要領がいい人の特徴!仕事で要領よくなるためには?
要領がいい人の特徴や要領がよくなるための方法をご紹介します。賢い人や仕事のできる要領がいい人というのはどんな特徴を持っているのか、それを知ることで自身も要領がいい人になるために役立ちます。また要領がいいタイプ診断もあるので参考にしてみてください。
目次
要領がいい人はうらやましい!要領がよくなる方法はある?
要領がいい人をうらやましいと感じて、要領がよくなる方法を知りたいという人は少なくありません。要領がいい人は賢い印象があったり、仕事ができる印象があるので、そうなれる方法があれば知りたいという人は多いでしょう。
その方法としてはまず、要領がいい人の特徴を知ることが大切で、その性格や行動を知ることが必要です。そこから要領がよくなる方法を学び取ることができます。
また、診断として「要領がいいタイプ診断」も用意していますので、そちらものちほど確認して、自分がどの程度要領がいいのかを確認してみるのも1つの目安となるでしょう。
要領がいいの意味とは?
要領がよくなる方法を知る前に、そもそもの「要領がいい」の意味をしっかりと確認しておきましょう。どのような人が要領がいいのかを正確に把握しておくことも大切です。
要領がいいの意味と、「要領」の意味、そして要領がいいの『類語』もご紹介しますので、それらをしっかり確認したのちに要領がいい人の特徴や診断を確認してみてください。
要領がいいの意味
要領がいいという言葉の意味は、ものごとに対して効率よく、手際よく処理する方法をしっかりと心得ていることを言います。
また、それ以外にも、『手を抜くのが上手い』という意味や、『人に取り入って気に入ってもらうのが上手い』というような場面でも要領がいいという言葉は使われます。
「要領」の意味
要領がいいという言葉の中の『要領』という単語はどのような意味があるのでしょうか。こちらについては、「ものごとの最も重要な部分」というような意味があります。
また、ものごとを「行なう上で」最も重要な部分という意味や、ものごとを行なう上での重要な『コツ』というような意味もあり、動きが伴うものの中の重要な要素という意味が強いです。
要領がいいの類語
要領がいいという言葉に対して似ている言葉、つまり『類語』と言われるものはどのようなものがあるでしょうか。いくつか挙げていきましょう。
手際がいい、処理するのが上手い、取り入るのが上手い、可愛がられる、ポイントを掴んでいる、そつがない、洗練されている、手慣れている、お手のもの、コツを知っている…、などの言葉が類語として挙げられます。
要領がいい人の特徴6選【性格】
それではいよいよ要領がいい人の特徴を見ていきましょう。今回は要領がいい人の特徴を【性格】と【行動】に分けてご紹介していきます。
そしてまずは、【性格】についてご紹介します。今回は6選ということで6個の性格的特徴を挙げますが、もちろんこれが全てという意味ではなく、「よく挙げられるもの」として把握してください。
完璧主義ではない
要領がいい人の特徴としては、「完璧主義ではない」というものが挙げられます。ものごとを要素よくこなすためには、完璧を求めすぎては難しいのです。
つまり、完璧主義な人というのは、要領がいい人になりづらいと言えます。もし要領がいい人になりたいと思うのであれば、完璧主義な性格を少しでも和らげるのが賢い方法です。
シンプルな思考ができる
要領がいい人の特徴には「シンプルな思考ができる」というものが挙げられます。ものごとに対して難しく考えずに、単純に、簡単に考えることで、要領よく仕事をこなすことができるのです。
何かの案件や課題を与えられたときに、あれもこれも難しく考えてしまうのでは要領よくなることは難しいので、難しく複雑に見えるものでも、シンプルに、単純に考えられるようにするのが要領がいい人になるためのポイントと言えます。
ものごとにしっかりと優先順位をつける
要領がいい人はものごとにしっかりと優先順位をつけられるという特徴があります。複数の問題や案件、課題などを抱えた際に、「どれから処理すべきか」というものをしっかりと優先順位をつけて考えられるのです。
『あっちこっち』と手をつけて、結果として全体の処理スピードが落ちているのは、要領が『悪い』人によく見られる特徴でもあるので、賢い要領がいい人になる方法としては、優先順位というものを考えるようにしましょう。
物覚えが良く賢い
要領がいい人というのは、そもそもの地頭が良いので、物覚えが良く賢いという特徴を持っている人が多いです。物覚えが良く賢い人は要領よくものごとを処理できるという言い方もできるくらいによく見られる特徴です。
ただし、地頭が良く賢い人でないと要領がいい人になれないのか、というとそんなことはありませんので、他の特徴や要領がよくなるための方法などをしっかりと確認していきましょう。
目的や目標を見失わない
要領がいい人というのは、「目的や目標を見失わない」という特徴があります。しっかりと目的や目標を見据えて、そこにたどり着くために効率の良い方法を見つけていくことが得意なのです。
逆に要領が悪い人というのは、目的や目標がブレてしまい、手段や経過ばかりにこだわってしまって、目的や目標にたどり着けない、もしくはたどり着くのに時間がかかるということが頻繁に見られます。
手段や経過が『どうでもいい』という意味ではなく、要領よくなるためには、まずは手段や経過にこだわることなく、目的や目標を達成するための行動を優先することが大切ということです。
決断力・判断力がある
要領がいい人というのは、「決断力や判断力がある」という特徴を持っている人も多いです。決断や判断が遅ければ、それだけ全体の処理スピードが落ちることになるので、それでは要領よくこなすことはできません。
賢い決断や賢い判断が必要ということではなく、まずは決断スピードや判断スピードを上げることが重要で、それができるようになったのちに、それぞれの精度を上げていくことが要領がいい人になる方法としては賢い選択となるでしょう。
決断力や判断力は普段の生活の中だけではなく、仕事の場面でも大いに必要になり、それが素早くできるというのは、周りからの評価も変わってきますので、要領よく仕事をこなすためにも重要な要素となります。
要領がいい人の特徴6選【行動】
要領がいい人の特徴の中でも【性格】について6選を見てきましたが、続いては要領がいい人の【行動】について確認していきましょう。
こちらもここでご紹介するのは6選になりますが、もちろんこれが全てではなく、状況や環境によって行動が変わってくることはありますし、それを『要領よく』合わせられるのが、要領がいい人なのです。
周りを頼ることができる
要領がいい人というのは、「周りを頼ることができる」という特徴を持っている人が多くなります。意地をはって1人ですべてをやろうとするようなことは、絶対にない、と言っても過言ではないでしょう。
また、その頼り方も上手いので、頼られた側も嫌な気分はしないですし、むしろ喜んで手伝ってくれるような賢い頼り方をします。言い方を変えれば「人を利用するのが上手い」とも言えます。
嫌な気持ちで、無理矢理手伝わせたりするわけではないので、悪い意味ではありませんが、『人を巧みに操って楽をしている』という見方をする人も存在するのは確かです。
できることをやる
要領がいい人というのは、「できることをやる」という特徴も持っています。「優先順位をつける」というものや、「判断力」にも通じる部分になります。
できないことを無理矢理頑張っていても、それは全体としての効率が落ちるだけなので、『まずはできることをやる』ということを心がけるようにしています。
要領がよくなるには、このようにできないことにいつまでもこだわらず、「まずはできることを」という賢い取捨選択をする必要があるということです。
楽しみながら行なう
要領がいい人というのは、「嫌々やる」「無理矢理やる」という状態が効率を落とすことを知っているので、やるとなったら「楽しみながら行なう」という特徴を持っています。
楽しみながらやれば上手くいくというところまで確信を持って言えるわけではないですが、少なくとも嫌な顔をしながら、モチベーションが低い状態で行なうよりは効率よく処理できることを知っているのです。
また、楽しみながらやっていると周りも『乗せられる』ので、周りの人のパフォーマンスも上がりますし、気持ちよく手伝ってくれる環境にも繋がるので、そのあたりも賢い判断です。
他人の良いところを吸収する
要領がいい人というのは、『自分の力だけで』ということや『自分の知識だけで』というように、自分の持てるものを過信するようなことはなく、仕事でも趣味でも他人の良いところはどんどん吸収するという特徴を持っています。
これは目的や目標を見失わないことにも繋がるのですが、良いものは吸収していくほうが、意地をはって自分のやり方だけにこだわるよりも、効率よく目的に達することができる方法なのを分かっているからです。
手先が器用
要領がいい人というのは、『手先が器用』という特徴を持っている人が多いです。要領よく素早くこなすためには、単純な手元のミスなどが無いほうが要領よくなるのは当然でしょう。
「なんでも要領よくこなすよね」と言われるような人というのは、何をやらせても器用にやってしまうという人が多く、そういった人は当然手先が器用な人が多いです。
手先の器用さというのは生まれつきのようなものもありますが、訓練などで器用になることも可能なので、要領がよくなる方法として、手先が器用になる訓練をするというのも1つの方法として考えられます。
しっかり整理整頓する
要領がいい人というのは『整理整頓』がしっかりできている人が多いという特徴があります。周囲がしっかり整理整頓されているのと、散らかり放題で何がどこにあるのかわからない環境では、どちらが要領よくなるかは考えるまでもありません。
また、要領がいい人というのは、『ただ片付ける』ということではなく、しっかりと物事を処理する動線を考えていて、動きやすいように、仕事がしやすいように整理整頓することができます。
要領がよくなる方法としての『整理整頓』であれば、天性の才能などではなく、あとから努力で身につけることができるものなので、要領がよくなることを望むのであれば、整理整頓を普段からしっかりと考えてするようにしましょう。
要領がいいは誉め言葉?
要領がいいは褒め言葉でしょうか。ここまで見てきた「要領いい人の特徴」を見る限りは『褒め言葉である』と言って良い内容となっているでしょう。
しかし、時に手を抜いているように見えたり、「世渡り上手」「人を利用している」のように捉えられることがあり、そういう人に皮肉を込めて「要領がいい」と言うこともあります。
ですので、要領がいいという言葉が100%褒め言葉かと問われると「100%とは言えない」という答えになります。ですが、基本的には褒め言葉と捉えて良いでしょう。
仕事で要領がよくなるための方法
仕事で要領がよくなるための方法というものはあるのでしょうか。ここまでに見てきた要領がいい人の特徴をしっかり学んで、それを参考にしつつ行動することで、仕事で要領がよくなることは可能です。
ですので、仕事で要領がよくなるための方法というものは存在しますし、『特徴』を参考にすればそれが可能ですが、もう少し具体的な部分をご紹介していきます。
1つ1つ片付ける
要領がいい人というのは仕事でよく使われる「マルチタスク」というものも『要領よく』こなすことはできますが、基本的には優先順位をつけますし、取捨選択しますし、できることからやる、という特徴があります。
ですので、よほど要領がいい人でない限りは、まずは優先順位、取捨選択、できることなどを考えて、1つ1つを効率よく処理することを考えるのが、仕事で要領がよくなるための方法と言えるでしょう。
スケジュールをしっかり管理
要領がいい人というのはスケジュール管理がしっかりとしているケースが多いので、仕事で要領がよくなるための方法を考えているのであれば、スケジュール管理から見直してみましょう。
スケジュールを詰めすぎていて疲れやストレス、複雑さからパフォーマンスが落ちているなら、それは要領がいいとは言えません。
また、スケジュールに隙間がありすぎて『アソビ時間』があるなら、それも要領よく仕事をこなせているとは言えないので、そういった部分を見直すのが賢い選択といえるでしょう。
休む時は休む
要領がいい人というのは、『休む時は休む』というオンオフがしっかりとした管理をするケースが多いので、仕事で要領よくなるためには、休む時は休むということを心がけるのも賢い方法でしょう。
休むといっても、仕事自体を休むという意味もあれば、「しっかりと休憩をはさむ」という意味もあるので、「とてもじゃないけど仕事は休めない」という場合は、『休憩』という形で、オンオフをしっかりと取り入れてみるのも良いです。
情報を整理する
要領がいい人というのは、情報をしっかりと整理するのが上手いです。そういった要素を取り入れることも、仕事で要領よくなるためには必要な部分となります。
必要になったときに必要な情報をすぐに取り出せるという環境を作ることが、仕事を要領よくこなすためには必須といえる要素なので、その部分はしっかりと抑えておきましょう。
無駄な動きをしない
要素がいい人は無駄な動きをしません。効率よく、要素よく仕事をこなすためには、無駄な動きをしている隙間はありません。それはスケジュール管理にも繋がってきます。
たとえば、東で打ち合わせが2件、西で打ち合わせが1件あったとして、午前中に東で1件、昼過ぎに西で1件、午後に東で1件という動きでは効率よく時間を使えません。
そのように打ち合わせを入れてしまったらその動きしかできませんが、『そうならないために前もって』スケジュールを組む時点で午前中と昼過ぎに東、午後に西などの動きができるようにスケジュールを組むということです。
要領がいい人の長所
要領がいい人の長所はどのようなものがあるでしょうか。「要領がいい人の特徴」として挙げた内容のほとんどが長所と言えるようなものですが、少し分けて考えてみましょう。
特徴として挙げたものの中にも「捉え方」が違えば、長所というよりも短所となる部分もありますので、そういった捉え方の部分も含めて確認していきます。
良い人間関係を作れる
要領がいい人というのは、要領がいい人の特徴でも挙げたように「周りを頼ることができる」という人が多くなっています。良い形で頼れる人というのは、人との関わりも良好になるケースが多くなります。
要領いい上司であれば、頼られた部下は嬉しく思いますし、要領がいい部下であれば、頼られた上司は「可愛げのある部下」だと感じることができます。
頼るのが下手だと「人任せ」というように見えますが、上手に頼ることができるので、良い人間関係を作ることができるのです。
場の空気を読める
要領がいい人というのは、その場の空気をしっかりと察知し、良い空気なら台無しにするようなことはせず、悪い空気なら余計にかき乱すようなことはしません。
台無しにしても、余計にかき乱しても、全体のパフォーマンスが落ちることを知っているので、そうすると効率が落ちますから、要領よく仕事などをこなすことができません。ですので、その場を空気をしっかりと察知するのです。
集中力が高い
要領がいい人というのは集中力が高いです。要領よく仕事や作業をこなすためには、集中してものごとに取り組む必要があり、そうしたほうが効率が良いと考えているからです。
また、目的や目標を見失わないのも、シンプルな思考ができるのも、取捨選択ができるのも、それは集中力があるからですし、集中力を高めるためにもそれらを行なうと言えます。
要領がいい人の短所
要領がいい人には短所らしい短所が無いように感じている人もいますし、特徴などを見る限りでは、短所といえるものは見当たらないと考える人もいるでしょう。
しかしながら、先にもお伝えしたように『捉え方』によっては、「短所となりうる」部分がありますので、そういった捉え方も含めて確認してみてください。
少々神経質なところがある
要領がいい人というのは、要領よくこなすことが好きという面があります。ですから、それを妨害するようなものや、要領よくなるために準備したものを台無しにされるのを強く警戒しています。
また、要領よくこなすための準備が入念すぎて、周りから見たら「ついていけない」と思えるほどに神経質だというケースもあります。
非効率なことを嫌うところがある
神経質なところがあるというものにも繋がりますが、要領がいい人というのは、要領が悪いこと、つまり非効率なことを嫌うという傾向があります。
「こっちのほうが楽しい」とか「こっちのほうが好き」という理由で効率が落ちることを選ぶというのは、普通の人々にはよくある話ですが、そういったものを「信じられない!」「非効率だ!」と蔑むケースもあるのです。
「120%の出来」がない
要領がいい人というのは、適度に手を抜くことができて、完璧主義ではない性格を持っていて、それが要領よくこなすポイントでもあるのですが、それゆえに、120%のできというものがありません。
求められたものを求められた通りに効率よくこなしますが、『完璧すぎる!』とか『期待以上の出来だ!』というものは作ることができないのです。
要領がいいタイプかどうか診断してみよう
ここまで要領がいい人の特徴や要領がいい人になるための方法、要領がいい人の長所や短所を見てきましたが、自分が要領がいいのかどうかをチェックするための診断を用意しました。
この診断は次のチェック項目を見て、自分が当てはまるものをチェックし、その数を数えてみてください。診断をする際には、あまり深く考えず直感でチェックしていくようにしたほうが診断の正確性が増します。
要領がいいタイプ診断
□なんでも完璧じゃないと気がすまない
□結果よりも過程が大事だと思う
□自分1人でやるほうが気が楽だ
□整理整頓は苦手
□スケジュール帳などは持たない主義
□休み無くとにかく働く
□友達は少ないほうだ
□受けた仕事は順番どおりに進める
□あれこれ考えが散らかることがある
□不器用だと言われることが多い
診断結果
診断結果は下記になるので、自分が当てはまった数を確認してみてください。
【0~3個 とても要領がいい人】
診断チェックが3個までしか付かなかった人は非常に要領がいい人です。
【4~6個 どちらとも言えない人】
診断チェックの数が4個~6個の人は、要領がいいとも悪いとも言えない普通の人といえるでしょう。
【7~9個 要領が良くない人】
診断チェックが7個~9個付いた人はあまり要領がいい人とは言えません。
【10個 要領が悪い人】
診断チェックが10個の人は要領が悪い人です。ただし、この場合は要領が悪い代わりに別のところに秀でている可能性も高いです。
要領がいい人になるには
要領がいい人になるには、要領がいい人の特徴を【性格】、【行動】ともにしっかりと理解しましょう。そして、要領がよくなるための方法を参考に、同じように行動するようにします。
また、要領がいい人の長所ばかりを見ていても理解が深まらないので、短所の部分もしっかりと確認した上で、それらを把握することで、「なぜ要領よくできるのか」というのをより深く理解できるはずです。
要領がいいことが必ずしも優れているわけではない
要領がいい人になりたいと思っている人というのは、要領が良くない、もしくは要領が悪い人である可能性が高いですが、それが必ずしも悪いことではありませんし、要領がいいことが必ずしも優れているわけではないのです。
短所の部分を見れば分かる通り、要領がいいことを突き詰めると、『できないこと』も出てきます。1つのことをとことん突き詰めてマスターするということにはあまり向いていないのです。
ですから、色々な案件を複数さばく必要があるなら要領がいいことは良いことですが、芸術的なものや職人的なものであれば、120%を求めることもありますから、要領がいいことが本当に必要かどうか再度確認してみましょう。