フリージアの花言葉は?種類や色別(白,黄,赤,紫)の意味や由来
フリージアの花言葉を色別に見ていきたいと思います。白色、黄色、紫色、赤色など、様々な色彩を持つフリージアには、色別に花言葉があります。それぞれの花言葉の由来や、意味を見ていきますので、フリージアをプレゼントする際には必見の内容となっています。
目次
フリージアとはどんな花は?
フリージアはどんな花か知っていますか?色鮮やかで春のイメージが強い花だと思います。色々な色がありますので、目を奪われる事も多いかと思います。主に、白色、黄色、紫色、赤色、ピンク色など、春らしい色合いが多く、とても可愛らしい花を咲かせてくれます。
フリージアの名前の由来
フリージアの名前の由来を見ていきたいと思います。フリージアは英語名で「Freesia」と言います。フリージアを南アフリカで始めて発見したのが、デンマークの植物学者・エクロンです。この方が名前の由来になってると言われています。
エクロンが友人のドイツ医師の名前フリーゼ(Freese)に敬意を表し、「Freesia」と名付けたと言うエピソードが由来になっているそうです。
フリージアの歴史
続いてはフリージアの歴史を見てみたいと思います。フリージアが発見されたのは17世紀中頃で、南アフリカになります。その後、ヨーロッパに広まったといわれています。日本に入ってきたのは、明治20年頃、その10年後ぐらいから一般的に球根が販売されるようになり、市場に出回るようになったようです。
その後1960年頃にはオランダが5割以上のシェアを占め、品種改良がおこなわれました。黄色と白が主流だったフリージアですが、そこから赤色、紫色、ピンク色などの鮮やかな色が増えていったようです。
再び日本に輸入されるようになり、八丈島で球根の栽培が行われるようになりました。そこから主力品種となって行ったようです。
フリージアの特徴
フリージアは丸みがある花で、色とりどりな色彩が特徴的です。赤色、白色、黄色、紫色、ピンク色、オレンジ色、複色などのカラーバリエーションがあり、6枚の花弁から成り立ちます。元々は白と黄色しかなかったのですが、品種改良され多彩な色になりました。
開花は早春の3月~4月で、寒さが苦手な花になりますので、冬の間は土の中でじっとしており、春先になると可愛らしい花を咲かせてくれます。温暖気候を好む品種ですので、日本では八丈島などで栽培がおこなわれています。
フリージアは香りが豊かな花でもあります。香水の原料として使われる事も多く、黄色や白色のフリージアは金木犀のような甘く強い香りが、赤や紫系統のフリージアはフルーツのような少し甘酸っぱい香りがし、その濃厚な香りも人気の秘密です。
フリージアの和名は?
フリージアの和名は「浅黄水仙」、「香雪蘭」、「菖蒲水仙」です。「浅黄水仙」と呼ばれるのは、黄色のフリージアが水仙に似てる事が由来になってるようです。「香雪蘭」は甘い香りがすることが由来になっているようです。「菖蒲水仙」は菖蒲の花に似ている事が由来になっています。
フリージアの花言葉
フリージアの花言葉を実際見ていきたいと思います。フリージアと言えば色々な色を咲かせる花ですので、花言葉も色によってそれぞれあるようです。まずは日本での花言葉と、海外での花言葉を比べてみたいと思います。
フリージアの日本での花言葉
まずは日本でのフリージアの花言葉の全般を見ていきたいと思います。色別の花言葉はのちほど説明します。
純白
純白の意味は真っ白な、穢れがないと言う意味になります。心が真っ白で綺麗な人を差す言葉です。
純潔
純潔も汚れがないと言う意味ですが、心身ともに汚れがない、性的な清らかさを差します。異性にプレゼントすると純潔を守ると言う意味合いになり、結婚したい相手にプレゼントするにはぴったりです。
その他
その他には、「感謝」、「親愛の情」、「期待」、「清い香り」などの花言葉があります。清らかな意味合いが多いようです。感謝をこめてプレゼントしたり、いろんな側面でフリージアの花言葉は花を選ぶ際に活躍してくれそうです。
フリージアの海外での花言葉
続いて、フリージアは海外ではどのような花言葉があるのか、全般的な物を見てみたいと思います。
friendship(友情)
まずはfiendship(友情)です。友情とは友人の間の情愛を意味しています。大切な友人にプレゼントする花としてぴったりです。
trust(信頼)
trust(信頼)の意味は誰かを信じて頼ることです。もしくは頼りにできると信じる事です。上司へのプレゼントにもぴったりな花言葉です。
innocent(純潔)
日本での花言葉と同じように、海外でも純潔は代表的な花言葉のようです。清らかで汚れのない事を意味しますので、異性間でプレゼントする花として色んなシーンで活躍してくれそうです。
日本の花言葉も海外の花言葉もさほど変わりはない
海外の花言葉も日本の花言葉もさほど変わりはなく、「純潔」や「友情」などがありました。どの花言葉もとても清らかで美しく、心の美しさを差す意味の物が多かったように思います。やはり可憐な花に由来しているように、その花言葉も心洗われるものが多いようです。
フリージアの花言葉と意味【色別】
フリージアは様々な色の花を咲かすのが特徴的です。今度は色別に花言葉を見ていきたいと思います。
白いフリージアの花言葉
白いフリージアの花言葉は、「あどけなさ」です。真っ白は汚れなく、少女の頃のあどけない可愛いさを持っています。女性へのプレゼントにぴったりな花言葉です。
黄色いフリージアの花言葉
黄色のフリージアの花言葉は「無邪気」です。黄色は明るいカラーをしていて、元気を与える色でもあります。無邪気さは元気と共に、人を明るくするパワーがあります。黄色のフリージアにはそんなパワーがあります。プレゼントにも部屋に飾るのにもぴったりです。
赤いフリージアの花言葉
赤のフリージアの花言葉は、「純潔」です。「純潔」と言えばフリージアの代表的な花言葉でもあります。フリージアの赤色は決して派手な赤ではないのが特徴的です。
純潔といえばどうしても白のイメージが強いのですが、控えめな赤色のフリージアは、汚れのないと言う意味合いの花言葉で使われているようです。
紫のフリージアの花言葉
紫のフリージアの花言葉は「憧れ」です。紫色は目上の人への憧れを示して、プレゼントすると喜ばれそうです。紫色と言えば、どこか大人な雰囲気が漂う色です。上司へのプレゼントや、憧れを示したい人のプレゼントすると、思いが届きそうです。
もちろん異性への憧れからの恋心を表現するのにも、紫色のフリージアは活躍してくれます。
ピンクのフリージアに花言葉はある?
ピンク色はやはり花の中でも人気の色です。特に女性へのプレゼントにピンク色を選ぶ人も多いと思います。ピンク色のフリージアには明確な花言葉はないようですが、ウエディングフラワーとして使われる事が多いようです。
恋愛成就の意味合いを込めて部屋に飾ってみるのもいいですし、当然異性へのプレゼントとしても大変喜ばれます。
フリージアの花言葉の由来
フリージアの花言葉を全般の物と色別に見てきました。どの花言葉も心の美しさを表現するものばかりで、フリージアの豊かな色彩を表す物ばかりだったと思います。今度はそれらの花言葉の由来を見ていきたいと思います。
花言葉「あどけなさ」「純潔」の由来
まずは「あどけなさ」「純潔」の花言葉の由来からです。「あどけなさ」は白色のフリージアの花言葉で、雪のような白さを放つ事が由来になっているようです。「あどけなさ」とは無垢を意味します。さらに白色のフリージアの香りは、スパイシーながら甘さがある事にも花言葉は由来しているようです。
「純潔」は赤色のフリージアの花言葉です。控えめの赤色に由来しているようで、見ていると心が洗われる落ち着く色彩であることに由来しているようです。
またフルーツのような甘酸っぱい香りも由来しているようで、初恋のような香りには「純潔」や「あどけなさ」の花言葉がぴったりです。
花言葉「感謝」「友情」の由来
元々「感謝」「友情」はフリージアの名前の由来となるエピソードが関係しているようです。植物学者のエクロンによって発見されたフリージアは、友人であるドイツ医師のフレーゼに感謝と敬愛の意味を込めて、「フリージア」と名付けたと言われています。
このエピソードが由来になっており、「感謝」「友情」の花言葉が浸透していったようです。
「sweetness(甘み、甘さ)」の由来
フリージアは見た目の可憐さだけでなく、その香りも特徴的で人気があります。原種の花の香りをさす「sweetness(甘み、甘さ)」は人を誘う甘い香りがあることに由来しています。
フランスではフリージアの花言葉は「innocence(イノセンス)」です。純白などの意味があります。フランスではフリージアの甘い香りから、フリージアをプレゼントする際には、「招待状」を意味しているそうです。当然、甘い恋の誘惑の「招待状」の場合が多いようです。
フリージアの種類
フリージアには赤色、黄色、紫色、白色、ピンク色など様々な色があり、色別の花言葉も見てきました。今度はフリージアの種類についてお話しします。
ムイリー
ムイリーは草丈5cm~15cmほどで、コンテナなどの寄せ植えなどでよく使われます。白い花弁に少し黄色が入っているのが特徴的です。
ハネムーン
ハネムーンはやさしい雰囲気で淡いピンク色をした八重咲きです。巨大輪で花形もすっきり整っていて、色彩豊かなのが特徴的です。2005年にはオランダにおけるフリージアコンテストの優勝品種でもあります。
ポートサルー
ポートサルーは大きな花と、端正な花形が特徴的です。色は黄色で華やかなフリージアです。
カシス
カシスは大輪で八重咲きで豪華な花を咲かせます。豊かな香りを持つのも特徴的です。濃いピンク色の花びらもまた華やかです。
フリージアの主な品種は?
フリージアには様々な色や種類がありますが、それに加えて品種もさまざまです。大輪種、二重咲き、八重咲種など、品種もさまざまなので、選ぶのが楽しい花でもあります。フリージアを選ぶ際には、色を決めて選ぶのがよさそうです。
色んな色を組み合わてもまた印象の違う花になりそうですし、切り花でも鉢植えでも楽しめます。
フリージアを楽しもう!おすすめスポット2選
フリージアを楽しめるお勧めスポットを紹介していきたいと思います。春先から赤色、黄色、紫色、白色、ピンク色など、色彩豊かな可愛い花を咲かせるのが特徴的なフリージアです。季節もお出かけするのにぴったりですので、是非フリージアを楽しみに出かけてみてください。
やっぱりここ!八丈島フリージアまつり
毎年3月の終わりから4月にかけて開催されているのが「八丈島フリージアまつり」です。2018年で第52回目を迎えましたので、歴史のあるお祭りです。
春を彩るフリージアが八丈富士の麓一面彩り、太陽の光を浴びて光輝くフリージアが広がる光景は圧巻の美しさです。まるで別次元の空間に居るような、味わったことのない体験ができると思います。
さらに八丈島のあらゆる場所で、フリージアまつりを楽しめるイベントがたくさん用意されています。島外から来てる方には、フリージア摘み取り体験もできるそうです。おまつり自体は入場無料ですので、気になる方は是非足を運んでみてください。
やっぱりここ!八形山フリージア畑
フリージアと言えばやはり八丈島です。フリージアまつりの期間はさらに華やかになりますが、まつりの期間以外でも春先から花を咲かせる八形山フリージア畑では畑一面のフリージアを楽しめます。
畑には約35万本の花々が咲きます。八丈島空港から車で約1分のロケーションですので、非常に交通の便も良いです。フリージアまつりの期間に丁度フリージアが満開になりますので、その期間に行くとさらに楽しめます。
フリージアを自宅で楽しみたい!
フリージアの魅力を知り、実際にフリージアを育ててみたいな!なんて人も居ると思います。フリージアを育てるのは大変なのでしょうか?簡単に見ていきたいと思います。フリージアは球根から育てるのが一般的です。
身がしまって先端が太い物を極力選び、カビなどが生えていないかも確認しましょう。9月~10月に植え、月に2回ほど液体肥料をあげます。温かい季節になると一気に葉を伸ばすので、冬の間はあまり成長しないようです。地植えの場合は深めに植えると良いみたいです。
寒さに弱いので、霜や寒風を避けて育てた方が良いです。葉が10cmほど伸びてきたら株元がぐらつかないように、1cmほどの厚みで土を足すのも大事です。カラフルな花を咲かせ、香りも楽しめるので、育てるのも楽しいですし、プレゼントにも喜ばれる事間違いないです。
フリージアはいろんな人にプレゼントして楽しもう
フリージアの花言葉や由来などを見てきました。色によって花言葉も違いますし、様々な意味合いがあります。花と言えばどうしても異性にプレゼントをするものと言うイメージが強いですが、フリージアの花言葉には「尊敬」や「友情」などがあります。
恋人へのプレゼントはもちろんですが、親しい友人や、目上の方へのプレゼントにも最適な花と言えます。また香りも楽しめ、色彩豊かなフリージアは部屋に飾ったり、育てるにもぴったりです。誰かへのプレゼントも良いですが、自分へのご褒美にも良いと思います。
色や花言葉でフリージアを選んで、是非プレゼントしたり手に取ってみたりしてください。また八丈島のフリージアまつりは必見の美しさで、フリージアを全身で感じる事が出来るスポットですので、春を感じながら観光がてらお出かけするのも良さそうです。