パンジーの花言葉は?種類や色別(白,黄,紫)の意味や由来

パンジーの花言葉にはどのようなものがあるのか、白や黄色、紫など色の種類に分けて詳しくご紹介していきます。また、その花言葉の由来はいったい何なのか、パンジーと似たビオラという種類の花との見分け方といったことまで、パンジーに関する情報をお伝えしていきます。

パンジーの花言葉は?種類や色別(白,黄,紫)の意味や由来のイメージ

目次

  1. 1パンジーとはどんな花?
  2. 2パンジーの花言葉
  3. 3パンジーの花言葉と意味【色別】
  4. 4ピオラはパンジーと同じ種類?
  5. 5パンジーの花言葉の由来
  6. 6パンジーを楽しもう!おすすめスポット3選
  7. 7パンジーの季節は?
  8. 8「思い」のつまったパンジー

パンジーとはどんな花?

皆さん、一度は耳にしたこと、目にしたことがあるパンジーですが、そのパンジーの花言葉はご存知でしょうか。花には、それぞれ花言葉があるように、パンジーにも花言葉があります。

今回は、そんなパンジーの花言葉を、色別、日本と海外での違いなどに注目して、ご紹介していきます。

パンジーの名前の由来

そもそも、パンジーと呼ばれる花がなぜパンジーと呼ばれるようになったのか、その由来はパンジーの見た目にあります。パンジーは蕾を下に向けて咲くために、その姿が物思いにふけている人に似ているため、「思い」という意味を持つ、フランス語のpansee(パンセ)という言葉に由来しているといわれています。

加えて、ギリシャ神話に使者が人間が深い思想を持つようにパンジーを送ったという説も、パンジーと呼ばれる由来の一つになっています。

パンジーの歴史

パンジーは、ピオラと呼ばれる花が原種で、4種類のピオラがパンジーのもとになっています。1800年代頃から、イギリスでパンジーの改良が始まり、イギリスの庭師だったトムソンという人が、ショーパンジーを見つけたのが起源となっています。

そんなトムソン氏はパンジーの父とも呼ばれており、そのショーパンジーをもとに改良を繰り返し、フランスやベルギーでも改良が重ねられ、その中でも、フランスで改良された、赤、白、オレンジ、紫、などの色彩を持つパンジーをファンシーパンジーと呼んでいます。

これが今のパンジーにつながっているのです。

パンジーの特徴

パンジーは、日常でも目にすることが多いように、家で育てることも、公共用施設でも育てられたりと、比較的育てることが簡単な植物です。パンジーのもととなっているピオラと間違われることも多いですが、違いはその見た目にあります。

パンジーは、大輪の花を持つものもあれば、小輪の花を持つものもあり、大きさは、4㎝~10㎝以上のものまで、様々です。品種改良が繰り返されており、何百種類ものパンジーが存在していて、毎年新しい種類のパンジーが生まれています。

パンジーの花言葉

そんないろいろな色を持つ身近なパンジーにはいったいどのような花言葉があるのか、日本と海外に分けてご紹介していきます。

パンジーの日本での花言葉

花の名前の由来は、外国の言葉の意味から来ていることがよくあるので、日本の花言葉と海外の花言葉は同じであったり、似通っているということが多いです。

しかし、由来となっているだけで、国を超えて意味が少し変わっていることもよくあります。では、フランス語を名前の由来に持つパンジーは、日本ではどのような花言葉を持っているのか、いくつかご紹介していきます。

もの思い

日本におけるパンジーの花言葉一つ目は、「もの思い」です。この花言葉は、パンジーの名前の由来となった、パンセというフランス語が、「思い」という意味を持っているため、このような花言葉を持つといわれています。

もの思いとは、あれこれと考えたり、思い悩むことを意味します。パンジーが下を向いて咲く様子からも、この花言葉はしっくりくるでしょう。

私を思って

日本におけるパンジーの花言葉二つ目は、「私を思って」です。この花言葉もまた、パンジーの名前の由来になっているパンセという言葉から来ています。

日本のパンジーの花言葉、ほとんどが思いに関係するものが多く、パンジーの「思い」という意味から、そのまま来ていると考えれば覚えやすいでしょう。

誰かに愛する思いを伝えたい人に、バラなどの一般的な花をあげるのも良いかもしれませんが、パンジーの花を送って、愛する気持ちを伝えてみるのも良いのではないでしょうか。

パンジーの海外での花言葉

もともと、海外を発祥の地としているパンジーですので、花言葉も日本と海外では少し異なります。日本の花言葉は海外のものを元にしていても、海外の花言葉は、日本では使われていない、知られていないものまであります。

では、そんな海外では、パンジーはいったいどんな花言葉を持っているのか、いくつかご紹介していきます。

think of me

海外におけるパンジーの花言葉一つ目は、「think of me」です。これは直訳すると、私のことを考えて、私のことを思って、という意味になり、日本の花言葉、「私を思って」と同意義になります。

この花言葉は、日本のものと同様に、パンジーの意味、「思い」から来ているといわれています。パンジーの花がそもそも「思い」という意味を持つことから、それを送ることで「私を思って」という意味にもなるのでしょう。

memories

海外におけるパンジーの花言葉二つ目は、「memories」です。これは「思い出」という意味ですが、思いがたくさん詰まったものは、いつしか思い出へと変わっていきます。

そんな思いを意味するパンジーの花が集まれば、それはまた、思い出なのです。そのため、パンジーの花言葉に「思い出」というものも含まれているのです。

merriment

海外におけるパンジーの花言葉三つ目は、「merriment」です。これは「陽気」という意味で、これまでの「思い」に関係する花言葉とは、少し異なります。

このように海外では、「思い」に関する花言葉だけでなく、パンジーの見た目からも読み取ることのできる花言葉が付けられていることも少なくはありません。

パンジーの花言葉と意味【色別】

パンジーの花言葉には、主にパンジーの元の意味「思い」に関するものが、日本においても、海外においても多いということをご紹介してきました。しかし、それだけではなく、パンジーには色の種類によって、異なる花言葉があります。

パンジーの色の種類には、白、黄色、紫、オレンジと様々な色があり、それぞれ少しずつ異なった意味を持っているのです。では、それらの花言葉はいったいどういうものなのか、詳しくご説明していきます。

白いパンジーの花言葉

白いパンジーの花言葉は、「愛の思い」です。この「愛の思い」という花言葉は、主に海外で使われており、パンジーの「思い」と白の純粋で、素直な「愛」というのが、合わさって、「愛の思い」という花言葉になっています。

「愛の思い」という花言葉以外にも、白のパンジーには「温順」という花言葉があります。これは愛とはまた違って、おとなしく素直という意味があり、白い小ぶりで可愛らしいパンジーに合った花言葉と言えるでしょう。

黄色いパンジーの花言葉

黄色いパンジーの花言葉には、「つつましい幸せ」という意味があります。黄色という暖かいイメージからも連想されるように、黄色いパンジーは人々を包むような幸せを持っているように感じられるでしょう。

それ以外にも、黄色いパンジーには「記憶」や「田舎の喜び」という花言葉があります。どの花言葉も控えめな印象を受けるように、鮮やかで明るい色の黄色いパンジーは、素朴で控えめな花言葉が多いのが特徴でしょう。

紫のパンジーの花言葉

紫のパンジーの花言葉には「思慮深い」という意味があります。思慮深いというのは、物事をしっかりと考えるという意味で、紫の落ち着いたイメージからも、この紫のパンジーの花言葉は納得がいくのではないでしょうか。

このほかにも、紫のパンジーの花言葉には「誠実」や「忠実」といった言葉があり、どの紫のパンジーの花言葉も、落ち着いた、真面目なイメージを受けるものが多いのが、特徴です。

オレンジのパンジーの花言葉

オレンジのパンジーの花言葉は、「天真爛漫」です。黄色いパンジーよりも、赤みが加わって、明るく、少し派手な色味になるこのオレンジのパンジーは、見た目からもわかるように陽気なイメージを与えます。

そのことから、オレンジのパンジーの花言葉には「明朗快活」というものもあり、オレンジの色からも見て取れる、華やかさが花言葉に反映されているといってよいでしょう。

ピオラはパンジーと同じ種類?

ピオラはパンジーと見た目が似ていることから、その区別が難しいとされている花の種類の一つです。ですが、名前が異なりますが、パンジーとビオラはもともと同じ種類の花だったのです。

では、どのようにその違いを見分けることができるのか、ビオラの花言葉にはどのようなものがあるのかを、少し詳しくご紹介していきます。

パンジーとピオラの違い

ビオラとパンジーを見分ける大きなポイントは、その花の大きさです。ビオラはパンジーよりも花びらが小さく、5㎝に満たないものをビオラと呼び、それ以上の大きさの花びらを持つものは、パンジーと呼ばれています。

ちなみにその間の大きさの「パノラ」と呼ばれる品種もあり、パンジーとビオラが合わさったものと、名前からも見て取れるでしょう。

そもそもビオラはパンジーの品種改良が進んで、その過程でできた小さい花びらを持つパンジーのことで、明確な違いはありません。花の大きさから、見分けることは少し難しいかもしれません。

ピオラの花言葉

パンジーの小さい版とも呼ぶことができるビオラですが、そんなビオラの花言葉は「誠実」「信頼」というものがあります。ビオラには、黄色やオレンジ、青、紫、赤、白、黒など単色のものから複色のものまでありますが、色別の花言葉は明確にはありません。

上記のほかにも、愛の言葉にちなんだ花言葉がビオラには多くあり、「片思いの恋を応援する」「少女の恋」など、可愛らしい意味合いを含む花言葉も持っています。

パンジーの花言葉の由来

パンジーの花言葉にはいくつかあることをご紹介してきました。それはすべてに共通するものや、白や黄色、紫といった色によって異なるものまで、様々でしたが、そのような花言葉とは、どのようなものに由来しているのでしょうか。

ここでは、パンジーの花言葉の「遠慮」と「私を思って」という二つの花言葉の由来について、より詳しくご紹介していきます。

花言葉「遠慮」の由来

上記ではご説明しませんでしたが、パンジーの花言葉には「遠慮」というものもあります。この花言葉の由来はドイツの言い伝えであるとされています。かつて、パンジーは、菫のような甘い香りを持っているといわれていました。

人間はその匂いに誘われて、パンジーを摘み取ってしまうのですが、その採取のためにほかの草花が踏み荒らされてしまうことを良しとはしていませんでした。ですので、パンジーはそれを食い止めるために、香りをすべて奪うことを願うのです。

そのようなパンジーのつつましさが、この花言葉「遠慮」につながっているとされています。

花言葉「私を思って」の由来

もう一つ、パンジーには花言葉があり、それは上記でもご紹介したように「私を思って」というものです。パンジーにはそもそもフランス語で「思い」という意味があり、そこからこの花言葉が派生したというのが、一番の説とされています。

「思い」という意味をもつ花を誰かに送るということは、自身の思いを誰かにあげるということでもあります。そこから、自身の思いを与えるように、相手にも自分のことを思ってほしいという気持ちが生まれることから、花言葉「私を思って」が生まれたといわれています。

パンジーを楽しもう!おすすめスポット3選

このような様々な花言葉をもつパンジーですが、そんなパンジーが見られる場所は、いったいどのような場所なのか、パンジーが楽しめるおすすめスポット3選をご紹介します。

広大な敷地を誇るふなばしアンデルセン公園

千葉県船橋市にあるふなばしアンデルセン公園は、日本でもパンジーを楽しむことのできる場所の一つです。ここは、友達同士や、家族、シニアなど幅広い世代に人気のスポットとして有名です。

パンジーを楽しむことのできるふなばしアンデルセン公園には、植物だけでなく、動物と触れ合うことのできる場所やアスレチック、芝生公園など、一日では回り切れないほどの様々な魅力あふれる場所となっています。

1800年代のデンマークの田園風景を模したメルヘンの丘と呼ばれる場所もあり、そこではパンジーはもちろん、それ以外の花々を楽しむことができます。

イルミネーションでも有名ななばなの里

三重県桑名市にあるなばなの里は、冬のイルミネーションで有名なため、そのイメージが強い人も多いかもしれませんが、冬に限らず植物園であるなばなの里は、四季折々の花々や、様々な種類の植物を楽しむことができます。

パンジーに限らず、チューリップなどの植物も楽しむことができ、中には飲食店や休憩所などが設備されているため、花を楽しみたいという人にとっては、飽きることのない場所と言えるでしょう。

寺や神社だけじゃない!京都府立植物園

京都と言えば、観光地として有名な都道府県のひとつであり、神社やお寺など、風情感じる建物をイメージする人が多いかもしれませんが、京都市左京区にある京都府立植物園では、様々な植物が管理されており、また違った京都の一面を楽しむことができます。

京都府立植物園には、1万1000種の10万本以上の植物が植栽されており、端から端まで見るのにはとても時間がかかります。来た人が楽しめるように構成されており、見たことのない花々を見ることができるでしょう。

パンジーの季節は?

パンジーを見るにしても、育てるにしても、その季節を知っていなければ、出会うことさえ難しいです。そんなパンジーが見ごろの季節は、寒い冬が主ですが、品種改良が進み、すべての季節で楽しむことも可能になっています。

ですが、やはりメインは冬で、パンジーの苗が売り出されるのも秋からが多かったり、植物園で見られるのも冬が多いので、パンジーを見たい人や育てたい人はその時期を狙うようにしましょう。

「思い」のつまったパンジー

今回ご紹介したパンジーの花言葉は、パンジーの意味する「思い」に関するものが多くありました。そこから、白や黄色、紫など色の意味合いが合わさって、色ごとに異なる花言葉を持っているのもまた、パンジーの特徴の一つです。

「私を思って」や「もの思い」といった花言葉をもつパンジーは、育てるのにも良いですし、誰か愛する人に気持ちを伝えるために送ってみるのも良いでしょう。

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