飼いやすい魚・熱帯魚ランキング！簡単で家で飼育しやすい淡水魚とは？

みなさんは、熱帯魚にどんな印象を持っていますか？綺麗な魚を見ると、とても落ち着いて癒される人が多いでしょう。

では、いざ熱帯魚を飼いたい！と思い、熱帯魚ショップなどに行っても、初心者の自分ではまず何を準備するのか、どんな熱帯魚を買えばいいのか迷ってしまうでしょう。

今回は、初心者でも簡単でお家で飼いやすい人気の熱帯魚をご紹介していきます。参考にしてみてください。

まず熱帯魚というのは、熱帯特産の魚の総称となります。形や色が珍しいものが多く、最近では観賞用の魚のことを指す言葉になってきています。

熱帯魚ショップにいる熱帯魚は、小型の「淡水魚」が多いのですが、飼育技術の発展によって、大型種や希少種、海水性の魚も飼育できるようになってきています。

しかし、大型の魚は下調べをきちんとしていないと、飼育がとても大変なので初心者はやはり「小型の淡水魚」から始めるのが一番です。初心者はお家で簡単に育てることができる人気の種類を選ぶようにするのが無難です。

熱帯魚にも色々種類があり、種類は500種類以上います。その中でも、種類によっては、水質・水温の好み、生息環境などが変わってくるので、同じ水槽に入れて混泳させることができない種類もいるのです。

なので、何も調べないで見た目だけで数種類を飼おうとすると、病気や死んでしまうということになるので、飼育前にはしっかり相性を調べておきましょう。

まず初めに、日本は「温帯地方」となることを覚えておいてください。「熱帯地方」に住む熱帯魚には日本の気温はとても厳しいものです。

そのため、きちんとした設備を用意していないと、飼育している熱帯魚が病気になったり、最悪な場合は死んでしまうことになってしまいます。

では、一番何が必要かというと温度を一定に保つための「ヒーター」です。ここからは、そのヒーターについて紹介していきます。

まず初めに必要なものは水槽です。丸い形のものなど、オシャレな形が多いかもしれませんが、まずは慣れるためにも、四角い水槽がおすすめです。また、家の広さにあった水槽を選ぶのも大事になります。

掃除もしやすく使い勝手もいいので、初心者でも簡単に問題なく扱えるでしょう。また、必要な器具も揃えやすく、水槽と器具がセットで売られているものもあります。迷ったらセットを買うのもありです。

水槽を用意したら、次に熱帯魚を飼育する上で必須となるのはヒーターです。魚を飼育する上で適温を保つ必要があります。家の中の温度によって水温が変わってしまうので、25度前後を保つためにも必ず買いましょう。

ヒーターにも色々な種類があり、温度の調節ができるものや、デザインがオシャレなものなどあります。初心者であれば、性能性を重視して選んだほうが簡単で扱いやすくていいでしょう。

少し慣れてから、オシャレなものや自分の使いやすいものを探すようにしましょう。

魚も生き物です。そのため、水が綺麗な状態じゃないと生きていけません。定期的に水を取り替えたりしないといけませんが、中々時間がない場合、役に立つのがろ過装置(フィルター)です。

ろ過装置(フィルター)を使用していると、水が綺麗に保たれ、魚も病気になりにくくなります。今では様々な種類のろ過装置(フィルター)があるので、自分の生活スタイルや水槽の大きさなどに合わせて購入しましょう。

水温の目安にするために、温度計は用意をしましょう。せっかく買ったヒーターも、お家の温度と合わず、水温が高かったり低かったりして、魚を病気にするのであれば意味がありません。そのため、しっかり水温を管理するためにも、温度計は必要になるのです。

温度計にも色々な種類があり、簡単に取り付けられる水槽をマグネットで挟むタイプや、水温センサーを水槽に入れるタイプなどがあります。魚の邪魔にならないようなものを選ぶようにしましょう。

水槽にただ水を入れているだけでは、熱帯魚を飼っても魅力が半減します。また、熱帯魚自身もびっくりしてしまうので、水草を入れて自然に近い状態にしてあげましょう。

また、家の中に熱帯魚がいるだけでも癒されますが、水草を入れることによって更に癒し度が増します。そのためにも、水草を買うことをおすすめします。

では、お家で実際に飼いやすい人気の熱帯魚はどんな種類でしょうか。ここからは簡単で飼いやすいおすすめの魚・熱帯魚の人気ランキングを15位から11位までご紹介します。

ネオンテトラやグッピーと共に、代表的な熱帯魚と言えば「エンゼルフィッシュ」です。比較的に値段が安く買いやすいですが、性格が少しきついので、混泳させると他の熱帯魚を追いかけまわしたり、攻撃することがあるので、混泳に不向きな熱帯魚です。

コケ対策に入れるエビなども口に入る大きさだと食べてしまうので、同じ水槽に入れるのは避けましょう。

しかし、とても可愛らしい熱帯魚なので、水槽の主役となるのは間違いないです。初心者には少し扱いづらい熱帯魚ですが、少し慣れたら育ててみるのもいいでしょう。
 

シルバーモーリーは繁殖力がとても強く、グッピーやプラティと同じ卵胎生です。そのため、1回で10匹以上の稚魚を出産することがあるので、増えすぎないように注意しましょう。

シルバーモーリーは品種改良された熱帯魚で、原種は北アメリカ出身です。人懐っこい熱帯魚なので、飼い主やエサをくれる人と判断すると、その人が水槽の近くに寄ると水面近くやガラス面に寄ってきます。

穏やかな性格ですが、小さな種類に対して攻撃的になるものもいるので、混泳させた時にはしばらく注意をしてあげる必要があります。
 

ラミーノーズテトラは、赤い顔に尾ひれの黒と白の模様がキュートな熱帯魚です。3匹くらいの群れで泳ぐ傾向があります。大きさは5cm前後で少し大きめです。遊泳性が強いので、水槽の蓋がないと飛び出してしまうことがあります。

ラミーノーズの意味は「ラム酒を飲んで鼻の頭が赤くなった」です。赤い顔がまさにラミーノーズです。

温和な性格ですが、食欲が強く泳ぎも早いため、エサを取るのが苦手な熱帯魚と一緒に混泳させるには注意が必要となります。
 

レッドテトラは別名ファイアーテトラとも呼ばれており、オレンジ色で透明感のある体がとてもきれいな熱帯魚です。体長は2.5cmほどでとても小さい熱帯魚ですが、群れになるととても色鮮やかで水草に生えるのでとてもきれいです。

レッドテトラは新しい水を好む熱帯魚で、水換えは多めに行うほうが、身体の色がよくなる傾向があります。

また、温和な性格で、混泳させることが可能ですが、口が小さく少しエサを食べるのが下手なので、注意してあげる必要があります。
 

この熱帯魚は、白い色が上品に見え存在感があるのが特徴です。白い身体に黄色のヒレがとても可愛らしい熱帯魚になります。寿命は5年程度で体長も5cm程度まで成長するようです。

性格は非常に温厚で、他種と喧嘩することはまずありません。そのため、どんな種類の熱帯魚とも混泳できるので、とても育てやすく初心者にも人気でおすすめです。
 

人気ランキングの15位から11位まで見て、熱帯魚のことが少しわかりましたか？ここからのランキングは、さらに簡単で飼育しやすい熱帯魚の人気ランキングになります。

それでは、第10位～第6位までの人気ランキングを紹介します。

ベタはチョウセンブナの近縁種で、2～3年ほどの寿命です。

雑貨屋やホームセンターなどで瓶入りで販売されているベタは、金魚のような大きなヒレを持ち、カラフルな色合いをしています。その姿から世界中に愛好家が多くおり、品種改良が盛んに行われています。

タイでは「闘魚」として知られており、気性が荒く同じ種類でも雄雌関係なく頻繁に喧嘩をしてしまうので、基本的には単独飼育に向いています。
 

コケ取り魚として有名なのがこの「オトシンクルス」です。水槽に張り付きコケを食べてくれます。オトシンクルスはナマズの仲間になり、寿命は約3年です。

この魚を水槽に入れておくだけで、ガラス面や流木などに発生し始めた初期の藻を食べてくれるので、掃除が楽になります。しかし、初期以外の藻は苦手なので、コケを食べるからといって掃除をサボるのはやめましょう。

また、コケが少ないと餓死してしまうこともあるので、人工飼料を食べられるように慣れさせる必要があります。温和な性格なので他の熱帯魚と喧嘩することもないので、数匹入れておくだけでもコケ防止になり、初心者にもおすすめの育てやすい熱帯魚です。
 

グラミー種の中でも小さいほうで、体長は5センチほどで3～5年の寿命です。ネオンテトラやカラシンなどよりは大きいですが、温厚な性格なので混泳に向いています。

小さな水槽で育てることができるので、ネオンテトラなどの小型種ばかりでは物足りない初心者にもおすすめの熱帯魚です。

しかし、とってもおっとりした泳ぎ方をする熱帯魚なので、混泳させるときは他の熱帯魚にエサをとられないように注意してあげる必要があります。
 

クーリーローチはドジョウの仲間で、熱帯魚の中では寿命が長く、10年も生きます。とても可愛らしい見た目をしており、短いヒゲとくりくりとした目が魅力的で人気も高いです。

性格はとても温和で個体によっては、臆病なものもいますが、とても飼いやすく初心者にもおすすめです。池や沼などの流れの弱いところに生息しているので、水槽内では底層におり砂に潜る習性があるので、日中は鵜方が見えないことが多いです。

水質にうるさくないので扱いやすく、「掃除屋」と言われるコリドラスと共に人気があります。しかし、砂に潜ったときに水草を抜いてしまう場合もあるので、注意が必要です。
 

コリドラスはナマズの仲間です。3～5年ほどの寿命で、その種類100種以上になります。「コリドラスパンダ」「ジュリー」「アークアトゥス」などなど、様々な種類がいるので、コレクション性の高さから、コラドラス専用の水槽を作る人もいます。

「掃除屋」と呼ばれており、水槽の底を泳ぎ、砂の上に落ちたエサや枯れた水草などを食べる熱帯魚としても知られています。
 

ここからはさらに簡単で育てやすく、初心者に人気のランキングになります。第10位～第6位の人気ランキングとまた違った熱帯魚をご紹介していきます。

おすすめランキング5位はプラティです。プラティはグッピーと同様に丈夫で増えやすい熱帯魚です。プラティもカダヤシ科に属する熱帯魚で卵胎生メダカの仲間となりますので、1～2年ほどの寿命となります。

悪質な環境下で生存できるプラティは、繁殖力も強く、エサ不足による飢えにもとても強い熱帯魚です。グッピーと同様、放っておいても増えていくので、注意が必要になります。

低温にも強く、場所によってはヒーターなしで飼育することが可能です。温厚な性格で混泳も可能であり、人に慣れやすいので、初心者でも簡単でとても飼いやすい熱帯魚になります。
 

おすすめランキング4位はグッピーです。熱帯魚と言えばと「グッピー」と答える人もいるでしょう。実はグッピーは国産と外国産があり、外国産が安く販売されているのです。グッピーはカダヤシ科に属する熱帯魚で、日本で言うとメダカに近い仲間になります。1～2年ほどの寿命となります。

グッピーは、丈夫で非常に繁殖しやすく、雄と雌を同じ水槽に入れておくと、気が付いたらグッピーが50匹以上に増えていることがあります。そのため、繁殖させる気がないなら、雄と雌を別の水槽で飼育したほうがいいです。

温厚な性格なので、水質にもあまりうるさくなく、初心者が飼育するにはとてもいい熱帯魚です。しかし、雄のヒレが長いため、素早く泳ぐことができず、エサを食べることができない場合もあるので、気性の荒い熱帯魚との混泳は避けるべきです。
 

おすすめランキング3位はネオンテトラです。熱帯魚と言えばグッピーと同じくらい思いつくのが、この「ネオンテトラ」です。ネオンテトラはカラシン科で1～2年ほどの寿命になります。

ネオンテトラはとても人気で、ブリード(人口繁殖)も盛んに行われており、どこのショップでも販売しています。そのため、とても手に入りやすい熱帯魚になります。

水質の変化に強い熱帯魚なので、温和な性格から他の熱帯魚と混泳できるので、熱帯魚を初めて飼育するのにうってつけの人気な熱帯魚です。
 

おすすめランキング2位はラスボラです。見ての通り、色鮮やかでオレンジ色の体に黒いラインが入ったラスボラはコイ科の熱帯魚です。寿命は2～3年ほどになります。

ラスボラはとても綺麗で、エスペイ、ヘテロモルファなど様々な色や柄の種類があります。観賞用にするにはぴったりの熱帯魚です。

原産国がタイやカンボジアなどの東南アジアになるので、弱酸性の軟水の池や川に生息する熱帯魚になります。飼育の仕方を工夫するとラスボラ自体の体の鮮やかさが増していきます。しかし、弱アルカリ性の水に問題なく耐えられるタフさがあるので、とても飼育しやすい熱帯魚です。
 

おすすめランキング1位は、アカヒレです。アカヒレはコイ科の熱帯魚となります。寿命は2～3年で、低温にも強くエサ不足や水質の悪化に強いのが特徴です。ホームセンターでは夏になると瓶に入れられて「コッピ―」などと言った名称で販売されています。

とても強い生命力を持っているので、余程のことがない限りアカヒレの飼育に失敗することはありません。ろ過装置をつけないでボトルアクアリウムや睡蓮鉢でも、充分に飼育が可能です。少し管理をサボっても元気に泳いでくれます。
 

誰でも初めては初心者です。では、初心者が熱帯魚を簡単に育てるためには、どうしたらいいのでしょうか。ここでは、その簡単なポイントをご紹介していきます。

熱帯魚は生き物です。責任感を持って適切な育て方をしていきましょう。

ランキングでもご紹介してきましたが、熱帯魚は様々な種類がおり、その種類によって温厚だったり泳ぐスピードが違ったりします。そのため、混泳させる種類が合わないと餓死してしまう熱帯魚も出てくるのです。

事前に、きちんと育てる熱帯魚の特性や性格を勉強しましょう。簡単に購入できる熱帯魚ですが、生き物を育てることには変わりません。しっかり責任を持って飼育しましょう。

人間も家の中の温度が適切ではないと風邪を引きます。熱帯魚も育てる上で、水温はとても大事になります。買ってきた状態ですぐに水槽の中に入れるのも危険です。きちんと水温を確認して温度が合ってきたら、熱帯魚を水槽の水に慣らすようにしましょう。

また、水質が合わないと熱帯魚が病気になってしまいますので、事前に調べたり店員さんに確認するようにしてください。

熱帯魚を選ぶ場合、自分の家の温度環境や金銭面、生活習慣などを考えて育てやすい簡単な種類を選ぶのが一番いいです。

自分の生活スタイルと合わない熱帯魚を育てようとすると、いつか無理がきてしまいます。そのため、事前にきちんと調べて水を変える頻度などを自分の生活スタイルと照らし合わせる必要があります。

忙しいからといって、熱帯魚の世話を疎かにしてはいけません。

おすすめの簡単に飼育ができる人気の熱帯魚がわかったところで、実際に育ててみてください。きっと、貴方の生活を豊かにしてくれて、家に帰るたびに癒されるでしょう。可愛らしい熱帯魚と一緒の生活を楽しんでください。