人を気にしすぎる人の性格や特徴!気にしすぎてしまう性格を直したい
人を気にしすぎてしまう性格の人はいますか?または周囲の友人が人を気にしすぎていつも悩んでいるなぁなんて感じている人はいませんか?実は人を気にしすぎる性格は長所にもなり得ますが、本人は辛いものです。実はこの性格は直すことができます。改善方法も併せて紹介します。
目次
どうしても人を気にしすぎてしまう…改善できる?
人を気にしすぎてしまう性格の人はいませんか?仕事が終わっても今日同僚に言ったあの一言が、失礼だったんじゃないかといつまでも気にしてしまったり、友人からLINEが返ってこなくて怒らせたんじゃないかと気にしすぎてしまったりしませんか?
人を気にしすぎる性格の人は、些細なことで人の気分を害したんじゃないか、人を傷つけたんじゃないか、をいつまでも気にしすぎてしまうのです。言い換えれば人に気を使える優しい性格と言えますので、決して短所ではありません。
しかし、人を気にしすぎて悩む時間が増えると、本人も苦しいものです。病気じゃないかと思う事もあるでしょう。ここでは人を気にしすぎる人の性格や特徴、どうやったら性格を直すことが出来るのか、改善方法についても紹介していきたいと思います。
人を気にしすぎてしまう人の性格
人を気にしすぎてしまう人は、どのような性格なのでしょうか。実は意外な性格が人を気にしすぎることの原因となっていることもあります。自分でも気がつかない性格的な特徴が自分の思考回路に影響を及ぼすことは多々あります。
それでは、今から人を気にしすぎる人の性格を大分類で5つ紹介していきます。人を気にしすぎて病気なんじゃないか、なんて悩んでいる人は是非読んでみて自分の性格と当てはまるか分析してみてください。
仕事人間である
人を気にしすぎる人は仕事人間的な性格の人が多いです。仕事に関して手を抜くことが出来ず、いつも仕事のことばかり考えているような人が多いでしょう。とにかく仕事が大好きと言うよりは与えられた仕事をこなす義務感が強いのです。
仕事が楽しくて仕事のことばかり考えている場合は良いですが、仕事のことばかり考えたり、家に帰っても仕事の同僚の事を考えたり、となるとストレスのはけ口がなくなってしまい、最悪病気になってしまう事もあるので気をつけましょう。
完璧主義である
人を気にしすぎる性格の人は完璧主義者であることが多いです。物事の経過から結果に到るまで、全て完璧でないと気が済まないのです。全てが完璧でない場合には、人を気にしすぎる人は自分を責めてしまうようなことも多いでしょう。
完璧主義であることは決して短所ではありませんが、全て100点を取らなければと思うと肩に力が入ってしまい、本来のパフォーマンスを発揮出来ないこともありますし、周囲に逆に負担をかけることもあります。少し力を抜くことも必要でしょう。
心配性である
人を気にしすぎてしまう性格の人は、心配性であることが多いです。人を気にしすぎる=人が気分を害していないか、自分のせいで傷ついていないか、という事をいつまでもいつまでも心配してしまう、ということからきているのです。
本来、色々なことが完璧であるか確認する慎重な性格からこの心配性はきていると考えられますが、実は人は自分が気にしすぎる程、重大に考えていないものです。もっと気を楽にして人と接すると楽になるでしょう。
人に気を遣う
人を気にしすぎてしまう性格の人は、人に気を遣う性格の人が多いです。仕事場でも一人で孤立している人がいたら放って置けなくて話しかけたり、仕事終わりの飲み会でも皆に飲み物が行き渡っているか、すぐに気がつく人が多いのではないでしょうか。
人に気が遣えることは、大きな長所です。人の気持ちに鈍感で人を傷つけたりしても気にせずにいきている人もいる中で常に人のことを考えている優しい性格の人が人を気にしすぎる性格になっていると言えます。
神経質である
人を気にしすぎる人は神経質な人が多いでしょう。些細なことが気になったり、人がした些細な表情が気になって怒っているんじゃないか、気を悪くしたか、何か悪いことを言ったんじゃないかと気にしすぎてしまうのです。
神経質と言うのは性格なので、逆を返せば心遣いがあったり、目が行き届く人と言い換えられます。しかし神経質すぎて自分が疲れてしまうようならば、直す努力も必要です。この後の改善方法も参考にしてみてください。
人を気にしすぎてしまう人の特徴
さて、人を気にしすぎてしまう人の性格をみてきましたが、次は人を気にしすぎてしまう人の特徴を見ていきましょう。特徴がわかれば原因の特定や直す事も簡単になります。性格はあくまで病気ではありませんから、必ず直すことが出来ます。
あの時ああすればと後悔しがち
人を気にしすぎる人の特徴として、あの時ああすれば、こうすれば、となんどもその場面を思い出して後悔しがちであることが挙げられます。家に帰ってからも先ほどの会話をなんども思い出して、頭の中でやり直ししたりしてしまうのです。
反省するのは良い事なのですが、何度も記憶を反芻することで自分を何度も傷つけてしまいます。あまりに多いとストレスで病気になってしまう事もあります。一度反省したら切り替えるなどの気分を持ち直す方法を学びましょう。
仕事でのミスをいつまでも引きずる
仕事でミスをした時に、家に帰ってからも何度もミスを思い出して落ち込んでしまう、そんな事はありませんか?人を気にしすぎる性格の人に多いのがこのパターンです。何度もミスを思い返しては、傷つくことを繰り返してしまいます。
ミスはミスで切り替えて、次に活かすくらいの気持ちの切り替えが大切です。ミスは誰にでもあるものなので、あなただけが世界でただ一人ミスしたわけではありません。人はあなたのミスをいつまでも覚えていないことを自覚しましょう。
悩み出すと止まらなくなる
人を気にしすぎてしまう人の特徴として、悩み出すと止まらなくなるという点が挙げられます。例えば夜寝る前に今日の嫌なことを思い出したり、人を言い合いになったことを思い出したりしてずっと悩みがループするのです。
悩みは答えが出ないから悩みです。答えが出ていれば何度もループしないのです。わからない事はまぁいいか!で済ませてしまう事も大切です。訓練すれば必ず直すことができるので、少しずつでも改善できるようにしてみましょう。
メールの返信が遅いと気になる
次の人を気にしすぎる性格の人の特徴としてメールやLINEの返信が遅いと気になるという事があります。友人や彼氏から返信がないと、何度も自分が送った文面を確認して気に触る文面がないのか気にしたり、何度もチェックして疲れる事はありませんか。
相手には相手の都合があるので、メールやLINEを返信できない事はよくある事です。全て自分が原因だと思ってしまうので、疲れるのです。割り切ってさっさと眠ってしまいましょう。
仕事で怒られたことをなんどもリピートする
仕事で怒られたことを何度も家でリピートしてしまう事はありませんか?これも人を気にしすぎる性格の人の特徴の1つです。上司がまだ怒っているだろうか、自分がこれからどうしたら挽回できるだろうか、もう見放されたかなんて考えた事はありませんか?
人を気にしすぎるが故に、上司が周囲に迷惑をかけたことをいつまでも気にしすぎてしまうのです。あまり気にするとストレスから病気になって会社に行けなくなったりする事もあります。終わった事は忘れてしまうくらいの割り切りが必要です。
人を気にしすぎてしまう人の原因
さて、ここまで人を気にしすぎる人の性格や特徴を紹介してきましたが、ついに人を気にしすぎてしまう人の原因に迫っていきたいと思います。原因がわかれば、直すための改善方法が見つかります。性格は幼少期の環境や思い込みで形成されています。
人を気にしすぎる性格は病気ではありませんが、あまりに酷くなると本当に病気レベルの神経症を引き起こす事もあります。病気になるのは嫌ですよね?早めに原因を知って直すようにしていきましょう。
自分に価値がないと思い込んでいる
人を気にしすぎる原因は、本人が「自分に価値がない」と思い込んでいることにあります。幼少期に親にあまり褒められた事がなかったり、いじめにあって自分を否定されるような出来事が繰り返しあると、自信を喪失してしまうのです。
人には誰しも価値があります。自分に価値がないと言うのはあなたの歪んだ思い込みです。自分に自信をつける事が改善への近道と言えるでしょう。
失敗したら全ておしまいだと思い込んでいる
人を気にしすぎる性格の人が、いつまでもミスを引きずる、友人の顔色を伺ってしまうのは、失敗したら全ておしまいだと思っている事が原因です。一度の失敗くらい誰にでもあるものですが、一度の失敗がどうしても許せないのです。
一度失敗したら、皆から見捨てられて無価値な自分に戻ってしまうと思っているので失敗に対して非常に恐怖を感じてしまいます。ミスは誰にでもあります、何もかも失うようなミスはそうそうありません。
最悪のことから想像する
人を気にしすぎる原因は、「最悪のことから想像する」という思考回路が原因です。何が起きても、「まぁいいか!どうにかなる」と言う思考ではなく「もうだめだ、おしまいだ」「皆が私から離れていくに違いない」等と最悪の展開を想像するのです。
最悪の展開を想像するのは実際に事が起きた時に傷つかないようにする脳の自衛行為と言われますが、過度になるとストレスがかかり病気になります。最悪の想定をしても大概は取り越し苦労になる事が多い事が冷静になれば分かるはずです。
人を気にしすぎる人の性格を直せる?改善方法を紹介
人を気にしすぎる人の性格を直す事はできるのでしょうか?先ほどもお伝えしましたが、性格は思考のクセです。間違った習慣が身についているだけなので、必ず直す事ができます。習慣を変える事は少し難しい事です。
しかし、毎日意識して続けていれば、自分の意識を変えるだけで性格を改善する事ができます。人を気にしすぎる性格が治れば、仕事・私生活での人間関係もグッと改善するかもしれません。是非試してみてください。
気にしていることを書き出してみる
1日の終わりに頭の中だけで思考がループする人は、気にしていることを書き出してみましょう。ノートに自分が気にしていることを思うままに書き出してみるのです。頭の中だけで考えていると思考が散乱しがちですが、書き出す事で整理する事ができます。
また、書いてその文字を読む事で、意外としょうもない事で悩んでいるな、とか自分だったらこの事は別に気にしないな、とか客観的に自分の思考をみる事が出来るので意外と悩みがあっさりと解決することもあるのです。
ポジティブに考える癖をつける
次の改善方法はポジティブに考える癖をつける事です。最悪から考えてしまう癖はしばらく治らないかもしれませんが、最悪のことを考えた後で構いませんから、次は逆に最高の結果はどうか、と言うことを考えるようにします。
例えばメールの返信がない、友人は私に怒っていて絶交されるかも、と考えたとします。次に逆に友人はお風呂に入っていて忙しくて、後から遊びの誘いの連絡がくるかもしれない、と考えを切り替えるのです。訓練すればネガティブ思考が改善します。
自分の長所を100個書き出す
人を気にしすぎる性格の原因として自分に価値がないという思い込みがありました。自分に価値がある事を自覚するのはすぐには難しいでしょう。そのとっかかりとして、自分自身の長所を100個ノートに書き出してみましょう。
最初から100個書き出すのは難しいかもしれませんし、そんなに無いよ!と思うかもしれません。些細な事で良いのです、今日電車で席を譲ったのなら優しい所を長所にしましょう。何日かかけて100個書けた時、きっと自信が湧いてきますよ。
気分転換の方法を見つける
次にオススメの改善方法は気分転換の方法を見つける事です。人を気にしすぎてしまう性格の人が悩み始めると、どうにも止まらなくてどんどん気持ちが沈んでいってしまいます。そんな時に「これをすれば気分が上がる」物を用意するのです。
例えば、お気に入りのアロマを炊く、お風呂に入る、好きなミュージシャンの音楽を聞く等あなたの気持ちが上がる物なら、なんでも構いません。是非自分を幸せにするグッズを周囲に用意して気にしすぎる性格を改善しましょう。
自分の中のルールを緩める
人を気にしすぎる性格の特徴として完璧主義が挙げられます。完璧主義が故に、自分自身にも厳しいルールを課しており、そのルールを破る事があると自分が許せないのです。人と仲良くしていないといけないというルールがあったとします。
仮に今日はちょっと人とぶつかった、と思えばそれはルール違反で、病気かと思うほど気にしてしまうのです。そのルールを認識して直す事ができれば、今日はぶつかったけど明日仲良くすれば良いと緩めて気分を改善する事ができるのです。
人を気にしすぎることは長所にもなる!
さて、ここまで人を気にしすぎる性格の人の特徴や性格、改善方法についてみてきました。いかがでしたでしょうか。少し自分の性格や特徴を認識して、自分の性格を改善するヒントが見つかったでしょうか。
人を気にしすぎる性格は決して短所と言うわけではありません。見方を変えれば、長所にもなるのです。自信を持ってもらうためにも、今から人を気にしすぎる人の長所を3つ紹介します。
細い部分にも目が行き届くので気遣いがある
人を気にしすぎる人は、完璧主義者です。つまり細かいところにも手を抜かずに、目が行き届く人が多いのです。そのため、会社の飲み会で皆のオーダーを取ってあげたりと細かい気遣いをする事ができる人と言う事ができます。
真面目な人が多いので仕事でも評価される
人を気にしすぎる人は、真面目な人が多いです。仕事に対しても真摯に取り組んで、それ故に色々と気にしすぎてしまうのです。そのため会社では本人が意識せぬところで真面目な人、頼りになる人と評価されている事が多いです。
優しい人が多いので人に好かれる
人を気にしすぎる人は、何と言っても優しい心の持ち主です。いつも相手のことを思っているから、顔色を伺ったり、自分の言動を気にしたりしてしまうのです。その優しさは人を惹きつけます。あなたが思っているよりあなたを好きな友人は多いはずです。
もしかしたら「気にしすぎ症候群」という病気の可能性も
人を気にしすぎる性格の人の中で、どうしても改善しない、具合が悪くなるくらい悩んでしまうと言う方はいますか?もしかすると「気にしすぎ症候群」という病気かもしれません。
気にしすぎ症候群とは心理学者の伊東明先生が提唱している、現代人に多い人の顔色を伺いすぎる等気にしすぎて疲れてしまう病気です。著書に改善法も載っていますので、もしも自分が気にしすぎ症候群では?と思う人は是非読んでみてください。
人は自分が思う程気にしていない!優しさはそのままでもっと気楽に
さて、人を気にしすぎる性格の人について紹介しました。少しはお役に立ったでしょうか。人を気にしすぎる人は、本当に悩んでいるのですが人は自分が思うほど自分を気にしていない、真実はこれに尽きるでしょう。
少し寂しい言葉に聞こえますが、皆自分のペースで生きているのです。優しいあなたが人のために心を痛めている間もその人は自分の生活を生きています。あなたの優しさは本当に価値があるものですが、あなたも自分の生活を楽しみましょう。
あなたの優しさはそのままに、あなたが明るく楽しく生きていくお手伝いができれば幸いです。お読みいただきまして、ありがとうございました。