話が通じない人の心理や特徴!言葉が通じない相手への対応・対処法
今回は話が通じない人の心理や特徴などを紹介していきます。あなたの周りにいる、話が通じない人への対応に困っている、そんなときには話が通じない人への対処法も参考にしてみてください。あなた自身が話が通じない人にならないように改善方法もチェックしておきましょう。
目次
話が通じない人にイライラすることない?
誰かと話をしていて「この人、話が通じないな」とイライラした経験はないでしょうか。
例えばレストランで「ランチのAセットで、ご飯をパンに変えてください」と注文したら、「Aセットはご飯かパンをお選びいただけます」と言われたとき、いやパンって言ってるから、なんて思ってことはないでしょうか。
話が通じないというのは、話す側に原因がある場合と、聞き手側に原因があると言われます。この記事で紹介するのは、聞き手側に問題がある場合ですが、話す側に問題があるのはどういうときでしょうか。
話が通じないのは話す側にも問題があることも
例えば聞き手になる人が、とても忙しそうにしているときに話をしてしまうという人です。明らかに聞き手側が話を聞ける状態ではないのに話をすることで、話が通じない人だと感じてしまうことがあります。
また話す側が「あれ」や「それ」という言葉を多く使う人の場合、聞き手が理解できないということもあるのです。
一概に聞き手だけが悪いというわけではないことも、話が通じない人のことを考えるときには理解をしておきましょう。
話が通じない人の心理
それでは早速、話が通じない人はどういう人なのかをみていきましょう。まずは話が通じない人が、どんな心理を持っている人なのか、話が通じない人の心理から紹介させていただきます。
自分の話を聞いて欲しい
話が通じない人の心理には、相手の話を聞きたいと思っていないという心理であることがあります。ともかく自分が話をしたいのです。相手が話している間、自分の話がしたくて、早く話がおわらないかなと思っている心理の特徴があります。
つまりは相手の話を聞いていないのです。相手の話なんてどうでもいいから、ともかく自分の話を聞いて欲しい、そんな心理を持っている人が、話が通じない人の心理の特徴なのです。
自信がある
自分に自信を持っているという心理の人も、話が通じない人だと言われてしまう特徴です。自分に自信がある心理の人は、相手がなんと言おうと、自分の考えていこうという心理になっています。
相手が「こうしたほうがいい」などアドバイスをしてくれても、それを受け入れる必要はないと考えているのです。相手の意見や考えに従う必要はないと考えているために、話が通じない人になってしまうのです。
プライドが高い
プライドが高いというのも、話が通じない人の心理には影響しているようです。プライドが高い人に話が通じないのは、自分のミスを認めたくないというときによく起こるようです。
仕事などでミスがあったとき、それを報告しても「それが自分と何の関係があるのだ」というような態度をとってくるのです。
自分のミスや考えの間違いを認めたくないという心理から、話が通じない人になってしまうこともあるようです。
短気である
短気だったりせっかちな心理の人も、話が通じない人の特徴です。短気でせっかちな心理の人は、同時に色々なことをしようとしてしまうことがあります。
話を聞きながら、別のこともしているので、結局どちらも中途半端になってしまうのです。あれもこれもと手を広げすぎて、結局何1つできていないパターンです。
短気な人は感情が変化しやすいというのも、話が通じない人の特徴です。すぐに怒ったりするので、話を最後まで聞くことができずに、話が通じない人になってしまいます。
話が通じない人の特徴
話が通じない人の心理をみてきましたが、話が通じない人にはどんな特徴があるのでしょうか。話が通じない人にみられる特徴をみていきましょう。あなたの周りにも、こんな特徴を持っている話が通じない人がいるかもしれません。
言葉にバリエーションがない
話が通じない人の特徴には、言葉にバリエーションがないという特徴があります。もともと言葉をあまり知らない人は、話が通じない人の特徴なのです。
「そのことは善処させていただきます」なんて言ったとき「ゼンショ?」と思ってしまう人のことです。自分の中にある言葉のバリエーションが少ないので、相手が使っている言葉を理解することができないのです。
その結果として話が通じない人だと思われてしまいます。人を応援するときには「頑張れ」ぐらいしか言葉が思いつかないという人は、注意が必要です。
集中力が散漫
集中力がない人というのも、話が通じない人の特徴になります。人の話を聞くときには、そのときのシチュエーションにもよりますが、相手の言葉に集中をするものです。相手が何を伝えたくて言っている言葉なのかを考えて話を聞きます。
しかし集中力が散漫してくると、相手の言葉ではないものが気になってしまって、話のオチを聞き逃してしまったり、ここは大切な言葉だということを聞き逃してしまうということもあります。
そんなことが続くことで、話が通じない人だと思われやすくなるという特徴があるようです。
理解力が低い
話が通じない人の特徴には、理解力が低いという特徴があります。相手の話はしっかりと聞こうという姿勢はあるけれど、理解力が低いことで話が通じない人だと思われてしまうのです。
例えば新入社員です。仕事の説明をしているときには、「はい!はい!」と言いながらしっかりと聞いているのに、5分後に「これ、どうするんでしたっけ?」なんて聞いてくることがあります。
理解力が低いというのは、理解する知識を持っていないということが関係していることがあります。経験が上がることで、理解力が高まり話が通じない人を卒業できることもあるようです。
自分のペースを持っている
性格的におっとりしている、せっかちというように、話し方に自分のペースがある人がいます。自分のペースを持っているという人も、話が通じない人の特徴になります。
話し方がおっとりとしている人は、まくしたてるように早く言葉を伝えてしまうと、それを理解することができずに話が通じない人だと思われます。
話し方がせっかちな人にゆっくりと話をすることで、「早く次の話に進まないか」とイライラさせてしまいます。イライラしているときは、集中力が散漫している状態でもあります。大切な言葉を聞き逃してしまうということもあるのです。
強い偏見を持っている
自分の中に強い偏見を持っているという人も、話が通じない人の特徴になります。偏見を持っている人は、自分が偏見を持っている事柄に関しての考え方を曲げるのが苦手です。
偏見を持っていないことに対しては柔軟に対応ができるのに、それだけは曲げられないというものがある場合です。
例えば「カエルはケロケロと鳴く」と思い込んでいる人に「ゲコゲコと鳴くカエルもいます」と言っても聞き入れられないというようなことです。
話が通じない人の思考
話が通じない人は心理や特徴にはない、独特の思考を持っているという場合もあります。話が通じない人は、どんな思考を持っていることで話が通じないと感じてしまうのでしょう。
他の人に興味がない
話が通じない人の思考をみてみると、他の人への興味がないという思考になっているようです。相手の話を聞かない、相手がどう思っているのかを考えて話さないというのは、他人に興味がないという嗜好が影響しているのです。
相手に興味を持っていないので、相手の思っていることを知ろうと思ったり、共感をしたいと思うこともありません。話を聞いて理解しようと思っていないから、理解ができていない思考なのです。
他の人に興味がないという思考のために、誰かと話をしていてもなんとなくかみ合っていかないのです。
結果だけを聞けばいい
プロセスを重視しないという思考の人も、話が通じない人の思考の特徴です。結果だけを知ることができればいいと思っているので、「そんな話はいいから」と結果だけを聞こうとするタイプの思考です。
話している人からすれば、こういう順序でこういう結果になったということを理解して欲しいと考えている場合があります。
結果だけを聞けばいいと思っている、プロセスを重視しない思考の人とは、そもそも考え方からして理解し合うことができない関係だとも言えるようです。
自分が理解されていると思っている
話が通じない人の思考には、自分が理解されていると思っているという思考であることもあります。全てを言わなくても、相手はわかってくれるだろう、言葉で伝えなくても問題はないだろうという思考です。
例えば新人であった場合、自分は新人なのだから、誰かが手取り足取り教えてくれるだろうと思い込んでいるという思考です。自分が質問しなくても、なんとなくわかっていない雰囲気を出しているから、わかってくれるだろうと考えている思考なのです。
話・言葉が通じない原因は?
理解力がないわけではないのに、なぜか話が通じないという人や、言葉が通じないと感じる人がいます。話や言葉が通じないと感じるのは、何が原因になっているのでしょうか。話や言葉が通じない人についてみていきましょう。
そもそも聞いていない
話や言葉が通じない原因には、話をそもそも聞いていないということが原因であることがあります。しっかりと話を聞いているふりはしているけれど、話が右の耳から入って、左の耳から出ていってしまう人です。
相槌もうつし、返事もするので話は聞いているだろうと思って話をしているのに、「わかった?」と質問をしてみると、まったく話が伝わっていないというタイプの人になります。
そもそも聞いていないのは、その人に興味がなかったり、その人が話す内容に興味がなかったりするという場合があるようです。
相手のことがわかっていない
相手のことがわかっていないことで、話や言葉が通じないとう原因になることもあります。長く連れ添った夫婦は、言葉に出さなくても「醤油を取って欲しいのだな」ということがわかったりするようです。
誰かと長くいることで「話している内容はよくわからないけど、たぶんこのことを言っているのだろう」と理解できるようなことがあります。その人とはまだその関係性ができていないだけなのかもしれません。
話し方は人によって癖がでることがあります。話がよく飛んでしまう人とか、前置きがとても長いという人もいるかもしれません。しばらく付き合うことでその癖がわかるけれど、今はまだわかっていないことで、話が通じないのです。
発達障害などの病気
話や言葉が通じない原因には、病気が関係しているという場合もあります。多くの場合、発達障害の病気であることが考えられます。
発達障害は、その人によってどれくらい人とコミュニケーションが上手くとれるのかが変わってくるのだそうです。ほとんど他の人と同じように会話ができる場合もあれば、こちらの話が理解できていないわけではないけれど、上手く返答ができない人まで様々です。
話が通じない人だと切り捨ててしまうのではなく、そういうやり取りしかできない人もいるのだということを理解していくことも大切になるでしょう。
話が通じない人への対処法【相手別】
話が通じない人の心理や特徴、思考などを紹介させていただきましたが、あなたの周りにも、話が通じないと思っている人がいるのではないでしょうか。あなたの周りにいる話が通じない人には、どんな対処法をとっていくといいのでしょうか。
話が通じない上司
「あの上司、ほんと話が通じない」そんな愚痴を同僚と話したりはしていないでしょうか。ビジネスシーンのあるある、話が通じない上司というのがいます。
話が通じない上司というのは、一方的にやり方を押し付けてくるというのが特徴です。部下の意見には耳をかさない、「俺が俺が上司」であることが多いようです。
そんな話が通じない上司への対処法には、ホウレンソウは紙に書くという対処法がおすすめです。
俺が俺が上司に限って、あとからミスが発覚すると「なんでその時に報告しなかったんだ!」とブチギレルという特徴があります。言ったけど聞いていなかっただけだろう・・・そう思っても証拠がない、対処法がないというのはよくありません。
報告や連絡、相談はすべて紙などに書くことで対処法になります。また結果報告も書類にまとめて提出するように心がけるといい対処法になるでしょう。
口頭での報告は結果だけを伝えて、プロセスは書類にまとめておく対処法にすることで、上司は知りたいときにその書類をみればいいことになります。
話が通じない夫
家庭でのあるあるは、話が通じない夫です。夫と話が通じないと妻が感じるのは、話がかみ合っていないと感じる時にあるようです。
例えば「子供の遠足があるけれど、父親が同行するという行事らしい」と伝えます。妻としては、父親が参加をする行事だから、夫に参加して欲しいと望んでいるという状態です。しかし夫は「もう遠足の時期か」というように、論点がずれた返答をしてくるのです。
思い切って「父親が参加する行事だから、日曜日空けておいてね」と言っても、「最近仕事が忙しいから」となんともかみ合わない会話が続いてしまうのです。
夫が病気であるという可能性も否定できませんが、なんとか会話を成立させたいというときには、まずは周りの人が共感をするように努めていく対処法からはじめるといいでしょう。
話が飛んでしまったときには、その話についていくようにしてみてください。「そうだね」と言っているうちに、夫の思考がわかってくることが対処法になることがあります。
また先ほどのように、参加をしてほしいなどの要望がある会話の場合は、YESかNOで答えられる聞き方にして対処法にしてください。
話が通じない妻
話が通じない妻も、会話がかみ合わないという場合があります。夫のときと同じように病気である可能性もあります。不安な場合には、病院を受診してみてもいいでしょう。
話が通じない妻は、一方的に自分の話ばかりをしてくるという特徴もあります。夫が疲れて帰ってきても、ご飯の準備をする前にまずは今日あった出来事をまくしたてるように話します。
「話はご飯を食べながら聞くから」と言っても、ご飯の準備よりも先に、まずは自分の話を聞いて欲しいと話てくるのです。こんなとき、話が通じないと感じてしまうのです。
自分の話ばかりをして話が通じないと感じたときには、できればとことん付き合ってあげるのがいい対処法になるでしょう。一通り話して、話すことがなくなればあなたの話を聞いてくれるはずです。
話したいと思っているときに、あなたがどんな要望を相手に伝えても、話したいという欲求のほうが大きくて、あなたの話を聞くことができていないのです。
妻がとことん話して、話終わったところで、明日からはご飯の準備が終わってからゆっくり話して欲しいという要望を伝える対処法にしてみてください。
話が通じない彼氏
話が通じない彼氏もいます。話が通じない彼氏というのは、あなたの意見を聞かずに、どんどん自分のペースでなんでも進めてしまうという特徴があるようです。
話が通じない彼氏は、自分が1番正しいと考えていることが多いようです。そんな彼氏への対処法は、2人でじっくりと話し合うということです。あなたがイエスマンになりすぎないということが、1番の対処法になります。
話が通じない彼女
話が通じないという彼女もいます。話が通じない彼女は、独特の世界観を持っていることが多いかもしれません。とても性格がおっとりしている、もしくはとてもせっかちである性格かもしれません。
話が通じないという彼女への対処法は、できるだけ相手のペースに合わせてみるという対処法がおすすめです。急にあなたのペースに合わせようとしても、ずっと自分のペースで生きていて彼女には難しいと感じることがあるかもしれません。
話が通じないと言われてしまった時の対処法
相手のことを話が通じないと感じるのではなく、会話をしている相手から「君は話が通じない人だね」と言われてしまったら、ちょっとショックかもしれません。話が通じないと言われてしまったときには、どんな対処法をとるといいのでしょうか。
誤解があるところを探る
話が通じないと言われたときには、あなたが相手に対して何か不機嫌にさせるようなことを言ってしまった可能性があります。もしも思い当たるところがあれば、言葉を補足して説明をすることで対処できる場合があります。
相手に話が通じないと言われた理由がわからないというときには、どんな部分で誤解があったのか、自分が言ったことのどこかに、話が通じないと思われる部分があったのかどうかを考えましょう。
すぐにその答えが出そうにないというときには、相手に「どのあたりが理解できていなかったでしょうか?」と聞いてみるのも1つの対処法です。
相手の話をじっくりと聞く
話が通じない人だと言われてしまったときには、その前後に相手が何かを言っていたかもしれません。まずはなぜ相手に話が通じないと思われる原因になったのか、相手の話をじっくりと聞いてみましょう。
メモを取りながら話を聞いていたのであれば、メモを見返してみるということもいいかもしれません。
思い当たるところがあれば「この部分の理解が違っていたかもしれない」と相手に確認をしてみるのもいいでしょう。
話が通じないと言われてしまった時の改善方法
できれば話が通じない人だとは思われたくないものです。話が通じないと言われないためには、どんなことを改善していくといいのでしょうか。話が通じないと言われてしまったときの改善方法を紹介します。
復唱しながら聞く
話が通じないと言われてしまった時の改善方法には、話を復唱しながら聞いていくようにするという方法があります。相手の言ったことをすべて復唱するのではなく、キーワードとなる部分のみを復唱するようにしましょう。
焦らない
焦らずに話を聞くというのも、話が通じないと言われてしまったときの改善方法になります。話が通じないと言われると焦ってしまうことがあります。
どこが間違っていたのだろうと、パニックになることもあるかもしれません。しかし焦った状態で話しを聞くと、さらに大切な言葉を聞き逃してしまうことがあります。
しっかりと話しを聞かなくてはいけないシチュエーションの場合ほど、落ち着いてゆっくりと会話をするようにしましょう。
話が通じない人は人付き合いが苦手
今回は話が通じない人の心理や特徴から、言葉が通じない相手への対応・対処法などを紹介させていただきました。あなたの周りにいる話が通じない人へのぴったりの対処法はみつかったでしょうか。
話が通じない人というのは、そもそもあまりコミュニケーションをとることが得意ではないのかもしれません。そんな特徴も考慮しながら、付き合っていけるように考えていきましょう。