引き笑いの意味とは?引き笑いの心理や原因・直し方を紹介
引き笑いをする人を見てどうしてああいう笑い方をするのだろうかと思ったことはありませんか?ここでは、引き笑いとはどういう意味なのかから、引き笑いをする心理や原因、引き笑いの直し方など、引き笑いについていろいろと紹介します。
目次
引き笑いの意味とは?どんな笑い方?
笑い方にはいろいろありますが、引き笑いはかなり特徴的な笑い方になるので、周囲に引き笑いをしている人がいるとその笑い方に注目してしまうでしょう。
引き笑いとはどういう意味かわからないという人もいると思いますが、引き笑いの意味とは息を吸いながら笑う笑い方という意味になります。
引き笑いの特徴
引き笑いとはどういう意味か紹介しましたが、多くの人は自分が笑っている時にどのように呼吸をしているか意識したことがないでしょう。
一般的に人が笑うときは息を吐き出しながら笑います。しかし、引き笑いとは息を吸いながら笑う笑い方なので、他の笑い方よりも特徴的で注目されやすくなります。
また、息を吸いながら笑うと「ヒー」とか「ヒャー」という声が出るのが特徴的で、みんなで笑っている時に誰かが引き笑いをすると、その引き笑いでまた周囲が笑いに包まれることもあります。
引き笑いになる原因
引き笑いはかなり特徴的な笑い方になるので、引き笑いの人を見るとどうしてああいう笑い方になるのだろうと不思議に思ったことがある人もいるでしょう。
一般的な笑い方をしている人が、自分がその笑い方をしている意味や原因を考えたことがないのと同じように、引き笑いをしている人達もどうして引き笑いになるのかという意味や原因まで考えたことがある人はほとんどいないでしょう。
そこで、ここでは引き笑いになる原因とはどういったことが考えられるかについて紹介していきます。
笑いながら呼吸がうまくできない
引き笑いになる原因の一つが、笑いながら呼吸ができていないことです。笑う時にどのように自分が呼吸をしているかを意識したことがある人は少ないと思いますが、引き笑いではない人は、自然と笑う時も呼吸をコントロールすることができています。
しかし、そういった人でも笑い過ぎたときに呼吸ができずに苦しくなった経験がある人がたくさんいるでしょう。引き笑いの人は、不安や焦りなどから呼吸がうまくコントロールできずに、自然と吐き出しながら笑うところで息を吸いながら笑ってしまいます。
肺活量が多い
引き笑いをする人のなかには肺活量が多いことが原因になっているケースもあります。
肺活量が多いのが原因とはどういう意味かというと、肺活量が多い人は大きく息を吐きながら勢いよく話す人が多いので、その分息を吸うときも大きく息を吸おうとます。
人が笑うときは会話をしているときが多いですし、自分が話をして大きく息を吐いた状態からたくさんの空気を取り入れようとしているときに笑うと引き笑いになってしまうのです。
緊張しやすい
引き笑いをする人のなかには緊張しやすかったり、緊張することが多い環境にいることが原因の人もいます。
通常、笑うという動作はリラックスした状態で行われます。人はリラックスした状態のときは副交感神経が活発に働いて、呼吸が深くなり自然と息を吐き出しながら笑うことができます。
しかし、人は緊張した状態になると副交感神経の働きが弱くなり、呼吸が浅くなって息を吐き出しながら笑うことができなくなってしまいます。
本心で笑っていない
引き笑いをする人の多くは引き笑いをするのが癖になってしまっていて、どんな場面でも引き笑いになりますが、なかには引き笑いになる時と普通に笑う時がある人もいます。そういった人の引き笑いの場合は本心で笑っていないのが原因である可能性が高いです。
本心で笑っていなくても、普通と同じように笑える人は愛想笑いになりますが、素直な人や、不器用な人は愛想笑いができずに引き笑いになってしまう人も少なくありません。
このように愛想笑いのような意味合いで引き笑いになっている人もいます。
引き笑いをする人の心理
引き笑いをしてしまうのには、心の中のある心理が大きく影響している場合があります。引き笑い人の多くは引き笑いが癖になっているため、どういう心理が影響を与えているのか自分でも気が付いていない人が多いです。
ここでは、その心理とはどういった心理なのかを紹介していきます。
話を聞いてもらいたいという心理
引き笑いしている人に注目してみると、勢いよく次から次へと話す人が多いという特徴があります。こういった人達は自分の話をたくさん聞いてほしいという心理があります。その心理が主な原因となって引き笑いになっている人もいます。
自分の話をたくさん聞いてもらいたいという心理が強いため、本来であれば残しておくべき息まで吐きだしながらたくさん話をしてしまいます。その状態のまま笑おうとすると息を吐き出しながら笑うことができずに引き笑いになります。
この笑い方が癖になってしまうと、話をしている時や話をした直後ではなくても引き笑いをするようになります。
早く話をしたいという心理
引き笑いの人のなかには早口で話す人も多いという特徴があります。早口で話す人の心理には早く話をしたいという心理が強く働いています。
早く話をしたい心理には、たくさん話をしたいという意味もあれば、自分の話を周囲に納得させたいという意味や、不安な気持ちをごまかしたいという意味が含まれていることもあります。
早く口でどんどん話をすると息を吐き出しっぱなしになるので、その状態で笑おうとすると息を吸いながら笑うことになるので引き笑いになってしまいます。
焦りの心理
引き笑いになる人の心理には焦りの心理が強く働いているケースも多いです。焦りの心理とは、早く話したい気持ちや、早くリアクションをとらなければいけないという気持ち、不安や緊張などいろいろな気持ちなどいろいろな意味が含まれます。
焦りの心理が強くリラックスした状態ではなくなると、深くゆっくりとした呼吸ができなくなってしまうので、それが原因で引き笑いになってしまいます。
頑張り過ぎている
引き笑いになる人のなかには頑張り屋さんが多いのも特徴です。頑張り屋さんは人と話をするときも、盛り上げなければいけない、楽しまなせればいけないという心理が強く働いて、一生懸命話をしたり笑おうとしたりします。
一生懸命になるということは精神的には緊張状態になるという意味でもあり、笑いと呼吸を同時に上手くコントロールすることが難しくなってしまいます。
不安な心理
引き笑いをする人のなかには、不安の心理が強く働いているケースもよくあります。
真面目な性格や心配性な性格の人に特に多いですが、笑っている時も、相手のリアクションや言われたことなどを気にしながら笑っていたり、自分のリアクションや次に何を言おうか気にしながら笑ったりする人がいます。
そういう人は不安の心理が働いているまま笑うことになるので自然に笑うことができず、それが原因で引き笑いになることも少なくありません。。
引き笑いをする人の性格
引き笑いをする人の心理的特徴について紹介しましたが、そういう心理になりやすい人かどうかは、その人の性格に大きく関係してきます。
引き笑いをする人の性格とはどういった性格が多いのか、ここでは引き笑いをする人の性格の特徴について紹介していきます。
せっかちな性格
引き笑いをする人のなかには、せっかちな性格の人が多いのが特徴です。
せっかちな人は早口になりますし、笑いなどのリアクションも早くとりたがります。なので、話をして息を吐き出していてじゅうぶんに呼吸ができない状態でも、一呼吸置こうとせずに笑おうとするため、息を吸いながら笑うことになってしまいます。
また、せっかちな性格の人は、精神的には緊張状態になっていることが多く、呼吸が浅くなりがちというのも引き笑いになりやすい原因になります。
陽気で明るい性格
引き笑いをする人のなかには陽気で明るい性格の人が多いのも特徴です。陽気で明るい性格の人は、普通の人よりもたくさん話をし、たくさん笑う人が多いです。
自分のことをたくさん話したいという人もいれば、自分の周りを笑わせたり楽しませたりしたいというサービス精神が旺盛な人もたくさんいます。
引き笑いは特徴的な笑い方なので、みんなが笑っているときに引き笑いをすると、それでまた笑いが起きたりしますが、陽気で明るい人はそれでみんなが楽しい気持ちになるのならそれでいいと考えます。
心配性な性格
引き笑いをする人の性格には、せっかちな性格や明るく陽気な性格の人が多いですが、心配性な性格の人が多いのも特徴です。
心配性な性格の人は、話をしている時も相手がどういう気持ちであるか考えながら、話す内容にも細心の注意を払いながら話をします。そうやって気を遣って話をするので、緊張状態になりやすいですし、感情に任せて素直に笑うことがなかなかできません。
引き笑いの直し方
引き笑いは笑い方のなかでも、かなり特徴的な笑い方になるので、周囲の人から注目を集めることも珍しくありません。楽しい場面が引き笑いで余計に盛り上がったりするという良い部分もありますが、時にはバカにされたり、不快に思われたりすることもあります。
なので、自分の引き笑いを嫌だと思っていたり、悩んでいる人も少なくないでしょう。自分の引き笑いに対してネガティブな感情をもっていると、さらに自然と笑うことができなくなってしまい、余計に不自然な引き笑いになるという悪循環になってしまいます。
引き笑いは効果的な直し方を実践していくことで改善が可能です。ここでは、引き笑いを何とかしたいと思っている人や直し方を知りたいという人のために、引き笑いの直し方について紹介していきます。
息を吐きながら笑う練習をする
引き笑いの直し方はいろいろありますが、どのような直し方を実践する場合でも基本となるのが息を吐きながら笑うようにするということです。
本来であれば、息を吐きながら笑うところを、息を吸いながら笑うという全く逆の動作を行っているわけなので、強制的に笑うときの呼吸の仕方を変えていく必要があります。
最初から自然に息を吐きながら笑うことはできないと思いますが、うまく息を吐きだせないという場合は、腹に軽く力を入れて「ハッハッハ」と声に出しながら笑ってみるという練習を繰り返し行って息を吐きだす感じをつかんでいくと良いでしょう。
ゆっくりと話す習慣をつける
引き笑いの直し方はいろいろありますが、ゆっくりと話すように意識することも直し方の一つです。ゆっくりと話すようにすれば、リラックスした状態になりますし、呼吸のコントロールもしやすくなるので、息を吐きながら笑いやすくなります。
引き笑いの人に早口の人が多いのが特徴ですが、早口で話すという人は、話すときに必要以上に息を吐き出してしまっていることが引き笑いの原因となっている可能性が高いので、この直し方は特に効果的です。
この直し方を実践するときは、最初は極端なくらい話すスピードを遅くしてみるのがポイントです。最初は違和感があって話しにくいと思いますが、早口で話すときとの呼吸の違いがわかりやすいので試してみると良いでしょう。
目指す笑い方を決める
引き笑いの直し方として、理想とする笑い方を決めておくこともおすすめの直し方です。引き笑いを直すといっても今後笑わないようにするわけではありませんし、引き笑いをしないということは、これまでの引き笑いとは違った笑い方をすることになります。
しかし、引き笑いをするのが当たり前になっている人が違う笑い方をしなさいと言われても、どのような笑い方をすればいいのかわからないでしょう。
そこで、周囲の人などを参考にして自分はこういう笑い方をしたいなというのを決めて、その笑い方を真似することから始めるのです。習慣になり、無意識に自分が理想とする笑い方ができるようになるまで、意識して何度も真似していきましょう。
深呼吸をして呼吸を整える
引き笑いの直し方として、日ごろから深呼吸をして呼吸を整える習慣をつけるのも良い方法です。
引き笑いにならないためには、リラックスした状態でゆっくりと深い呼吸が行える状態になることが大切です。しかし、早くじゃべろうとして気持ちが焦っていたり、不安な気持ちなどがあると、身体が緊張して引き笑いをしやすくなってしまいます。
そこで、話をする前とか、自分が緊張しているなと思うような時には深呼吸をするという習慣をつけて、できるだけリラックスした状態をつくるようにすると、引き笑いが起きにくくなります。
周囲に指摘してもらう
引き笑いの直し方で、周囲から引き笑いをしたら指摘してもらうというのもおすすめの直し方です。周囲の親しい人に自分が引き笑いをしたら指摘してもらうようにお願いして、その都度引き笑いをしないように気を付けるという直し方になります。
引き笑いをする人の多くは、すでに引き笑いをすることが癖になってしまっています。引き笑いに限らず、長い間癖になってしまっているものを改善するのは簡単なことではなく、癖を直そうとする方が習慣となるくらい常に意識していく必要があります。
よって、引き笑いを直していくためには、普段から直してことを常に意識することが大切になりますが、それでも自分が気が付かないうちに引き笑いをしてしまうことはどうしても出てくるでしょう。そこで、周囲から指摘してもらうようにするのです。
引き笑いをする人の良いイメージ
あなたは引き笑いをしている人に対してどのようなイメージを持っているでしょうか。引き笑いや、引き笑いをしている人に対して良いイメージを持っている人もいれば、悪いイメージを持っている人もいるでしょう。
自分の引き笑いを気にしている人は周囲からどのようなイメージを持たれているか気になっている人もたくさんいると思います。
そこで、引き笑いに対する周囲のイメージについて紹介していきます。まずは、引き笑いをする人に対する良いイメージについて紹介します。
場を明るくしてくれる
引き笑いをする人に対して、場を明るくしてくれるというイメージを持っている人はたくさんいます。実際、引き笑いをする人のなかには話すのが好き、人を楽しませるのが好きという人が多いです。
また、引き笑いをする人のなかにはよく笑う人も多く、よく笑う人の周囲には人がたくさん集まります。そして、そのグループのなかでもムードメーカーとなることが多いので、場を明るくしてくれる人というイメージを持たれやすくなります。
ちょっとしたことでも笑ってくれる
引き笑いの人に対してよく笑うというイメージを持っている人もたくさんいます。実際、引き笑いをする人のなかにはよく笑う人が多いです。
たいしたことを言っていないのに笑ってくれるという人に対しては、場が和むとか優しい人、楽しい人といった良いイメージをもつ人がほとんどです。
自分もつられて笑ってしまう
引き笑いの人に対して、自分もつられて笑ってしまうと思っている人もたくさんいます。
引き笑いする人のなかには息をするのが苦しくなるような笑い方をする人もいて、それが普通の人が大爆笑している時と同じような笑い方に見えるので、見ているとついついつられて笑ってしまいます。
つられて笑うことで、楽しい気分になったり前向きな気分になったりするので、引き笑いをする人に対しても良いイメージを持ちます。
引き笑いをする人の悪いイメージ
引き笑いをする人に対する良いイメージで紹介したように、引き笑いの人に対して良いイメージを持っている人はたくさんいます。しかし、時と場合によっては引き笑いをする人に対して悪いイメージを持つ人もいます。
しかし、そういった場合でも引き笑い自体に嫌なイメージを持っているわけではなく、シチュエーションやその人の性格などの要因が一緒になることで悪いイメージを持つケースが多いです。
つまり、そうした要因に気を付ければ引き笑いをしても悪いイメージを持たれることはないので、引き笑いをする人に対する周囲の悪いイメージについてや、悪いイメージを持たれる要因について知っておくと良いでしょう。
下品なイメージ
引き笑いをする人に対して下品なイメージを持っている人もいます。引き笑いはかなり特徴的な笑いですし、静かなところで、引き笑いが響き渡ったりすれば下品だなと思う人も出てくるでしょう。
しかし、引き笑いをいている人に対して下品なイメージを持たれる場合、引き笑いだけが原因ではないケースがほとんどです。見た目に清潔感がなかったり、話し方や話す内容に品がない人が、引き笑いをすることで、下品なイメージを持たれがちです。
清潔感のある見た目で、話し方や動作にも品がある人が引き笑いをしても下品なイメージを持つ人はほとんどいないので、引き笑いの人は、そういった点に気を配るようにすると良いでしょう。
騒がしいというイメージ
引き笑いをする人に対して、騒がしいというイメージを持っている人も少なくありません。
引き笑いは印象的なので他の人の笑いよりも目立ってしまいますし、実際、よく笑ったり話したりする人が多いのも事実なので、騒がしいというイメージを持たれてしまうこともあるでしょう。
静かにしておきべきところで、引き笑いをしてしまうとそういった印象を与えやすくなるので、そういった場面では、笑い声が目立たないように人一倍気を遣った方が良いでしょう。
心から笑っていないように見える
引き笑いをする人に対して、心から笑っているように見えないというイメージを持っている人もいます。
実際に、心から笑っていないために引き笑いになってしまう人もいますが、本人は普通に笑っているつもりなのに、笑い方が不自然に見えて周囲から愛想笑いのように思われてしまうことがあります。
引き笑いは直すべき?
自分の引き笑いを気にしている人もいると思いますが、引き笑いをする人に対して、良いイメージを持っている人や特に気にしない人もたくさんいます。
全く知らない人の引き笑いは気になったり、場合によっては不快に思うこともあるかもしれませんが、その人のことを知っているという場合は、その人の引き笑いに対して不快に思う人は少ないでしょう。
自分の引き笑いがコンプレックスになっていたり、バカにされるのが嫌だという場合は、直していくのも良いと思いますが、そうではないなら必要以上に気にして無理に直していこうとする必要はないでしょう。
引き笑いの人を観察してみよう
ここまで引き笑いについていろいろと紹介してきました。引き笑いや引き笑いの人についていろいろ理解した上で引き笑いの人を見るとこれまでとは違った見方ができるので、自分の周囲の引き笑いの人をチェックしてみると良いでしょう。