出不精の意味とは？出不精の原因や心理・改善して直す方法

最近は「出不精」の人が増えていると言われています。なぜ出不精の増えているのでしょうか。それには様々な原因がありますが、その原因について色々な角度から見ていきます。

そもそもの出不精の意味から、読み方など、また出不精になってしまう原因や出不精の人の心理などを見て、出不精の人の特徴などを探っていきます。

さらには出不精を直すための改善方法や出不精の人との付き合い方という面も見ていくので、出不精の実態を知りたいという場合は、ぜひチェックしてみてください。

まず、そもそも「出不精」という言葉の意味とはどのようなものになっているのでしょうか。『意味』という根本的部分から出不精の読み方もお伝えします。

また、出不精の意味と合わせて、その対義語とはどのような言葉かも解説しますので、出不精の『人』に関する情報の前に、まずはこちらをチェックしてみてください。

出不精のそもそもの意味とは、外に出ること、つまり外出するのを面倒だと感じ、ほとんどを家の中で過ごすこと、家の中に籠もっていることを指す言葉、そのような意味になっています。

また、そのように外出することを極力さけて、家の中で過ごそうとする人のことを『出不精な人』と言います。この出不精な人の心理や特徴、また出不精な人になってしまう原因などをこの後、解説します。

出不精という言葉の意味とは先にお伝えしたとおりですが、この『出不精』というのはなんと読むのでしょうか。こちらの読み方については『でぶしょう（デブショウ）』と読みます。

時々、「デブショウ」と聞くと「デブ症」と勘違いをして、「デブっぽい人」つまり「太ってる人」という意味、または、「太りやすい人」という意味で捉える人もいますが、そういった意味の「デブ」とは違います。

出不精の対義語とは、実はしっかり『これが対義語』といったものというのはなく、「これが当てはまるであろう」程度の言葉しかありません。

出ずっぱり、出たがり、足まめ…などの言葉が出不精に対する意味としては対義語的にはなりますが、必ずしも『これが正解』とは言えない部分もあります。

また、最近の言葉の意味でいうと、アウトドア派やリア充なども出不精の対義語としては、場面によって意味が通じることもあり、これらを対義語として使うケースもあります。

出不精になってしまう原因とは、どのようなものがあるでしょうか。もちろん絶対的な原因があるわけでもないですし、人によっても出不精になる原因は違いますが、よく当てはまるケースの原因をご紹介します。

改善方法などはのちほどご紹介しますが、こういった原因を確認することでも出不精を直すきっかけに繋げることができますので、出不精を直す改善方法を知りたい場合もチェックしてみてください。

まず第一に出不精になってしまう原因としては、面倒くさがりな性格が当てはまるケースが多いです。家にいるよりも外に行くほうが色々な準備や手間がかかります。それらが面倒くさいと感じてしまう性格が原因です。

また、外に出たら出たで色々な絡みがありますので、それらを『想像』するだけで「面倒くさい！」と思ってしまう性格で、実際に外に出ることなく家に閉じ籠もります。

出不精になってしまう原因の1つに、「友達が少ない」ということも挙げられます。性格的に出不精ではなくても、外に出て遊んだり、食事したりする相手がいなければ自然と外に出なくなり、出不精となっていきます。

また、出不精な性格が災いして、誘いを断り続けていたことが原因で友達がいなくなるということもよくあるケースなので、友達が少ないというのは、出不精の原因にもなりますが、出不精な人の特徴とも言えます。

つまり、どちらが先だったかによって、友達が少ないのが原因になるのか、特徴になるのかは違ってきますが、今回は友達が少ないことを『原因』として挙げました。

出不精になってしまう原因の一つに「交通の便が悪い」というものも挙げられます。こちらについても、もともと外に出ることが嫌いというわけではなくても、交通の便が悪いことが原因で徐々に出不精になってしまうというケースです。

近くに駅がない、バスがない、駅もバスもあるけど1時間に1本、2時間に1本などということは地方ではよくあることなので、それによって『出かけるのが面倒』になり、出不精になってしまうのです。

車の免許があって車があれば出かけられますが、繁華街まで出るには車でも多少時間がかかるなど、そういった場合にもやはり交通の便が悪いという原因で出不精になってしまいます。

出不精になってしまう原因の中には、『好き嫌い』の問題ではなく、身体の問題…、つまり疲れていたり、病気になってしまっていたり、重度のストレスなどが原因というケースもあります。

仕事がハードすぎて、疲れやストレスがひどく、休みの日は家でゴロゴロしていたいという心理から、家を出ない、つまり出不精になっていくというケースです。

また、病気になってしまって、身体が動かない、もしくは精神的な病気で人と会うのが辛かったりするとそれが原因で外出することを躊躇い、そのまま出不精になっていくということもあります。

出不精の原因として挙げられるものには、「自分の容姿にコンプレックスがある」というものもあります。容姿というのはつまり『顔』や『スタイル』のことです。

人によってその人の顔をどう見るかというのは違ってきますが、カッコよくない、可愛くない、ブス、ブサイクということを理由に、それを見られたくなくて、もしくはそれを人から言われるのが恐怖で外に出られないというケースです。

スタイルも顔のケースと同じですが、どちらにしてもこのコンプレックスという原因が極度となると、他人への恐怖症、つまり先にお伝えした『病気』とも言えるものになるので、改善し直すためには適切な治療が必要な場合もあります。

出不精とは？という意味と、出不精になってしまう原因というのを見てきましたが、次はその出不精になってしまった人の心理を見ていきます。

どのような心理状態の人が出不精になってしまうのか、出不精になってしまった人はどのような心理状態なのか、という部分になります。

この心理の部分についても、もし出不精を改善し直すことを考えているのであれば、重要な要素になるので、しっかりと確認してみてください。

出不精な人の心理として、「家が落ち着く」「なによりも家が好き」という心理があるケースが多いです。外に出るのが嫌いとは少し違った心理状態になりますが、家が好きで外に出たくないのも立派な出不精です。

何よりも家が好きで落ち着くことから、外に出るのも気が進まないですし、誘いを受けても「家に居たい」という心理が強く働くので、本人が「家が好きなだけ」といくら言っても、周りから見れば出不精に違いありません。

出不精な人が抱いている心理として多く挙げられるのが、「人と話すのが苦手」というものです。人と話すのが嫌だから外に出たくないのです。

もちろん外に出たら必ず人と話すことになるとは言い切れませんが、家の中にいるよりは確実に人と話さなくてはいけない場面に遭遇する確率は上がります。

出不精の人の心理として、しばしば見られるのが「外に出るうとお金を使うのが嫌だ」というものです。家の中にいると、使っても水道光熱費程度のものですが、外に出ると何かとお金を使います。

それが嫌だという心理なので、外に出ず家の中にこもるのです。もちろん最近ではインターネットが発達し、ネットショッピングも気軽にできるので家の中にいてもお金を使うことはできますが、そちらは『何かと使う』とは違います。

出不精な人の心理として、「好奇心があまりない性格」というものがあります。特にものごとに対して興味が湧かないので、わざわざ何かをするために外に出ようと思わないのです。

外に出るというのは何かしらの目的があります。その目的により様々ですが、「あれやってみたい」「これ着たい」「それ食べたい」など、何かに好奇心を持つことで行動に繋がるケースもありますが、それが無いということです。

出不精の人の心理として、周りに気を使う性格というものもあります。人に気を使うのでそれが嫌だったり、疲れてしまうという心理を持っているということです。

人と話すのが苦手という心理に似ていますが、話すこと自体が苦手というわけではなくても、気を使ってしまうので、少しずつ人との関わりが嫌になってきてしまうパターンです。

出不精な人、出不精になってしまった人について、男性と女性ではその特徴に違いが見られます。もちろん、確実に100%違うという意味ではなく、違った特徴が見られやすいという意味になります。

出不精な男性、出不精な女性それぞれについて、よく見られる特徴というものを挙げていきますので、どのような性格・特徴の人が出不精になりやすいのか、また出不精なのかを確認してみてください。

まずは出不精な男性の特徴を確認してみましょう。このような特徴が見られる人は出不精になりやすい、もしくはすでに出不精である可能性が高くなっています。

これについても、「この特徴や性格に当てはまるから絶対に出不精だ」という意味ではないので、その点は誤解しないようにしてください。

出不精な男性というのは、俗に言う『オタク』というものに当てはまる特徴を持っているケースが多いです。ゲームが好き、アニメが好きという特徴のある「一般にいう」オタクと言われやすい人のことです。

オタクの意味をここで詳しく議論する場面ではないので、『一般にいう』ということで理解してください。そういった特徴を持っている男性は、出不精な男性であるケースが多くなっています。

ゲームやアニメは家の中で完結することが多いですし、世間の目はオタクに厳しいので、外でオープンにしづらいということもあり、その趣味を語るにもネット上の掲示板やSNSという方法で済ませることが多く、出不精となりやすい特徴があります。

出不精な男性の特徴として『自信がない』というものが挙げられます。自分に自信がないので、こちらについても人と接するのが苦痛になり、出不精になっていくというケースです。

特に自信がなく『おどおど』しているような性格を持っている人は、外に出ても疲れてしまうだけなので、必要最低限の外出以外はすべて家の中で済ませるという方法を選ぶ特徴を持っています。

出不精な男性の特徴としては、「動くことが嫌い」というものが挙げられます。『ゴロゴロ』、『だらだら』していたい性格をしているので、ほかの方法があるのなら外出という方法を選びません。

家の中にいても、自分の手の届く範囲にしか動くことをせず、「必要なものは自分の手の届く範囲に置く」という方法で、極力動く範囲を狭めるようにする特徴を持っています。

出不精な男性の特徴を見ていきましたので、次は出不精な女性の特徴を確認していきましょう。男性に当てはまるものは女性に当てはまらないという意味ではありませんし、逆もしかりですが、女性に多いものを解説していきます。

女性ならではの特徴というものも見られるので、そちらも確認しつつ、出不精な女性にはどんな特徴があるのか確認してみてください。

女性はファッションやメイク、それ以外でも『流行りモノ』には目がないという女性が多く、それを求めて外出し、街に『繰り出す』という特徴がありますが、出不精な女性にはそれがありません。

流行というものに興味がないので、それを求めるという方法での外出はしないのです。それが無いというだけでも、アクティブに外で活動している女性よりは外出頻度が減りますし、そういった女性との付き合いも減るので、出不精になります。

化粧っ気がない女性というのも出不精な女性に多く見られる特徴です。基本的にノーメイクで過ごしている、あるいは化粧をしたとしても、ほぼすっぴんに近いという女性は出不精な女性が多いです。

出かける意思がないからノーメイクなのか、ノーメイクが好きだから外出できないのか、というのはどちらが先かはその女性によるところですが、化粧っ気がないのは出不精な女性の特徴として多く見られるケースです。

出不精な女性に多く見られる特徴として「ネガティブな性格」というものがあります。何に対してもネガティブに捉えてしまう女性というのは出不精になりやすいです。

先に挙げた『容姿』という部分に関してもネガティブに捉えれば「私はブスだ」「可愛くない」と思い、その容姿のせいで出不精になりますし、人との会話が上手くできていない、嫌われていると捉えれば、それも出不精に繋がります。

出不精を直すための改善方法というのはどのようなものがあるでしょうか。たくさんの直す方法が考えられますし、人によって、またその出不精の原因によっても変わってきますが、良い方法として挙げられやすい方法をご紹介します。

出不精を直すには出不精になってしまった原因を改善することが必要ですし、出不精な人の心理にあるネガティブな部分も直す必要があります。

出不精な人は外に目的がないことが多いです。それがきっかけとなり『出る必要がない』のも重なって出不精になっていくケースも多いです。

ですから、出不精を直すためにも外でやる趣味を持って改善するという方法は有効なものになります。その趣味のために外出するので、自然と出不精な性格も直すことができます。

出不精を直すために「何かしら」の外に出るきっかけを作るというのも良い改善方法になります。何かしらのきっかけがあれば外に出ざるを得ないという状況を作ることもできます。

その「何かしら」というのは実は『何でも』良いので、生活に必要なものを買いにいくことや、その『特売』を探して、それらを周って節約をするなど、どのようなきっかけでも良いので、それを利用して外に出るのです。

出不精の人というのは、外に出るのが億劫であったり、面倒だと感じることがきっかけで出不精になってしまっているケースも多いことから、「気軽に外出できる環境作り」をするというのは良い改善方法となります。

服を選ぶのが面倒であれば次の外出時の服を決めておいたり、外出時の持ち物をまとめておいたり、あとは、交通の便が悪いなら、車の免許を取ることや、大きくは『引越し』などをしても良いでしょう。

出不精になった原因やきっかけにも寄りますが、『新しい服を買う』というのは、良い外出のきっかけになります。その服自体を買いに行くのも外出ですし、もしその服自体はネットで買ったとしても、きっかけとしては良いです。

服を買うとやはり着たくなります。しかし家の中でも着るだけで満足できるという人はそれほど多いものではありません。ですから、新しい服を着るために外出することを選ぶということになり、少しずつ出不精を改善できるのです。

出不精の女性についてのことになりますが、メイクの勉強をして、納得のいくメイクをできるようになるのも出不精を改善するきっかけになります。

容姿に自信がないこともメイクによって改善されるケースもありますし、納得のいくメイク、普段の自分とは違う印象のメイク、新しい自分のメイクなどができると、こちらも服と同じように誰かに見せたくなり、それが外出へと繋がります。

出不精の人で友達が少ないという人は多くなっているので、友達を新しく作ることで出不精は改善されるというケースも多いです。

もしくは、新しい友達ではなくても、既存の友達と今よりももっと仲を深めることで、色々外出する機会も増えますから、それによって出不精を改善に導くことも可能です。

出不精なパートナーとの付き合い方が気になるという人も多いです。彼氏が出不精でほとんど家デートで、外に連れて行ってくれないという悩みや、彼女が出不精であまり会う頻度が高くないというものもあるでしょう。

また、それとは違って、彼氏彼女ともに出不精で、ほとんどを家の中で過ごし、外出でのデートがなく、少々マンネリ化してきていることを悩んでいるというケースもあります。それらの場合にどうしたら良いかご紹介していきましょう。

まず、彼氏彼女ともに出不精の場合の付き合い方ですが、お互いに外に出ることが億劫で、外に出ることがストレスとなる場合は、無理に出不精を改善する必要はありません。

家の中でもゲームをやったり、本を読んだり、また2人でDVDを見たりという楽しみ方もできます。外出がストレスになるのであれば、家の中で楽しめる方法をたくさん見つけることも悪くはありません。

ただ、たまに、それらの「楽しむもの」を買うために、2人で出かけてデートするという行動を起こせば、それも息抜きになりますし、家の中でのマンネリも防げるでしょう。

彼氏彼女で片方の相手だけが出不精の場合の付き合い方としては、まず無理矢理外出しようとしてはいけません。ここまでお伝えしてきたように出不精の人はそれなりの原因や心理、特徴を持っています。

それを無視して無理に外出しようとしたり、誘ったりすると「彼氏（彼女）が面倒だ」と思ってしまうので、2人の仲が崩れるきっかけになってしまいます。

まずは出不精の原因を探って、それになるべく当てはまらない方法や、改善してからのデートを楽しみましょう。お金を使いたくないならお金のかからないデート、人が苦手なら、2人きりになれるデートを、ということです。

パートナーというと彼氏彼女という関係だけではなく、夫婦ということもあります。その夫婦間で「旦那が」出不精な場合はどうしたら良いのでしょうか。

妻の側がアクティブな性格をしている場合は「つまらない」と感じるかもしれませんが、それだけで離婚などを考えるのは早計というケースが多いです。

彼氏彼女の一方が出不精の場合と同じく、まず『出不精の原因』を知り、それに当たらない、もしくはしっかりと改善した上で外出に導いてみることが大切です。

出不精の人の中には、一歩外に出るまでの腰が重いというだけで、外に出たら出たで普通に楽しめる人も少なくありません。

だからこそ、「何かが引っ掛かっているだけ」ということも少なくなく、それを取り除けばアクティブに活動する人に変わる可能性も大いにあります。

少しでも出不精を改善したいと思うなら、ここまでにお伝えした「原因」「心理」「特徴」などをしっかりと確認しつつ、自分はどうなのかを見直してみましょう。

出不精になるには必ず何かしらの原因があります。外に出るのが億劫になる『何か』があるのです。それを自分自身で把握して取り除くことが、出不精を直すきっかけとなり、改善させていくことに繋がるでしょう。