ドイツ人男性・女性の名前や由来！ランキング形式で発表

あなたの周りにはドイツ人はいるでしょうか。普段はあまり関係を持つことは少ないかもしれませんが、例えば映画などをみていると、ドイツ人の俳優さんなどを目にする機会はあると思います。

パンフレットの名前などをみて、かっこいい名前だと思うこともあるかもしれません。今回はそんなドイツ人のかっこいい名前について、男性と女性の名前をランキング形式で紹介させていただきます。

それではかっこいいドイツ人の名前は、どんな特徴があるのかをみてみましょう。ドイツ人の名前をかっこいいと思うのは、ドイツ人の名前に何か特徴があるからなのでしょうか。

ドイツではドイツ人のおよそ60%がキリスト教徒です。そのためキリスト教に関係する名前が由来になっていることが多いようです。

キリスト教の神様の名前や、聖書に登場する名前、旧約聖書にゆかりがあるヘブライ語や新約聖書にゆかりがあるギリシャ語が由来の名前などもあるようです。

ヘブライ語やギリシャ語をドイツ語風にアレンジしたような名前もあるようです。

ドイツ人の名前をかっこいいと思うのは、名前の最後の音がかっこいいと感じるからかもしれません。

ドイツ人の全ての男性や女性の名前にあてはまるわけではありませんが、基本的に男性の名前は「o」や子音（空気の音のような、「シィ」みたいな音）で終わり、女性の名前は「a」や「i」「e」で終わるものが多いのだそうです。

それではドイツ人は、どんな風に名前を付けているのでしょうか。日本では親が命名図鑑などで画数や漢字の意味などを考えながら名前を付けるものです。

しかしドイツ人は漢字を使わないので、アルファベットを組み合わせていくことになります。どんな意味や由来を考えながら、考えていくのでしょうか。また苗字についてはどうなっているのでしょうか。

ドイツ人も日本人と同じように苗字があります。日本では例えば「田中太郎」さんという人であれば、田中が苗字で、太郎が名前ということになります。

現在の日本では多くの場合、結婚するときは男性か女性の苗字を家族の苗字にします。田中太郎さんと山田花子さんが結婚するときには、どちらかの苗字になるわけです。

ドイツ人の場合も、男性の苗字か女性の苗字かを選ぶことができますが、2つの苗字を使うこともできるそうです。

上の例でいくと、田中山田太郎さんになることもできるというようです。ただし、どちらを家族の苗字にするのかは決める必要があるそうです。

田中山田太郎さんに子供ができたときには、家族の苗字にしているほうを子供の苗字とします。家族の苗字を田中としていて、子供の名前をたま子にしたとしたら、父親が田中山田太郎さん、母親が田中山田花子さん、子供が田中たま子さんになるということです。

日本ではキラキラネームやシアワセネームと呼ばれる名前が人気のようです。ドイツ人の名前は男性も女性も、とてもかっこいいというイメージがありますが、キリスト教に由来しているものや、何かに由来しているものが多くあります。

昔からの名前が多いのは、独創的な名前が禁止されているからなのだそうです。人の名前のリストがあって、それ以外の名前では出生届が受理されないという場合があるようです。

例えば悪い意味を持つ言葉が使われていたり、何かのブランドをイメージするような名前、食べ物の名前などもよくないとされているようです。

ドイツ人の名前は長いと感じることが多いかもしれません。先ほど書いたように、苗字が2つ付いていることがあるからです。苗字に名前に、ミドルネームがつくと、さらに名前が長いと感じるかもしれません。

ドイツ人の名前は、ミドルネームによってはどこまでも長くなってしまうことがあるため、最大で5つまでと決められているようです。

日本人で言えば、田中・山田・ゆうき・げんき・太郎さんというような名前ということになります。5つでも十分に長い名前といえるでしょう。

先ほどもちらっとでてきましたが、かっこいい名前を持っているドイツ人にもミドルネームがあります。ただしミドルネームがあるのは、ドイツ人の中でもハーフ系の人が多いのだそうです。

ミドルネームには、名前をつけるときに候補がありすぎて選びきれないからミドルネームにするという場合もあるようです。

また祖父母の名前をミドルネームにしたり、尊敬する人の名前をミドルネームにするという場合もあるそうです。

それではかっこいいドイツ人の名前をランキング形式でみていきましょう。まずはドイツ人の男性の名前と、その名前の由来を確認してみましょう。あなたの知っている名前もはいっているかもしれません。

かっこいいドイツ人の名前ランキングで男性の5位になったのがルカです。日本でいうと、女の子の名前に使うイメージがある名前ですが、ドイツ人にとっては男性の名前であるのが一般的なのです。

アメリカの音楽家の名前がきっかけで有名になったと言われていますが、もともとは聖書の登場人物であることが由来になっているようです。

ルカというのは「ルカによる福音書」などの著者とされている人物で、聖人として崇拝されているそうです。

かっこいいドイツ人の名前ランキングで男性の4位になったのがレオンです。古くからある名前で、ギリシャ語のライオンの意味が由来になっているとされています。

人の名前として使われるようになったと言われているのが、ローマ教皇レオ1世が影響しているのではないかと考えられています。やっぱりキリスト教の影響がある名前のようです。

レオンの名前はとてもかっこいいので、日本でも「礼音」というような漢字をあてて使われることもある名前の1つです。

かっこいいドイツ人の名前ランキングで男性の3位になったのがエリアスです。英語表記にするとエリアとも呼ばれ、旧約聖書では預言者とされています。新約聖書では、モーセと一緒にイエスの傍にいた人だとも言われています。

由来は古いものですが、ドイツ人の間でかっこいい名前だと人気になってきたのは2000年代に入ってきたからのようです。名前に流行りなどがあるのかもしれません。

かっこいいドイツ人の名前ランキングで男性の2位になったのがヨナスです。ヨナスは聖書にでてくるヨナが由来の名前です。ヨナというのは、ユダヤ人の預言者なのだそうです。

ヨナは神様から預言者としての力を与えられたものの、それを1度放棄しようとします。しかし苦難にあったときに、神に助けを求め、神が罪を許して助けたことから、心を入れ替えて預言者として人々を導いたというようなお話があるようです。

かっこいいドイツ人の名前ランキングで男性の1位になったのがベンです。ベンというのは、ベンジャミンを短くした名前が由来だと言われています。

ベンジャミンというのは、旧約聖書に出てくるヤコブの12番目の息子になるそうです。ベンジャミンという名前自体には、右側という意味や南という意味があるそうです。右側というのは、古来から左側より良いと言われてることから、良い意味の名前になります。

日本でいうなら、凶という言葉を使うより、吉という言葉を使ったほうが縁起がいいというような感覚になるようです。

それではドイツ人の人気の名前のランキングの女性編をみていきましょう。ドイツ人の女性の名前の人気は、毎年変わるくらい、たくさんの種類の名前があるようです。あなたのお気に入りの名前はみつかるでしょうか。

かっこいいドイツ人の名前ランキングで女性の5位になったのがハンナです。ハンナというのは、聖書に出てくる女性の名前です。神に祈りを捧げて、男の子を産んだ母親なのだそうです。

ハンナという名前には、ヘブライ語で恵みという意味もあることから、よい意味の名前としても親しまれるようになったようです。

かっこいいドイツ人の名前ランキングで女性の4位になったのがアナです。アンナとも呼ばれています。聖書では預言者として登場したり、聖母マリアの母親として登場することもある名前です。

アナには、ハンナの話とよく似たストーリーがあります。子供が授からずに神に祈り、生まれた子供（聖母マリア）を神に捧げたというお話です。

アナというのは優雅なという意味がある、ヘブライ語が由来になっているとも言われています。

かっこいいドイツ人の名前ランキングで女性の3位になったのがソフィアです。ソフィアは聡明という意味がある、ギリシャ語に由来しています。古くからある名前で、聖書にも登場する言葉の1つです。

聖人と言われる人の中に、殉教者の聖ソフィアがいることから、聖人の名前が由来であるとも考えられています。
 

かっこいいドイツ人の名前ランキングで女性の2位になったのがミアです。名前の由来には諸説ありますが、聖書に出てくるミルヤムが由来ではないかと言われています。ミルヤムは女預言者で、モーセとアロンの姉だと言われています。

またミルヤムには、愛されるという意味のヘブライ語に由来しているそうです。

かっこいいドイツ人の名前ランキングで女性の1位になったのがエマです。聖書などに出てくる名前が多かった中で、エマは聖書には由来がない名前になります。

エマというのは、勤勉なとか大きいという意味があるドイツ語が由来なのだそうです。どちらかというと、ドイツでも新しい名前になるそうです。

他の人とはちょっと違う、個性的な名前にしたいと思う人が増えてきたのかもしれません。

ここまではドイツ人のファーストネーム、名前を中心にみてきましたが、ここからは苗字にあたる部分を紹介させていただきます。ドイツ人の苗字には、どんな苗字が使われていることが多いのでしょうか。

シュミットというのは、ドイツ語で鍛冶屋を意味する言葉です。鍛冶屋や製鉄所など、金属加工の仕事をしていた人の苗字として使われたのが由来だと言われています。

ドイツの苗字では、どんな仕事をしているのかで苗字が決まったという場合がとても多いようです。シュミットもそんな苗字の1つになります。

ヴェーバーも職業が苗字になったものの1つになります。ウェーバーは織工と呼ばれる職業で、布を作るような人達になります。

ドイツと織物はあまりイメージがないかもしれませんが、12世紀の神聖ローマ帝国時代になると、副業として織物を家で行う人が増えたのだそうです。ヴェーバーというのは、もともと、織物をウェーバーさんが始めたことからついた名前だとも言われています。

シュナイダーは日本語に訳すと、カッターになります。切るという意味があるこの苗字は、ドイツ人の中でも、レザーなどの加工をしていた人たちの職業名なのだそうです。

ドイツ人の中でも、ドイツの西武から南部に多い苗字であることから、もともとレザー加工はその地方が中心に行われていたのではないかと考えられているようです。

ミュラーも職業からきた苗字になります。製粉場などを意味する苗字だと言われています。製粉場から、粉に関係している仕事をしていた人が、ミュラーという苗字になった場合が多いと言われています。

フィッシャーもドイツ人に多くみられる苗字です。なんとなくフィッシュのイメージがあるというイメージどおり、漁師の職業からつけられた苗字だといわれています。

ドイツ人にはかわいい愛称を持っている人がたくさんいます。ドイツ人はどんな風に愛称をつけるのでしょうか。

愛称、いわゆるニックネームですが、通常は名前の後ろにヒェン（chen）をつけるというものが多いそうです。日本でいうと、「太郎」を「たろちゃん」と呼ぶような感覚です。

それ以外には、名前を短くした呼び方がニックネームになるようです。例えば「ソフィア」を「ソフィー」と呼ぶようなイメージです。

名前を愛称にする場合もありますが、名前とは関係ないニックネームが付けられることもあります。日本でいうと、プレーボーイな男性が女性のことを「子猫ちゃん」と呼ぶような感覚のニックネームです。

ドイツ人がよく使う愛称には、「シャッツ（Schatz）」というものがあります。シャッツには宝物という意味があるので、恋人同士の愛称に使われることが多いのだそうです。日本でいうところの、ダーリンとかハニーというような呼び方に近くなります。

ドイツにはその他にも、愛おしいという意味の「ハーゼ」やお気に入りという意味がある「リープリング」という愛称もあるそうです。

今回はドイツ人男性・女性の名前や由来をランキング形式で紹介させていただきました。かっこいいドイツ人の名前には、聖書などが由来となっているものが多くありました。

古い由来が名前になっていることが多いのは、名前にルールがあるドイツの制度も影響しているようです。ルールが多いので、名前を決めるのは大変ですが、その分大人になってから困ることは少ないというメリットがあるそうです。

かっこいい名前が多くありますが、愛称はかわいいものが多いというのもドイツ人の名前の特徴と言えそうです。