ドタキャンの意味とは？ドタキャンをする人の心理や特徴！

どうしても外せない予定ができてしまったり、急に体調が悪くなったり…。ドタキャンしたくなった経験は、誰にでもあるでしょう。そんなとき、あなたならどうしますか？

ドタキャンはする人もされる人もダメージを被るので、一般的によくないとされています。しかし入場制限のあるイベントなどでは、ドタキャンする人が出ることで当日券が発行されることもあるので、必ずしも「ドタキャン＝デメリット」とは言い難いです。

現在の社会では、ドタキャンする人は社会的信用という面でダメージを受けることが多いです。ここではドタキャンの意味やドタキャンする人の心理や特徴について、ご紹介していきます。

ドタキャンとは「土壇場で(約束などを)キャンセルする」を縮めた言い方です。もともとは放送業界や芸能界、旅行業界などで使われていましたが、1990年頃から一般の人も使うようになりました。

ドタキャンとは土壇場、つまり急に予定などをキャンセルするという意味ですが、「急」とは一般的にはどのくらい前なのでしょうか？「急」の範囲は人それぞれで、当日や前日だけでなく、1週間前にキャンセルされたらドタキャンと感じる人もいるようです。

ドタキャンする人は、どのような心理を抱えているのでしょうか。心理的特徴を見ていきましょう。

「行く気にならないから、今日は行かない！」と、自分の気分を優先に行動してしまうのが、ドタキャンする人によく見られる心理です。相手との約束よりも、自分の気持ちや状況を優先して考え、行動してしまうのがこの心理の特徴です。

ドタキャンする人は自分の心理を重要視する一方、他人の心理に配慮することが苦手なことが多いです。彼らは大切なデートや重要な約束などの場面で、もし自分がドタキャンしたら相手がどう思うのか？ということを上手に想像できません。自分の感情優先で行動し、ドタキャンした結果、信用を失ってしまうのが、この心理を持つ人の特徴です。

ドタキャンする人は、相手の心理への配慮だけでなく、物事を先回りして想像することも苦手です。ドタキャンしてしまう人は、もし自分がドタキャンしたら、相手がどんな状況になり、それをどう思うかを、前もって上手に想像できません。そのため、ドタキャンするたびに友人が減ってしまう…などのような状況に、陥ってしまうことがあります。

ドタキャンする人は「自分がドタキャンしても何とかなる！」というような楽天的心理を持っている、という傾向があります。ドタキャンしても、何のトラブルも起こらなければよいのでしょう。しかしドタキャンはした人・された人両方にダメージを与える行為です。ポジティブと言えば良い意味に聞こえますが、楽天的すぎるのも時には問題ですね。

今度はドタキャンする人の特徴を、性格の面から見ていきましょう。

ドタキャンする人は、ルーズな性格の人が多いと言われています。待ち合わせにしょっちゅう遅刻してしまう人や、部屋が片付けられない人は、もしかしたらルーズな面を持っているかもしれないので、気をつけた方がよいかもしれません。

ルーズな人の遅刻・ドタキャンを改善させるのは、非常に難しいです。このような人とは日頃から深く付き合わず、適度な距離を心がけましょう。もしドタキャンされたらなるべく臨機応変に行動するのが上手な対応と言えるでしょう。

ドタキャンする人は、自分のマネージメントが苦手な傾向があります。一般的に予定を組むときは、複数の予定を上手に調整して、無理のないスケジュールを組みますよね。しかしセルフマネージメントが苦手な人は、予定のボリュームを調整できなかったり、無理して体調を崩してしまったりなどで、ドタキャンしてしまいがちです。

ドタキャンする人は、スケジュール管理だけでなく体調管理も苦手な傾向があります。もともと身体が丈夫でない人や、体調を崩しがちな人にとって、毎日元気をキープするのは難しいかもしれません。ただ「予定が立て込んでいるときは、睡眠を多めに摂る」など、工夫できる部分もあります。

体調不良が原因でドタキャンしてしまう人は予定を組む際に、相手にひとこと相談してみるのも手段かもしれませんよ。

ドタキャンする人は、気分が変わりやすい性格の人に多い傾向があります。最初は「絶対行く！楽しみ～♪」とウキウキ話してたのに、直前になって「え～、どうしようかなぁ？」と意味なく態度が変わる人、あなたの周りにいませんか？

気まぐれを起こしてドタキャンする人は、そのときの自身の感情で、物事を決めてしまいがちです。このような人がドタキャンするのをなるべく防ぐには、しつこくならない程度にイベントへの好奇心を煽るといいでしょう。あまりしつこくしてしまうと、せっかくの働きかけが無意味になるかもしれません。気をつけましょう。

仕事に趣味に友人との遊びにデート…常に予定を抱えている、やることがあるという人は、ドタキャンしやすい傾向があると言えます。常に何らかの用事で忙しい人は、複数の用事の優先順位を考えてはいるのです。しかし下した結果が周囲の思惑とは合っていない場合があります。それがこのタイプの人の残念な点です。

予定が忙しくてドタキャンしてしまう人を誘う場合は、他に予定が入る可能性を確認してからイベントなどに呼ぶようにするとよいでしょう。もし予定を確認してもドタキャンされた場合は、なるべく広い心で対応を心がけましょう。

ドタキャンをする人の特徴を、今度は行動の面から見ていきましょう。

言動が常にマイペースな人は、物事に対して自分のペースで向き合った結果、ドタキャンしてしまう可能性があります。例えば重要な会議の前には、書類を整理したりスピーチの内容を覚えたりしますよね。

また体調管理に気をつけたり…。マイペースな人は特別そのようなことをせず、自分の欲求に従って生活します。自分を中心に行動した結果スケジュールを合わせられず、ドタキャンしてしまうのが、マイペースな性格の人のパターンです。

マイペースな人への対応としては、物事に対してなるべく迅速に行動してもらうよう働きかけてみましょう。しかし「常に迅速で」と訴え続けると、相手がパンクしてしまう恐れもあります。相手の様子を見ながら、イベントの直前に集中してアピールするのがよいでしょう。

スケジュール帳が常に何らかの予定でいっぱいの人は、予定の優先順位やスケジュール管理を上手くできず、ドタキャンしてしまう可能性があります。例えば分刻みのスケジュールを余裕でこなすような、スーパーマン的な人であれば、ドタキャンの心配は恐らくないでしょう。

しかしそのようなすごい人間は、世の中そんなに多くいないのが現実です。スケジュール管理能力がそこまで高くないのに、常に予定がいっぱいだったり、毎日せわしなく行動している人は、ドタキャンしてしまう可能性が高いです。

このような人をイベントなどに誘うときは、その人の予定の進捗状況を直前までチェックし、ちゃんとイベントに参加できるかどうか、確認を取って対応するとよいでしょう。

普段から「お金がない」とアピールしている人は、金欠を理由にドタキャンをしてしまう可能性があります。

「お金がないなら、誘いに乗らなきゃいいのに…」と思われるかもしれません。しかしお金の有無に関わらず、仲間や職場のメンバーとのイベントに参加したい！という気持ちを持っている方も多いはず。お金がないからといって、そのメンバーをイベントの頭数から外すのは、人間関係によくない影響を与えます。

普段から「お金がない」と言っている人をイベントに誘う場合は、ちゃんと参加できるのかを直前までしっかり確認し、万が一ドタキャンしたときの対応まであらかじめ決めておくとよいでしょう。

物事に対して「面倒くさい」という対応をする人は、それを理由にイベントなどをドタキャンしてしまう可能性があります。イベントに誘ったそのときはノリノリな対応をするのに、イベント直前や当日になって「面倒だから行かない」とドタキャンするのが、面倒くさがりな人の特徴です。

面倒くさがりな人への対応としては、直前まで本人の参加意欲を盛り上げるアピールを繰り返す方法があります。もしドタキャン常習犯になっている場合は、ドタキャンした場合のペナルティをつけるのも、もしかしたら有効な対応かもしれません。

デスク周りや部屋が散らかっている人は、ルーズな性格ゆえにドタキャンしてしまう可能性が高いです。身の回りが整理整頓されている人は、それだけスケジュールにもきちんと対応します。

しかし特にデスク周りが荒れている人は、重要な書類を紛失してしまったり、会議のスケジュールを忘れてしまったりするリスクが非常に高いです。気になった方は、明日から早速、身の回りを少しずつキレイにしてみましょう。

身の回りに対してだらしない人への対応としては、やりすぎにならない範囲で、「机キレイにした？」「あの予定ちゃんと覚えてる？」などとお母さんのように言い続けるのがよいでしょう。。

ドタキャンすることは、した側にもされた側にもデメリットを引き起こします。どのようなデメリットが発生するのかを、具体的に見ていきましょう。

ドタキャンとは人間関係に大きなデメリットを与える行為です。あらかじめ決められた予定を、直前になってキャンセルされると、相手は「約束していたのに、なんで？」と裏切られた気持ちになってしまいます。

体調不良や仕事、身内の不幸のような理由であれば、相手もある程度は理解してくれるでしょう。しかしそれ以外の理由で何度もドタキャンされると、「裏切られた」「自分をないがしろにされている」という心理が高まっていき、その相手との人間関係に亀裂が生じてしまいます。

一度失った関係を修復させることは、とても難しいです、あなたの周りの大切な人を失わないためにも、ドタキャンはできるだけしないよう心がけましょう。

仕事の場面でドタキャンをすると、ドタキャンした人だけでなく、会社やその取引先にもダメージが与えられます。例えば大きな商談の場でドタキャンした場合、契約が破談になります。

すると会社は得られるはずだった利益を得られなかったり、また違約金や賠償金を払わなければならなかったりします。もちろん本人の社内での地位はガタ落ちです。降格、あるいは最悪の場合解雇されることもあるかもしれません。

ドタキャンとは社会的信用に傷をつける行為です。社会の一員として生きていくためにも、ドタキャンはできるだけしないよう心がけましょう。会社の大事な予定に別の予定が絡んできそうな場合は、上司に相談して対応を練るのがおすすめです。

ドタキャンの内容によっては、多額のお金を失う場合もあります。例えばコンサートなどのイベントです。イベントに参加するためには、事前にチケットを購入する必要があります。しかし事情があってイベントに参加できなかった場合、払ってしまったチケット代は戻ってきません。

最悪の場合、そのイベントへの出入り禁止になることもあります。また旅行などをドタキャンした場合は、キャンセル料を支払わなければならない場合もあります。

ドタキャンの理由が何であれ、お金を失う、払ったお金が返ってこないことは、生活にも支障をきたします。毎日の生活費を上手にやりくりするためにも、ドタキャンにならないようなスケジュール調整を心がけましょう。

ドタキャンする人の心理や特徴がわかったら、今度は彼らにどう対応するかを見ていきましょう。

親友や彼氏彼女のような仲の良い相手に対して、また仕事や体調不良が原因でドタキャンする人に対して、よく使われる対応です。ドタキャンした相手に対して気遣いを見せます。

例えば仕事が理由の場合は「それは大変だったね～」、体調不良の場合は「体調良くなった？元気なときにまた遊ぼうね！」のような声掛けをすることです。ドタキャンした相手が誠実な人なら、あなたの優しい言葉に、きっとグッとくるでしょう。

ドタキャンする人に「次はドタキャンしないでね」と伝えるだけなら、仕事相手でもプライベートの相手でも使えます。伝える際にちょっとひと工夫加えるのが、この方法の特徴です。例えば同じ相手に何回かドタキャンされて、優しい言葉をかける余裕のない時は、

「うーん…じゃ今度ドタキャンしたら、コーヒーおごって♪」と軽いノリで、対価を要求してみましょう。対価を要求することで、ドタキャンされた側のストレスも発散できますし、ドタキャンした側が罪悪感を抱いているのなら、お詫びの形がわかりやすくなり、一石二鳥です。

この方法をドタキャン癖のある男性の前でかわいく使ってみると、男性は上手に転がされてくれるかもしれませんよ。

ドタキャンする人に対してちょっとイラっとしている場合は、わざと丁寧に対応してみましょう。例えば相手からドタキャンの連絡が届いた際、「本日はお忙しいのに無理を言ってしまい、たいへん申し訳ございませんでした」のように、必要以上に礼儀正しい言い方で返答します。いつもと違う対応をされた相手は「怒ってる？」と不安になるでしょう。

この対応の特徴とはあえて怒らず、丁寧過ぎる対応を貫き通すことです。相手が「ごめん…怒ってる？」と不安げな反応を見せたら、こちらの想いが伝わったと思ってよいでしょう。

何度言ってもドタキャン癖が治らない！この人とは人間的にやっていくのがキツい！という相手とは、いっそ距離を置いてみましょう。距離をおくことで「この人は自分にとって意味のある人なんだろうか？」と、人間関係を見直すことができます。

距離を置かれた相手は「なんでいきなり…？」と恐らく不安になるでしょう。ここで態度をいい方向に改めたり、「ごめんね」と言ってきたりしたら、ちょっと距離を近づけて様子をみましょう。距離をおいても何の反応もない場合は、そこで関係終了した方がよいかもしれません。

今度は逆に、ドタキャンへのNGな対応です。ドタキャンされると、怒りや悲しみなどのネガティブな感情が沸き起こりますが、それに流されて相手を怒ったり責めたりしてはNGです。相手だってわざとドタキャンしてる訳ではありません。なのに怒りをぶつけられても、困るか逆ギレするかのどちらかでしょう。

また「私とその用事のどっちが大事なの？」のような自分本位の言葉を吐いたり、いつまでも不満を言い続けるのも、あなたの評価を大きく下げてしまいます。

ドタキャンされてムカつく！という心理はわかりますが、人間関係に不要なダメージを与えないためにも、これらの対応はしないよう心がけましょう。

最後に、男女の関係とドタキャンについて見ていきましょう。

まずはデートをドタキャンする、男性側の理由です。

デートをドタキャンする男性側の理由の半数近くが、仕事とのこと。仕事によるドタキャンは、バリバリ働く男性にはよくあることでしょう。男性にとって彼女とのデートはもちろん大事です。彼女とのデートは、別れなければこの先何度もできますが、仕事でのチャンスは1度失ったら、次もあるかはわかりません。

「私と仕事のどっちが大事？」と言いたくなる場面もあるかもしれませんが、ここは2人の未来のためにもグッとこらえましょう。そして「ちょっと寂しいけど、お仕事がんばってね。デートはまた今度ね。」と優しく声をかけてあげるのが、男性へのベストな対応といえるでしょう。

男性がデートをドタキャンする理由は、仕事だけと限りません。例えば体調不良や金欠などがあります。これらは体調が回復したり、給料日を迎えれば解決できます。もっと残念なドタキャンの理由として、やる気がなくなった、面倒になったというのが挙げられます。

男性が精神的理由でドタキャンを繰り返したら、1度ふたりの関係の意味を見直すべきかもしれません。ドタキャンされた女性にとってはつらいかもしれませんが、男性が何故デートをドタキャンするのかをしっかり確認して、今後どうするかを考えましょう。

今度はデートをドタキャンする、女性側の理由を見ていきましょう。

女性がデートをドタキャンする場合、体調不良を訴えるというのがいちばん多いケースと言われています。しかし実際、デートをドタキャンしたことある女性の約半数が、「実は面倒になった」という理由を挙げています。

中には本当に体調不良の場合もあるのです。しかし男性とのデートを面倒に感じる女性の一部が、ドタキャンするための理由として体調不良を使うことがあるのです。

女性が男性とのデートをドタキャンする理由として、他には「仕事」や「家の用事」などがあります。現在はバリバリ働く女性も多い時代ですので、仕事が理由というのは納得できます。また「家の用事」というのも、女性が家族の世話に携わるという点から考えれば、納得できますね。

しかし女性の半数近くが、「面倒くさくなった」という理由でデートをドタキャンしたことがあるのです。もしかしたら女性は、デートをドタキャンしてふたりの関係が険悪にならないよう、上手に言い訳をしているのかもしれません。

ここまでドタキャンの意味や、ドタキャンする人の心理や特徴について見てきました。ドタキャンは人間関係や社会的立場に大きな影響を与える可能性があるので、なるべくならしない方がよいでしょう。でもどうしてもドタキャンしなければならない場合は、相手の心理を考えて対応することが大切です。

またドタキャンする人に対しては、相手の特徴や男女の性別に合わせて、それぞれに合った対応を行いましょう。ドタキャンする人とは上手に付き合って、快適で意味のあるな人間関係を築きましょう。