らしなのに貯金できない人の特徴
実家暮らしは貯金がしやすい環境であることをご説明しました。しかし実際は、実家暮らしなのに貯金できない人がいるのが現状です。実家暮らしなのに貯金できない理由は何か、特徴を5つご紹介します。
ポイントカードが大好き
貯金できない人の特徴のひとつに、いろんな種類のポイントカードを持っていることが挙げられます。最近はお店のショップカードだけではなく、クレジットカードにもお得なポイント制度があります。もちろん、上手に付き合えばかなりお得に買い物ができます。
しかし、ポイントカードが分散してしまうことによりポイントがバラバラに貯まるので、少しでも早くポイントを貯めるために余計な買い物をしてしまうことも少なくありません。特にクレジットカードでの買い物は現金での買い物よりも支払い過ぎてしまう可能性があるため、注意が必要です。
コンビニで衝動買いをしてしまう
菓子パン、コーヒー、カップ麺、ペットボトルのジュースなど、コンビニには楽しい誘惑がたくさんあります。お弁当を買うついでにおやつとジュースを、とカゴに商品を入れていると、いつの間にか千円を超えていた、なんてこともあるでしょう。
これが1ヶ月の間、何日も続くと考えるといかがでしょうか。例えば、お昼休憩にコンビニへお弁当を買いに行き、おやつなども買い込んで千円近くかかったとします。これが20日間続けば、ひと月でコンビニに2万円も費やすことになってしまうのです。
ついつい外食が多くなってしまう
会社の飲み会や女子会、お友達からのお誘いなど、毎月外食をする機会があるかもしれません。仕事帰りにお酒を飲みに街へ出たり、遊びに行ったついでに夜ご飯も外食にしたり、お腹いっぱいになる代わりにお財布の中身がどんどん減ってしまい、貯金できない原因になってしまいがちです。
毎月どのくらいお金がかかっているかを知らない
そもそも、毎月どのくらいお金がかかっているのか把握できていないことが、貯金できない体質を作ってしまっている場合もあります。毎月の支払いを把握していないと、余ったお金を全てショッピングに当ててしまったり、使途不明金を発生させてしまう特徴があります。
部屋が散らかっている
意外なのですが、部屋が散らかっていることも貯金ができない原因のひとつです。部屋の中が整頓されていないと、必要なものがどこに行ったか分からなくなってしまったり、どんなものを持っていたのかを忘れてしまいます。
もしかすると、持っていることを忘れて同じ色のリップやマニュキアを買ってしまったり、似たようなデザインの服を買ってしまうことがあるかもしれません。
実家暮らしで上手に貯金する方法
女性は毎月コスメにお金がかかり、美容費に1万円近くかかり、洋服をシーズンごとに替えたりと、なかなか貯金できないように感じます。しかし、実家暮らしのメリットをうまく取り入れて貯金する方法を学べば、貯金することが当たり前の生活を送ることができるようになります。
毎月かかっているお金を書き出してみる
決して、家計簿を細かくつける必要はありません。手帳やノートに、今日1日何にお金を使ったのかを書き出すだけでいいのです。書き出してみることで毎月何にお金がかかっているか目安を把握することができます。自分のお金に対する特徴と金額の目安を知り、貯金するための対策を考えることができるのです。
毎月貯金する金額を決めておく
毎月どのくらいの支出があるのか把握したら、次は毎月貯金する金額を決めておきましょう。先程ご案内したように、貯金する金額の目安は給料の30%です。まずは、あなたの給料から毎月貯金する金額を決定しましょう。
また、やりたいことや将来の目標がある方は、最終的にいくら必要になるか、貯金目標金額を知っておくことも大切です。その他にも、誕生日プレゼントや結婚式のご祝儀などの必要な費用には別封筒を作り、毎月少しずつお金を貯めて行くのもオススメです。
お弁当を作る
職場や外出先にお弁当を持参することも、毎月貯金するのにオススメな対策のひとつです。忙しい朝にたくさんおかずを用意するのではなく、昨日の夜ご飯のおかずをお弁当用にとってもらっておいて、白ご飯と共にお弁当箱に詰める方法もあります。これだけで立派なお昼ご飯になります。
できれば、お茶やコーヒーも家で作り水筒やタンブラーに入れて持参するのがベストです。最近は可愛いお弁当箱やタンブラーも販売されているので、手作りのランチタイムもテンションが上がること間違いなしです。
自分に合った方法で楽しく貯金しよう
今回は実家暮らしの方の貯金金額や貯金できない人の特徴、貯金するための方法についてご案内してきました。実家暮らしは一人暮らしに比べると、家賃や光熱費、水道代などがかからず、貯金がしやすい傾向にあります。
しかし、まだまだ若い20代から40代までの人たちは、エステやネイルなどの美容費や女子会や外食などの交際費など、お金をかけたい場面がたくさんあります。目的があると、貯金も楽しくできるようになるはずです。
貯金は大切
お金は生きていく上でとても大切なものです。日々生活していくための費用だけではなく、パーティにお呼ばれしたり、友人へのプレゼントや結婚式のご祝儀だったり、病気になったりした時などの突然な出費のためにも、ちょっとした蓄えがあると助かります。
貯金を見直してステキな人生を
また、やりたいことや将来の目標のためにお金をためておくことも大切です。貯金金額を見直す際に、お金の余裕を見つけることができれば、やりたい仕事のために資格にチャレンジしてみたりするいい機会になるかもしれません。
最近では、料理教室や花道教室の他にもハーバリウム教室など、趣味や教養の範囲を広げるものがたくさんあるので、貯金のことについて考えるこの機会に、さらに生活が豊かになるようなものが見つけられるといいですね。