シクラメンの花言葉は?色別(白,ピンク,赤,青,紫)の意味

シクラメンの花言葉をごぞんじですか?実はシクラメンは、花の色によって違う花言葉を持っているのです。なので、シクラメンを贈り物にするとき、色には注意しなくてはいけません!今回は、そんなシクラメンについてを紹介したいと思います。

シクラメンの花言葉は?色別(白,ピンク,赤,青,紫)の意味のイメージ

目次

  1. 1シクラメンとはどんな花?
  2. 2芸術家たちに愛されていたクラメン
  3. 3シクラメンの花言葉
  4. 4シクラメンの花言葉と意味【色別】
  5. 5シクラメンの花言葉の由来
  6. 6シクラメンの花をプレゼントする際の注意
  7. 7シクラメンを楽しもう!おすすめスポット3選
  8. 8シクラメンを贈ろう

シクラメンとはどんな花?

みなさんは、シクラメンの花をしていますか?シクラメンは、日本でとても人気のある花の1つです。まず、シクラメンは、どんな花なのかを詳しく見ていきましょう。
 

学名 Cyclamen
和名 篝火花(カガリビバナ)
別名 シクラメン、豚の饅頭(ブタノマンジュウ)、篝火草(カガリビソウ)
科/属名 サクラソウ科シクラメン属
赤、ピンク、白、黄、オレンジ、青、紫など
開花時期 10月~4月
誕生花 1月14日、12月7日、12月10日(白)

シクラメンの名前の由来

シクラメンの名前の由来は、ギリシア語で「環、輪、円、丸、螺旋、周回、旋回」などを意味する「kyklos/キュクロス」が、英語で「Circle/サークル」となったのが語源と考えられています。

しかし、シクラメンの語源の由来は、「受粉すると花茎がらせん状に巻くことに由来するという説」や、「球根が丸い球形であることに由来するという説」などが様々な説があります。

和名シクラメン「豚の饅頭」の名前の由来

シクラメンの和名が「豚の饅頭(ブタノマンジュウ)」なのは、ヨーロッパで、豚がシクラメンの根を掘って食べることから、シクラメンを「Sow bread/豚のパン」とも呼んでいました。

しかし、シクラメンが輸入された当時の日本では「パン」という外来語があまり知られていなかったため、そのまま使用することが難しいことから、日本の植物学博士が「ブタノマンジュウ(豚の饅頭)」という和名を付けたそうです。

シクラメンの歴史

シクラメンの原産は、地中海沿岸東部と言われています。シクラメンが、日本に来たのは、明治初期頃に日本に輸入され、日本では珍しかった冬に咲く花として、シクラメンはすぐに浸透しました。

また、シクラメンの面白い歴史では、諸外国では古くは傷を治したり耳の病気を治す効力があると信じられていて、「治療薬」に使われていたり、「媚薬」「惚れ薬」などの「恋の薬」として利用されたという記述が残っているそうです。

「治療薬」につかわれていた地域では、「修道女の花」「病気を治す花」「魔力を封じる花」「聖母の心臓」などの多くの別名を持ち、「恋の魔法」として使われたヨーロッパでは、球根や根を菓子に混ぜて、お相手が食べると恋が叶うという、おまじないのような文化があるそうです。

これだけ、シクラメンを、「恋の魔法」の花とされていたので、恋が成就すると、今度は恋人同士の間での贈り物の花となり、恋人にシクラメンを贈るのは「誠実」を表現しているとも言われています。

そしてなぜ、シクラメンが恋の花になったかは、塊根には強い耐性があり、厳しい環境でも耐えられること、花が咲いている期間が長いという特徴がからだそうです。

シクラメンの特徴

シクラメンの別称「冬の鉢花の女王」は、秋口から、寒い冬をまたぎ春までと長い間咲き続けてくれる花で、色も、赤色や白色、ピンク色、紫色、青色など豊富であることや、花の命が長いことからも、花好きに好まれているお花です。

シクラメンは、冬の花としては珍しく、水を好む花なので、花屋では、底面給水になっている鉢を利用し、販売されています。そのため、ひんぱんに水やりをする必要がなく、手入れが楽な花なことから、お歳暮として贈ることもあるそうです。

また、シクラメンが下向きに花を咲かせるのは、雨から花粉を守るためと言われています。

芸術家たちに愛されていたクラメン

現在の人たちにも愛されているシクラメンですが、有名な芸術作品に描かれた花でもあります。特にレオナルド・ダ・ヴィンチは、シクラメンの花を非常に好んおり、レオナルド・ダ・ヴィンチが書いた手記の余白部分には、よくシクラメンの花の絵が、描かれているそうです。

また、17世紀頃に、フランドル絵画が流行し、それらの作品には、キリストや天使と一緒にシクラメンが描かれています。多くの芸術家達にも愛されたシクラメンは、芸術的にも素敵な花なのかもしれません。

Thumbヒヤシンスの花言葉は?種類や色別(白,ピンク,赤,黄,紫,青)の意味
ヒヤシンスの花言葉を知っていますか?今回はヒヤシンスの花言葉や由来について紹介していきます。...

シクラメンの花言葉

シクラメンに花言葉は、花が下向きに咲いている姿からか、控えめな花言葉が付けられています。

シクラメンの日本での花言葉

花言葉は、「花の色」のイメージから付けられる場合が多く、特にシクラメンは花の色により違った花言葉が付けられています。

後ほどシクラメンの色別の花言葉について詳しく話しますので、今回は日本で代表的な花言葉になっているものを軽く紹介します。

シクラメンの代表的な花言葉「内気」

シクラメンの最も代表的な花言葉は「内気」です。他にも内気に関連するような「遠慮」「気後れ」「はにかみ」「恥ずかしがり屋」「遠慮深い人」などの花言葉を持っています。

赤色のシクラメン「嫉妬」

赤いシクラメンには「嫉妬」の花言葉があります。

シクラメンの代表的な花言葉は「内気」からは、なかなかイメージが湧きにくいです。赤色のシクラメンについては、次のシクラメンの花言葉と意味【色別】で紹介します。

白色のシクラメン「純粋」

白色のシクラメンの花言葉には、「清楚」や「純粋」など、白色の清らかなイメージからとった花言葉が付けられています。

こちらも、次のシクラメンの花言葉と意味【色別】で紹介します。

シクラメンの海外での花言葉

shyness(内気・はにかみ)

日本の花言葉と同様に、海外でもシクラメンの花言葉に「shyness/内気・はにかみ」があります。

timid hope(遠慮がちな期待)

こちらの「timid hope/遠慮がちな期待」は、「shyness/内気・はにかみ」から、派生した言葉でしょう。

resignation and good-bye(退職と別れの言葉)

海外のシクラメンには「esignation and good-bye/退職と別れの言葉」という意味もあるそうです。日本では、「さようなら」という花言葉として伝わっています。

シクラメンの花言葉と意味【色別】

シクラメンの花には、白、赤、ピンク、青、紫など様々な花色があり、シクラメンは色によって違う花言葉があります。

それでは、詳しく見ていきましょう。

白いシクラメンの花言葉

先ほども紹介しましたが、シクラメンの花言葉は「清純」「誠実」の意味があり、特に白色のシクラメンの花言葉として使用されています。

まっすぐな茎にシクラメンの白色が、白色のシクラメンの花言葉の清純を感じさせます。実は、シクラメンの花の色には、白の種類はありませんでした。赤やピンクのシクラメンから、白色のシクラメンを品種改良をしているのです。

白色のシクラメンは、まさに、結婚しようとしているカップルに贈る花、無償の愛を表現する花としてぴったりの花に感じます。淀みのない、本物の愛などを表現したいときは、白いシクラメンを贈ってみるのもよいかもしれません。

ピンクのシクラメンの花言葉

ピンク色のシクラメンの花言葉は、2つあります。1つ目のピンク色のシクラメンの花言葉は、「内気」 「恥じらい」 「希望」です。これは、シクラメンの代表的な花言葉でもありますが、ピンク色の花言葉としても、使用されています。

ピンク色は柔らかい優しい印象で、ピンク色の心理効果としても、見ているだけで幸せな気持ちになったり、満ちたりた気分になることもあるそうなので、ピンク色のシクラメンの花言葉に希望があるのは、ピンク色が由来なのかもしれません。

ピンク色のシクラメンの花言葉の由来は、シクラメンが下を向いて咲くことから、内気・恥じらいの言葉、そして、勇気を出して新しい世界へ一歩踏み出してみると言う言葉から「希望」があります。

2つ目のピンク色の花言葉は、「憧れ」です。なのせ、仕事で尊敬している方にピンク色のシクラメンを贈るのがいいかもしれません。

赤いシクラメンの花言葉

赤色のシクラメンの花言葉は、「嫉妬」です。

赤色のシクラメンの花言葉の由来は、シクラメンの代表的な花の色なのですが、どうして「嫉妬」なのかと言うと、シクラメンの赤色の花びらが炎を連想させることから、燃え上がるイメージで「嫉妬」という花言葉になったそうです。

花言葉は、花に姿、形や、色から連想にするものもあり、今回の赤色のシクラメンは、それを色濃く感じさせます。

青いシクラメンの花言葉

青色のシクラメンの花言葉は「恥ずかしがり屋」「遠慮」です。花言葉の由来は、青いシクラメンの落ち着いた色のイメージと、太陽の光を避けるように控えめに咲く花姿から、このような花言葉が付けられたようです。

青色のシクラメンは、赤やピンクのシクラメンよりは、青や紫は、ひっそりと佇んでいるという見た目でとても落ち着いた印象です。そんな青色のシクラメンを飾りことで、落ち着いた、時間がゆったりすぎるような静かなお部屋を演出できます。

紫のシクラメンの花言葉

紫のシクラメンは、基本的に青色のシクラメンと同じ花言葉になります。なので、紫色のシクラメンの花言葉というのは、現在はありません。 

紫色のシクラメンは、青から紫までの色が濃いか薄いかで、青なのか紫なのかを分類します。なので、このシクラメンは、青なのか紫なのか、人の見え方によって違うかもしれません。

そもそも紫には凛とした印象にさせ、日本では高貴な色とされています。なので澄んだ青、凛とした紫のどちらも、赤色のシクラメンのパワフルさとはちがい、どこか落ち着いた印象を感じさせます。

シクラメンの花言葉の由来

シクラメンの花言葉と意味【色別】でも、花言葉の由来を話ましたが、こちらでもう少し詳しく見ていきましょう。

花言葉「嫉妬」の由来

赤色のシクラメンでも、話しましたが、「嫉妬」の花言葉の由来は、シクラメンの赤色の花びらが炎を連想させることから、燃え上がるイメージからだと言われています。

また、さらに「嫉妬」から派生したと思われる「疑いを持つ」と言う花言葉もあります。
そんな花言葉を付けられてしまっては、赤色のシクラメンを送りたくても、送れなくなってしまいます。

ですが、そのその花には罪はありませんし、あまり花言葉に囚われずに花を楽しむのも、いいかもしれません。

花言葉「はにかみ」「遠慮」「気後れ」の由来

シクラメンの花言葉「内気」「はにかみ」は、ピンク色のシクラメンでお話ししましたが、シクラメンの花が、やや下向きに、恥ずかしそうに咲く姿からこのような花言葉が生まれたそうです。

しかし、この花言葉も変わってくるかもしれません。シクラメンの原種では、下向きに咲くものが多かったのですが、品種改良をされたことで、上向きに花を咲かせる品種も増えて来ています。

人によって時は、シクラメンらしさがなくなったと思う人がいるかもしれませんが、シクラメンは花色だけでなく、バラエティに富んだ花弁の模様と花型が生まれたのは、間違えないでしょう。

Thumbクロッカスの花言葉は?種類や色別(白,黄,紫)の意味や由来
クロッカスを知っていますか?今回はクロッカスの花言葉の意味について紹介していきます。またクロ...

シクラメンの花をプレゼントする際の注意

シクラメンは、花の色やシクラメンの名前や特徴などから、贈り物して渡すときに注意すべきことがあります。

お見舞いには適さない

シクラメンは、海外では、治療薬や恋の魔法として使われたりしていましたが、逆に日本では「シクラメン」は、病院のお見舞いにシクラメンを持っていくことは縁起が悪いとされているのです。

なぜなら、シクラメンのの言葉が「死」と「苦」を連想させるため、お見舞いのときにシクラメンを持っていくのは、遠慮するのがマナーなのかもしれません。

赤いシクラメンが誤解を招く?

お祝いなどの時に長持ちするシクラメンを贈るのは、素敵です。しかし、結婚式などのお祝いごとの時は、シクラメンの色を選んで贈らないと誤解されることがあります。

それは、赤色のシクラメンに「嫉妬」という花言葉があるからです。友人の結婚祝いや愛の告白をする場合で、赤色のシクラメンを送ってしまったら、勘違いされることもあるかもしれません。

ですが、赤色シクラメンは、シクラメンの中でも代表的な色ですし、可憐な美しいですから、贈りたい場合には、メッセージを添えるといいかもしれません。

シクラメンを楽しもう!おすすめスポット3選

シクラメンは様々な地域で見られることが出来ます。色鮮やかなシクラメンをぜひ見てください。

東野シクラメン

恵那市はシクラメン発祥の地とされ、12月に恵那駅前で「シクラメンまつり」も開催されます。そもそも恵那のシクラメンは、大正時代に大井ダムの建設に携わっていたアメリカ人技師の妻(ドイツ人)によって伝えられ、恵那市東野の伊藤孝重氏により、シクラメンの栽培がはじまったと言われています。

当時、シクラメンは一般的ではなく、作り方も種の入手先さえもわからなかったことから、ドイツからカタログを取り寄せるなどして、非常に苦労したようです。

恵那市のシクラメンは約80年の歴史を誇るとともに、全国に出荷する有数の生産地となっており、現在でも、さまざまな品種のシクラメンが研究・開発されています。見頃時期は、11月下旬だそうです。

茨城県植物園

赤・ピンク・白など鮮やかな花を咲かせるシクラメンを展示・即売いたしています。

茨城県植物園は、昭和56年に開園し、憩いの場として今日まで人々に親しまれており、園内には約600種約5万本の植物があるので、1年を通して四季折々の植物をお楽しめます。

奥三河のシクラメン

本来シクラメンは、高温多湿の環境には向いていない花ですが、奥三河だからこそ山間地の冷涼な気象条件だからこそ良い品質のシクラメンを育てています。次々に花が咲くので、長く楽しむことができます。

シクラメンを贈ろう

誤解される事もありますが、シクラメンの花言葉を知り、シクラメンの色を使い分け、素敵な贈り物もよいかもしれません。

育てやすい、長持ちするシクラメンを楽しんでみませんか?

関連するまとめ

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ