人から嫌われるのが怖い心理とは?嫌われる不安・恐怖がある!

嫌われるのが怖いというのは、昔から多くの人を悩ませた不安のタネです。漠然とした不安や恐怖なので、なかなか相談しづらい面もあるのではないでしょうか。今回は、人から嫌われるのが怖いという人に向けて、克服方法や心理面についてまとめてみました。

人から嫌われるのが怖い心理とは?嫌われる不安・恐怖がある!のイメージ

目次

  1. 1嫌われるのが怖い…この不安どうしたらいい?
  2. 2人から嫌われるのが怖い心理とは?
  3. 3嫌われるのが怖いと思う人の特徴
  4. 4嫌われることに不安や恐怖心を持ってしまった原因
  5. 5人から嫌われる恐怖を抱え続けるとどうなる?
  6. 6人から嫌われることが怖くなくなる克服方法
  7. 7嫌われるのが怖いのは病気の場合もある?
  8. 8誰もが誰かを嫌っている

嫌われるのが怖い…この不安どうしたらいい?

昔から多くの人を悩ませていたと考えられているのが「嫌われる恐怖」という曖昧な不安です。特定の人物やグループに対して嫌われるのが怖いと感じる場合もあれば、自分以外の人すべてに恐怖を感じるケースもあります。

この恐怖症は重要視されないことが多く、解決方法や克服方法が広く伝わっていないことを含め、協調性を重んじる日本人のほとんどが悩まされていると言われています。

人から嫌われるのが怖い心理とは?

人から嫌われるのが怖い人には、それ相応の心理が働いています。生きていれば間違いなく誰にでも起こり得ることで、誰でもなる可能性があるのが恐ろしいところです。

心理が働くことで、生活に支障をきたしたり情緒不安定になったりなど、様々な影響を及ぼすとされています。

仲間外れにされるのが怖い

嫌われることに不安を覚えるということは、他人から仲間外れにされたくないという心理が少なからず影響しています。仲間外れにされたくないから嫌われたくないという思考が働いてしまうようです。

一人でいることは恥ずかしいことだと考えている

思春期に多い心理に、一人でいることは恥だというものがあります。友人がいない、暗い人というイメージが固まってしまっているのが一つの原因です。大人でも特に女性は長く関わる問題ではないでしょうか。

付き合いにくい人だと思われたくない

友人関係に限定せず、異性との交際でも働く心理の一つです。嫌われてしまうとその人との関係を絶つことにもなりかねません。これも思春期に多い傾向があります。

上昇志向が根付いているから

社会は基本的に上昇志向が根付いています。上へ行くには上から好かれていないといけないため、特に嫌われているかどうかについて過敏になってしまうそうです。この心理は、社会人によく見られます。

固定観念がある

友人はたくさんいなければならない、交際経験はいくつかないといけない…というような固定観念があると、それを守ろうとする心理が働きます。そのため嫌われないように意識してしまうということに繋がるようです。

嫌われるのが怖いと思う人の特徴

嫌われる恐怖を持つ人にはいくつかの特徴があります。習慣や性格によって異なる部分もありますが、育ちや小さい頃の教育方針に起因するものが多いようです。

感受性が強い

感受性というのは何かに対してどう受け止めるかという感性のことです。感受性が強いと、周りの空気感や気持ちを敏感に感じ取ってしまいます。嫌われることに対して怯えたり、態度の変化に気づきやすかったりする場合は、感受性が強いと言えるでしょう。

相手に合わせがち

友達や家族とどこかに遊びに行くとして、もし行きたい場所があったとしたら相手に伝えますか?嫌われるのが怖いと言う人は、大抵の場合自分の意見を伝えずに相手に合わせてしまいます。相手の提案が自分にとって不利益な場合ですら合わせてしまうのも特徴です。

コンプレックスを抱えている

人は誰もがコンプレックスを持っているものですが、嫌われるのが怖いという人はコンプレックスにより強い劣等感を感じます。そのため被害妄想やネガティブ思考に囚われ、嫌われることに対する不安も増幅してしまうようです。

集団での生活が長い

大家族だったり、昔から習い事に勤しんでいたりすると、周りの行動を伺ってしまう癖がつきやすいと言われています。集団での生活が長いと、相談するのが苦手になってしまうことも多いようです。

嫌われることに不安や恐怖心を持ってしまった原因

嫌われることに対し強い恐怖を覚える原因には、過去の経験によるトラウマが影響していることが多いです。それはネガティブな場合もあれば、ポジティブな場合でも直結してしまうことがあります。

昔のことが原因だと、具体的な内容を忘れてしまうケースもあり、対策や治療が難しくなってしまうことも問題です。できるだけ記録に残し、原因の元を探るのが解決法への近道とも言われています。

両親から過剰な干渉を受けた

一見すると仲の良い家族に見えますが、あまりに親が過干渉だと問題になる場合があります。過干渉とされる例を挙げると、子供の行動をあらかじめ決めてしまったり、親の考えを子供にも押し付けたりというものがよく話題にもなっています。

過干渉は親への依存度を高め、不安や恐怖への耐性が低くなってしまうため、人から嫌われることに対しても強い不安を感じてしまうようになるのです。小さい頃は親の干渉により守られていても、歳をとり社会に出ればそうもいきません。

人から嫌われる恐怖を克服できないまま社会に出ることは、最初は大丈夫でも長くは持たないでしょう。もし心のどこかに思い当たる節がある人で現在も干渉され続けている場合は、環境の改善をしたほうがいいかもしれません。

異性にからかわれた

これはやった側は意識していないようなことでも当てはまる場合があります。例えば好きな人がいることが噂になり、そのことでからかわれたり告白を強要されたりするのは青年期によくあるとされています。これは強要された本人も、その対象である相手もトラウマになりかねない問題です。

こういう経験をした人は、からかいの対象にならないように周りに合わせるようになります。グループの中のトップに常に合わせ、自分に話が来ないか常に気を張ってしまい心理的にも不安定になってしまうこともあるのです。

女性は顔やファッション、男性は仕草などの行動をからかわれるとトラウマになりやすいとも言われています。そのため、そのからかわれた内容がそのままコンプレックスに繋がってしまうケースも少なくないようです。

過去にいじめられた経験がある

これはもっとも大きな問題であり、人から嫌われることに対する恐怖を持つ原因としても大半を占めています。いじめられた方法や内容によっても不安を感じるポイントが変わるため、対策や解決に難航している人も多いのではないでしょうか。

解説せずともわかってしまうかもしれませんが、嫌われているからいじめられるという思考になってしまい、嫌われることに異常に不安を感じてしまうのです。実際は嫌われているかに関わらず、いじめの対象は無作為な場合が非常に多いと言われています。

いじめを経験した人は特に人から嫌われることに恐怖を覚え、生活にも多大な影響を与える可能性が高いです。にも関わらず、なかなか解決しない問題というのが悲しい現実かもしれません。

挫折したことがある

子供の頃は問題なく過ごせていても、社会生活で新たに原因を作ってしまうことがあります。挫折というのは、仕事で失敗したり早期で仕事をやめてしまったりすることで、特にプライドが高い人は挫折感をより強く感じてしまいます。

「過干渉も受けていないし、いじめられた経験もない」ということで安心している方もたくさんいるかもしれません。しかし、社会生活を送っていればどんな些細なことでも原因となってしまう可能性があるのです。

人から嫌われる恐怖を抱え続けるとどうなる?

嫌われる恐怖を克服せずに抱え続けると、問題解決が先送りになるために暮らしや仕事に影響を及ぼします。精神的に不安定になり、作業効率や判断力が低下することで、さらに恐怖にとらわれるようになる人もいるようです。

ここからは人から嫌われる恐怖や不安を克服せずに過ごした結果、どのようになるかをまとめました。

文句が言えないため都合の良い人間になる

嫌われるのが怖い人は、基本的に他の人の意見に反対したり意見を述べたりすることができません。追従や同意をし、目立たないように切り抜けようとします。会社や学校でも、当てはまる人はいるでしょう。

良い人とも取れますが、気が強い人や悪知恵が働く人にとってはただの都合の良いカモのようなものです。大抵の詐欺やいたずらの対象は、そういう都合の良い人間が選ばれます。

家族や友人など、絶対に嫌われたくない人にはそのままでも良いですが、同僚や一回しか会わないような人に対しては多少強気で接しても良いかもしれません。

信頼関係が築けない

そもそも、人に嫌われたくないという人は、心から誰かを信頼できていないのではないでしょうか。信頼できているならば、嫌われる心配をしなくても大丈夫ですし、心配している時点である程度の疑念があるはずです。

例として、もし他人から信用されていないなと感じたらどうしますか?そういう相手と信頼関係を結ぶのは難しく、諦めてしまうのがほとんどではないでしょうか。嫌われることに対し恐怖を感じている人にとっては、自分以外の大半が当てはまるかもしれません。

信頼関係が築けないというのは生活を豊かにする上で壁となる問題です。

心理状態が不安定になる

近年では鬱がよく取り上げられますが、その原因にもなり得るのがこの問題です。心理状態が不安定になるということは、人から嫌われることに対する恐怖をより増長させます。

不安定さを克服しないと、いつまでたっても負のスパイラルから抜け出せません。嫌われるのが怖いと自覚した時点で真っ先に挙げられる問題でもありますので、しっかりと注意する必要があります。

人から嫌われることが怖くなくなる克服方法

病院に行くほどでもない、または行きたくないという人もいるのではないでしょうか。本来であれば少しでも不安なことがあるときは病院を頼ったほうが良いですが、ここからは少しでも克服できる方法を紹介します。

無関心よりはマシだと考える

好きの反対は無関心というのを聞いたことはありませんか?多くの人は好きの反対を嫌いだと考えがちです。特に嫌われるのが怖い人はそういう思考になっているのではないでしょうか。

しかし本当に嫌いな人であれば、興味を持たないはずです。きつく当たったり、悪口を言うのは、その人に興味を示している証拠になります。つまり、相手が無関心でなければ好きになってもらうチャンスがあるということです。

簡単な方法なので、取り入れやすい反面効果が発揮されにくいのが難点ですが、はじめに取り掛かるきっかけとしてぴったりではないでしょうか。

嫌われることに過剰に反応しない

嫌われるというのは誰もが怖いと思うものですが、考えようによってはあまり意識しない方法もあります。それは嫌われることを「怖い」のではなく「不快」と考える方法です。

なぜこの考え方が克服方法に繋がるかというと、人は不快という感情にある種の余裕が持てるからです。怖いと思うものを前にして、足が震えたり動けなくなったりした経験はありませんか?反対に、不快に感じるものに対しては悪態をついたり逃げたりなどの余裕があるのではないでしょうか。

もし、何か嫌な空気になって自分が嫌われそうだと思ったときは、怖いのではなく「何か嫌な気分だな」程度に考える癖をつけると克服に近づくかもしれません。

人と距離を置いてみる

一旦他人と距離を置くのも一つの方法です。嫌われるというのは他人がいなければ成立しません。その相手から距離をとれば、必然的に恐怖を感じる時間も減ります。

この方法の重要な点は絶対に引きこもらないことです。それでは問題解決にはならないので、最低でも一週間に二回は誰かと合うようにしましょう。

過去のトラウマを解消する

これはもっとも難しい克服方法です。しかし、効果はどの方法よりも高いかもしれません。断定しないのは、人によっては悪化する可能性が否定できないからです。

嫌われる恐怖や不安は、過去のトラウマが原因である場合がほとんどであるというのは前述しましたが、そのトラウマを解消することで恐怖が克服できます。

しかし同時にトラウマを思い出さなければならず、克服する本人にとってはかなり苦痛を強いられるでしょう。急がば回れという言葉もありますから、地道に方法を試して見るのが良いのではないでしょうか。

無理に克服しようとしない

今までの克服方法を試してもダメだった場合は、克服をやめるのも手です。無理に克服しようとして、ただ空回りするだけでは効果がありません。意識すればするほど嫌われることに対する不安が高まる場合もあります。

様々な克服方法を試して、心理的に見ても疲れているかもしれません。一度やめて見ると、気づいたら怖さを意識していないということもあるそうです。

あまり無理をして自分を追い詰めず、のんびりと向き合っていきましょう。

嫌われるのが怖いのは病気の場合もある?

いくら克服しようとしても効果が出ない場合、病気の症状である可能性もあります。こういった病気は、精神的に疲れていたり、他の精神病を患っていたりすると発症する確率が高まるようです。

回避性パーソナリティ障害

回避性パーソナリティ障害は、恥をかいたり批判されることを異常に恐れてしまう病気です。小さい頃、大人しい、内気という風に言われていた経験がある場合、回避性パーソナリティ障害である可能性があります。

回避性パーソナリティ障害を患っている人の中には、就業や登校が難しくなってしまい引きこもりがちになってしまう人もいます。性格だと勘違いしている場合も多く、治療があまり進んでいないのも問題です。

治療方法

精神療法と薬物療法があり、どちらも精神科や心療内科で相談を受け付けています。薬物療法は即効性や手軽さからたくさんの人が頼りがちですが、副作用が出る場合があるのがデメリットです。

精神療法は長い時間がかかるのが一般的ですが、医師をしっかりと見極めれば高い効果が期待できるでしょう。

誰もが誰かを嫌っている

人から嫌われるのが怖い、嫌われたくないと考えている人は、自分が他人を嫌っているかどうかには無頓着なことが多いのではないでしょうか。人には少なからず嫌いな人というのは存在するはずで、「そう言われると自分にも思い当たるな」と感じる部分はありませんか?

自分が誰かを嫌いだと思うなら、他人も同じです。人間というのは、誰かに嫌われながら生きていかなければならないのでしょう。それが、知識を持っている人の運命なのではないでしょうか。

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