凛としたの意味とは?凛としている人の特徴や雰囲気・佇まい!
「凛とした」の意味を知っていますか?凛とした人はシンプルなのにその佇まいや雰囲気が輝いて見え、周囲から憧れられる存在です。「凛とした」の意味や凛とした人がどんな人なのかを知って実践することで魅力を手に入れ、あなたも輝かしい未来を手に入れましょう。
目次
凛とした人は魅力的?
「凛とした人」という言葉だけで、褒め言葉だということが分かります。
しかし、その凛としている人の雰囲気や佇まいを見て何が魅力的なのか、何が「凛としている」と形容されているのか説明できますか?
日常的に聞かない言葉ではないし憧れるけれども言葉では言い表しにくい凛とした人になるために、「凛としている」という言葉への理解を深めどうやったらその魅力を手に入れられるのかを見ていきましょう。
そもそも「凛とした」の意味とは?
まずは「凛とした」「凛としている」という言葉への理解を深めるところから始めましょう。
そもそも「凛とした」「凛としている」の意味は何なのでしょうか?
「凛とした」の意味
「凛とした」とは「凛という様子をしている」という意味で「凛」という一文字に意味が詰まっています。
「凛」とは、「寒い」「厳しい」「引き締まる」という意味があります。しかし、「凛としている」を「寒い様子」と言うとイメージと正反対なまるで悪く言っているようなイメージになります。この「寒い」は「クール」と言い換えたほうが分かりやすいでしょう。
このように「凛とした」「凛としている」とは「クールで厳しく引き締まった様子」を指します。
「凛とした」の類語
では「凛とした」「凛としている」を似た意味の言葉で言い換えると何が当てはまるのでしょうか?
それは、一番分かりやすく言えば「キリッとしている」です。他にも「クールな様子」で言えば「潔い」「凛々しい」などにも置き換えられますし、「厳しい」という意味を重視すれば「貫禄がある」「厳格である」などが挙げられます。
「引き締った様子」が少し形容としては分かりにくいかもしれませんが、これは平たく言えば「上品な様子」とも言え、「品格が漂う」「気高い」などと言い換えることが出来ます。
凛としている人の特徴5選《態度編》
「凛とした」「凛としている」という言葉への意味が深まったところで、いよいよ「凛とした人」とはどんな人なのかを見ていくことにしましょう。
まずは雰囲気や態度から、どんな風にこの言葉を体現しているのかから始めます。
クール
凛とした人はあまり騒がしくしたり感情的な態度を取りません。これは人によっては「冷たい態度」と取られることもありますが、凛とした人は自分の中に考えをしっかり持っており発言やアクションを取るべきところとそうでないところの線引きがはっきりしています。
これが単なる「冷たい態度」とは違うところで、例えば他人に興味がないというようなことではなく自分を律することがとてもうまいのです。
厳しい
凛とした人は厳しい態度を取る人が多いです。雰囲気からして厳つく、それが「凛とした人」なのか「自己中心的な人」なのかの分かれ目が自分にも厳しいかどうかです。
人にも自分にも厳しく、どちらかというと自分に厳しい割合の方が多いのが凛とした人の特徴です。しかしそれは室温すら上昇するような熱血漢というわけではなく、とても静かでそれこそ寒さすら感じるような厳しさです。
人によって変えない
凛とした人は人によって態度を変えるようなことはしません。態度だけでなく、誰に対しても平等に敬意を払います。そのブレない態度や雰囲気が魅力になっていると言っても過言ではありません。
凛とした人は「自分」というものをとても大切にし、それを相手によって変形させることはナンセンスであると考えています。また、そこに価値を感じないのでそんなことをする必要もありません。
群れない
大多数の人は、群れてどんなグループのどの立ち位置にいるかで自分自身のアイデンティティを作り上げていきます。しかし凛とした人はもう出来上がっているので群れる必要がなく、またひとりでいても成り立ちます。
つまり、自分に自信があるのです。なので、必要性がなければ無駄に群れるようなことはしません。
身綺麗
凛としている人は身綺麗にしている人が多いです。
派手な格好や奇抜さ、高価なものよりもシンプルですっきりとした身だしなみの整ったスタイルを好みます。また整理整頓も得意で自分の周囲にも気を配り全体的に清潔感があります。
凛としている人の特徴5選《性格編》
佇まいや雰囲気が凛としている人は、一体どんな性格をしているのでしょうか。
人の立ち居振る舞いというものは性格や内面的なものに裏打ちされるものです。凛としている人への理解を深め近づくためには内面のこともちゃんと知る必要があります。
前向き
凛とした人は前向きな性格をしている人が多いものです。
後ろ向きな考えに囚われることを非効率で意味のないことだと思っています。また自分自身を律したりコントロールする術を心得ているので切り替えがとても上手です。
正義感が強い
凛とした人は正義感が強い性格の人が多いものです。自分の考えをしっかりと持っているので周囲になぁなぁで流されるようなことはなく間違っていることは間違っているとはっきり言います。
基本的に曲がったことが嫌いですが暑苦しくなく、その正義感の出処は独りよがりなものではなく周囲を思ってのことがほとんどなので周囲の一定層から厚い信頼を寄せられる人格者であることが多いです。
丁寧
凛とした人は丁寧な性格をしており、それが端々に滲み出ているので凛とした雰囲気や佇まいになります。
対人関係だけでなく、自分の所作ひとつひとつや考え方ひとつひとつを丁寧に考える習慣が根付いているので立ち居振る舞いが優雅で周囲から憧れの存在となります。
ストイック
凛としている人はストイックな性格をしています。常に何かしらの目標を立てており、その目標も努力しないことには達しないレベルのものを掲げます。
彼らにとって努力をすることは当たり前であり、例え誰からも褒められなくても気にしませんしわざわざそれを言いふらすようなこともしません。
優しい
凛としている人は人に優しい性格をしています。例えば頼られた時、それが相手の自業自得な結果の困り事なら「自分でなんとかするべきだ」と厳しさを見せますし、もうどうしようもなくて困っている人には手を差し伸べます。
これが人に興味がなく優しさを見せず自分の世界で生きていれば「冷たい」と言われるでしょう。「凛としている」とまで形容されるということはクールな中にある程度出来上がった人間性と優しさを持っているということなのです。
凛とした人の魅力【男女別】
凛とした人の性格や態度を知ったことで雰囲気や佇まいについては分かりましたが、それでは凛とした人の「魅力」とは一体どんなところにあるのでしょうか。
凛とした人のどんなところがモテて人とを惹きつけるのかを男女別に見ていきましょう。
凛とした女性の魅力
凛とした女性は男性たちの間では「高嶺の花」と言われることが多く、女性たちには「なりたい女性」として名を挙げられます。
つまり手の届かない崇高な感じがモテるのです。モテる要因は大きく分けて「時代や人に流されない強さ」と「高潔で大らかな人間性」です。
時代や人に流されない強さ
凛とした人は自分をはっきりと持っているので時代や人に流されず堂々としています。女性とは、ある程度同じような考え方の人間が身を寄せ合っていないと不安になる生き物であり、そこから徐々に自分の世界を切り開いていくものです。
しかし凛としている女性は自分の考えは自分のものでしか無いことを知っており、その内から溢れる自信が強く見えて周囲に憧れの念を抱かせます。
高潔で大らかな人間性
凛とした人に短気で騒がしい人はいません。大らかでどこか儚さも感じる高潔さは女性らしさを感じさせます。
「女子力」という言葉が流行して久しいですが、凛としている女性の大らかな側面は気品に溢れ余裕があり「女子力」の極みのような包容力を思わせ周囲の人間をどこか安心させます。
人間なら誰でも心が安らぐ女性を求めます。
凛とした男性の魅力
凛とした男性は飾り気にはこだわらず清潔です。清潔感のある男性は「女性が男性に求めるもの」に必ず入る要素であり、それはつまり女性から見てそこに男性らしい魅力を感じるということです。
信義を貫く雄々しさ
男性らしい力強さや勇ましさを感じさせる「雄々しい」という言葉がありますが、凛とした男性にはこの雄々しさがあります。
とは言え、ただ「雄々しい」というと暑苦しさすら感じますが、凛とした男性は心が雄々しいということであって内面から溢れる男らしさという魅力を持っているという意味です。
曲がったことを好まない芯の強い男性らしい男性が清潔感のある見た目をしているという、ある種のギャップが人を惹きつけています。
頼りになるさりげない有能さ
凛とした男性は仕事においてとても有能である場合が多いものです。彼らは常に野心家とも言えるようなチャレンジ精神を絶やさず自分を律することに長けていて、結果のみならず過程すら意義のあるものにするべく努力を怠りません。
しかし彼らの一番の魅力は、それを見せびらかさないということにあります。自分の得手を吹聴して回る人には心からの信頼は集まりません。
間違いたくない「強い」の意味
凛とした人は芯がしっかりしていて強い女性であることが多いです。ここで間違いたくないのが、「強い」の意味です。
ただ「気が強い」だけの人は自己中心的で自分の意志を通すために周囲に強く要求します。しかし、「芯が強い」ということは自分をしっかり持つために周囲へ敬意を払うことを忘れないということです。
よく「気が強い女性が好き」という男性がいますが、これを文字通り受け取ってはいけません。男性の「気が強い」は「芯が強い」女性のことを指しています。
凛とした雰囲気・佇まいとは?
昨今、「雰囲気美人」や「雰囲気イケメン」といった言葉が流行しています。これは「見た目の良し悪しに関わらず醸し出す内面のものが美人やイケメンであるかのように思わせる」という意味です。
凛とした人もその雰囲気や佇まいに、内面の凛々しさが現れています。では、一体凛とした人のどんなところに現れているのかを見てみましょう。
清潔感がある
なんと言っても、凛とした人の佇まいや雰囲気を作り出す最初の要因は万人を不快にさせないその清潔感にあります。
凛とした人は自分を律することが出来るので不用意に太るようなことはしませんし、例えるならば「さっぱり」や「すっきり」といった形容が似合う状態を心がけているため最低限の身だしなみを整えています。
これは凛とした人の周囲への心遣いであり、優しさです。
礼儀正しい
凛とした人は周囲へ敬意を払うことを怠りません。そして乱暴な言葉づかいや粗野な態度など、品のない無礼な態度を嫌悪します。
「自分」を強く持ち尊重されるには、まず自分が周囲を尊重し感謝の念を忘れてはならないのです。
姿勢がいい
凛とした人は姿勢がいい場合が多いです。姿勢というのは遠目から見ても分かるものであり、人の第一印象に大きな差をつけます。凛とした人の雰囲気を作り上げる最初の要因はそのまっすぐさを感じる佇まいにあります。
常に程よい緊張感を持って周りと接しており、それが身についているので無理をしている風でもなく姿勢が良くなるのです。
知的
凛とした人は黙っていても知性を感じさせる雰囲気を持っています。凛とした人の多くは知的探究心が旺盛で、知らないことを知り自分が高められていくことに喜びを覚えます。
それは学問における知識だけの話ではなく、常に周囲を程よく意識しているため人間的なことや多角的な考え方などもあり、自分の中に様々なベクトルを持っていることに由来します。
冷静
凛とした人は落ち着いていて物事に過剰に動じる様子を見せません。普段もそうですし、頭の回転が早く自分を律するのに長けている分何かが起こった時にも脳内処理が速いので何事も冷静に対処します。
そんな冷静な佇まいが人から見れば優雅でなんとも品のいい高尚な雰囲気を醸し出します。
凛とした人になるための心がけ
ここまで凛とした人の佇まいや雰囲気などその魅力について語ってきましたが、では凛とした人になるためにはどうしたらいいのでしょうか?
凛とした人たちも元から凛としていたわけではありません。凛とした人とは、その心がけ次第で誰でも目指せるものなのです。
過剰に飾ろうと思わない
凛とした人になるためには、身だしなみをきちんとすることが必要です。ですが、見た目を「ちゃんとすること」と「飾ること」は別物であることを意識しなければいけません。
この意識が根付いてくれば、物理的な問題だけでなく様々なことにおいて「ちゃんとすること」と「飾ること」が別物であることが分かるでしょう。
物事をしっかり考える癖を付ける
凛とした人はしっかりと考えを持って尚且冷静です。まずは物事に対して「しっかり考える」ということが必要です。
自分を取り囲む色々なことに対してひとつひとつしっかり考えるというのは存外難しいものです。しかし、それぞれをしっかり考えられるようになれば感情的に動くことを抑えられますし、考える癖がつくことで頭や身の回りの整理が徐々にできるようになってきます。
「強くなろう」と無理しない
凛とした人は心がしっかりとしている強い人であるイメージが強いので、強くなることが必要だと思うかもしれません。しかし、凛とした人が強いわけは自信を持っているから強いのであって何の根拠もなく強いわけではありません。
凛とした人になるためには多くのことに対して努力して達成し自信を持つようになることで、強くなることから始めると躓いてしまいます。
「認める」と「合わせる」は違う
凛とした人について紐解いてきましたが、一番大切なことは自分を尊重するからには周囲も尊重するという姿勢です。
周囲に「合わせている」だけではいつまでたっても凛とした人に近づくことは出来ません。周囲を「認める」ことと、自分を甘やかしすぎないことがあなたをいつしか凛とした人にしてくれることでしょう。