エッチスケッチワンタッチの意味や由来・語源！続きの歌詞も紹介

「エッチスケッチワンタッチ」という言葉は、1970年頃になんと、子供の間で大流行した言葉なのです。

子供が「エッチスケッチワンタッチ」なんて言っていたら、慌てて口を押えてしまうかもしれません。この「エッチスケッチワンタッチ」が流行したのは、語呂がいいことが理由のようです。

それではもともとの「エッチスケッチワンタッチ」の言葉には意味があるのでしょうか。

「エッチスケッチワンタッチ」という言葉に意味や語源なんかがあったのかと思う人もいるかもしれません。子供の頃に使っていた人というのは、ほとんどが何の意味か分からずに使っていたでしょう。

大人の反応が面白くて、この言葉を意味もわからずに使っていたという人もいるかもしれません。大人になったからこそわかる、「エッチスケッチワンタッチ」の意味や由来などをみていくことにしましょう。

それでは「エッチスケッチワンタッチ」とはどういう意味の言葉になるのでしょうか。実は「エッチスケッチワンタッチ」という言葉自体には意味がないようです。

大切なのは、3・4・5文字という文字数にあったようです。「エッチ」の3文字、「スケッチ」の4文字、「ワンタッチ」の5文字が語呂が良く、全ての言葉に小さい「つ」が入っていることで、言いやすいというのもポイントだったようです。

「エッチスケッチワンタッチ」には意味がないということがわかりましたが、では語源はどうなるのでしょうか。「エッチスケッチワンタッチ」の語源に関しては諸説あるようです。

有力な語源と言われているのが、CMで使われた言葉のアレンジです。グリコのカレーのCMで「エッジスケッチワンタッチ」という言葉が語源ではないかと言われています。

レトルトカレーがパパっとできるよというCMだったようです。その時使われたコピーから、子供が勝手にアレンジしたのが語源ではないかと考えられています。

「エッチスケッチワンタッチ」には意味もなく、語源も曖昧なので、由来という由来がありません。しかしお気づきの通り、「エッチスケッチワンタッチ」は、「エッチ」と「スケッチ」と「ワンタッチ」の3つを組み合わせた言葉です。

3つの言葉を組み合わせることで、テンポよく流れるような言葉になっているので、歌のように広まっていったのでしょう。

「エッチスケッチワンタッチ」の由来や語源はわかりませんが、それぞれの言葉の由来について、簡単に説明させていただきます。

エッチというのは、「H」とも表記をされることがあります。もともとは変態をローマ字で書いた時の「Hentai」のHからエッチになった由来があると言われています。1960年頃に、女子高生の間から流行したのが由来とされています。

スケッチは、英語の「sketch」が由来になります。スケッチというのは、人物や風景などを大まかに描写することで、スケッチをしたあとに絵を描き始めるという作業になるようです。

ワンタッチというのは、もともと1タッチという意味ではなく、簡単にできるという意味の言葉です。

ちょっとした作業をするだけで、大きな作業が簡単にできてしまうということを表現する方法をして、ワンタッチという言葉が生まれたそうです。

今回は「エッチスケッチワンタッチ」の言葉について紹介さえていただいていますが、残念ながら若い世代の人には、「エッチスケッチワンタッチ」という言葉が通じません。

伝わらない言葉というのは、「死語」と言われています。「エッチスケッチワンタッチ」と同じように死語になっている言葉には、どんな言葉があるのでしょうか。懐かしい気持ちでチェックしてみてください。

「エッチスケッチワンタッチ」と同じように死語になっている言葉に「ナウい」という言葉があります。「ナウい」というのは「NOW+い」という意味で、今風という言葉です。流行しているときは、イケてる男女を表現するときに使われていました。

人だけではなく、ナウい料理、ナウいプレゼントなど、相手が喜びそうな今風のものをあらわしていました。

今でもたまにナウいは使われているようです。漫画などでも「死語」として登場することがあるようです。

「スカしている」というのも死語になっています。たまーに、ヤンキーが出てくるようなドラマや映画で「スカしてんじゃねーよ」というようなセリフがあります。あの「スカしてんじゃねーよ」と同じ意味になります。

まだ知っている人も多い言葉なので、完全に死語になっているとは言えない言葉かもしれません。

スカしているというのは、かっこつけているという意味です。もともとは、お相撲さんが、相撲部屋から逃げだすという意味だったようです。かっこいいとは真逆の意味の言葉が語源の死語になります。

「チョベリバ」までくると、知っている人も増えるかもしれません。チョベリバは、「超ベリーバッド」の略語です。とっても最悪、またはとっても最低という意味があります。

逆の言葉は「チョベリグ」です。「超ベリーグッド」の略です。略語が流行した時代だったのです。

1990年代に、コギャルと言われる女子高生を中心とした女性が使っていた言葉で、社会現象にもなる流行語にまで広がりました。年配の男性でも、チョベリバを使っていたという人はいるのではないでしょうか。

死語をみたところで、「エッチスケッチワンタッチ」に戻りましょう。「エッチスケッチワンタッチ」とは、どういう使い方をするものなのでしょうか。あなたは「エッチスケッチワンタッチ」をどういう風につかっていたでしょうか。

子供は、「エッチスケッチワンタッチ」を鬼ごっこなどの遊びのタイミングで使っていたようです。鬼ごっこなどで10数えるかわりに「エッチスケッチワンタッチ」を使っていたのです。

ちょっと年配の人は、お酒が入ったときに女性をからかう言葉として「エッチスケッチワンタッチ」なんて言ったりすることもあったようです。今はセクハラになってしまうので、絶対にやめましょう。

「エッチスケッチワンタッチ」･･･。あれ？と思った人もいるかもしれません。「エッチスケッチワンタッチ」には、続きの歌詞があるのです。しかし、続きの歌詞は、地域や年代などによって、とても多くのパターンがあるようです。

ちょっとセクシーな「エッチスケッチワンタッチ」の歌詞の続きを、地域などを厳選して紹介させていただきます。テンポは同じなので、口ずさんでみるのもいいでしょう。

「エッチスケッチワンタッチ」「お風呂に入ってあっちっち」という続きがあります。なんとなくストーリー性のある歌詞になっています。イメージするのは、カップルの入浴シーンでしょうか。

子供が考えたと言われているこの歌詞は、広島県が発祥だと言われています。広島から関西、三重のあたりまでは、「お風呂に入ってあっちっち」の歌詞が主流になっているようです。

「エッチスケッチワンタッチ」「あなたのお尻はなんセンチ」という続きもあります。女性に言ったら完全にセクハラです。注意してください。

「お風呂に入ってあっちっち」も「あなたのお尻はなんセンチ」も、4・4・5文字のテンポの良い言葉の並びになっているのがポイントです。

繰り返しますが、どんなにテンポが良くても、お尻はなんセンチなんて女性には言ってはいけません。訴えられてしまうでしょう。

「エッチスケッチワンタッチ」「あなたのちんちんなんセンチ」という続きもあります。お酒が入ったときしか許されないような歌詞になっています。

しかしこの歌詞も、子供が考えたというなら、なんとなく納得できる歌詞かもしれません。子供はこういう下ネタが大好きです。男の子同士で考えたのかもしれません。

「エッチスケッチワンタッチ」「お前のちんこはなんセンチ」という続きもあります。この歌詞の続きは、福島県が発祥だと言われているようです。ずいぶんとリアルな歌詞に、親はびっくりしてしまうかもしれません。

女性はなかなか口ずさむことができない歌詞になっています。子供が考えた歌詞だということで、流していきましょう。

「エッチスケッチワンタッチ」「あなたのほっぺた真っ赤っ赤」という歌詞もあります。ちょっとほっとする歌詞になりました。これは、大阪が発祥だと言われています。

もしかしたら、女の子が考えたような歌詞の続きなのかもしれません。「エッチスケッチワンタッチ」にはビックリしてしまいそうですが、「あなたのほっぺた真っ赤っ赤」という歌詞にはほんわかさせてもらえそうです。

ちょっとエッチな歌詞なので、真っ赤っ赤になってしまったという意味に取ることもできそうです。

「エッチスケッチワンタッチ」「トイレのスリッパヨーロッパ」という歌詞の続きもあります。ここまでくると、本当にただ語呂がいいから並べてみました、という歌詞になります。

「トイレのスリッパヨーロッパ」も、4・4・5文字の語呂がいい歌詞の続きではあります。しかし「エッチスケッチワンタッチ」の歌詞との関係性は全く感じることができません。

「エッチスケッチワンタッチ」「お前のパンツはなんセンチ」という歌詞の続きもあります。やっぱりそっちに行くのか、という歌詞ですが、これは東京が発祥だと言われています。

お尻よりはパンツはなんセンチの方がまだ、セクハラ度は低いかもしれませんが、女性に言えばどちらにしてもアウトです。

「エッチスケッチワンタッチ」は意味のない言葉です。言葉の語呂がよくて広がったと言われていますが、同じように語呂がいいという理由で広がっている言葉もたくさんあります。

最近では芸人さんの「ラーメン つけ麺 僕イケメン」という言葉があります。これも語呂がいい言葉です。他にはどんな語呂のいい組み合わせの言葉があるのでしょうか。

語呂がいい言葉には「さよなら三角 またきて四角」という言葉があります。この歌詞にも続きがあると言われていますが地域や年代で様々なようです。

「ごきげん五角で また明日」というのが多いようですが「四角は豆腐　豆腐は白い」というものもあるようです。

もともとはあまり良い意味で使われていた言葉ではなかったようですが、語呂がいいということで広がった言葉のようです。子供が考える言葉は、テンポがいいものが多いですが、時々びっくりするような言葉も生まれるようです。

「エッチスケッチワンタッチ」の続きの歌詞でも紹介したように、地域によって、「エッチスケッチワンタッチ」は少しずつ変えていかれた言葉になっているようです。

もともとは子供が作った言葉なので、大人が使いやすいようにアレンジをしたものもあったようです。地域によって変わっていったのは、インターネットがまだそれほど普及していなかった頃の言葉であったために、少しずつ言葉が変わっていったことが予想されます。

それでもこれだけ全国的に「エッチスケッチワンタッチ」が広がったのは、「エッチスケッチワンタッチ」という言葉がキャッチーだったことが理由になるでしょう。

「エッチスケッチワンタッチ」は地域や年代によって、様々なアレンジがされています。例えば「エッチスケッチサンドイッチ」です。また「エッチスケッチマイペット」「エッチスケッチ乾電池」、「エッチスケッチ3センチ」というものもあるようです。

乾電池までいくと、もう最初のワンタッチは全くイメージが湧きません。アレンジされながらも広がっているという言葉は、それだけ親しみやすいイメージの言葉であったのでしょう。

今回は「エッチスケッチワンタッチ」の意味や由来・語源と、続きの歌詞も紹介させていただきました。あなたの年代やあなたの地方で使っていた「エッチスケッチワンタッチ」は出てきたでしょうか。

ちょっと懐かしい気持ちになれる、死語と呼ばれる言葉も、ときどきこうやって思い出してみるというのも懐かしい気持ちが蘇っていいかもしれません。

お酒を飲んだ時にでも、久しぶりに「エッチスケッチワンタッチ」を口ずさんでみてはどうでしょうか。